COUNTDOWN JAPAN 14/15 day4 @幕張メッセ 12/31~1/1
- 2015/01/01
- 23:30
ついに最終日。朝まで行われるため、前日までよりも開場、開演時間は遅め。この日も快晴。
まずはGALAXY STAGEで山崎洋一郎の前説を聞き、SPECIAL OTHERSの1曲目、「BEN」を聴いてからMOON STAGEへ。
15:15~ QOOLAND [MOON STAGE]
MOONのトップバッターは、先日代官山UNITでワンマンライブを行ったばかりのQOOLAND。彼らいわく、ツアーを終えて最強の状態での出演である。
平井が、
「RO JACKから来ました、QOOLANDです!」
と言うと、RO JACKを制した「勝つまでが戦争」からスタート。一年間の集大成とでもいうような鉄板のセトリで、やはりバンドの演奏も脂が乗っている。
「月の光に誘われてこのステージにやってきました」
という平井のMCはキモいと言われながらも、
「月の光ではなく、ここにいるみんなに誘われてこのステージにやってきました!」
とまとめ、
「歌ってくれ!」
と「白夜行」では合唱が起こり、ライブではおなじみの「熊とフナムシ」の振り付けを、ベース菅ひであきの、体操のお兄さんのような口調で説明し、ラストの「ドグラマグラ」では菅が曲間にブレイクダンスを披露。
30分という短い時間の中に、代表曲と、観客を楽しませようとする演出も盛り込みまくった、清々しいくらいに勝利感を感じたライブ。
RO JACK出身というのを誇りに、これからも毎回出て欲しい。
1.勝つまでが戦争
2.さよならNEVADA
3.反吐と悪口
4.白夜行
5.熊とフナムシ
6.ドグラマグラ
16:15~ go!go!vanillas [MOON STAGE]
リハからメンバーが登場し、「人間賛歌」を演奏した、go!go!vanillas。
本番でものっけから、ノリの良いロックンロールで、満員の観客を踊らせて行く。
「今、必要なのはテンションだー!」
と「ハイテンション」を演奏すると、ドラムのジェットセイヤが曲中に、
「お前らのテンションが俺のガソリン、テンションガソリンになるんだー!」
と、テンションはやたらと高いが、相変わらず意味のわからないMC。
メンバーは出演していなかった2年前に会場に来て、マッサージを受けたりしたというエピソードを話し、コール&レスポンスも交え、今年リリースの最新アルバム「Magic Number」のリード曲「マジック」、そして「オリエント」という終盤。
夏フェスまでは決して動員がいいとは言えなかったが、そうしていろんな場所でライブを重ね、そして何より良いアルバムを作ったことで、ちゃんと見てくれる人が増えた。
決して流行りのサウンドをやっているわけではないこのバンドがこのステージを満員にしたことは、実に大きな意味があると思う。
リハ.人間賛歌
1.アクロス ザ ユニバーシティ
2.エマ
3.ハイテンション
4.ホラーショー
5.マジック
6.オリエント
17:15~ 赤色のグリッター [MOON STAGE]
メンバーが登場すると、
「ただいま!」
と佐藤リョウスケが言った赤色のグリッター。去年はこのフェスのRO JACKの覇者としてオープニングアクトとして出演したので、本アクトとして帰還できたことによる「ただいま」である。
なので佐藤と紅一点ベース渡辺明日香もこのステージに立てた喜びを語りつつ、蒼くもどこか切ないギターロックを展開。高音ボーカルと性急なテンポの曲は現在の流行りと言えるかもしれないが、リズミカルな「あのね、きいて?」はライブでのいいアクセント。
3月に初めてスペシャ列伝で見た時から、10代とは思えない演奏力とソングライティングに驚いたが、様々なフェスやイベントに出て場数を踏んだことにより、元から高かった演奏力はもちろん、ライブの見せ方も確実に上手くなっている。
それだけに、客席の空き具合はやや寂しいものがあった。これからさらにいろんなタイプの曲が増えてくるだろうし、次はこのステージを埋めれるくらいになってほしい。
1.ハナミズキ
2.愛の舌打ち
3.あのね、きいて?
4.君に会いに行く
5.あの人
6.世界は赤色
17:45~ ヒステリックパニック [COSMO STAGE]
名古屋のラウドバンド、ヒステリックパニック、初出演にして、まさかの満員。
確かにラウドロックではあるのだが、メンバーのオタク気質を感じさせるアニソンなどの影響と、ハイトーンなボーカル、決していかつくないメンバーの見た目は、従来のラウドバンドとは全く異なるとっつきやすさを感じる。よくホルモンとの類似性を指摘されるが、メタルなどの影響を強く感じるホルモンとは違い、メタルっぽさはほとんど感じない。
実際に、猫の可愛さをひたすらに歌い、「にゃー にゃー」という、ラウドバンドとしては考えられないシャウトが炸裂。
そんな曲なのに客席では高速左回りのサークルなどが発生しまくっているというカオスぶり。
さらに、ボーカルのともがステージ上を自転車で走り回るという意味不明なパフォーマンスも見せ、
「また来年、12/31にここに帰ってきます!」
と宣言。来年にはさらに面白い状況になっている予感がする。
1.憂&哀
2.ねこ地獄
3.tear
4.人生ゲーム
5.WiLL
そのあとメインステージでBase Ball Bearを見ると、まさかの「愛はおしゃれじゃない」、さらに「ドラマチック」を聴く。
18:40~ 清竜人25 [ASTRO ARENA]
かつてはシンガーソングライターとしてこのフェスに何度も出演している清竜人。今年は自身がオーディションを行って結成したアイドルグループ、清竜人25での出演である。
清竜人とともに、6人の女性メンバーが登場すると、まさにアイドルのライブそのもののような熱狂ぶり。しかしながら、最後に全てを持っていくのは、女性メンバーではなく清竜人本人であるというのがすごい。
実際によく言われているように、このユニットは岡村靖幸やプリンスなどの影響を感じるファンクの要素を含んだポップミュージックであり、まさにその2人のような出で立ちになっている清竜人が歌うパートが1番の歓声を生むのも理解できるところである。
女性メンバーの自己紹介(物販ではポラも売っているらしい)もあったりと、アイドル性が強いライブなので(もちろん打ち込みで、口パクのとこも多い)、生演奏のロックバンドのライブに慣れている自分としては、ちょっと後半は飽きてしまった。
そしてあくまで期間限定であろうこのユニットのメンバーの顔と名前を、自分は活動期間中に一致させることはできないであろう。
しかし、かつてピアノ弾き語りで、「今のが最後の曲だったんですけど…」と言って唐突にライブを終えていたデビュー当時の清竜人とは今や何もかもが別人のよう。2006年にP-MANでロッキンに出た時にこうなることを予期してた人がいるだろうか。
1.ラブ♡ボクシング
2.Will♡You♡Marry♡Me?
3.CALL ME BABY
4.あいたいYO
5.ABC じゃグッと来ない!!
6.どうしようもないよ
19:40~ THE BAWDIES [GALAXY STAGE]
久々の出演となるTHE BAWDIES。かつて年越しをしたこのGALAXY STAGEでの出演である。
もう始まる前から満員状態の中、メンバーが登場すると、最新アルバム「Boys!」のリード曲「NO WAY」からスタート。
ROYの熱いMCも挟みながらヒットシングルを続けると、最近おなじみの昔話シリーズは、おかっぱのお姫様のJIM、胃腸の弱い王子様のMARCYというシンデレラで、
「このガラスのパンに挟むソーセージを知りませんか?」
というやり取りからの「HOT DOG」。
ROYとTAXMANのツインボーカルによる「KICKS!」から聴かせる「LEMONADE」と続けると、
「新しい年に乗り遅れますよ!」
と「IT'S TOO LATE」、そして大きなコール&レスポンスが響いた「SING YOUR SONG」で終了。
去り際には年内最後のTAXMANによる「わっしょい」も。やはり楽しかったが、このステージにこのバンドはやはりちょっと無理があったと思う。
2015年には2度目の武道館ワンマンも控えているだけに、またこのバンドにとって特別な1年になりそうな予感。
1.NO WAY
2.ROCK ME BABY
3.JUST BE COOL
4.HOT DOG
5.KICKS!
6.LEMONADE
7.IT'S TOO LATE
8.SING YOUR SONG
20:15~ さよなら、また今度ね [MOON STAGE]
この日を持って無期限活動休止することが発表されている、さよなら、また今度ね。
その最後の姿を見届けようと、客席には多くの観客が集った。
しかしながら、このバンドに感傷的な空気は似合わないだけに、これまでと変わらず、このバンドならではの一筋縄ではいかないポップな曲を演奏していく。
紅一点ベース佐伯香織による活動休止の説明も、
「私たちはメンバー本当に仲が良くて、いつも一緒にいるんで、再開する気満々なんですけど、ギターの菊地くんがいつも顔色が悪くて、長く生きれそうにないんですけど、菊地くんはあと何年生きられそうなんですか?」
菊地「10年くらい?」
「じゃあ、みんな10年は死なないように生きてください!」
と言い、休止を宣言する前にリリースされ、このバンドのさらなる可能性を感じさせた「クラシックダンサー」「僕あたしあなた君」を続けた。
菅原(ボーカル&ギター)も、
「みんな、また会おうぜ!それまで死ぬなよ!」
と言い、現状最後のステージから去って行った。
RO JACKで優勝してシーンに出てきて以降、曲も活動も休止も全く予期できないバンドだっただけに、また次にこのフェスに出ていても全く不思議ではない。
だから、そうやってまた会える時まで、さよなら、また今度ね。
1.ミルクアイス
2.瑠璃色、息白く
3.輝くサラダ
4.夕暮れとカミナリ
5.クラシックダンサー
6.僕あたしあなた君
20:45~ 04 Limited Sazabys [COSMO STAGE]
名古屋4人組バンド、04 Limited Sazabys。初出演にして、開演前から入場規制というとんでもない展開。
パンク、メロコアに属するバンドなのだが、何よりもメロディーのキャッチーさがこのバンドの武器。GEN(ボーカル&ベース)の少年のようなハイトーンボーカルも、このジャンルの中ではかなり珍しい。
「僕らみたいな泥臭いバンドが、こんな華やかなステージに立てると思ってませんでした!
ロッキンオンの人たち、見つけてくれてありがとうございます!僕たちのかっこよさに気づいてくれてありがとうございます!(笑)」
と、このステージに立てた喜びを語り、(メンバーはかつてこのフェスに客として来て、SPECIAL OTHERSを見たらしい)ひたすらに曲を連発。
「出たいフェスに出るためにバンドをやってるわけじゃないんですが、このステージは妄想していた景色の1つです。
2014年はこの曲に本当に助けられました」
と、ラストに「monolith」を演奏しようとするも、
「僕たちの音楽は、抑えられるくらいの衝動しか与えられてないんですかね!?」
とGENが言うと、その衝動を爆発させるかのように、ダイバーが続出した。
おそらくこのバンドはこのメロディーを持って、これからさらに大きなステージに出ることになる。こういったパンク、メロコアバンドに大きな夢を見れるのは本当に頼もしいが、ダイブ禁止のこのフェスにあって、最後のやり取りは大丈夫なんだろうか。すでに春のJAPAN JAMにも決定しているが。
とりあえずJAPAN JAMもそうだが、すでに出演が決まっている春のフェスで1番小さいステージに出すのだけは絶対やめるべき。
リハ.nem…
リハ.Lost my way
1.swim
2.midnight cruising
3.Now here, No where
4.Chicken race
5.Remember
6.Do it Do it
7.hello
8.monolith
22:00~ Dragon Ash [EARTH STAGE]
夏は皆勤賞だが、近年は冬も常連になりつつあるDragon Ash。
「ロックバンドはここだ!」
といきなりの「Fantasista」で幕開け。
「今日はアッパーな曲しかやらねぇからな!」
という言葉通りにアッパーな曲を連発していく。もはやダイバーが出ないこのフェスで「For diver's erea」を聴けるとは。
ラップチームYALLA FAMILYを迎えての「Still Goin' On」を披露すると、kjが着ていたPay money To my PainのTシャツを脱ぎ、
「いなくなっちまっても、CD聴いたりすれば、そいつはその中で生きている」
と、Kへのメッセージを送り、イントロから大歓声が上がり、kjもサークルを煽ってフロアに巨大サークルが出現した「百合の咲く場所で」、そしてラストの「Lily」へ。
最近はラストのサビ前で観客に肩車をさせて歌わせているこの曲だが、このフェスではさすがにそれはやらないだろう、と思いきや、
「これは絶対言うな、って言われてるんだけど!歌えるやつ、ちょっと見晴らしのいいとこに上げてもらえ!…もう、あれだよ!肩車してもらえってことだよ!」
と言い、いつもと変わらず肩車をして歌わせ、結局はダイブしていく。
kjは「毎年みんなが思ってる以上に怒られてる」と言っていたが、今回はHIATUS、フォーリミとダイブに言及するバンドが多いだけに、どうなるんだろうか。
1.Fantasista
2.Run to the Sun
3.Bring it
4.The Live
5.For divers erea
6.Still Goin' On
7.百合の咲く場所で
8.Lily
22:45~ ヒトリエ [COSMO STAGE]
2年連続出演のヒトリエ。今年は年越し寸前の、かぶりが極端に少ないスロットでの出演である。
メンバーが登場すると、ボカロPでもあるwowakaの作る高速の情報量の多い曲を続ける。
メンバーの演奏も超絶技巧というレベルで、かつシノダ(ギター)、イガラシ(ベース)が暴れまくり、超エモーショナルなライブを展開。
「インパーフェクション」のイントロの印象的なリフを決めたシノダは
「去年より50倍、いや100倍くらい人がいます!」
と言っていたが、他のMCはほとんど何を言っているのかわからない。
ラストまで速くて踊れる、というかもう踊るしかないくらいの曲を叩きつけまくり、wowakaは
「よいお年を」
と言ってステージを去って行った。
かっこいいバンドだとわかってはいたが、それでもまだヒトリエというバンドを甘く見ていた。他に類を見ないようなとんでもないロックバンドだった。でもやっぱりバンドだけをやってきた人からは生まれない音楽だと思う。
1.終着点
2.インパーフェクション
3.ワールズエンド・ダンスホール
4.カラノワレモノ
5.踊るマネキン、唄う阿呆
6.センスレス・ワンダー
23:25~ KREVA [EARTH STAGE]
今回のメインステージの年越しはKREVA。過去に大阪でこのフェスが開催されていた時にもカウントダウンを務めている。
おなじみのMPC熊井吾郎と、ギター、ベース、ドラム、キーボードのバンドを従えてKREVAが登場すると、「パーティーはIZUKO?」でスタートし、曲が終わると、
「もちろんここだ!カウントダウンジャパン!」
と「トランキライザー」、
「初めて見る人!2014年のうちに俺のライブ見れてよかったね!来年になったら俺の基準、超上がってるから!」
と高速ラップが堪能できる「基準」へ。
「ノリノリで新年を迎えるのもいいけど、日本にはコタツに入って新年を迎えるっていう新年の迎え方もあるよね」
と、中盤は聴かせる曲を続ける。
そしていよいよ、
「2014年にサヨナラをしましょうかね。でも、サヨナラ1回じゃ足りないから、サヨナラ2回、サヨナラサヨナラしようかな!」
と言い、MCUとLITTLEが登場して、KICK THE CAN CREWの「sayonara sayonara」。2人がステージを去ると、カウントダウンへ。10秒前になると、カウントダウンに合わせて炎が吹き出し、2015年に突入。
「Na Na Na」「OH YEAH」とアッパーに新年を祝うと、今年は47都道府県ツアーを行うことを発表し、2015年は横ノリが流行る、とインターネットで予測されていたのを見たということで、得意な横ノリの「ビコーズ」「音色」でムーディーに締めた。
今年は47都道府県ツアーや、KICKも再びやっていくらしいので、またいろんな場所でいろんなライブを見ることになるはず。
1.パーティーはIZUKO?
2.トランキライザー
3.基準
4.ストロングスタイル
5.瞬間speechless
6.アグレッシ部
7.sayonara sayonara
-カウントダウン-
8.Na Na Na
9.OH YEAH
10.ビコーズ
11.音色
25:00~ サンボマスター [EARTH STAGE]
年明け1発目であり、EARTH STAGEの大トリとして登場のサンボマスター。
ステージには門松が置かれ、メンバーは獅子舞で登場。
「獅子舞頼み!獅子舞頼み!」
と山口が叫び、
「ミラクル起こせる人ー!」
と、「ミラクルをキミとおこしたいんです」からスタートし、この時間とは思えないテンションというか、もはやこの時間だからこそのテンションの高さ。もう人が少なくなってもおかしくない時間だが、満員の観客も披露がピークのこの時間とは思えないテンションである。
再び「獅子舞頼み!獅子舞頼み!」と叫ぶと、3人が獅子舞を被ってEXILEダンス(ダンス自体は何度もやっているが、一向に上手くならない)をし、カラオケからラストのサビでバンド演奏に切り替わる「孤独とランデブー」、そこからは代表曲にして定番曲を連発し、まさに山口言うところの「奇跡」のような盛り上がりに。
そして
「俺は死んだジョン・レノン、ジミ・ヘンドリックスとか、解散したバンドとかに、ロックンロールって歌いたかったよ。
辞めてった銀杏BOYZのアビちゃんやムライくんやチンくんにロックンロールって歌いたかったよ!」
と、「ロックンロール イズ ノットデッド」で終了。
しかし、EARTHのトリということで、アンコールに再び登場。
「俺は闇を歌いたいんじゃない。お前らの光を歌いに来たんだ。速い曲やるけど、怪我だけはすんなよ!」
と「光のロック」で今回のEARTH STAGEを締めくくり、最高の2015年の始まりを飾った。
1.ミラクルをキミとおこしたいんです
2.世界をかえさせておくれよ
3.愛してる愛して欲しい
4.孤独とランデブー
5.そのぬくもりに用がある
6.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
7.できっこないを やらなくちゃ
8.ロックンロール イズ ノットデッド
encore
9.光のロック
このあとDJブースで忘れらんねえよ柴田隆浩のDJと、Czecho No RepublicのDJセットを少しずつ見る。
柴田は上半身裸で曲をかけ、活動休止中の爆弾ジョニーの「なぁ~んにも」を、
「北海道にいるりょーめーに届けようぜ!」
と言ってかけたりしていた。
Czecho No Republicは先に出た柴田に加え、東京カランコロンいちろー、SAKANAMONの3人までもが登場するというお祭り騒ぎだった。
27:00~ the band apart [GALAXY STAGE]
すでにサウンドチェックの段階から3曲も演奏していたthe band apart。
いきなりの「Eric.W」で深夜のGALAXY STAGEを揺らすと、さらに「higher」と、この流れはかなり珍しい。
新年早々にリリースされるアルバムに収録される新曲も2曲披露。すでにツアーでも演奏されている曲だが、実にバンアパらしい複雑な展開なのだがキャッチーなギターロック。
荒井の挨拶から、原の
「待ち時間が長すぎて、ステーキを7枚くらい食ったんだけど、この活力をどこに向ければいいのか。僕の場合、ライブじゃないことだけは確かなんですけど(笑)」
というMC。原の活力はどこに向かうのだろうか。
後半はフェスらしく、代表曲を連発。
「15年くらいバンドやってるけど、今でもこうしてでかいステージでこれだけ多くの人の前でライブをやれてるのは本当に幸せだと思います」
と荒井は言っていた。アルバムも出るし、ツアーも近いうちにやるだろう。
これからもフェスではこのくらいの規模のステージでライブを見ていたいバンドである。
リハ.coral reef
リハ.cerastone song
リハ.クレメンタイン
1.Eric.W
2.higher
3.笑うDJ
4.ピルグリム
5.beautiful vanity
6.Photograph
7.夜の向こうへ
8.I Love You Wasted Junks & Greens
28:10~ B-DASH [GALAXY STAGE]
ついにこのフェスも最後のアクトに。今回のGALAXYの大トリはB-DASH。
「あけましておめでとうございます!1曲目は、KIDS」
と、「KIDS」からスタートし、代表曲を中心に、ところどころ近年の曲を交えていくセトリ。パンクバンドでもあるし、もはや最後のアクトだからか、ところどころでダイバーも出現する。
GONGONのMCは相変わらず意味不明だが、ARASEのMCも意味不明なのはこの時間だからだろうか。
しかし、このバンドはメンバーの見た目も、フェスでやる曲もほとんど変わらない。
だからこそ、こうしてライブを見ていると、このバンドのCDを聴いて、ライブに行っていた10代の頃を思い出す。
「みんなの中にある、いつまでも消えないもの!炎!」
と本編ラストに演奏した「炎」を聴くと、確かに自分の中に、かつてと変わらず、いつまでも消えないものがあることを実感させられる。
そして
「みんなが眠くならないように」
とすぐさま出てきたアンコールでは「ちょ」。やっぱりこれだよな。
1.KIDS
2.スラマッパギ
3.Water Pow
4.ヒポ
5.XLQ
6.やまびこ
7.情熱たましい
8.愛するPOW
9.忍者行進曲
10.平和島
11.M-11
12.フーファイ
13.Race Problem
14.炎
encore
15.ちょ
今回も最初から最後まで一度も寝ることなく、見たかったのはすべて見れた。参加されたみなさん、フェスを作ってくれたみなさん、お疲れ様でした。また夏にひたちなかで。
そしてこの長い文を読んでいただいているみなさん、今年もよろしくお願いします。
NEXT→ 1/10 RX-NIGHT @恵比寿リキッドルーム
まずはGALAXY STAGEで山崎洋一郎の前説を聞き、SPECIAL OTHERSの1曲目、「BEN」を聴いてからMOON STAGEへ。
15:15~ QOOLAND [MOON STAGE]
MOONのトップバッターは、先日代官山UNITでワンマンライブを行ったばかりのQOOLAND。彼らいわく、ツアーを終えて最強の状態での出演である。
平井が、
「RO JACKから来ました、QOOLANDです!」
と言うと、RO JACKを制した「勝つまでが戦争」からスタート。一年間の集大成とでもいうような鉄板のセトリで、やはりバンドの演奏も脂が乗っている。
「月の光に誘われてこのステージにやってきました」
という平井のMCはキモいと言われながらも、
「月の光ではなく、ここにいるみんなに誘われてこのステージにやってきました!」
とまとめ、
「歌ってくれ!」
と「白夜行」では合唱が起こり、ライブではおなじみの「熊とフナムシ」の振り付けを、ベース菅ひであきの、体操のお兄さんのような口調で説明し、ラストの「ドグラマグラ」では菅が曲間にブレイクダンスを披露。
30分という短い時間の中に、代表曲と、観客を楽しませようとする演出も盛り込みまくった、清々しいくらいに勝利感を感じたライブ。
RO JACK出身というのを誇りに、これからも毎回出て欲しい。
1.勝つまでが戦争
2.さよならNEVADA
3.反吐と悪口
4.白夜行
5.熊とフナムシ
6.ドグラマグラ
16:15~ go!go!vanillas [MOON STAGE]
リハからメンバーが登場し、「人間賛歌」を演奏した、go!go!vanillas。
本番でものっけから、ノリの良いロックンロールで、満員の観客を踊らせて行く。
「今、必要なのはテンションだー!」
と「ハイテンション」を演奏すると、ドラムのジェットセイヤが曲中に、
「お前らのテンションが俺のガソリン、テンションガソリンになるんだー!」
と、テンションはやたらと高いが、相変わらず意味のわからないMC。
メンバーは出演していなかった2年前に会場に来て、マッサージを受けたりしたというエピソードを話し、コール&レスポンスも交え、今年リリースの最新アルバム「Magic Number」のリード曲「マジック」、そして「オリエント」という終盤。
夏フェスまでは決して動員がいいとは言えなかったが、そうしていろんな場所でライブを重ね、そして何より良いアルバムを作ったことで、ちゃんと見てくれる人が増えた。
決して流行りのサウンドをやっているわけではないこのバンドがこのステージを満員にしたことは、実に大きな意味があると思う。
リハ.人間賛歌
1.アクロス ザ ユニバーシティ
2.エマ
3.ハイテンション
4.ホラーショー
5.マジック
6.オリエント
17:15~ 赤色のグリッター [MOON STAGE]
メンバーが登場すると、
「ただいま!」
と佐藤リョウスケが言った赤色のグリッター。去年はこのフェスのRO JACKの覇者としてオープニングアクトとして出演したので、本アクトとして帰還できたことによる「ただいま」である。
なので佐藤と紅一点ベース渡辺明日香もこのステージに立てた喜びを語りつつ、蒼くもどこか切ないギターロックを展開。高音ボーカルと性急なテンポの曲は現在の流行りと言えるかもしれないが、リズミカルな「あのね、きいて?」はライブでのいいアクセント。
3月に初めてスペシャ列伝で見た時から、10代とは思えない演奏力とソングライティングに驚いたが、様々なフェスやイベントに出て場数を踏んだことにより、元から高かった演奏力はもちろん、ライブの見せ方も確実に上手くなっている。
それだけに、客席の空き具合はやや寂しいものがあった。これからさらにいろんなタイプの曲が増えてくるだろうし、次はこのステージを埋めれるくらいになってほしい。
1.ハナミズキ
2.愛の舌打ち
3.あのね、きいて?
4.君に会いに行く
5.あの人
6.世界は赤色
17:45~ ヒステリックパニック [COSMO STAGE]
名古屋のラウドバンド、ヒステリックパニック、初出演にして、まさかの満員。
確かにラウドロックではあるのだが、メンバーのオタク気質を感じさせるアニソンなどの影響と、ハイトーンなボーカル、決していかつくないメンバーの見た目は、従来のラウドバンドとは全く異なるとっつきやすさを感じる。よくホルモンとの類似性を指摘されるが、メタルなどの影響を強く感じるホルモンとは違い、メタルっぽさはほとんど感じない。
実際に、猫の可愛さをひたすらに歌い、「にゃー にゃー」という、ラウドバンドとしては考えられないシャウトが炸裂。
そんな曲なのに客席では高速左回りのサークルなどが発生しまくっているというカオスぶり。
さらに、ボーカルのともがステージ上を自転車で走り回るという意味不明なパフォーマンスも見せ、
「また来年、12/31にここに帰ってきます!」
と宣言。来年にはさらに面白い状況になっている予感がする。
1.憂&哀
2.ねこ地獄
3.tear
4.人生ゲーム
5.WiLL
そのあとメインステージでBase Ball Bearを見ると、まさかの「愛はおしゃれじゃない」、さらに「ドラマチック」を聴く。
18:40~ 清竜人25 [ASTRO ARENA]
かつてはシンガーソングライターとしてこのフェスに何度も出演している清竜人。今年は自身がオーディションを行って結成したアイドルグループ、清竜人25での出演である。
清竜人とともに、6人の女性メンバーが登場すると、まさにアイドルのライブそのもののような熱狂ぶり。しかしながら、最後に全てを持っていくのは、女性メンバーではなく清竜人本人であるというのがすごい。
実際によく言われているように、このユニットは岡村靖幸やプリンスなどの影響を感じるファンクの要素を含んだポップミュージックであり、まさにその2人のような出で立ちになっている清竜人が歌うパートが1番の歓声を生むのも理解できるところである。
女性メンバーの自己紹介(物販ではポラも売っているらしい)もあったりと、アイドル性が強いライブなので(もちろん打ち込みで、口パクのとこも多い)、生演奏のロックバンドのライブに慣れている自分としては、ちょっと後半は飽きてしまった。
そしてあくまで期間限定であろうこのユニットのメンバーの顔と名前を、自分は活動期間中に一致させることはできないであろう。
しかし、かつてピアノ弾き語りで、「今のが最後の曲だったんですけど…」と言って唐突にライブを終えていたデビュー当時の清竜人とは今や何もかもが別人のよう。2006年にP-MANでロッキンに出た時にこうなることを予期してた人がいるだろうか。
1.ラブ♡ボクシング
2.Will♡You♡Marry♡Me?
3.CALL ME BABY
4.あいたいYO
5.ABC じゃグッと来ない!!
6.どうしようもないよ
19:40~ THE BAWDIES [GALAXY STAGE]
久々の出演となるTHE BAWDIES。かつて年越しをしたこのGALAXY STAGEでの出演である。
もう始まる前から満員状態の中、メンバーが登場すると、最新アルバム「Boys!」のリード曲「NO WAY」からスタート。
ROYの熱いMCも挟みながらヒットシングルを続けると、最近おなじみの昔話シリーズは、おかっぱのお姫様のJIM、胃腸の弱い王子様のMARCYというシンデレラで、
「このガラスのパンに挟むソーセージを知りませんか?」
というやり取りからの「HOT DOG」。
ROYとTAXMANのツインボーカルによる「KICKS!」から聴かせる「LEMONADE」と続けると、
「新しい年に乗り遅れますよ!」
と「IT'S TOO LATE」、そして大きなコール&レスポンスが響いた「SING YOUR SONG」で終了。
去り際には年内最後のTAXMANによる「わっしょい」も。やはり楽しかったが、このステージにこのバンドはやはりちょっと無理があったと思う。
2015年には2度目の武道館ワンマンも控えているだけに、またこのバンドにとって特別な1年になりそうな予感。
1.NO WAY
2.ROCK ME BABY
3.JUST BE COOL
4.HOT DOG
5.KICKS!
6.LEMONADE
7.IT'S TOO LATE
8.SING YOUR SONG
20:15~ さよなら、また今度ね [MOON STAGE]
この日を持って無期限活動休止することが発表されている、さよなら、また今度ね。
その最後の姿を見届けようと、客席には多くの観客が集った。
しかしながら、このバンドに感傷的な空気は似合わないだけに、これまでと変わらず、このバンドならではの一筋縄ではいかないポップな曲を演奏していく。
紅一点ベース佐伯香織による活動休止の説明も、
「私たちはメンバー本当に仲が良くて、いつも一緒にいるんで、再開する気満々なんですけど、ギターの菊地くんがいつも顔色が悪くて、長く生きれそうにないんですけど、菊地くんはあと何年生きられそうなんですか?」
菊地「10年くらい?」
「じゃあ、みんな10年は死なないように生きてください!」
と言い、休止を宣言する前にリリースされ、このバンドのさらなる可能性を感じさせた「クラシックダンサー」「僕あたしあなた君」を続けた。
菅原(ボーカル&ギター)も、
「みんな、また会おうぜ!それまで死ぬなよ!」
と言い、現状最後のステージから去って行った。
RO JACKで優勝してシーンに出てきて以降、曲も活動も休止も全く予期できないバンドだっただけに、また次にこのフェスに出ていても全く不思議ではない。
だから、そうやってまた会える時まで、さよなら、また今度ね。
1.ミルクアイス
2.瑠璃色、息白く
3.輝くサラダ
4.夕暮れとカミナリ
5.クラシックダンサー
6.僕あたしあなた君
20:45~ 04 Limited Sazabys [COSMO STAGE]
名古屋4人組バンド、04 Limited Sazabys。初出演にして、開演前から入場規制というとんでもない展開。
パンク、メロコアに属するバンドなのだが、何よりもメロディーのキャッチーさがこのバンドの武器。GEN(ボーカル&ベース)の少年のようなハイトーンボーカルも、このジャンルの中ではかなり珍しい。
「僕らみたいな泥臭いバンドが、こんな華やかなステージに立てると思ってませんでした!
ロッキンオンの人たち、見つけてくれてありがとうございます!僕たちのかっこよさに気づいてくれてありがとうございます!(笑)」
と、このステージに立てた喜びを語り、(メンバーはかつてこのフェスに客として来て、SPECIAL OTHERSを見たらしい)ひたすらに曲を連発。
「出たいフェスに出るためにバンドをやってるわけじゃないんですが、このステージは妄想していた景色の1つです。
2014年はこの曲に本当に助けられました」
と、ラストに「monolith」を演奏しようとするも、
「僕たちの音楽は、抑えられるくらいの衝動しか与えられてないんですかね!?」
とGENが言うと、その衝動を爆発させるかのように、ダイバーが続出した。
おそらくこのバンドはこのメロディーを持って、これからさらに大きなステージに出ることになる。こういったパンク、メロコアバンドに大きな夢を見れるのは本当に頼もしいが、ダイブ禁止のこのフェスにあって、最後のやり取りは大丈夫なんだろうか。すでに春のJAPAN JAMにも決定しているが。
とりあえずJAPAN JAMもそうだが、すでに出演が決まっている春のフェスで1番小さいステージに出すのだけは絶対やめるべき。
リハ.nem…
リハ.Lost my way
1.swim
2.midnight cruising
3.Now here, No where
4.Chicken race
5.Remember
6.Do it Do it
7.hello
8.monolith
22:00~ Dragon Ash [EARTH STAGE]
夏は皆勤賞だが、近年は冬も常連になりつつあるDragon Ash。
「ロックバンドはここだ!」
といきなりの「Fantasista」で幕開け。
「今日はアッパーな曲しかやらねぇからな!」
という言葉通りにアッパーな曲を連発していく。もはやダイバーが出ないこのフェスで「For diver's erea」を聴けるとは。
ラップチームYALLA FAMILYを迎えての「Still Goin' On」を披露すると、kjが着ていたPay money To my PainのTシャツを脱ぎ、
「いなくなっちまっても、CD聴いたりすれば、そいつはその中で生きている」
と、Kへのメッセージを送り、イントロから大歓声が上がり、kjもサークルを煽ってフロアに巨大サークルが出現した「百合の咲く場所で」、そしてラストの「Lily」へ。
最近はラストのサビ前で観客に肩車をさせて歌わせているこの曲だが、このフェスではさすがにそれはやらないだろう、と思いきや、
「これは絶対言うな、って言われてるんだけど!歌えるやつ、ちょっと見晴らしのいいとこに上げてもらえ!…もう、あれだよ!肩車してもらえってことだよ!」
と言い、いつもと変わらず肩車をして歌わせ、結局はダイブしていく。
kjは「毎年みんなが思ってる以上に怒られてる」と言っていたが、今回はHIATUS、フォーリミとダイブに言及するバンドが多いだけに、どうなるんだろうか。
1.Fantasista
2.Run to the Sun
3.Bring it
4.The Live
5.For divers erea
6.Still Goin' On
7.百合の咲く場所で
8.Lily
22:45~ ヒトリエ [COSMO STAGE]
2年連続出演のヒトリエ。今年は年越し寸前の、かぶりが極端に少ないスロットでの出演である。
メンバーが登場すると、ボカロPでもあるwowakaの作る高速の情報量の多い曲を続ける。
メンバーの演奏も超絶技巧というレベルで、かつシノダ(ギター)、イガラシ(ベース)が暴れまくり、超エモーショナルなライブを展開。
「インパーフェクション」のイントロの印象的なリフを決めたシノダは
「去年より50倍、いや100倍くらい人がいます!」
と言っていたが、他のMCはほとんど何を言っているのかわからない。
ラストまで速くて踊れる、というかもう踊るしかないくらいの曲を叩きつけまくり、wowakaは
「よいお年を」
と言ってステージを去って行った。
かっこいいバンドだとわかってはいたが、それでもまだヒトリエというバンドを甘く見ていた。他に類を見ないようなとんでもないロックバンドだった。でもやっぱりバンドだけをやってきた人からは生まれない音楽だと思う。
1.終着点
2.インパーフェクション
3.ワールズエンド・ダンスホール
4.カラノワレモノ
5.踊るマネキン、唄う阿呆
6.センスレス・ワンダー
23:25~ KREVA [EARTH STAGE]
今回のメインステージの年越しはKREVA。過去に大阪でこのフェスが開催されていた時にもカウントダウンを務めている。
おなじみのMPC熊井吾郎と、ギター、ベース、ドラム、キーボードのバンドを従えてKREVAが登場すると、「パーティーはIZUKO?」でスタートし、曲が終わると、
「もちろんここだ!カウントダウンジャパン!」
と「トランキライザー」、
「初めて見る人!2014年のうちに俺のライブ見れてよかったね!来年になったら俺の基準、超上がってるから!」
と高速ラップが堪能できる「基準」へ。
「ノリノリで新年を迎えるのもいいけど、日本にはコタツに入って新年を迎えるっていう新年の迎え方もあるよね」
と、中盤は聴かせる曲を続ける。
そしていよいよ、
「2014年にサヨナラをしましょうかね。でも、サヨナラ1回じゃ足りないから、サヨナラ2回、サヨナラサヨナラしようかな!」
と言い、MCUとLITTLEが登場して、KICK THE CAN CREWの「sayonara sayonara」。2人がステージを去ると、カウントダウンへ。10秒前になると、カウントダウンに合わせて炎が吹き出し、2015年に突入。
「Na Na Na」「OH YEAH」とアッパーに新年を祝うと、今年は47都道府県ツアーを行うことを発表し、2015年は横ノリが流行る、とインターネットで予測されていたのを見たということで、得意な横ノリの「ビコーズ」「音色」でムーディーに締めた。
今年は47都道府県ツアーや、KICKも再びやっていくらしいので、またいろんな場所でいろんなライブを見ることになるはず。
1.パーティーはIZUKO?
2.トランキライザー
3.基準
4.ストロングスタイル
5.瞬間speechless
6.アグレッシ部
7.sayonara sayonara
-カウントダウン-
8.Na Na Na
9.OH YEAH
10.ビコーズ
11.音色
25:00~ サンボマスター [EARTH STAGE]
年明け1発目であり、EARTH STAGEの大トリとして登場のサンボマスター。
ステージには門松が置かれ、メンバーは獅子舞で登場。
「獅子舞頼み!獅子舞頼み!」
と山口が叫び、
「ミラクル起こせる人ー!」
と、「ミラクルをキミとおこしたいんです」からスタートし、この時間とは思えないテンションというか、もはやこの時間だからこそのテンションの高さ。もう人が少なくなってもおかしくない時間だが、満員の観客も披露がピークのこの時間とは思えないテンションである。
再び「獅子舞頼み!獅子舞頼み!」と叫ぶと、3人が獅子舞を被ってEXILEダンス(ダンス自体は何度もやっているが、一向に上手くならない)をし、カラオケからラストのサビでバンド演奏に切り替わる「孤独とランデブー」、そこからは代表曲にして定番曲を連発し、まさに山口言うところの「奇跡」のような盛り上がりに。
そして
「俺は死んだジョン・レノン、ジミ・ヘンドリックスとか、解散したバンドとかに、ロックンロールって歌いたかったよ。
辞めてった銀杏BOYZのアビちゃんやムライくんやチンくんにロックンロールって歌いたかったよ!」
と、「ロックンロール イズ ノットデッド」で終了。
しかし、EARTHのトリということで、アンコールに再び登場。
「俺は闇を歌いたいんじゃない。お前らの光を歌いに来たんだ。速い曲やるけど、怪我だけはすんなよ!」
と「光のロック」で今回のEARTH STAGEを締めくくり、最高の2015年の始まりを飾った。
1.ミラクルをキミとおこしたいんです
2.世界をかえさせておくれよ
3.愛してる愛して欲しい
4.孤独とランデブー
5.そのぬくもりに用がある
6.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
7.できっこないを やらなくちゃ
8.ロックンロール イズ ノットデッド
encore
9.光のロック
このあとDJブースで忘れらんねえよ柴田隆浩のDJと、Czecho No RepublicのDJセットを少しずつ見る。
柴田は上半身裸で曲をかけ、活動休止中の爆弾ジョニーの「なぁ~んにも」を、
「北海道にいるりょーめーに届けようぜ!」
と言ってかけたりしていた。
Czecho No Republicは先に出た柴田に加え、東京カランコロンいちろー、SAKANAMONの3人までもが登場するというお祭り騒ぎだった。
27:00~ the band apart [GALAXY STAGE]
すでにサウンドチェックの段階から3曲も演奏していたthe band apart。
いきなりの「Eric.W」で深夜のGALAXY STAGEを揺らすと、さらに「higher」と、この流れはかなり珍しい。
新年早々にリリースされるアルバムに収録される新曲も2曲披露。すでにツアーでも演奏されている曲だが、実にバンアパらしい複雑な展開なのだがキャッチーなギターロック。
荒井の挨拶から、原の
「待ち時間が長すぎて、ステーキを7枚くらい食ったんだけど、この活力をどこに向ければいいのか。僕の場合、ライブじゃないことだけは確かなんですけど(笑)」
というMC。原の活力はどこに向かうのだろうか。
後半はフェスらしく、代表曲を連発。
「15年くらいバンドやってるけど、今でもこうしてでかいステージでこれだけ多くの人の前でライブをやれてるのは本当に幸せだと思います」
と荒井は言っていた。アルバムも出るし、ツアーも近いうちにやるだろう。
これからもフェスではこのくらいの規模のステージでライブを見ていたいバンドである。
リハ.coral reef
リハ.cerastone song
リハ.クレメンタイン
1.Eric.W
2.higher
3.笑うDJ
4.ピルグリム
5.beautiful vanity
6.Photograph
7.夜の向こうへ
8.I Love You Wasted Junks & Greens
28:10~ B-DASH [GALAXY STAGE]
ついにこのフェスも最後のアクトに。今回のGALAXYの大トリはB-DASH。
「あけましておめでとうございます!1曲目は、KIDS」
と、「KIDS」からスタートし、代表曲を中心に、ところどころ近年の曲を交えていくセトリ。パンクバンドでもあるし、もはや最後のアクトだからか、ところどころでダイバーも出現する。
GONGONのMCは相変わらず意味不明だが、ARASEのMCも意味不明なのはこの時間だからだろうか。
しかし、このバンドはメンバーの見た目も、フェスでやる曲もほとんど変わらない。
だからこそ、こうしてライブを見ていると、このバンドのCDを聴いて、ライブに行っていた10代の頃を思い出す。
「みんなの中にある、いつまでも消えないもの!炎!」
と本編ラストに演奏した「炎」を聴くと、確かに自分の中に、かつてと変わらず、いつまでも消えないものがあることを実感させられる。
そして
「みんなが眠くならないように」
とすぐさま出てきたアンコールでは「ちょ」。やっぱりこれだよな。
1.KIDS
2.スラマッパギ
3.Water Pow
4.ヒポ
5.XLQ
6.やまびこ
7.情熱たましい
8.愛するPOW
9.忍者行進曲
10.平和島
11.M-11
12.フーファイ
13.Race Problem
14.炎
encore
15.ちょ
今回も最初から最後まで一度も寝ることなく、見たかったのはすべて見れた。参加されたみなさん、フェスを作ってくれたみなさん、お疲れ様でした。また夏にひたちなかで。
そしてこの長い文を読んでいただいているみなさん、今年もよろしくお願いします。
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