Mrs. GREEN APPLE TWELVE TOUR ~春宵一刻とモノテトラ~ @赤坂BLITZ 4/10
- 2016/04/11
- 00:41
インディー時代から「驚異的な完成度の、ボーカルが10代のバンド」として話題になり、昨年のメジャーデビュー以降は飛ぶ鳥を落とす勢いでリリースとライブを重ねてきた5人組バンド、Mrs. GREEN APPLEが今年1月に初のフルアルバム「TWELVE」をリリース。全国14カ所を回ってきたそのツアーのファイナルは赤坂BLITZ。すでに昨年の渋谷WWWやリキッドルームのワンマンの段階で「もうZeppクラスでいいんじゃ?」というくらいのレベルだっただけに、今回も当然ソールドアウトの超満員。
18:30になると、会場が暗転してメンバー5人が登場。今までは走ってステージに出てくるイメージ(特にキーボードの藤澤)が強かったが、この日は全員がゆっくり歩いて登場。その藤澤はヘッドマイクを着用しており、いつどんな体勢であっても声が出せるようになっている。
赤いシャツを着た大森が「赤坂ー!」と叫ぶと、若井と大森のギターがイントロを奏で、すぐさま高野(ベース)と紅一点メンバー・山中(ドラム)の強力なリズム隊が重なり、「TWELVE」の1曲目であり、近年はライブでも着火剤的な役割でおなじみとなっている「愛情と矛先」からスタート。ちょっと大森の声、特に高音部がキツそうな感じもしたが、これまでのキメでの男性メンバー4人の足上げに加え、さらに他のパートでも息の合ったアクションを見せる。これにより、これまでよりさらに見ていて、聴いていて楽しい最高のオープニング曲にさらに進化している。
大森がギターを置くと、同じく「TWELVE」からのアッパーなギターロック「SimpLe」と、序盤は押せ押せな展開。ちなみに赤坂BLITZくらいのキャパには珍しく、ステージ背面にはスクリーンが張られていたのだが、そこにはメンバーそれぞれが演奏している姿が映し出される。後ろの方にいてもしっかりメンバーの姿は見えるとはいえ、演奏しているメンバーに寄ったところを見れるのは嬉しいところ。
そのままハンドマイク状態の大森が
「みんなの声を聴かせてください!」
と言うと、サビで客席にマイクを向けてコーラスの大合唱を煽る「アンゼンパイ」とインディーズ時代からの代表曲を挟み、スクリーンに空中の楽園のような映像が映り、おもちゃ箱のようにカラフルなサウンドの「キコリ時計」、さらにここまでのポップな流れから一転してハードなバンドサウンドの「ミスカサズ」、
「空は深く澄んでて 息は白くて
私は確かに此処で生きている
私は昔から涙脆くて
貴方はその度に側で笑っていた」
という歌い出しから
「これから私は
明日も私は
確かに此処で息をしてる
私は私を生きていく」
というフレーズで締められるという、他の曲の一人称が主に「僕」だからこそ一層この19歳が書いたとは思えない達観ぶりに驚嘆せざるを得ないバラード「私」と、「TWELVE」のカラフルさを見せつけるように、前半から様々なタイプの曲を織り交ぜながら演奏していく。
いったんステージには若井と高野の2人だけになり、漫才のようなやり取りを経ての初期曲(「TWELVE」で再録)「HeLLo」で再び大合唱を起こし、ワンマンではおなじみだがCD未収録のバラード曲「春愁」も披露される。
春ということで、メンバーが「春から高校生になった人ー!?」「高校を卒業した人ー!?」と問いかけると、その2パターンでおよそ8割以上と思えるような人が手を挙げ、ミセスのファン層の若さを改めて思い知らされる。
そして
「もっと話しませんかー!?
この曲で僕らのことを知ったっていう人もいっぱいいるはず!」
と大森が問いかけると、1stシングル曲「Speaking」の抜群のポップネスが炸裂する。
このファンや聴いてくれる人と話がしたい、分かち合いたいという、すべてをさらけ出した開かれた姿勢こそが、ミセスのこの究極とも言っていいくらいのポップさに繋がっている。そこにはもちろん、メンバーそれぞれの親しみやすいキャラクターという要素も含まれているが。
すると昨年末のライブから新曲として演奏されていた、高野もキーボードを操り、大森のボーカルにはエフェクトをかけている、バキバキのデジタルロック「うブ」を披露。この日初めてライブを見た人はこのサウンドの振れ幅にびっくりしたことと思われる。
しかし、これだけライブで演奏しているというのに、いまだに音源化される予定がないというのも驚きだし、こうしてサウンドこそ様々ではあるが、超ポップな新曲が次々に出来てきているというのが恐ろしく感じる。
「ナーナナ~」というコーラスでまたも大合唱を起こした「No.7」では、ストレートなギターロックから、間奏の一気にガラッと盆踊りのような展開に変わる部分ではステージ前に用意された和太鼓を男性メンバーが打ち鳴らす。前日にサカナクションのライブで和太鼓の演奏を見たが、まさか違うライブでこうして2日連続で和太鼓の演奏を見ることになるとは。
しかし、「愛情と矛先」もそうだが、この和太鼓の演奏でも男性メンバー4人が揃ってアクションを繰り出すのは本当に見ていて面白いし、慣れない楽器を演奏しながらこういったパフォーマンスができるのは本当にすごい。レコーディングでは山中が和太鼓を叩く映像がDVDに収められていたが、このライブのためにメンバーは一体どれだけの練習を重ねてきているんだろうか。
藤澤がステージを駆け回りながら先導する「リスキーゲーム」ではイントロとサビで客席に無数のタオルがグルグルと回る。また、藤澤はタオルを回さないフレーズではタオルをほっかむりのように巻くという、無邪気かつ可愛らしい一面も見せてくれる。
「メジャーデビュー曲を聴いてください!」
と大森が言うと、まさに
「武装と創と造で登場!!!!!」
した「StaRt」を演奏し、まさかの早くも最後の曲へ。
「最後に、バンドを始めた頃に作った曲を」
と言って演奏されたのは、メンバーの楽器のサウンドがバチバチとぶつかり合いながらもポップに調和していく「パブリック」。「TWELVE」リリース前からライブではずっと演奏されてきた曲だが、ついにこうしてリリース後にライブを締めくくれるような曲になった。
アンコールではまず藤澤、山中、若井の3人が登場すると、ここまでまだほとんど喋っていない山中がグッズのTシャツを紹介し、大森と高野も合流すると、6月に行われる東名阪の対バンツアーのゲストを発表。
大阪:キュウソネコカミ
名古屋:04 Limited Sazabys
東京:SAKANAMON
という、クアトロというキャパとは思えないくらいに豪華な面々。3組ともZeppクラスでワンマンを行ったことがあるバンドである。
するとファイナルならではの特別、ということで、メンバー全員が椅子に座り、「我逢人」をアコースティックバージョンで演奏。自分がこのバンドを知ったきっかけになった曲であるが、通常のアレンジではなく、アコースティックでもやはり良い曲だな、としみじみと思えるのは、アレンジが変わってもメロディの良さが全く揺らぐことがないから。それを実感させてくれるアコースティックバージョンであった。
演奏が終わり、椅子が退けられると、若井と藤澤による「春宵一刻とモノテトラ」というツアータイトルの解説から、唐突な写真撮影タイムを挟んで最後に演奏されたのは、アルバムの最後に収録された、みんなで歌えるポップな「庶幾の唄」。スクリーンには今回のツアーの各地での写真撮影で撮った写真が映し出されているが、それが本当にメンバーも来ていた人も楽しそうな顔をしていた。まだ地方は小さいキャパの会場ばかりだったが、ミセスの快進撃は、
「まだ始まったばっかり だ!」
しかし、メンバーがステージから去ってもまだ照明はつかず、さらなるアンコールを期待して待っていると、スクリーンに「重大発表」の文字が並び、6月に2ndシングルが発売されることが発表される。するとツアーTシャツに着替えたメンバーが登場し(最初のアンコールで着替えてこなかっただけにダブルアンコールはあると思っていた)、
「初披露しちゃいますか!アッパーな曲です!」
と言い、その6月に発売されるシングルのタイトル曲「サママ・フェスティバル!」を初披露。大森が言う通りにアッパーなバンドサウンドが高揚感を煽り、初めて聴くとは思えないくらいの盛り上がりを見せた曲だが、タイトル通りに内容は完全に夏フェスに照準を合わせた夏ソング。
しかし、「大好きなものが増えていく」など、去年実際に日本全国の様々なフェスに出演して、自分たちの目でいろんなものを見て、体験をしたからこそ書けるフレーズがたくさん歌詞に出てくる。去年は新人であり、まだオープニングアクト的な位置のフェスも多かったが、今年は間違いなくその立ち位置ではなくなるし、この曲が今年の夏フェスをミセスがかっさらっていくきっかけになるはず。そう、今年の夏はこのバンドのものなんです。
演奏が終わると、メンバーが客席に手を振り、時にはおどけ、藤澤と若井はなぜかガッチリと握手を交わしながらステージを去って行った。
メジャーデビュー直前の1年ちょっと前に新代田FEVERで自主企画ライブを見た時から、ミセスは「若いのに異様に完成度が高いバンド」だった。しかし、1年経ってバンドはさらに進化している。つまり、完成しているように見えて、まだまだ伸び代があるということ。もはや恐ろしさすら感じる。
自分が10代の時に自分たちの気持ちを代弁してくれていたのは、20代以上のバンドたちばかりだった。でも、今の10代の人たちには同じ10代のミセスがいる。もっと遅く生まれたかったとは思わないが、このバンドと一緒に大人になっていけるというのは、今の10代の人たちが実に羨ましい。
でも、バンドはきっとこれからもっと変化していくはず。それは幅広さを増す楽曲のサウンドの方向性が示しているが、大森が曲を作ってこのメンバーで鳴らす限り、このバンドのポップさは決して失われることはないはず。いやー、本当にすごいバンドだ。
1.愛情と矛先
2.SimpLe
3.アンゼンパイ
4.キコリ時計
5.ミスカサズ
6.私
7.HeLLo
8.春愁
9.Speaking
10.うブ
11.No.7
12.リスキーゲーム
13.StaRt
14.パブリック
encore1
15.我逢人 (Acoustic ver.)
16.庶幾の唄
encore2
17.サママ・フェスティバル! (新曲)
パブリック
http://youtu.be/QEaKVmkQ6I4
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18:30になると、会場が暗転してメンバー5人が登場。今までは走ってステージに出てくるイメージ(特にキーボードの藤澤)が強かったが、この日は全員がゆっくり歩いて登場。その藤澤はヘッドマイクを着用しており、いつどんな体勢であっても声が出せるようになっている。
赤いシャツを着た大森が「赤坂ー!」と叫ぶと、若井と大森のギターがイントロを奏で、すぐさま高野(ベース)と紅一点メンバー・山中(ドラム)の強力なリズム隊が重なり、「TWELVE」の1曲目であり、近年はライブでも着火剤的な役割でおなじみとなっている「愛情と矛先」からスタート。ちょっと大森の声、特に高音部がキツそうな感じもしたが、これまでのキメでの男性メンバー4人の足上げに加え、さらに他のパートでも息の合ったアクションを見せる。これにより、これまでよりさらに見ていて、聴いていて楽しい最高のオープニング曲にさらに進化している。
大森がギターを置くと、同じく「TWELVE」からのアッパーなギターロック「SimpLe」と、序盤は押せ押せな展開。ちなみに赤坂BLITZくらいのキャパには珍しく、ステージ背面にはスクリーンが張られていたのだが、そこにはメンバーそれぞれが演奏している姿が映し出される。後ろの方にいてもしっかりメンバーの姿は見えるとはいえ、演奏しているメンバーに寄ったところを見れるのは嬉しいところ。
そのままハンドマイク状態の大森が
「みんなの声を聴かせてください!」
と言うと、サビで客席にマイクを向けてコーラスの大合唱を煽る「アンゼンパイ」とインディーズ時代からの代表曲を挟み、スクリーンに空中の楽園のような映像が映り、おもちゃ箱のようにカラフルなサウンドの「キコリ時計」、さらにここまでのポップな流れから一転してハードなバンドサウンドの「ミスカサズ」、
「空は深く澄んでて 息は白くて
私は確かに此処で生きている
私は昔から涙脆くて
貴方はその度に側で笑っていた」
という歌い出しから
「これから私は
明日も私は
確かに此処で息をしてる
私は私を生きていく」
というフレーズで締められるという、他の曲の一人称が主に「僕」だからこそ一層この19歳が書いたとは思えない達観ぶりに驚嘆せざるを得ないバラード「私」と、「TWELVE」のカラフルさを見せつけるように、前半から様々なタイプの曲を織り交ぜながら演奏していく。
いったんステージには若井と高野の2人だけになり、漫才のようなやり取りを経ての初期曲(「TWELVE」で再録)「HeLLo」で再び大合唱を起こし、ワンマンではおなじみだがCD未収録のバラード曲「春愁」も披露される。
春ということで、メンバーが「春から高校生になった人ー!?」「高校を卒業した人ー!?」と問いかけると、その2パターンでおよそ8割以上と思えるような人が手を挙げ、ミセスのファン層の若さを改めて思い知らされる。
そして
「もっと話しませんかー!?
この曲で僕らのことを知ったっていう人もいっぱいいるはず!」
と大森が問いかけると、1stシングル曲「Speaking」の抜群のポップネスが炸裂する。
このファンや聴いてくれる人と話がしたい、分かち合いたいという、すべてをさらけ出した開かれた姿勢こそが、ミセスのこの究極とも言っていいくらいのポップさに繋がっている。そこにはもちろん、メンバーそれぞれの親しみやすいキャラクターという要素も含まれているが。
すると昨年末のライブから新曲として演奏されていた、高野もキーボードを操り、大森のボーカルにはエフェクトをかけている、バキバキのデジタルロック「うブ」を披露。この日初めてライブを見た人はこのサウンドの振れ幅にびっくりしたことと思われる。
しかし、これだけライブで演奏しているというのに、いまだに音源化される予定がないというのも驚きだし、こうしてサウンドこそ様々ではあるが、超ポップな新曲が次々に出来てきているというのが恐ろしく感じる。
「ナーナナ~」というコーラスでまたも大合唱を起こした「No.7」では、ストレートなギターロックから、間奏の一気にガラッと盆踊りのような展開に変わる部分ではステージ前に用意された和太鼓を男性メンバーが打ち鳴らす。前日にサカナクションのライブで和太鼓の演奏を見たが、まさか違うライブでこうして2日連続で和太鼓の演奏を見ることになるとは。
しかし、「愛情と矛先」もそうだが、この和太鼓の演奏でも男性メンバー4人が揃ってアクションを繰り出すのは本当に見ていて面白いし、慣れない楽器を演奏しながらこういったパフォーマンスができるのは本当にすごい。レコーディングでは山中が和太鼓を叩く映像がDVDに収められていたが、このライブのためにメンバーは一体どれだけの練習を重ねてきているんだろうか。
藤澤がステージを駆け回りながら先導する「リスキーゲーム」ではイントロとサビで客席に無数のタオルがグルグルと回る。また、藤澤はタオルを回さないフレーズではタオルをほっかむりのように巻くという、無邪気かつ可愛らしい一面も見せてくれる。
「メジャーデビュー曲を聴いてください!」
と大森が言うと、まさに
「武装と創と造で登場!!!!!」
した「StaRt」を演奏し、まさかの早くも最後の曲へ。
「最後に、バンドを始めた頃に作った曲を」
と言って演奏されたのは、メンバーの楽器のサウンドがバチバチとぶつかり合いながらもポップに調和していく「パブリック」。「TWELVE」リリース前からライブではずっと演奏されてきた曲だが、ついにこうしてリリース後にライブを締めくくれるような曲になった。
アンコールではまず藤澤、山中、若井の3人が登場すると、ここまでまだほとんど喋っていない山中がグッズのTシャツを紹介し、大森と高野も合流すると、6月に行われる東名阪の対バンツアーのゲストを発表。
大阪:キュウソネコカミ
名古屋:04 Limited Sazabys
東京:SAKANAMON
という、クアトロというキャパとは思えないくらいに豪華な面々。3組ともZeppクラスでワンマンを行ったことがあるバンドである。
するとファイナルならではの特別、ということで、メンバー全員が椅子に座り、「我逢人」をアコースティックバージョンで演奏。自分がこのバンドを知ったきっかけになった曲であるが、通常のアレンジではなく、アコースティックでもやはり良い曲だな、としみじみと思えるのは、アレンジが変わってもメロディの良さが全く揺らぐことがないから。それを実感させてくれるアコースティックバージョンであった。
演奏が終わり、椅子が退けられると、若井と藤澤による「春宵一刻とモノテトラ」というツアータイトルの解説から、唐突な写真撮影タイムを挟んで最後に演奏されたのは、アルバムの最後に収録された、みんなで歌えるポップな「庶幾の唄」。スクリーンには今回のツアーの各地での写真撮影で撮った写真が映し出されているが、それが本当にメンバーも来ていた人も楽しそうな顔をしていた。まだ地方は小さいキャパの会場ばかりだったが、ミセスの快進撃は、
「まだ始まったばっかり だ!」
しかし、メンバーがステージから去ってもまだ照明はつかず、さらなるアンコールを期待して待っていると、スクリーンに「重大発表」の文字が並び、6月に2ndシングルが発売されることが発表される。するとツアーTシャツに着替えたメンバーが登場し(最初のアンコールで着替えてこなかっただけにダブルアンコールはあると思っていた)、
「初披露しちゃいますか!アッパーな曲です!」
と言い、その6月に発売されるシングルのタイトル曲「サママ・フェスティバル!」を初披露。大森が言う通りにアッパーなバンドサウンドが高揚感を煽り、初めて聴くとは思えないくらいの盛り上がりを見せた曲だが、タイトル通りに内容は完全に夏フェスに照準を合わせた夏ソング。
しかし、「大好きなものが増えていく」など、去年実際に日本全国の様々なフェスに出演して、自分たちの目でいろんなものを見て、体験をしたからこそ書けるフレーズがたくさん歌詞に出てくる。去年は新人であり、まだオープニングアクト的な位置のフェスも多かったが、今年は間違いなくその立ち位置ではなくなるし、この曲が今年の夏フェスをミセスがかっさらっていくきっかけになるはず。そう、今年の夏はこのバンドのものなんです。
演奏が終わると、メンバーが客席に手を振り、時にはおどけ、藤澤と若井はなぜかガッチリと握手を交わしながらステージを去って行った。
メジャーデビュー直前の1年ちょっと前に新代田FEVERで自主企画ライブを見た時から、ミセスは「若いのに異様に完成度が高いバンド」だった。しかし、1年経ってバンドはさらに進化している。つまり、完成しているように見えて、まだまだ伸び代があるということ。もはや恐ろしさすら感じる。
自分が10代の時に自分たちの気持ちを代弁してくれていたのは、20代以上のバンドたちばかりだった。でも、今の10代の人たちには同じ10代のミセスがいる。もっと遅く生まれたかったとは思わないが、このバンドと一緒に大人になっていけるというのは、今の10代の人たちが実に羨ましい。
でも、バンドはきっとこれからもっと変化していくはず。それは幅広さを増す楽曲のサウンドの方向性が示しているが、大森が曲を作ってこのメンバーで鳴らす限り、このバンドのポップさは決して失われることはないはず。いやー、本当にすごいバンドだ。
1.愛情と矛先
2.SimpLe
3.アンゼンパイ
4.キコリ時計
5.ミスカサズ
6.私
7.HeLLo
8.春愁
9.Speaking
10.うブ
11.No.7
12.リスキーゲーム
13.StaRt
14.パブリック
encore1
15.我逢人 (Acoustic ver.)
16.庶幾の唄
encore2
17.サママ・フェスティバル! (新曲)
パブリック
http://youtu.be/QEaKVmkQ6I4
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