N'夙川BOYS presents ロックンロール三国志?っと!II ~黄巾ゾックゾクの乱~ @新木場STUDIO COAST 9/23
- 2014/09/23
- 23:15
映画「モテキ」のクライマックスに「物語はちと?不安定」が使われて一躍有名になった、N'夙川BOYS。その夙川の自主企画イベントは、新木場STUDIO COASTで3バンド同時開演という予測不能のライブ。三国志をテーマにした、他の2国はThe Mirrazとキュウソネコカミ。
COASTの中にはメインステージと、UKFCなどでも使われていた、ステージ向かって左のセカンドステージ、さらに普段は客席になっている、扉を入ってすぐ階段上のスペースに1番小さいステージが組まれていて、3バンド同時開演という前情報はあれど、一体どうなるのか全く予想できない。
18時になると、戦いを思わせるSEが流れ、3組のメンバーが全員登場。それぞれのバンドが、夙(夙川BOYS)、木(ミイラズ。木乃伊でミイラと読むから)、窮(キュウソ)と書かれた旗を持って登場し、夙川BOYSマーヤは兜を被り、ミイラズ畠山は諸葛亮孔明のコスプレで登場するという気合いの入りよう。
マーヤの合図でミイラズがセカンドステージ、キュウソネコカミがサードステージに移動すると、メインステージの夙川BOYSが、リンダがドラム、シンノスケがギター、マーヤがボーカルという編成の「プラネットマジック」を、ドラムとギターのみなのでいつものようにスカスカなサウンドながらも、とびきりスイートに鳴らす。
「サンキュー!」
とマーヤ&リンダがセカンドステージを指差すと、ミイラズが「真夏の屯田兵 ~yeah!yeah!yeah!」で一転してノイジーなギターで終わってしまった夏をライブハウスに呼び戻す。ところどころケイゾー&真彦のコーラスと歌詞が合っていなかったけど。
畠山が
「サンキュー!」
とサードステージを指差すと、キュウソネコカミのセイヤが、
「おらー!こんなクソみたいなステージにしやがってー!」
と、もはやオカザワとカワクボが弾いてるだけでぶつかるくらいに狭いステージへの怒りをあらわにし、いきなりの「DQNなりたい、40代で死にたい」でセイヤが客席に突入しようとするも、柵が常設ではなく急造なので脆く、なかなかうまく立つことができず、観客も倒れる人が続出してしまう。その様子を見たマーヤが(他のバンドが演奏している時は演奏してないバンドはずっとステージから見ている)、
「落ち着けー!」
と言って、いったん落ち着かせたあと、セイヤが客席にダイブし、ウォールオブデスも敢行。
このように、1バンドが1曲ずつ演奏する形で進行し、2ターン目ではキュウソネコカミが「KMDT25」で三色のボールを客席に投げると、そのボールをキャッチした人を囲むようにサークルを作らせるという、このイベントならではのパフォーマンスを見せる。
夙川BOYSが3ターン目に突入しようとすると、セイヤと畠山が
「待てやコラー!俺らもメインステージでやらせろやー!」
とステージから物言いをつけ、ここでメインステージ争奪騎馬戦を行うことに。騎馬戦と言っても、ビニールボートで、夙川BOYSマーヤ、ミイラズ元輝、キュウソセイヤが乗って観客が支え、帽子を取り合うというもの。
途中で諸葛亮孔明(畠山)による投石作戦(ボール投げ)も行われるも、元輝があっさり敗退し、マーヤもセイヤに敗れ、この結果、キュウソがメインステージ、夙川BOYSがセカンドステージ、ミイラズがサードステージに移動することに。
ステージ移動するということは当然転換が必要なわけだが、転換中は夙川BOYSによる、ミニアンプとギター、ドラム替わりの段ボールという、アコースティックではなく、ミニライブ形式でメインステージの端っこで、マーヤのファルセットボーカルによる「THE シーン」を演奏。
さらに、畠山を招き、
「こんな格好(諸葛亮のコスプレ)でやるような曲じゃない」
と言いながら、「シスター」を弾き語り。マーヤがこの曲が大好きでリクエストしたらしいが、
「そういう声にちゃんと応えてくれる男」
と畠山の優しさをアピール。
転換が終わると、メインステージを勝ち取ったキュウソが「ビビった」で、ミニライブと弾き語りでちょっとほっこりしつつあった空気を吹き飛ばし、夙川BOYSはリンダがメインボーカルの「路地裏BE-BOP」でこの日随一の華やかな展開に。ミイラズは2ターン目でリリースを控えるアルバムからの新曲「プロタゴニストの一日は」を披露し、アルバムへの期待を高めさせる。
すると今度は畠山が
「後輩なんだから先輩にメインステージを譲れー!」
とキュウソに噛みつき、再びステージ争奪騎馬戦が行われることに。今度は夙川BOYSリンダ、ミイラズケイゾー、キュウソソゴウという3人で、ゴムパッチン騎馬戦。リンダはあっという間に口からゴムを離してしまい脱落、ケイゾーとソゴウの一騎打ちになったところで、諸葛亮による投石も始まる。しかし、それすらものともしないケイゾーが圧倒的強さで勝利を収めるが、なぜかマーヤがケイゾーに向かってボールをひたすら投げつけまくる。
ミイラズがメインステージ、キュウソがセカンドステージ、夙川BOYSがサードステージに移動し、転換中には再び夙川BOYSによるミニライブと、今度はキュウソのセイヤによる、人生初の弾き語り。これまで自宅でしか弾き語りをしたことがないらしい。
明らかにリズムに合わない手拍子を
「手拍子邪魔やー!」
と遮り、「何もない休日」を弾き語ると、マーヤから、「初めてとは思えないくらいに良かった」とお褒めの言葉をもらう。
転換が終了すると、メインステージのミイラズから、クライマックスということで、それぞれが代表曲を演奏していく。最後に夙川BOYSが「Candy People」を演奏すると、どこからか巻き物がマーヤの手に渡り、
「城がヤバい!」
と書かれていたので、城に戻るという寸劇を経て、3バンドのメンバー全員が黄色いイベントTシャツに着替えて「黄巾族」として登場し、リンダはお姫様ルックに。
ミイラズのメンバーとシンノスケが楽器を持ち、キュウソのメンバーは旗やスティックなどを持つ中、それぞれのバンドの告知をすると、なんとミイラズ畠山がこの日のために作ったという新曲「超面倒くせぇ!!!」を披露。曲自体はミイラズの新曲と言ってもいいような言葉数の多い曲だが、畠山だけでなく、ちゃんとマーヤ、リンダ、セイヤのボーカルパートもあるという、完全に「この3バンドのための曲」。
そして最後の最後は、夙川BOYSの「物語はちと?不安定」を全員でセッション。曲中でマーヤが客席に飛び込むと、観客に支えられながら、
「キュウソは先輩のどんな無茶ブリにも、どんどんやってくださいよ!って言ってくれて。ミイラズはゲストなのに、畠山君がムービーを作ろうって言ってくれたり、さっきやった新曲をこの日のためだけに作ってきてくれた。2組とも本当にありがとう!」
と三国志を形成した2組への感謝を告げた。この日、演奏されたこの曲は、「モテキ劇場版」のクライマックスで流れた時をはるかに超えていた。
それは、このイベントの開催前に告知されていた「3バンドによるワンマンライブ」という言葉が本当にそのものになったから。この曲は夙川BOYSの最後の曲ではなく、この3バンド、「The 黄巾族」による最後の曲であった。
演奏を終えると、全員で手を繋ぎ、客席に一礼。我々観客も本当に楽しかったが、ステージのメンバーも心から楽しそうに見えた。BAYCAMPでは不機嫌そうだった畠山も、マーヤとセイヤに
「あの人あんなによくしゃべる人だっけ!?」
と言われるくらいにテンションが高かった。そのメンバーの楽しさが観客にも伝染してくるような、本当にいいイベントだった。こんなイベントは他に見たことがないが、ぜひまた開催して欲しい!
夙.プラネットマジック
木.真夏の屯田兵 ~yeah!yeah!yeah!~
窮.DQNなりたい、40代で死にたい
夙.Freedom
木.check it out! check it out! check it out! check it out! check it out!
窮.KMTD25
夙.THE シーン (転換中ミニライブ)
木.シスター (畠山弾き語り)
窮.ビビった
夙.路地裏BE-BOP
木.観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは
窮.ファントムバイブレーション
夙.ジーザスフレンド
木.プロタゴニストの一日は
夙.I'm waiting for the ah~ (転換中ミニライブ)
窮.何もない休日 (セイヤ弾き語り)
木.CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい
窮.良いDJ
夙.24hour
木.ラストナンバー
窮.お願いシェンロン
夙.Candy People
黄巾.超面倒くせぇ!!!
黄巾.物語はちと?不安定

COASTの中にはメインステージと、UKFCなどでも使われていた、ステージ向かって左のセカンドステージ、さらに普段は客席になっている、扉を入ってすぐ階段上のスペースに1番小さいステージが組まれていて、3バンド同時開演という前情報はあれど、一体どうなるのか全く予想できない。
18時になると、戦いを思わせるSEが流れ、3組のメンバーが全員登場。それぞれのバンドが、夙(夙川BOYS)、木(ミイラズ。木乃伊でミイラと読むから)、窮(キュウソ)と書かれた旗を持って登場し、夙川BOYSマーヤは兜を被り、ミイラズ畠山は諸葛亮孔明のコスプレで登場するという気合いの入りよう。
マーヤの合図でミイラズがセカンドステージ、キュウソネコカミがサードステージに移動すると、メインステージの夙川BOYSが、リンダがドラム、シンノスケがギター、マーヤがボーカルという編成の「プラネットマジック」を、ドラムとギターのみなのでいつものようにスカスカなサウンドながらも、とびきりスイートに鳴らす。
「サンキュー!」
とマーヤ&リンダがセカンドステージを指差すと、ミイラズが「真夏の屯田兵 ~yeah!yeah!yeah!」で一転してノイジーなギターで終わってしまった夏をライブハウスに呼び戻す。ところどころケイゾー&真彦のコーラスと歌詞が合っていなかったけど。
畠山が
「サンキュー!」
とサードステージを指差すと、キュウソネコカミのセイヤが、
「おらー!こんなクソみたいなステージにしやがってー!」
と、もはやオカザワとカワクボが弾いてるだけでぶつかるくらいに狭いステージへの怒りをあらわにし、いきなりの「DQNなりたい、40代で死にたい」でセイヤが客席に突入しようとするも、柵が常設ではなく急造なので脆く、なかなかうまく立つことができず、観客も倒れる人が続出してしまう。その様子を見たマーヤが(他のバンドが演奏している時は演奏してないバンドはずっとステージから見ている)、
「落ち着けー!」
と言って、いったん落ち着かせたあと、セイヤが客席にダイブし、ウォールオブデスも敢行。
このように、1バンドが1曲ずつ演奏する形で進行し、2ターン目ではキュウソネコカミが「KMDT25」で三色のボールを客席に投げると、そのボールをキャッチした人を囲むようにサークルを作らせるという、このイベントならではのパフォーマンスを見せる。
夙川BOYSが3ターン目に突入しようとすると、セイヤと畠山が
「待てやコラー!俺らもメインステージでやらせろやー!」
とステージから物言いをつけ、ここでメインステージ争奪騎馬戦を行うことに。騎馬戦と言っても、ビニールボートで、夙川BOYSマーヤ、ミイラズ元輝、キュウソセイヤが乗って観客が支え、帽子を取り合うというもの。
途中で諸葛亮孔明(畠山)による投石作戦(ボール投げ)も行われるも、元輝があっさり敗退し、マーヤもセイヤに敗れ、この結果、キュウソがメインステージ、夙川BOYSがセカンドステージ、ミイラズがサードステージに移動することに。
ステージ移動するということは当然転換が必要なわけだが、転換中は夙川BOYSによる、ミニアンプとギター、ドラム替わりの段ボールという、アコースティックではなく、ミニライブ形式でメインステージの端っこで、マーヤのファルセットボーカルによる「THE シーン」を演奏。
さらに、畠山を招き、
「こんな格好(諸葛亮のコスプレ)でやるような曲じゃない」
と言いながら、「シスター」を弾き語り。マーヤがこの曲が大好きでリクエストしたらしいが、
「そういう声にちゃんと応えてくれる男」
と畠山の優しさをアピール。
転換が終わると、メインステージを勝ち取ったキュウソが「ビビった」で、ミニライブと弾き語りでちょっとほっこりしつつあった空気を吹き飛ばし、夙川BOYSはリンダがメインボーカルの「路地裏BE-BOP」でこの日随一の華やかな展開に。ミイラズは2ターン目でリリースを控えるアルバムからの新曲「プロタゴニストの一日は」を披露し、アルバムへの期待を高めさせる。
すると今度は畠山が
「後輩なんだから先輩にメインステージを譲れー!」
とキュウソに噛みつき、再びステージ争奪騎馬戦が行われることに。今度は夙川BOYSリンダ、ミイラズケイゾー、キュウソソゴウという3人で、ゴムパッチン騎馬戦。リンダはあっという間に口からゴムを離してしまい脱落、ケイゾーとソゴウの一騎打ちになったところで、諸葛亮による投石も始まる。しかし、それすらものともしないケイゾーが圧倒的強さで勝利を収めるが、なぜかマーヤがケイゾーに向かってボールをひたすら投げつけまくる。
ミイラズがメインステージ、キュウソがセカンドステージ、夙川BOYSがサードステージに移動し、転換中には再び夙川BOYSによるミニライブと、今度はキュウソのセイヤによる、人生初の弾き語り。これまで自宅でしか弾き語りをしたことがないらしい。
明らかにリズムに合わない手拍子を
「手拍子邪魔やー!」
と遮り、「何もない休日」を弾き語ると、マーヤから、「初めてとは思えないくらいに良かった」とお褒めの言葉をもらう。
転換が終了すると、メインステージのミイラズから、クライマックスということで、それぞれが代表曲を演奏していく。最後に夙川BOYSが「Candy People」を演奏すると、どこからか巻き物がマーヤの手に渡り、
「城がヤバい!」
と書かれていたので、城に戻るという寸劇を経て、3バンドのメンバー全員が黄色いイベントTシャツに着替えて「黄巾族」として登場し、リンダはお姫様ルックに。
ミイラズのメンバーとシンノスケが楽器を持ち、キュウソのメンバーは旗やスティックなどを持つ中、それぞれのバンドの告知をすると、なんとミイラズ畠山がこの日のために作ったという新曲「超面倒くせぇ!!!」を披露。曲自体はミイラズの新曲と言ってもいいような言葉数の多い曲だが、畠山だけでなく、ちゃんとマーヤ、リンダ、セイヤのボーカルパートもあるという、完全に「この3バンドのための曲」。
そして最後の最後は、夙川BOYSの「物語はちと?不安定」を全員でセッション。曲中でマーヤが客席に飛び込むと、観客に支えられながら、
「キュウソは先輩のどんな無茶ブリにも、どんどんやってくださいよ!って言ってくれて。ミイラズはゲストなのに、畠山君がムービーを作ろうって言ってくれたり、さっきやった新曲をこの日のためだけに作ってきてくれた。2組とも本当にありがとう!」
と三国志を形成した2組への感謝を告げた。この日、演奏されたこの曲は、「モテキ劇場版」のクライマックスで流れた時をはるかに超えていた。
それは、このイベントの開催前に告知されていた「3バンドによるワンマンライブ」という言葉が本当にそのものになったから。この曲は夙川BOYSの最後の曲ではなく、この3バンド、「The 黄巾族」による最後の曲であった。
演奏を終えると、全員で手を繋ぎ、客席に一礼。我々観客も本当に楽しかったが、ステージのメンバーも心から楽しそうに見えた。BAYCAMPでは不機嫌そうだった畠山も、マーヤとセイヤに
「あの人あんなによくしゃべる人だっけ!?」
と言われるくらいにテンションが高かった。そのメンバーの楽しさが観客にも伝染してくるような、本当にいいイベントだった。こんなイベントは他に見たことがないが、ぜひまた開催して欲しい!
夙.プラネットマジック
木.真夏の屯田兵 ~yeah!yeah!yeah!~
窮.DQNなりたい、40代で死にたい
夙.Freedom
木.check it out! check it out! check it out! check it out! check it out!
窮.KMTD25
夙.THE シーン (転換中ミニライブ)
木.シスター (畠山弾き語り)
窮.ビビった
夙.路地裏BE-BOP
木.観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは
窮.ファントムバイブレーション
夙.ジーザスフレンド
木.プロタゴニストの一日は
夙.I'm waiting for the ah~ (転換中ミニライブ)
窮.何もない休日 (セイヤ弾き語り)
木.CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい
窮.良いDJ
夙.24hour
木.ラストナンバー
窮.お願いシェンロン
夙.Candy People
黄巾.超面倒くせぇ!!!
黄巾.物語はちと?不安定

NO NUKES 2014 出演:the HIATUS,斉藤和義 @Zepp Divercity 9/29 ホーム
クリープハイプ 全国ホールツアー[八枚目でやっと!九枚目でもっと!] @NHKホール 9/17