BIGMAMA presents X'mas Special Live 2014 "Royalized X'mas" @EX THEATER ROPPONGI 12/25
- 2014/12/26
- 07:19
もはや毎年恒例になっている、BIGMAMAのクリスマスライブ。かつては昼と夜の2回公演をやったり、東名阪で開催したりもしたが、今年はこのEX THEATERでの1本のみ。
10日前にTOKYO DOME CITY HALLでもワンマンを行っているが、あのライブは全席指定ならではのコンセプチュアルなライブだったので、異なる内容のライブになると予想できる。
会場に入ると、ステージには前回のワンマン同様にバーカウンターやソファ、さらにはクリスマスツリーまでもが置かれ、見るだけでクリスマス気分が高まる。
おなじみの面白アナウンスのあと、19時15分頃にメンバーが登場。バイオリンの東出がキーボードを弾く1曲目は、クリスマスソング「My Greatest Tresure」。もうこの1曲目から前回とは全く違う内容になることは決定的だが、金井(ボーカル&ギター)の声があまり良く出ていないのは気になるところ。
ここ最近はクライマックスを担うことが多い「荒狂曲"シンセカイ"」も早くも序盤に演奏され、ライブハウスならではの、ステージが見えなくなるくらいの大量のダイバーが早くも出現するのは壮観。
大きなコーラスが響いた、カップリング曲である「Theater of Mind」が演奏されたのは、ここがEX THEATERだからなのか、来年発売のアルバムに収録されるからなのかはわからないが、金井言うところの、
「クリスマスだっていうのにライブハウスにBIGMAMAのライブ見にきてなにしてんだ(笑)
クリスマスに似合う曲、似合わない曲、どちらもたくさん演奏します」
というように、「月光」のフレーズを使った「Moonlight」やJUJUのカバー「やさしさで溢れるように」という、「聖夜」のイメージにピッタリな曲や、「走れエロス」「We have no doubt」「the cookie crumbles」という、ライブキッズを暴れさせるような曲が入り乱れて演奏される。
するとここでメンバーが一旦ステージを去り、お色直しタイム。再登場したメンバーはサンタクロースのコスプレで、安井(ベース)は白ヒゲをつけ、東出はミニスカサンタという狙ってる感満載。ちなみにこれはちゃんと毎年同じサイズの衣装を着れるか、という東出の体型チェックも兼ねているらしい。
そしてその格好で恒例のメンバーからのプレゼントタイム。箱の中に入ってるチケットの半券を引き、その番号の人がステージに上がってメンバーから直接プレゼントをもらえるというシステムで、今年は
リアド…サイン入りシンバル
東出…サングラス
柿沼…温泉の元、PV撮影で着たジャケット
金井…PV撮影で着たジャケット、フルマラソンを2回走った時に履いた靴
安井…去年のクリスマスライブでも使ったベース
というチョイス。当選者はステージに上がってプレゼントを受け取り、金井はジャケットを着せてあげ、東出はサングラスをかけてあげるというサービスも。
「客席にいるみんなは、外れたのに当たった人に暖かく拍手してて、本当にいい奴らだな!」
と金井も口に出すほど、この日の会場内は終始暖かい空気に包まれていた。
「ただ、我々はミュージシャンですので、音楽でプレゼントをしたいと思います」
と言うと、セットチェンジをし、まずは金井が1人で登場し、
「ゲラゲラポーとどっちにするか悩んだ」
と言い、アナ雪の主題歌「レット・イット・ゴー」を弾き語り。金井のアナ雪ということで、「カナ雪」らしい(笑)
すると柿沼も登場し、金井は一旦ステージにあるソファに座り、柿沼が
「今年1番感銘を受けた曲」
という秦基博の「ひまわりの約束」を弾き語り。柿沼が1曲まるまる歌うのを聴けるのはかなりレアいし、柿沼はセカンドボーカリストにしておくにはもったいないほどに歌が上手い。実際、この日も金井よりも声が出ていたし、どこか秦基博に声も似ていた(モノマネも交えていたのかもしれないけど)。
そして金井と柿沼の2人で桑田佳祐の「白い恋人たち」のカバーも飛び出す。金井メインでところどころ柿沼もボーカルを取る形だが、これは間違いなくクリスマスならではの選曲だろう。
すると他のメンバーも合流し、バンドのアコースティック編成に。去年まで使っていたベースをプレゼントにしたことにより、安井のベースは新品になっている。
「久しぶりにやる」
という「ライフ・イズ・ミルフィーユ」から、「ダイヤモンドリング」という選曲は、ただでさえレアいのにそれをこの日ならではのアコースティックで聴けたのだから、特別感は一層強い。
「後半戦行くぞ!」
と、普段の編成に戻ると、否が応でも年末感を感じるベートーベンの「第九」を使った「No.9」、バスドラの四つ打ちとキラキラしたサビの東海地区限定シングル「ワンダーラスト」、キッズが歓喜してダイブしまくる「Neverland」、安井のベースのイントロがカッコよすぎな「白鳥の湖」を使った「Swan Song」、そしてこの日のライブのタイトルにもなっている「Royalize」で終了。
金井→柿沼→安井→東出→リアドと、演奏を終えたメンバーが1人ずつステージを去って行ったのが印象的だった。
アンコールで再びメンバーが登場すると、先日のTDCホールの時と同様に、金井が来年発売のアルバム「The Vanishing Bride」のタイトル説明をし、その中から、「赤い糸」をテーマにした「A KITE」を初披露。
「俺は赤い糸ってやつを信じてなくて。真っ赤な嘘とも言うでしょ?神様なんていくらでも言いくるめられるんだよ」
と金井が言うように、決してストレートなわかりやすい歌詞のラブソングではないだけに、早く歌詞をちゃんと見ながら聴きたい曲である。
「初めてライブで披露する時っていうのはやっぱり特別なんだよな。これからツアーとかでこの曲やった時も、きっとこの日のことを思い出すんだよ。ああ、あの時はあんな感じだったなぁって」
と言うと、金井が最初のサビまでを全て観客に委ねて大きな合唱が起きた(みんな歌詞をちゃんと全部覚えているのが本当にすごいし、バンドへの限りない愛を感じる)「I Don't Need a Time M
achine」で無数のダイブを起こし、
「これからもみんなの1番のバンドであり続けたいと思います。いい夢見てください!」
と「Sweet Dreams」で終了。ステージから帰って行くメンバー、特にリアドの顔が実に晴れやかなのが印象的だった。
クリスマスならではの美しさと、ライブハウスならではの激しさが同居した、このバンドならではの聖なる一夜だった。
来年のアルバムと、それに伴うツアー(まだ発表されていない東京はついに武道館あたりになるんだろうか?)も本当に楽しみだし、毎年のクリスマスの恒例にしたくなるような内容だったが、一つだけ苦言を呈したいのは、このキャパなのに開場から開演までが30分しかないこと。
入場した時はもう開演時間になっていたし、ロッカーに荷物を預けるのに並んでいて、開演に間に合わなそうな人も結構いた。ホールや小さいライブハウスならともかく、このくらいのキャパなら1時間は取るべきだと思うのだが、30分だったのにはなにか理由があるのか。
1.My Greatest Tresure
2.荒狂曲 "シンセカイ"
3.#DIV/0!
4.Theater of Mind
5.alongside
6.走れエロス
7.Moonlight
8.やさしさで溢れるように
9.We have no doubt
10.the cookie crumbles
-お色直し&プレゼントタイム-
11.レット・イット・ゴー(金井弾き語り)
12.ひまわりの約束 (柿沼弾き語り)
13.白い恋人たち (金井&柿沼弾き語り)
14.ライフ・イズ・ミルフィーユ (アコースティック)
15.ダイヤモンドリング (アコースティック)
16.No.9
17.ワンダーラスト
18.Neverland
19.Swan Song
20.Royalize
encore
21.A KITE (新曲)
22.I Don't Need a Time Machine
23.Sweet Dreams
ワンダーラスト
http://youtu.be/km2inLHZjHc
Next→ 12/26 POLYSICS、キュウソネコカミ、銀杏BOYZ、Dragon Ash、水曜日のカンパネラ @豊洲PIT
10日前にTOKYO DOME CITY HALLでもワンマンを行っているが、あのライブは全席指定ならではのコンセプチュアルなライブだったので、異なる内容のライブになると予想できる。
会場に入ると、ステージには前回のワンマン同様にバーカウンターやソファ、さらにはクリスマスツリーまでもが置かれ、見るだけでクリスマス気分が高まる。
おなじみの面白アナウンスのあと、19時15分頃にメンバーが登場。バイオリンの東出がキーボードを弾く1曲目は、クリスマスソング「My Greatest Tresure」。もうこの1曲目から前回とは全く違う内容になることは決定的だが、金井(ボーカル&ギター)の声があまり良く出ていないのは気になるところ。
ここ最近はクライマックスを担うことが多い「荒狂曲"シンセカイ"」も早くも序盤に演奏され、ライブハウスならではの、ステージが見えなくなるくらいの大量のダイバーが早くも出現するのは壮観。
大きなコーラスが響いた、カップリング曲である「Theater of Mind」が演奏されたのは、ここがEX THEATERだからなのか、来年発売のアルバムに収録されるからなのかはわからないが、金井言うところの、
「クリスマスだっていうのにライブハウスにBIGMAMAのライブ見にきてなにしてんだ(笑)
クリスマスに似合う曲、似合わない曲、どちらもたくさん演奏します」
というように、「月光」のフレーズを使った「Moonlight」やJUJUのカバー「やさしさで溢れるように」という、「聖夜」のイメージにピッタリな曲や、「走れエロス」「We have no doubt」「the cookie crumbles」という、ライブキッズを暴れさせるような曲が入り乱れて演奏される。
するとここでメンバーが一旦ステージを去り、お色直しタイム。再登場したメンバーはサンタクロースのコスプレで、安井(ベース)は白ヒゲをつけ、東出はミニスカサンタという狙ってる感満載。ちなみにこれはちゃんと毎年同じサイズの衣装を着れるか、という東出の体型チェックも兼ねているらしい。
そしてその格好で恒例のメンバーからのプレゼントタイム。箱の中に入ってるチケットの半券を引き、その番号の人がステージに上がってメンバーから直接プレゼントをもらえるというシステムで、今年は
リアド…サイン入りシンバル
東出…サングラス
柿沼…温泉の元、PV撮影で着たジャケット
金井…PV撮影で着たジャケット、フルマラソンを2回走った時に履いた靴
安井…去年のクリスマスライブでも使ったベース
というチョイス。当選者はステージに上がってプレゼントを受け取り、金井はジャケットを着せてあげ、東出はサングラスをかけてあげるというサービスも。
「客席にいるみんなは、外れたのに当たった人に暖かく拍手してて、本当にいい奴らだな!」
と金井も口に出すほど、この日の会場内は終始暖かい空気に包まれていた。
「ただ、我々はミュージシャンですので、音楽でプレゼントをしたいと思います」
と言うと、セットチェンジをし、まずは金井が1人で登場し、
「ゲラゲラポーとどっちにするか悩んだ」
と言い、アナ雪の主題歌「レット・イット・ゴー」を弾き語り。金井のアナ雪ということで、「カナ雪」らしい(笑)
すると柿沼も登場し、金井は一旦ステージにあるソファに座り、柿沼が
「今年1番感銘を受けた曲」
という秦基博の「ひまわりの約束」を弾き語り。柿沼が1曲まるまる歌うのを聴けるのはかなりレアいし、柿沼はセカンドボーカリストにしておくにはもったいないほどに歌が上手い。実際、この日も金井よりも声が出ていたし、どこか秦基博に声も似ていた(モノマネも交えていたのかもしれないけど)。
そして金井と柿沼の2人で桑田佳祐の「白い恋人たち」のカバーも飛び出す。金井メインでところどころ柿沼もボーカルを取る形だが、これは間違いなくクリスマスならではの選曲だろう。
すると他のメンバーも合流し、バンドのアコースティック編成に。去年まで使っていたベースをプレゼントにしたことにより、安井のベースは新品になっている。
「久しぶりにやる」
という「ライフ・イズ・ミルフィーユ」から、「ダイヤモンドリング」という選曲は、ただでさえレアいのにそれをこの日ならではのアコースティックで聴けたのだから、特別感は一層強い。
「後半戦行くぞ!」
と、普段の編成に戻ると、否が応でも年末感を感じるベートーベンの「第九」を使った「No.9」、バスドラの四つ打ちとキラキラしたサビの東海地区限定シングル「ワンダーラスト」、キッズが歓喜してダイブしまくる「Neverland」、安井のベースのイントロがカッコよすぎな「白鳥の湖」を使った「Swan Song」、そしてこの日のライブのタイトルにもなっている「Royalize」で終了。
金井→柿沼→安井→東出→リアドと、演奏を終えたメンバーが1人ずつステージを去って行ったのが印象的だった。
アンコールで再びメンバーが登場すると、先日のTDCホールの時と同様に、金井が来年発売のアルバム「The Vanishing Bride」のタイトル説明をし、その中から、「赤い糸」をテーマにした「A KITE」を初披露。
「俺は赤い糸ってやつを信じてなくて。真っ赤な嘘とも言うでしょ?神様なんていくらでも言いくるめられるんだよ」
と金井が言うように、決してストレートなわかりやすい歌詞のラブソングではないだけに、早く歌詞をちゃんと見ながら聴きたい曲である。
「初めてライブで披露する時っていうのはやっぱり特別なんだよな。これからツアーとかでこの曲やった時も、きっとこの日のことを思い出すんだよ。ああ、あの時はあんな感じだったなぁって」
と言うと、金井が最初のサビまでを全て観客に委ねて大きな合唱が起きた(みんな歌詞をちゃんと全部覚えているのが本当にすごいし、バンドへの限りない愛を感じる)「I Don't Need a Time M
achine」で無数のダイブを起こし、
「これからもみんなの1番のバンドであり続けたいと思います。いい夢見てください!」
と「Sweet Dreams」で終了。ステージから帰って行くメンバー、特にリアドの顔が実に晴れやかなのが印象的だった。
クリスマスならではの美しさと、ライブハウスならではの激しさが同居した、このバンドならではの聖なる一夜だった。
来年のアルバムと、それに伴うツアー(まだ発表されていない東京はついに武道館あたりになるんだろうか?)も本当に楽しみだし、毎年のクリスマスの恒例にしたくなるような内容だったが、一つだけ苦言を呈したいのは、このキャパなのに開場から開演までが30分しかないこと。
入場した時はもう開演時間になっていたし、ロッカーに荷物を預けるのに並んでいて、開演に間に合わなそうな人も結構いた。ホールや小さいライブハウスならともかく、このくらいのキャパなら1時間は取るべきだと思うのだが、30分だったのにはなにか理由があるのか。
1.My Greatest Tresure
2.荒狂曲 "シンセカイ"
3.#DIV/0!
4.Theater of Mind
5.alongside
6.走れエロス
7.Moonlight
8.やさしさで溢れるように
9.We have no doubt
10.the cookie crumbles
-お色直し&プレゼントタイム-
11.レット・イット・ゴー(金井弾き語り)
12.ひまわりの約束 (柿沼弾き語り)
13.白い恋人たち (金井&柿沼弾き語り)
14.ライフ・イズ・ミルフィーユ (アコースティック)
15.ダイヤモンドリング (アコースティック)
16.No.9
17.ワンダーラスト
18.Neverland
19.Swan Song
20.Royalize
encore
21.A KITE (新曲)
22.I Don't Need a Time Machine
23.Sweet Dreams
ワンダーラスト
http://youtu.be/km2inLHZjHc
Next→ 12/26 POLYSICS、キュウソネコカミ、銀杏BOYZ、Dragon Ash、水曜日のカンパネラ @豊洲PIT
ATF 15th 大感謝祭! フォーエヴァーヤング!! ~豊洲で5PM編~ Dragon Ash / POLYSICS / キュウソネコカミ / 銀杏BOYZ / 水曜日のカンパネラ @豊洲PIT 12/26 ホーム
amazarashi LIVE TOUR 2014 「夕日信仰ヒガシズム」 追加公演 @渋谷公会堂 12/24