a flood of circle Tour I'M FREE "AFOCの47都道府県制覇!形ないものを爆破しにいくツアー/行けばわかるさ編 FINAL!" @日比谷野外大音楽堂 4/12
- 2014/04/13
- 16:53
昨年10月の千葉LOOKから始まった、a flood of circleのアルバム「I'M FREE」リリースに伴う、半年に及ぶ全都道府県ツアーも沖縄での特別編を除くといよいよファイナル。その舞台はバンド最大規模のワンマンとなる日比谷野音。
18時過ぎ、立ち見席まで人がいるほどの大入りという状況の中、いつものSEでメンバーが登場。佐々木亮介(ボーカル&ギター)が客席に向かって右腕を高く掲げるのを見るだけで泣きそうになるくらいの感慨深さ。最初にこのバンドのライブを見た時はAブロックの席くらいの人しかいなかったもんなぁ。
冒頭はアルバムのタイトル曲「I'm Free」からスタートし、アルバムの曲を連発。しかし、10本くらいの本数のツアーですら初日とファイナルでは別人というくらいに曲が完成されるわけで、半年にも渡るツアーを廻ってきた今のこのバンドは間違いなく過去最強。亮介は今までになくステージ前方に出てギターを弾き、
「今日はマジでとんでもない夜になるよ。伝説にしようぜ!」
と自信に満ち溢れた言葉を発し、曽根巧(サポートギター)はこれまでよりはるかにコーラスを務める比率が上がり、もはやサポートと思えないくらいの活躍ぶり。HISAYO(ベース)と渡邉一丘(ドラム)のリズム隊はさらに力強くなるとともに、曲を完全に乗りこなしているかのような余裕すら感じる。
序盤の疾走感溢れる展開から一転して「Blues Never Die」からはタイトル通りにブルース色の強い曲が並ぶ。the pillowsのカバー「Blues Drive Monster」はタイトルにこそブルースと入っているが、非常に爽やかなギターロック。発売されたばかりのthe pillowsのトリビュート盤に入っているのだが、みんなちゃんとそこまでチェックしてるんだなーというのがわかるくらいにリアクションが良かった。
さらに新作からの「The Future Is Mine」ではギターのイントロだけで歓声が上がる。PVも作られている曲だが、ツアーではやったりやらなかったりだったので、これは聴けて良かった。
こちらもツアーでやったりやらなかったりだった「オーロラソング」は夜の野外に非常に良く映えていたのだが、続く「僕を問う」はまさかの選曲。この曲を聴いたのはそれこそ収録されているアルバム「Buffalo Soul」のツアー時以来だろうか。
HISAYOと亮介の、「全都道府県ツアーをやるとバンドの仲が悪くなって解散すると先輩方に言われた」というMCでは全く喧嘩すらしなかったのにHISAYOが「何か一山あった感」を出そうと話を盛り気味に話し、ツアー中にも関わらずレコーディングした、リリースされたばかりの最新シングル「KIDS」へ。間違いなくこれからこのバンドの代表曲になっていくだろう曲。夏の野外フェスで本当に映えそうだ。
そこからは「Human License」「Dancing Zombies」とシングル曲を連発し、「プシケ」では恒例のメンバーとともに、亮介が歌詞をあえて飛ばし、
「野音!今日は本当にヤバイぞ!でもまだまだいけるだろ!」
と叫ぶ。これは非常に珍しいことだ。歌詞を変えて歌うことはあれど、歌詞をあえて歌わずに叫んだということは、亮介も明らかにこの日のライブがいつもとは違うライブであるということがわかっていたんだと思う。
亮介が、
「新宿歌舞伎町から来たっていつも言ってるんだけど、本籍は実は仙台にあって。でも仙台に住んでたばあちゃんが足が悪くなってきたから、東京に来て。だから帰るべき本籍がなくなっちゃったんだけど、全都道府県ツアーをやって、その土地土地のライブハウスが俺たちの帰るべき場所なんだって。ロックンロールバンドはそれでいいんじゃないかって」
というMCをすると、久しぶりとなる壮大な「感光」の、「生きていて」という叫びが日比谷の夜空の中に響き渡る。
そしてラストはお待ちかねの、勝手にしやがれホーンズを迎えての「理由なき反抗 -The Rebel Age-」から「Beer! Beer! Beer!」。何度となく聴いてきた曲も、ホーン隊が加わることでいつもよりも圧倒的に華やかに聴こえた。
アンコールでは勝手にしやがれのピアニスト斉藤淳一郎を迎え、「KIDS」とともに両A面として最新シングルに収録された「アカネ」。狂騒的な「KIDS」とは対象的な穏やかな曲だが、バンドが来てくれた観客を手を広げて迎えるようにも、長いツアーを経て東京へ帰ってきたバンド自身を迎えるようにも聴こえた名曲。
すると再び勝手にしやがれホーンズを加えての「Sweet Home Battle Field」で亮介はハンドマイクで歌う。
そしてラストはバンドのみでの「シーガル」で大合唱を巻き起こして終了。
亮介はステージを去る際、
「野音!本当に最高の夜だったぜ!でもここで終わりじゃないからな!まだまだもっとヤバイ景色を一緒に見に行こうぜ!」
と言って去っていった。そう、バンド史上最大規模のこの野音でも、まだまだ通過点なのである。この先に待っているのは間違いなく武道館。未だ武道館にたどり着けていないバンドの中でこのバンドほど武道館のステージが似合いそうなバンドはいないと思っているだけに、なんとしても辿り着いて欲しい。その時まで、歌ってくれロックンロールバンド。
1.I'M FREE
2.ロックンロールバンド
3.Diamond Rocks
4.God Speed You Baby
5.KINZOKU BAT
6.Iron Man (Black Sabbathのカバー)
7.Blues Never Die (ブルースは2度死ぬ)
8.俺はお前の噛ませ犬じゃない
9.Blues Drive Monster
10.The Future Is Mine
11.オーロラソング
12.僕を問う
13.KIDS
14.Human License
15.Dancing Zombiez
16.プシケ
17.感光
18.理由なき反抗 -The Rebel Age- (w/勝手にしやがれホーンズ)
19.Beer! Beer! Beer! (w/勝手にしやがれホーンズ)
encore
20.アカネ (w/斉藤淳一郎)
21.Sweet Home Battle Field (w/勝手にしやがれ)
22.シーガル
そして7月に東京キネマ倶楽部で3daysライブを行うことも発表された。初日は「a flood of circle」「泥水のメロディー」「Buffalo Soul」、2日目は「PARADOX PARADE」「ZOOMANITY」、そして3日目は「Love Is Like A Rockn'roll」「Fuck Forever」「I'M FREE」というアルバムの曲を演奏するというバンド初の試み。このバンドの持ち曲はほぼ全部ライブで聴いたことがあるが、今ではやらない曲もたくさんあるので非常に貴重な機会。この日やると思っていたのにやらなかった「春の嵐」も間違いなく聴けるだろうな。
18時過ぎ、立ち見席まで人がいるほどの大入りという状況の中、いつものSEでメンバーが登場。佐々木亮介(ボーカル&ギター)が客席に向かって右腕を高く掲げるのを見るだけで泣きそうになるくらいの感慨深さ。最初にこのバンドのライブを見た時はAブロックの席くらいの人しかいなかったもんなぁ。
冒頭はアルバムのタイトル曲「I'm Free」からスタートし、アルバムの曲を連発。しかし、10本くらいの本数のツアーですら初日とファイナルでは別人というくらいに曲が完成されるわけで、半年にも渡るツアーを廻ってきた今のこのバンドは間違いなく過去最強。亮介は今までになくステージ前方に出てギターを弾き、
「今日はマジでとんでもない夜になるよ。伝説にしようぜ!」
と自信に満ち溢れた言葉を発し、曽根巧(サポートギター)はこれまでよりはるかにコーラスを務める比率が上がり、もはやサポートと思えないくらいの活躍ぶり。HISAYO(ベース)と渡邉一丘(ドラム)のリズム隊はさらに力強くなるとともに、曲を完全に乗りこなしているかのような余裕すら感じる。
序盤の疾走感溢れる展開から一転して「Blues Never Die」からはタイトル通りにブルース色の強い曲が並ぶ。the pillowsのカバー「Blues Drive Monster」はタイトルにこそブルースと入っているが、非常に爽やかなギターロック。発売されたばかりのthe pillowsのトリビュート盤に入っているのだが、みんなちゃんとそこまでチェックしてるんだなーというのがわかるくらいにリアクションが良かった。
さらに新作からの「The Future Is Mine」ではギターのイントロだけで歓声が上がる。PVも作られている曲だが、ツアーではやったりやらなかったりだったので、これは聴けて良かった。
こちらもツアーでやったりやらなかったりだった「オーロラソング」は夜の野外に非常に良く映えていたのだが、続く「僕を問う」はまさかの選曲。この曲を聴いたのはそれこそ収録されているアルバム「Buffalo Soul」のツアー時以来だろうか。
HISAYOと亮介の、「全都道府県ツアーをやるとバンドの仲が悪くなって解散すると先輩方に言われた」というMCでは全く喧嘩すらしなかったのにHISAYOが「何か一山あった感」を出そうと話を盛り気味に話し、ツアー中にも関わらずレコーディングした、リリースされたばかりの最新シングル「KIDS」へ。間違いなくこれからこのバンドの代表曲になっていくだろう曲。夏の野外フェスで本当に映えそうだ。
そこからは「Human License」「Dancing Zombies」とシングル曲を連発し、「プシケ」では恒例のメンバーとともに、亮介が歌詞をあえて飛ばし、
「野音!今日は本当にヤバイぞ!でもまだまだいけるだろ!」
と叫ぶ。これは非常に珍しいことだ。歌詞を変えて歌うことはあれど、歌詞をあえて歌わずに叫んだということは、亮介も明らかにこの日のライブがいつもとは違うライブであるということがわかっていたんだと思う。
亮介が、
「新宿歌舞伎町から来たっていつも言ってるんだけど、本籍は実は仙台にあって。でも仙台に住んでたばあちゃんが足が悪くなってきたから、東京に来て。だから帰るべき本籍がなくなっちゃったんだけど、全都道府県ツアーをやって、その土地土地のライブハウスが俺たちの帰るべき場所なんだって。ロックンロールバンドはそれでいいんじゃないかって」
というMCをすると、久しぶりとなる壮大な「感光」の、「生きていて」という叫びが日比谷の夜空の中に響き渡る。
そしてラストはお待ちかねの、勝手にしやがれホーンズを迎えての「理由なき反抗 -The Rebel Age-」から「Beer! Beer! Beer!」。何度となく聴いてきた曲も、ホーン隊が加わることでいつもよりも圧倒的に華やかに聴こえた。
アンコールでは勝手にしやがれのピアニスト斉藤淳一郎を迎え、「KIDS」とともに両A面として最新シングルに収録された「アカネ」。狂騒的な「KIDS」とは対象的な穏やかな曲だが、バンドが来てくれた観客を手を広げて迎えるようにも、長いツアーを経て東京へ帰ってきたバンド自身を迎えるようにも聴こえた名曲。
すると再び勝手にしやがれホーンズを加えての「Sweet Home Battle Field」で亮介はハンドマイクで歌う。
そしてラストはバンドのみでの「シーガル」で大合唱を巻き起こして終了。
亮介はステージを去る際、
「野音!本当に最高の夜だったぜ!でもここで終わりじゃないからな!まだまだもっとヤバイ景色を一緒に見に行こうぜ!」
と言って去っていった。そう、バンド史上最大規模のこの野音でも、まだまだ通過点なのである。この先に待っているのは間違いなく武道館。未だ武道館にたどり着けていないバンドの中でこのバンドほど武道館のステージが似合いそうなバンドはいないと思っているだけに、なんとしても辿り着いて欲しい。その時まで、歌ってくれロックンロールバンド。
1.I'M FREE
2.ロックンロールバンド
3.Diamond Rocks
4.God Speed You Baby
5.KINZOKU BAT
6.Iron Man (Black Sabbathのカバー)
7.Blues Never Die (ブルースは2度死ぬ)
8.俺はお前の噛ませ犬じゃない
9.Blues Drive Monster
10.The Future Is Mine
11.オーロラソング
12.僕を問う
13.KIDS
14.Human License
15.Dancing Zombiez
16.プシケ
17.感光
18.理由なき反抗 -The Rebel Age- (w/勝手にしやがれホーンズ)
19.Beer! Beer! Beer! (w/勝手にしやがれホーンズ)
encore
20.アカネ (w/斉藤淳一郎)
21.Sweet Home Battle Field (w/勝手にしやがれ)
22.シーガル
そして7月に東京キネマ倶楽部で3daysライブを行うことも発表された。初日は「a flood of circle」「泥水のメロディー」「Buffalo Soul」、2日目は「PARADOX PARADE」「ZOOMANITY」、そして3日目は「Love Is Like A Rockn'roll」「Fuck Forever」「I'M FREE」というアルバムの曲を演奏するというバンド初の試み。このバンドの持ち曲はほぼ全部ライブで聴いたことがあるが、今ではやらない曲もたくさんあるので非常に貴重な機会。この日やると思っていたのにやらなかった「春の嵐」も間違いなく聴けるだろうな。
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