a flood of circle AFOC Tour "Golden Time Rock'n Roll Show" 対バン:アルカラ @EX THEATER ROPPONGI 3/8
- 2015/03/09
- 21:20
日比谷公園でNAMBA69、エセタイマーズのライブを見てからEX THEATERへ。前日に続くa flood of circleの対バンツアーファイナル2days。この日、ファイナルの対バンはアルカラ。
前日よりも明らかに人が多く、満員と言っていいくらいの状態。
そんな中、18時過ぎになると、SEも暗転もなしにアルカラのメンバーが登場。稲村(ボーカル&ギター)は下手から登場すると、何故かそのまま上手側へ消えていき、再び下手から登場し、
「ロックンロール!」
とフラッドのように叫ぶと、「癇癪玉のお宮ちゃん」からスタート。しかし田原(ギター)と下上(ベース)は暴れるようにして演奏し、疋田も力一杯ドラムを叩き続けるのだが、もはやベテランと言ってもいいキャリアのバンドにもかかわらず、見るたびにバンドのグルーヴが増しており、もはや圧倒的とすら言える。
そんな中、稲村は何故かライザップのCMの曲を口ずさみ、
「ここ六本木は、僕、稲村が人生で初めて職務質問された場所です!
前にグッドモーニングアメリカとWHITE ASHとindigo la Endとtricotが出たライブ(スペシャ列伝ツアー)の帰りにこの辺を歩いてたら、警察官が手招きしてきて。まさかこの育ちの良いとっちゃん坊やの僕が職務質問されるわけがないだろう、と思って後ろを見ても誰もいなかったから、僕?って言ったら、こっちに来なさいって言われて(笑)
お前なんか危険なもの持ってないだろうな!?っていきなり言われて。持ってるわけないやん!
でも今回のフラッドのツアーの対バン、すごくない?グッフォー兄さん(GOOD4NOTHING)に、ロットン兄さん(ロットングラフィティー)、バクホン兄さん(THE BACK HORN)とか、俺らが呼んでも出てくれへんのになんでフラッドの時は出るねん!(笑)
しかも昨日なんか浅井さん(浅井健一。ROMEO'S blood)でしょ?ロックのレジェンドやで?なのに今日のファイナルがアルカラでええんかいな?
フラッドと俺らが会ったのは、7~8年前に対バンした時で。そのあとはフェスとかイベントで会って会釈するくらいだったんやけど。前に高速のサービスエリアでたまたま会って。サービスエリアでバンドマン同士が会うのってめちゃ気まずいからな!だからお互いに気付かないフリして(笑)
それで俺らとフラッドの仲は終わりかなーって思ったんだけど、今日呼んでくれてありがとうー!
でもフラッドのあの長髪の女(HISAYO)、ホンマにあいつ神戸の自然ばっかりの田舎の出身のクセしやがってホンマにー」
と、フラッドとの出会いから、同郷出身であるHISAYOいじりにまで展開。
最新アルバム「CAO」の中からも「愚痴ばっかりのローレロレロ」「アブノーマルが足りない」を演奏し、新たな定番曲となりつつある。
ラストは爆音かつキャッチーな「半径30cmの中を知らない」から、
「今日は呼んでくれてありがとうー!俺らとフラッドの仲が10年も20年も続きますように!最後にこの曲を演奏します!」
と、「ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト」で終了。
ゲストにもかかわらず、アウェー感は一切なしの40分の締めくくりは稲村の、
「どうもありがとうございました!SMAPでした!」
であった。
1.癇癪玉のお宮ちゃん
2.チクショー
3.藤壺のキミ
4.愚痴ばっかりのローレロレロ
5.キャッチーを科学する
6.アブノーマルが足りない
7.半径30cmの中を知らない
8.ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト
アブノーマルが足りない
http://youtu.be/dFeb2LLMp4A
そしてツアーのファイナルを締めくくるべく、a flood of circleが登場。
基本的に流れ自体は前日と同じだが、「Golden Time」以外の曲が入れ替わっている。前日は「ロックンロールバンド」だったところが「Blood Red Shoes」に、「Dancing Zombiez」だったところが「Human License」にという具合に。なので、アウトロで白熱の演奏を見せるのが「Human License」なのもちょっと久々。
しかし、当然それだけではない。前日は盛岡の打ち上げ後のDuranのエピソードが、北海道から帰る時に空港の温泉に入ろうとしたら、体に絵がいっぱい書いてあるDuranは入れなかったというエピソードになってたり、「Black Eye Blues」の時に亮介が真ん中のみならず左右からも客席に突入したりというわかりやすい変更点はあれど、バンドの演奏も前日よりも凄まじさを増している。ツアーを経たりライブを重ねたりするとバンドの演奏が良くなるというのは定説だが、一日でここまで飛躍的に進化するというのは恐ろしさすら感じる。
そんな中、終盤には新たな変更点が。
「春の曲を持ってきました」
と亮介が言って演奏されたのは、このバンドの曲の中でこの季節に最も聴きたくなる「春の嵐」。人気曲なだけに当然客席は熱狂状態だが、やはりDuranと前任者・曽根巧のギターのサウンドは異なる。これまでのサポートギター歴からも、ギターロック色の強かった曽根と比べると、Duranはブルース色が強い。今はまだ違和感を感じてしまっているが、これからはこの音がa flood of circleの音なのである。
そして昨日は「Party!!!」だったこの日の本編最後は「STARS」でブチ上げて終了。
アンコールでは何やら大掛かりなセッティングが行われる中、メンバーが昨日同様に缶ビールを持って登場して缶を開け、HISAYOは地元をバラされたことで終演直後のアルカラ稲村に蹴りを入れたことを明かす。
すると亮介が「今日だけの特別」と言うと、鍵盤と3人のホーン隊、さらにはシンガーの福原美穂までも登場し、バンドとの計9人編成での「Party!!!」。この日本編でこの曲をやらなかったのはこのためであった。
この時にフラッドのライブでは見慣れたステージ後ろの赤カーテンが上がり、照明を受けてきらびやかな光を放つ壁が出現。
鍵盤とホーン隊によってサウンドがゴージャスになるのはもちろん、亮介が女性ボーカルとデュエットするのは実に貴重。福原美穂は体がかつてよりふくよかになったからか、声も素晴らしい伸びっぷり。日本人でこんな歌が歌えるのは本当に凄い。
てっきり「Party!!!」1曲だけのための特別編成かと思いきや、なんと「I LOVE YOU」までもこの編成で演奏。福原美穂のボーカルが入ることによって、まるでデュエットのラブソングかのように聞こえた。
演奏が終わるとゲスト陣とともにメンバーもステージを去って行く…と思いきや、亮介が、
「みんなダブルアンコール待つのめんどくさいでしょ?メンバー出てきなよ」
と言うと、メンバー3人が戻ってきて、前日同様に「シーガル」。亮介は
「歌え!」
と言うとマイクを客席の中に放り投げ、自身はDuranのマイクで歌い、
「本当に六本木最高だった!」
と何回も言ってステージを去って行った。
個人的にこれまでのアルバムに比べると、リリース時は微妙な評価であった「Golden Time」はこのツアーファイナルで完成系に達したと言える。もちろん完成系が1番良いのは言うまでもない話で、アルバムの評価自体もだいぶ変わりつつある。
あとは過去曲。まだDuranのギターで演奏すると違和感があるところも多いだけに、あとは演奏回数を重ねて馴染ませていくしかないだろう。
そしてこの日告知されたように、6月下旬~7月3,4日まで、東名阪のQUATTROで自主企画ライブを行うことも決定。亮介の口ぶりからすると、さらにいろいろなことを考えているよう。まだまだこのバンドは転がり続けていく。
1.GO
2.スカイウォーカー
3.Rodeo Drive
4.Blood Red Shoes
5.Cigarette Roll
6.Black Eye Blues
7.ホットチョコレート
8.KIDS
9.Human License
10.Golden Time
11.プシケ
12.アカネ
13.春の嵐
14.STARS
encore
15.Party!!!
16.I LOVE YOU
17.シーガル
STARS
http://youtu.be/gyKjSYwzp0o
Next→ 3/12 オトナの!フェス 出演:ASIAN KUNG-FU GENERATION、the telephones、フジファブリック、大森靖子 etc @Zepp DiverCity
前日よりも明らかに人が多く、満員と言っていいくらいの状態。
そんな中、18時過ぎになると、SEも暗転もなしにアルカラのメンバーが登場。稲村(ボーカル&ギター)は下手から登場すると、何故かそのまま上手側へ消えていき、再び下手から登場し、
「ロックンロール!」
とフラッドのように叫ぶと、「癇癪玉のお宮ちゃん」からスタート。しかし田原(ギター)と下上(ベース)は暴れるようにして演奏し、疋田も力一杯ドラムを叩き続けるのだが、もはやベテランと言ってもいいキャリアのバンドにもかかわらず、見るたびにバンドのグルーヴが増しており、もはや圧倒的とすら言える。
そんな中、稲村は何故かライザップのCMの曲を口ずさみ、
「ここ六本木は、僕、稲村が人生で初めて職務質問された場所です!
前にグッドモーニングアメリカとWHITE ASHとindigo la Endとtricotが出たライブ(スペシャ列伝ツアー)の帰りにこの辺を歩いてたら、警察官が手招きしてきて。まさかこの育ちの良いとっちゃん坊やの僕が職務質問されるわけがないだろう、と思って後ろを見ても誰もいなかったから、僕?って言ったら、こっちに来なさいって言われて(笑)
お前なんか危険なもの持ってないだろうな!?っていきなり言われて。持ってるわけないやん!
でも今回のフラッドのツアーの対バン、すごくない?グッフォー兄さん(GOOD4NOTHING)に、ロットン兄さん(ロットングラフィティー)、バクホン兄さん(THE BACK HORN)とか、俺らが呼んでも出てくれへんのになんでフラッドの時は出るねん!(笑)
しかも昨日なんか浅井さん(浅井健一。ROMEO'S blood)でしょ?ロックのレジェンドやで?なのに今日のファイナルがアルカラでええんかいな?
フラッドと俺らが会ったのは、7~8年前に対バンした時で。そのあとはフェスとかイベントで会って会釈するくらいだったんやけど。前に高速のサービスエリアでたまたま会って。サービスエリアでバンドマン同士が会うのってめちゃ気まずいからな!だからお互いに気付かないフリして(笑)
それで俺らとフラッドの仲は終わりかなーって思ったんだけど、今日呼んでくれてありがとうー!
でもフラッドのあの長髪の女(HISAYO)、ホンマにあいつ神戸の自然ばっかりの田舎の出身のクセしやがってホンマにー」
と、フラッドとの出会いから、同郷出身であるHISAYOいじりにまで展開。
最新アルバム「CAO」の中からも「愚痴ばっかりのローレロレロ」「アブノーマルが足りない」を演奏し、新たな定番曲となりつつある。
ラストは爆音かつキャッチーな「半径30cmの中を知らない」から、
「今日は呼んでくれてありがとうー!俺らとフラッドの仲が10年も20年も続きますように!最後にこの曲を演奏します!」
と、「ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト」で終了。
ゲストにもかかわらず、アウェー感は一切なしの40分の締めくくりは稲村の、
「どうもありがとうございました!SMAPでした!」
であった。
1.癇癪玉のお宮ちゃん
2.チクショー
3.藤壺のキミ
4.愚痴ばっかりのローレロレロ
5.キャッチーを科学する
6.アブノーマルが足りない
7.半径30cmの中を知らない
8.ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト
アブノーマルが足りない
http://youtu.be/dFeb2LLMp4A
そしてツアーのファイナルを締めくくるべく、a flood of circleが登場。
基本的に流れ自体は前日と同じだが、「Golden Time」以外の曲が入れ替わっている。前日は「ロックンロールバンド」だったところが「Blood Red Shoes」に、「Dancing Zombiez」だったところが「Human License」にという具合に。なので、アウトロで白熱の演奏を見せるのが「Human License」なのもちょっと久々。
しかし、当然それだけではない。前日は盛岡の打ち上げ後のDuranのエピソードが、北海道から帰る時に空港の温泉に入ろうとしたら、体に絵がいっぱい書いてあるDuranは入れなかったというエピソードになってたり、「Black Eye Blues」の時に亮介が真ん中のみならず左右からも客席に突入したりというわかりやすい変更点はあれど、バンドの演奏も前日よりも凄まじさを増している。ツアーを経たりライブを重ねたりするとバンドの演奏が良くなるというのは定説だが、一日でここまで飛躍的に進化するというのは恐ろしさすら感じる。
そんな中、終盤には新たな変更点が。
「春の曲を持ってきました」
と亮介が言って演奏されたのは、このバンドの曲の中でこの季節に最も聴きたくなる「春の嵐」。人気曲なだけに当然客席は熱狂状態だが、やはりDuranと前任者・曽根巧のギターのサウンドは異なる。これまでのサポートギター歴からも、ギターロック色の強かった曽根と比べると、Duranはブルース色が強い。今はまだ違和感を感じてしまっているが、これからはこの音がa flood of circleの音なのである。
そして昨日は「Party!!!」だったこの日の本編最後は「STARS」でブチ上げて終了。
アンコールでは何やら大掛かりなセッティングが行われる中、メンバーが昨日同様に缶ビールを持って登場して缶を開け、HISAYOは地元をバラされたことで終演直後のアルカラ稲村に蹴りを入れたことを明かす。
すると亮介が「今日だけの特別」と言うと、鍵盤と3人のホーン隊、さらにはシンガーの福原美穂までも登場し、バンドとの計9人編成での「Party!!!」。この日本編でこの曲をやらなかったのはこのためであった。
この時にフラッドのライブでは見慣れたステージ後ろの赤カーテンが上がり、照明を受けてきらびやかな光を放つ壁が出現。
鍵盤とホーン隊によってサウンドがゴージャスになるのはもちろん、亮介が女性ボーカルとデュエットするのは実に貴重。福原美穂は体がかつてよりふくよかになったからか、声も素晴らしい伸びっぷり。日本人でこんな歌が歌えるのは本当に凄い。
てっきり「Party!!!」1曲だけのための特別編成かと思いきや、なんと「I LOVE YOU」までもこの編成で演奏。福原美穂のボーカルが入ることによって、まるでデュエットのラブソングかのように聞こえた。
演奏が終わるとゲスト陣とともにメンバーもステージを去って行く…と思いきや、亮介が、
「みんなダブルアンコール待つのめんどくさいでしょ?メンバー出てきなよ」
と言うと、メンバー3人が戻ってきて、前日同様に「シーガル」。亮介は
「歌え!」
と言うとマイクを客席の中に放り投げ、自身はDuranのマイクで歌い、
「本当に六本木最高だった!」
と何回も言ってステージを去って行った。
個人的にこれまでのアルバムに比べると、リリース時は微妙な評価であった「Golden Time」はこのツアーファイナルで完成系に達したと言える。もちろん完成系が1番良いのは言うまでもない話で、アルバムの評価自体もだいぶ変わりつつある。
あとは過去曲。まだDuranのギターで演奏すると違和感があるところも多いだけに、あとは演奏回数を重ねて馴染ませていくしかないだろう。
そしてこの日告知されたように、6月下旬~7月3,4日まで、東名阪のQUATTROで自主企画ライブを行うことも決定。亮介の口ぶりからすると、さらにいろいろなことを考えているよう。まだまだこのバンドは転がり続けていく。
1.GO
2.スカイウォーカー
3.Rodeo Drive
4.Blood Red Shoes
5.Cigarette Roll
6.Black Eye Blues
7.ホットチョコレート
8.KIDS
9.Human License
10.Golden Time
11.プシケ
12.アカネ
13.春の嵐
14.STARS
encore
15.Party!!!
16.I LOVE YOU
17.シーガル
STARS
http://youtu.be/gyKjSYwzp0o
Next→ 3/12 オトナの!フェス 出演:ASIAN KUNG-FU GENERATION、the telephones、フジファブリック、大森靖子 etc @Zepp DiverCity

オトナの!フェス OTO-NANO FES! 2015 MC:いとうせいこう / ユースケ・サンタマリア 出演:フジファブリック / 大森靖子 / ASIAN KUNG-FU GENERATION / the telephones / DJダイノジ / 坂口恭平 / 岩崎愛 @Zepp DiverCity 3/12 ホーム
Peace On Earth (NAMBA69,エセタイマーズ) @日比谷公園 3/8