SOUND SHOOTER Vol.10 THE BAWDIES / HAWAIIAN6 / the HIATUS / androp @新木場STUDIO COAST 3/19
- 2015/03/20
- 00:52
常に水玉模様の衣服を着ていることでもおなじみのライブカメラマン、橋本塁が主催するイベント、SOUND SHOOTERが10周年を迎え、例年の1日開催から3日開催に規模が拡大。この日は前日の初日に続く2日目。(3日目はなぜか1日置いた土曜日に開催される)
この日の出演者は
the HIATUS
THE BAWDIES
HAWAIIAN6
androp
という、過去にもこのイベントに出演している、橋本塁とは縁の深い4組。
場内にはラコスバーガーの屋台も出店する中、ステージのスクリーンには橋本塁が撮影した風景写真がスライドされている。
18時40分頃、主催者の橋本塁がステージに登場し、前説をしてからシャンパンのコルクを開けると、最初の出演者が登場。
・androp
トップバッターはandrop。5年前、まだ内澤(ボーカル&ギター)以外のメンバーがハッキリとしない中のデビュー時にこのイベントに出演。それから代々木体育館でワンマンを行うなど、まさにこのイベントを始まりとして大きく羽ばたいたバンドである。
メンバーが登場すると、佐藤(ギター)が高く指を掲げ、燃え盛るような赤い照明に包まれる中、前田のベースがゴリゴリと重たい音を発して曲をリードする「Boohoo」からスタート。
「本当に今日は大好きなバンドばかり出ているんで、その中でも1番日本語の響きを感じ取ってもらえたら」
と内澤は言っていたが、確かにこの日の出演者で日本語メインなのはこのバンドだけである。そして「Lit」などではやや苦しそうなところもあった内澤の歌唱は、歌詞が非常に良く聞き取れる。
その歌詞の中に「橋本塁」「サウンドシューター」という単語を入れるのはこの日ならでは。
序盤からゴリゴリのアグレッシブな曲を続けていたが、「Answer」「Run」という、シングルのタイトル曲ではなく、カップリング曲を演奏したのもその流れに沿ってのものか、それとも橋本塁のリクエストによるものか。
伊藤がスティックを高く放り投げてキャッチする中、
「新曲をやらせてください!」
と言って演奏されたのは、現在三ツ矢サイダーのCM曲としてオンエアされている新曲「Yeah! Yeah! Yeah!」。三ツ矢サイダーのCM曲ということで、実に爽やかなサウンドの、これから新たなこのバンドの代表曲になるであろう曲。サビがまさに「Yeah! Yeah! Yeah!」という歌詞そのものなのだが、このバンドがこんなに突き抜けたポップな曲を出してくるとは。この曲は明らかにこの日最初のハイライトであった。
そしてラストは
「みんなの声を聞かせてください!」
と、恒例の「Voice」で会場を大きな合唱が包んだ。
まだ内澤以外のメンバーが判明する前、デビュー前にこのイベントで多くの人にお披露目となった時は、RADWIMPSフォロワーのバンド、と言われまくっていた。しかし、それから5年かけてバンドは自身の方法論と、磨き上げたバンドアンサンブルで代々木体育館でワンマンをできるようになり、ドラマ主題歌を務めるなど、ロックシーンのど真ん中に位置するバンドになった。そして新曲はさらにこのバンドを高い場所まで押し上げることになりそうだ。
1.Boohoo
2.Answer
3.Lit
4.Run
5.Yeah! Yeah! Yeah! (新曲)
6.Mirror Dance
7.Voice
Voice
http://youtu.be/VI_rg-TnGNs
・THE BAWDIES
現在ツアー真っ最中、月末には2度目の日本武道館ワンマンを控えるTHE BAWDIESが4年ぶりの出演。
近年のおなじみ、ウィルソン・ピケットの「ダンス天国」のSEで、グレースーツに身を包んだメンバーが登場すると、
「お待たせしました、THE BAWDIESです!」
というROYの挨拶から、「NO WAY」でスタートし、さすがのお祭り番長ぶりをいかんなく発揮する、アッパーな曲の連発と、客席の踊りっぷり。
ツアー真っ最中(というか残り2本)という、脂の乗り切った状態であるため、最新作「Boys!」の曲も完全にバンドの血肉になっている。
そんな中、盛り上げ一辺倒ではない「LEMONADE」の叙情性が本当によく染みる。この日の出演者には他にこういうタイプの曲を持つバンドはいないだけに、一層際立つ。
最近おなじみの「HOT DOG」の前の小芝居は、この日はTAXMANとJIMが助さん角さんになるという水戸黄門パターンで、ROYが
「挟んでしまいなさい!HOT DOG召し上がれ!」
と言ってスタートし、一気に狂騒の坩堝へ。昔話などのシリーズもあったが、この小芝居はいつまで続くのだろうか?
「SING YOUR SONG」では間奏でコール&レスポンスを巻き起こし、
「遅れないようについてきてくださいよ!」
と、「IT'S TOO LATE」で締め。
TAXMANが
「続きは武道館で!」
と言っていた(ちなみにROYは「武道館」すら噛んだ)が、その通りにこの日は恒例のわっしょいもなし。
今日やった曲は間違いなく武道館でもやるはずなので、そこへの予告編と言ってもいい内容だったが、やはり前回の武道館同様、特別なライブに、というか日本のロックシーンにおいても間違いなくエポックメイキングな一夜になるはず。
1.NO WAY
2.ROCK ME BABY
3.JUST BE COOL
4.LEMONADE
5.HOT DOG
6.KICKS!
7.SING YOUR SONG
8.IT'S TOO LATE
KICKS!
http://youtu.be/QgtNbfo-mSs
・HAWAIIAN6
2年連続出演、橋本塁がライブカメラマンになるきっかけとなったHAWAIIAN6。
ABBA「Dancing Queen」のSEで登場すると、HATANO(ドラム)の、
「勝手に遊ぼうぜ~」
という挨拶から、いきなりの「MAGIC」投下で早くもダイバーが続出。
もはや立ち位置的にはベテランと言えるバンドであり、パンク・メロコアシーンの中でもダークなサウンドと世界観を武器にしてきたバンドだが、ここにきてもまだ瑞々しさを感じさせるのは、見た目からも爽やかさを感じさせる新ベーシスト、GUREの存在が大きいのだろうか。
途中でHATANOが、
「さっきまでライブ見てて、手を上に挙げたりするの、こんな広いとこで見ることってなかなかないからなんか感動しちゃってさ。俺らの曲ではそういうの起きようがないから(笑)
でも俺たちのライブの時だけは、他の人に迷惑さえかけなきゃ何やってもいい。でもHIATUSの時はちょっとは空気読め(笑)
なんならステージに上がってきて、俺の小さいシンバル叩いて帰っていってくれ」
と言うと、そこからはダイバーたちが続々とステージに上がり、シンバルに触って客席にダイブしていくという流れに。しまいにはYUTA(ボーカル&ギター)もギターを客席に投げ込み、HATANOが
「ギターが戻ってくるまで話しようか。こういうのもたまにはいいじゃん。塁の妹が元々俺たちのファンでさ、それで塁もライブに来て、使い捨てカメラでいきなり俺たちの写真撮りまくって。そしたら現像する金がないっていうから、あの写真の多くはお蔵入りしてるんだけど(笑)
でもツアーとかでいろんなとこ行くと、若いやつが、塁に憧れてカメラを始めたって言うようになって。俺からしたらずっとエロカメラマンだけど(笑)、そうやっていろんな人の人生を良い方向に変えてきたんだなって。
まぁ俺はいつまでも俺たちにおごってくれる塁でいて欲しいです(笑)」
という話をしたのだが、HATANOの横でその話を聞いていた橋本塁は人目をはばからず涙を流していた。自分の人生を変えてくれた人に直接こうして感謝を告げられるのはどんな気持ちなんだろうか。
そして
「でっかい輪っか作ろうぜー!」
と「RAINBOW,RAINBOW」、さらに
「この中でライブハウス来てるやついるか?COASTやZeppが見やすいのもわかるけど、ライブハウスってのは楽しいけど、残酷な場所で。行く前は怖いけど、終わったら笑顔っていう、ジェットコースターやお化け屋敷みたいな場所で。
でも小さいライブハウスはステージも近いし低いから、みんなと同じ目線でライブできる。だからみんな、フェスやこういうイベントもいいけど、小さいライブハウスにも来てください!」
と、ライブハウスへの想いを語ると、
「塁、来年もこのイベントやるって約束できるか?よし、約束だ。約束の歌!PROMISE!」
と、言ってからのラストの「PROMISE」ではカメラを持ったまま橋本塁が客席にダイブし、さらに袖で見ていたthe HIATUSのmasasucksも一緒にダイブ。
ダイバーと入り混じりながら2人がステージに戻ると、メンバーは橋本塁と観客に感謝しながらステージを去って行った。
1.MAGIC
2.LIGHT AND SHADOW
3.A PIECE OF STARDUST
4.Blue
5.AN APPLE OF DISCORD
6.HEARTBEAT SYMPHONY
7.TINY SOUL
8.Brand New Dawn
9.RAINBOW,RAINBOW
10.EVER GREEN
11.PROMISE
MAGIC
http://youtu.be/pt4P8lw1cEU
・the HIATUS
THE BAWDIES同様に2011年以来の出演となるthe HIATUS。細美武士はELLEGARDENとして第一回のこのイベントに出演している。
基本的にセトリや流れは年末のフェス、イベントと変わらないので、意外な曲をやったりすることはなかったのだが、3ヶ月ぶりのライブであり、ましてや今年はほとんどライブを行っていないにもかかわらず、メンバーの演奏とそれに伴うバンドアンサンブル、さらには細美武士の歌唱がさらに格段に進化しているのはいったいなんなんだろうか。
ツアーを廻っているバンドのライブが進化するのはわかるが、ライブをしていないバンドからこんなに進化を感じたことは他にない。それだけに改めてこのバンドが恐ろしく感じる。
「俺は距離が近いから、塁にTシャツ売ってる場合じゃないんじゃない?とか、写真集にインタビューつけてどうすんの?とか苦言を呈したりするんだけど、こんな俺とずっと友達でいてくれてありがとう」
と、MCも橋本塁への想いを語るくらいのもの。
しかし、アンコールで登場すると、
「最近、大型フェスに疑問を感じるようになってきて。誰も怪我しないようにってのもわかるけど、お前らが怪我したっていいじゃねぇか。それで腕折ったり傷が残ったりしてもそれを勲章にしていこうぜ。今日お前らの楽しそうな姿を見れて本当に嬉しかったよ」
と、昨年末からいろいろと物議を醸していた大型フェスに対するスタンスを話した。
HAWAIIAN6はダイブが規制されたフェスには出演しなくなった。the HIATUSもこれからそうするのか、それとも受け入れて出演し続けるのか。自分としてはこれからも大型フェスの大会場でthe HIATUSを見たいけど。
そしてロッキンオンジャパンのインタビューで言っていた、細美武士のソロはどうなるのか。
1.The Ivy
2.The Flare
3.Storm Racers
4.Thirst
5.Unhurt
6.Lone Train Running
7.Insomnia
8.紺碧の夜に
encore
9.Silver Birch
The Flare
http://youtu.be/T48v5digyj0
終演後、橋本塁が登場し、来てくれた観客に感謝を告げた。細美武士が言った、
「1組の時間が短いから、来年は6日連続でやってくれ」
というのはやるかどうかわからない(というか、3日でもキツいのに6日はまず無理)が、これからもずっとこのイベントが続いていくことを願う。本当はあさっての最終日も行きたかった。けど、その日はこれ。
Next→ 3/21 グッドモーニングアメリカ @Zepp DiverCity
この日の出演者は
the HIATUS
THE BAWDIES
HAWAIIAN6
androp
という、過去にもこのイベントに出演している、橋本塁とは縁の深い4組。
場内にはラコスバーガーの屋台も出店する中、ステージのスクリーンには橋本塁が撮影した風景写真がスライドされている。
18時40分頃、主催者の橋本塁がステージに登場し、前説をしてからシャンパンのコルクを開けると、最初の出演者が登場。
・androp
トップバッターはandrop。5年前、まだ内澤(ボーカル&ギター)以外のメンバーがハッキリとしない中のデビュー時にこのイベントに出演。それから代々木体育館でワンマンを行うなど、まさにこのイベントを始まりとして大きく羽ばたいたバンドである。
メンバーが登場すると、佐藤(ギター)が高く指を掲げ、燃え盛るような赤い照明に包まれる中、前田のベースがゴリゴリと重たい音を発して曲をリードする「Boohoo」からスタート。
「本当に今日は大好きなバンドばかり出ているんで、その中でも1番日本語の響きを感じ取ってもらえたら」
と内澤は言っていたが、確かにこの日の出演者で日本語メインなのはこのバンドだけである。そして「Lit」などではやや苦しそうなところもあった内澤の歌唱は、歌詞が非常に良く聞き取れる。
その歌詞の中に「橋本塁」「サウンドシューター」という単語を入れるのはこの日ならでは。
序盤からゴリゴリのアグレッシブな曲を続けていたが、「Answer」「Run」という、シングルのタイトル曲ではなく、カップリング曲を演奏したのもその流れに沿ってのものか、それとも橋本塁のリクエストによるものか。
伊藤がスティックを高く放り投げてキャッチする中、
「新曲をやらせてください!」
と言って演奏されたのは、現在三ツ矢サイダーのCM曲としてオンエアされている新曲「Yeah! Yeah! Yeah!」。三ツ矢サイダーのCM曲ということで、実に爽やかなサウンドの、これから新たなこのバンドの代表曲になるであろう曲。サビがまさに「Yeah! Yeah! Yeah!」という歌詞そのものなのだが、このバンドがこんなに突き抜けたポップな曲を出してくるとは。この曲は明らかにこの日最初のハイライトであった。
そしてラストは
「みんなの声を聞かせてください!」
と、恒例の「Voice」で会場を大きな合唱が包んだ。
まだ内澤以外のメンバーが判明する前、デビュー前にこのイベントで多くの人にお披露目となった時は、RADWIMPSフォロワーのバンド、と言われまくっていた。しかし、それから5年かけてバンドは自身の方法論と、磨き上げたバンドアンサンブルで代々木体育館でワンマンをできるようになり、ドラマ主題歌を務めるなど、ロックシーンのど真ん中に位置するバンドになった。そして新曲はさらにこのバンドを高い場所まで押し上げることになりそうだ。
1.Boohoo
2.Answer
3.Lit
4.Run
5.Yeah! Yeah! Yeah! (新曲)
6.Mirror Dance
7.Voice
Voice
http://youtu.be/VI_rg-TnGNs
・THE BAWDIES
現在ツアー真っ最中、月末には2度目の日本武道館ワンマンを控えるTHE BAWDIESが4年ぶりの出演。
近年のおなじみ、ウィルソン・ピケットの「ダンス天国」のSEで、グレースーツに身を包んだメンバーが登場すると、
「お待たせしました、THE BAWDIESです!」
というROYの挨拶から、「NO WAY」でスタートし、さすがのお祭り番長ぶりをいかんなく発揮する、アッパーな曲の連発と、客席の踊りっぷり。
ツアー真っ最中(というか残り2本)という、脂の乗り切った状態であるため、最新作「Boys!」の曲も完全にバンドの血肉になっている。
そんな中、盛り上げ一辺倒ではない「LEMONADE」の叙情性が本当によく染みる。この日の出演者には他にこういうタイプの曲を持つバンドはいないだけに、一層際立つ。
最近おなじみの「HOT DOG」の前の小芝居は、この日はTAXMANとJIMが助さん角さんになるという水戸黄門パターンで、ROYが
「挟んでしまいなさい!HOT DOG召し上がれ!」
と言ってスタートし、一気に狂騒の坩堝へ。昔話などのシリーズもあったが、この小芝居はいつまで続くのだろうか?
「SING YOUR SONG」では間奏でコール&レスポンスを巻き起こし、
「遅れないようについてきてくださいよ!」
と、「IT'S TOO LATE」で締め。
TAXMANが
「続きは武道館で!」
と言っていた(ちなみにROYは「武道館」すら噛んだ)が、その通りにこの日は恒例のわっしょいもなし。
今日やった曲は間違いなく武道館でもやるはずなので、そこへの予告編と言ってもいい内容だったが、やはり前回の武道館同様、特別なライブに、というか日本のロックシーンにおいても間違いなくエポックメイキングな一夜になるはず。
1.NO WAY
2.ROCK ME BABY
3.JUST BE COOL
4.LEMONADE
5.HOT DOG
6.KICKS!
7.SING YOUR SONG
8.IT'S TOO LATE
KICKS!
http://youtu.be/QgtNbfo-mSs
・HAWAIIAN6
2年連続出演、橋本塁がライブカメラマンになるきっかけとなったHAWAIIAN6。
ABBA「Dancing Queen」のSEで登場すると、HATANO(ドラム)の、
「勝手に遊ぼうぜ~」
という挨拶から、いきなりの「MAGIC」投下で早くもダイバーが続出。
もはや立ち位置的にはベテランと言えるバンドであり、パンク・メロコアシーンの中でもダークなサウンドと世界観を武器にしてきたバンドだが、ここにきてもまだ瑞々しさを感じさせるのは、見た目からも爽やかさを感じさせる新ベーシスト、GUREの存在が大きいのだろうか。
途中でHATANOが、
「さっきまでライブ見てて、手を上に挙げたりするの、こんな広いとこで見ることってなかなかないからなんか感動しちゃってさ。俺らの曲ではそういうの起きようがないから(笑)
でも俺たちのライブの時だけは、他の人に迷惑さえかけなきゃ何やってもいい。でもHIATUSの時はちょっとは空気読め(笑)
なんならステージに上がってきて、俺の小さいシンバル叩いて帰っていってくれ」
と言うと、そこからはダイバーたちが続々とステージに上がり、シンバルに触って客席にダイブしていくという流れに。しまいにはYUTA(ボーカル&ギター)もギターを客席に投げ込み、HATANOが
「ギターが戻ってくるまで話しようか。こういうのもたまにはいいじゃん。塁の妹が元々俺たちのファンでさ、それで塁もライブに来て、使い捨てカメラでいきなり俺たちの写真撮りまくって。そしたら現像する金がないっていうから、あの写真の多くはお蔵入りしてるんだけど(笑)
でもツアーとかでいろんなとこ行くと、若いやつが、塁に憧れてカメラを始めたって言うようになって。俺からしたらずっとエロカメラマンだけど(笑)、そうやっていろんな人の人生を良い方向に変えてきたんだなって。
まぁ俺はいつまでも俺たちにおごってくれる塁でいて欲しいです(笑)」
という話をしたのだが、HATANOの横でその話を聞いていた橋本塁は人目をはばからず涙を流していた。自分の人生を変えてくれた人に直接こうして感謝を告げられるのはどんな気持ちなんだろうか。
そして
「でっかい輪っか作ろうぜー!」
と「RAINBOW,RAINBOW」、さらに
「この中でライブハウス来てるやついるか?COASTやZeppが見やすいのもわかるけど、ライブハウスってのは楽しいけど、残酷な場所で。行く前は怖いけど、終わったら笑顔っていう、ジェットコースターやお化け屋敷みたいな場所で。
でも小さいライブハウスはステージも近いし低いから、みんなと同じ目線でライブできる。だからみんな、フェスやこういうイベントもいいけど、小さいライブハウスにも来てください!」
と、ライブハウスへの想いを語ると、
「塁、来年もこのイベントやるって約束できるか?よし、約束だ。約束の歌!PROMISE!」
と、言ってからのラストの「PROMISE」ではカメラを持ったまま橋本塁が客席にダイブし、さらに袖で見ていたthe HIATUSのmasasucksも一緒にダイブ。
ダイバーと入り混じりながら2人がステージに戻ると、メンバーは橋本塁と観客に感謝しながらステージを去って行った。
1.MAGIC
2.LIGHT AND SHADOW
3.A PIECE OF STARDUST
4.Blue
5.AN APPLE OF DISCORD
6.HEARTBEAT SYMPHONY
7.TINY SOUL
8.Brand New Dawn
9.RAINBOW,RAINBOW
10.EVER GREEN
11.PROMISE
MAGIC
http://youtu.be/pt4P8lw1cEU
・the HIATUS
THE BAWDIES同様に2011年以来の出演となるthe HIATUS。細美武士はELLEGARDENとして第一回のこのイベントに出演している。
基本的にセトリや流れは年末のフェス、イベントと変わらないので、意外な曲をやったりすることはなかったのだが、3ヶ月ぶりのライブであり、ましてや今年はほとんどライブを行っていないにもかかわらず、メンバーの演奏とそれに伴うバンドアンサンブル、さらには細美武士の歌唱がさらに格段に進化しているのはいったいなんなんだろうか。
ツアーを廻っているバンドのライブが進化するのはわかるが、ライブをしていないバンドからこんなに進化を感じたことは他にない。それだけに改めてこのバンドが恐ろしく感じる。
「俺は距離が近いから、塁にTシャツ売ってる場合じゃないんじゃない?とか、写真集にインタビューつけてどうすんの?とか苦言を呈したりするんだけど、こんな俺とずっと友達でいてくれてありがとう」
と、MCも橋本塁への想いを語るくらいのもの。
しかし、アンコールで登場すると、
「最近、大型フェスに疑問を感じるようになってきて。誰も怪我しないようにってのもわかるけど、お前らが怪我したっていいじゃねぇか。それで腕折ったり傷が残ったりしてもそれを勲章にしていこうぜ。今日お前らの楽しそうな姿を見れて本当に嬉しかったよ」
と、昨年末からいろいろと物議を醸していた大型フェスに対するスタンスを話した。
HAWAIIAN6はダイブが規制されたフェスには出演しなくなった。the HIATUSもこれからそうするのか、それとも受け入れて出演し続けるのか。自分としてはこれからも大型フェスの大会場でthe HIATUSを見たいけど。
そしてロッキンオンジャパンのインタビューで言っていた、細美武士のソロはどうなるのか。
1.The Ivy
2.The Flare
3.Storm Racers
4.Thirst
5.Unhurt
6.Lone Train Running
7.Insomnia
8.紺碧の夜に
encore
9.Silver Birch
The Flare
http://youtu.be/T48v5digyj0
終演後、橋本塁が登場し、来てくれた観客に感謝を告げた。細美武士が言った、
「1組の時間が短いから、来年は6日連続でやってくれ」
というのはやるかどうかわからない(というか、3日でもキツいのに6日はまず無理)が、これからもずっとこのイベントが続いていくことを願う。本当はあさっての最終日も行きたかった。けど、その日はこれ。
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グッドモーニングアメリカ 「inトーキョーシティツアー 2014-2015」(ワンマン) @Zepp Tokyo 3/21 ホーム
オトナの!フェス OTO-NANO FES! 2015 MC:いとうせいこう / ユースケ・サンタマリア 出演:フジファブリック / 大森靖子 / ASIAN KUNG-FU GENERATION / the telephones / DJダイノジ / 坂口恭平 / 岩崎愛 @Zepp DiverCity 3/12