サカナクション SAKANAQUARIUM2014 "SAKANATRIBE" @Zepp Tokyo
- 2014/03/13
- 00:46
1月に続いてのサカナクションのZepp Tokyoのワンマン。追加公演と振り替え公演を除くと、Zepp Tokyo2daysの2日目であるこの日がファイナルになるはずだったのだが、この日が誕生日であるというごく個人的過ぎて恐縮極まりない理由により、なんとしても行きたいライブであった。ちなみにギターの岩寺は昨日が誕生日だったらしい。
開演前には前回同様にスクリーンに「モノクロトーキョー」よろしくモノクロの東京の風景が映し出されており、19時過ぎになるとスクリーンが閉まって会場が暗転し、メンバーが登場。
前回のアンコール時にネタバラしをしていた、山口のアンプ直音ギターから、一人ずつ演奏に加わっていき、徐々にスピーカーを通すことによって音量が大きくなると同時に各楽器の音のバランスが整ってくるという、今回のツアーのテーマの「0~100」を体現した長いイントロから、このイントロに合わせて大胆にアレンジされた「サンプル」でスタート。
基本的にサカナクションのライブはただバンドが演奏するだけのものではなく、一回のライブの流れが明確に決まっており、そこに映像や照明などが完璧に融合するという完成度の高いものなので、演奏される曲や流れには変化はない。
しかしながらツアーを経てきたからか、草刈のベースを中心とした低音は前回よりもダイレクトに聴こえてくるような感じになっている。
また、「klee」はアウトロが完全に演奏が合っておらず、「これはあえてこういうアレンジにしてるのだろうか?」と思ったが、アンコール時のMCで山口が己のミスであったことを明かす。(何故か最初はドラムの江島のせいになっていた。確かに聴いただけだとドラムだけが突っ走った感じになってたけど)
流れは同じと言っても「流線」のオイルアートの映像は毎回その場で作っているものなので前回とは明らかに違っていたし、「インナーワールド」「三日月サンセット」という、アレンジを施した初期の曲でも、イントロのアレンジをさらに練り上げられたものにしていた印象。ライブ一回ごとに終わってから話し合って変えたりしているとしたらものすごいライブへの執念である。
もはや最近のワンマンに来たことがある人ならそうなると確実に予想できるほどに本編にはMCを挟むことなく、「夜の踊り子」からのヒットシングル3連発で終了。
アンコールではまずはラップトップ横並びでの「Ame(B)」からの途中でバンド編成に戻る「ミュージック」。山口言うところによると、ここは「ベルリンの地下からイビザのビーチへ」というイメージらしい。
「Aoi」を終えると、この日唯一にして長いMC。メンバー一人一人に今日のライブで良かった曲を聞いたり、ウロコグッズが売り上げ不振で今回で終了することをかなり納得がいかない様子で話したりし、
「去年、いろいろテレビに出たり、それこそ紅白に出たりしたけど、やっぱり僕たちはここがホームなんだな、って。
だから紅白とかで僕らを知ってくれた人達に、こっちに来てほしい。音楽を聞かない健全な若者を、音楽を大好きな不健全な若者にしたいと思ってます」
という山口のまとめ的なMCには拍手と歓声が巻き起こったが、自分も常々本当に同じことを思っているので、こうして自分達のやり方を貫き通してこれだけ多くの人に聴いてもらえるようになった人がこういうことを言ってくれるのは本当に心強い。それは以前アジカンのゴッチが、
「みんなで頑張って、もっと音楽好きな人の領土を拡大していきましょう」
と言っていた時(NANO-MUGENの時だったか)にも非常に強く共感した。
そしてラストは最新シングルからの「グッドバイ」。サカナクションというバンドが、これだけ巨大な存在になっても、まだまだ進化しているということがわかるライブだった。次は日曜日、TOKYO DOME CITY HALLでの追加公演。場所が変われば見え方も見せ方も違うはず。セトリが全く同じでも絶対行って後悔はしないだろう。
1.サンプル
2.アルクアラウンド
3.セントレイ
4.表参道26時
5.哀愁トレイン
6.klee
7.エンドレス
8.シーラカンスと僕
9.流線
10.ユリイカ
11.『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
12.インナーワールド
13.三日月サンセット
14.モノクロトーキョー
15.夜の踊り子
16.アイデンティティ
17.ルーキー
encore
18.Ame (B)
19.ミュージック
20.Aoi
21.グッドバイ
開演前には前回同様にスクリーンに「モノクロトーキョー」よろしくモノクロの東京の風景が映し出されており、19時過ぎになるとスクリーンが閉まって会場が暗転し、メンバーが登場。
前回のアンコール時にネタバラしをしていた、山口のアンプ直音ギターから、一人ずつ演奏に加わっていき、徐々にスピーカーを通すことによって音量が大きくなると同時に各楽器の音のバランスが整ってくるという、今回のツアーのテーマの「0~100」を体現した長いイントロから、このイントロに合わせて大胆にアレンジされた「サンプル」でスタート。
基本的にサカナクションのライブはただバンドが演奏するだけのものではなく、一回のライブの流れが明確に決まっており、そこに映像や照明などが完璧に融合するという完成度の高いものなので、演奏される曲や流れには変化はない。
しかしながらツアーを経てきたからか、草刈のベースを中心とした低音は前回よりもダイレクトに聴こえてくるような感じになっている。
また、「klee」はアウトロが完全に演奏が合っておらず、「これはあえてこういうアレンジにしてるのだろうか?」と思ったが、アンコール時のMCで山口が己のミスであったことを明かす。(何故か最初はドラムの江島のせいになっていた。確かに聴いただけだとドラムだけが突っ走った感じになってたけど)
流れは同じと言っても「流線」のオイルアートの映像は毎回その場で作っているものなので前回とは明らかに違っていたし、「インナーワールド」「三日月サンセット」という、アレンジを施した初期の曲でも、イントロのアレンジをさらに練り上げられたものにしていた印象。ライブ一回ごとに終わってから話し合って変えたりしているとしたらものすごいライブへの執念である。
もはや最近のワンマンに来たことがある人ならそうなると確実に予想できるほどに本編にはMCを挟むことなく、「夜の踊り子」からのヒットシングル3連発で終了。
アンコールではまずはラップトップ横並びでの「Ame(B)」からの途中でバンド編成に戻る「ミュージック」。山口言うところによると、ここは「ベルリンの地下からイビザのビーチへ」というイメージらしい。
「Aoi」を終えると、この日唯一にして長いMC。メンバー一人一人に今日のライブで良かった曲を聞いたり、ウロコグッズが売り上げ不振で今回で終了することをかなり納得がいかない様子で話したりし、
「去年、いろいろテレビに出たり、それこそ紅白に出たりしたけど、やっぱり僕たちはここがホームなんだな、って。
だから紅白とかで僕らを知ってくれた人達に、こっちに来てほしい。音楽を聞かない健全な若者を、音楽を大好きな不健全な若者にしたいと思ってます」
という山口のまとめ的なMCには拍手と歓声が巻き起こったが、自分も常々本当に同じことを思っているので、こうして自分達のやり方を貫き通してこれだけ多くの人に聴いてもらえるようになった人がこういうことを言ってくれるのは本当に心強い。それは以前アジカンのゴッチが、
「みんなで頑張って、もっと音楽好きな人の領土を拡大していきましょう」
と言っていた時(NANO-MUGENの時だったか)にも非常に強く共感した。
そしてラストは最新シングルからの「グッドバイ」。サカナクションというバンドが、これだけ巨大な存在になっても、まだまだ進化しているということがわかるライブだった。次は日曜日、TOKYO DOME CITY HALLでの追加公演。場所が変われば見え方も見せ方も違うはず。セトリが全く同じでも絶対行って後悔はしないだろう。
1.サンプル
2.アルクアラウンド
3.セントレイ
4.表参道26時
5.哀愁トレイン
6.klee
7.エンドレス
8.シーラカンスと僕
9.流線
10.ユリイカ
11.『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
12.インナーワールド
13.三日月サンセット
14.モノクロトーキョー
15.夜の踊り子
16.アイデンティティ
17.ルーキー
encore
18.Ame (B)
19.ミュージック
20.Aoi
21.グッドバイ
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忘れらんねえよ ツレ伝ツアー ~序章~ @千葉LOOK 3/10