クリープハイプ 全国ホールツアー[八枚目でやっと!九枚目でもっと!] @NHKホール 9/17
- 2014/09/17
- 21:54
日本武道館2daysを成功させたあと、夏フェスにはあえて出演せずにこのホールツアーに照準を定めてきたクリープハイプ。先月シングル「エロ/二十九、三十」をリリースしたばかりだが、さらなる新曲(武道館でやった新曲は結局どうなったのか)も聴けるんじゃないかと期待が膨らむ。
いつもよりちょっと早めの18時半過ぎ、ステージ後ろの幕に、サングラスをかけた尾崎世界観が高速のSAで「ホールツアーの意気込みは?」という質問をされている映像が映し出される。そのあとカオナシ、小泉、小川と一人一人のインタビューが映されるのだが、
「今はバンドがすごくガッチリまとまってるから、みんなの質問の答えが同じになると思うんで、つまんないインタビューになったら申し訳ない」
と尾崎が言うも、カオナシは
「男と女というものは…」
という哲学を語り、小泉は
「なめろうの天ぷらを食べたんだけど、なめろうと天ぷらが別々に出てくると思ったらなめろう自体が天ぷらになってた」
と食事の話をし、小川は終始、
「うーん、ホールかぁ…」
と全く会話にならず、全然バンドとして答えが同じになっていない(笑)
何故か最後には4人が肩を組んでカメラのほうに走り出したところで映像は終わり、メンバーが登場。
1曲目はクリープハイプの新しいスタンダードナンバー「寝癖」。さらに「愛は」「愛の標識」とソリッドなギターロック曲が続く。中野サンプラザは武道館といった席指定の会場でのライブはこれまでにもあったが、ホールツアー自体は初めてなので、どうなんだろうかと思っていたが、すでに各地のホールを廻ってきているので、バンドの演奏も尾崎のあの独特の歌声も全く緊張は感じられず、ホールだから客席との距離を感じるということもない。
「各地でこの曲の説明してきたんですが、東京ではいらないでしょう…ムカつくレコード会社の曲です」
と尾崎が言って演奏されたのは、冒頭でちらっと言った、武道館で披露した曲。
「はじめまして ××××(ビクター)からユニバーサルシグマに移籍したクリープハイプです」
から始まり、
「いつか本当のベストを出せるまで」
と、歌詞が全てモニターに出る、ビクターへの恨み節ソング。武道館で初めて聴いた時は本当に笑った。
ホールだからといって座って聴くような曲を中心にするようなことは全くなく、「ウワノソラ」「社会の窓」というキラーチューンも早くもこの序盤で演奏される。
しかし、尾崎がアコギに持ち替えてのカオナシとのデュエットソング「グレーマンのせいにする」を終えると、そのまま、どちらかと言うと聴かせるタイプである新曲も披露。尾崎は非常にハイトーンな声なので、新曲の歌詞をしっかり聞き取るのは難しいが、「日常」「生活」といったイメージが頭に浮かんだ。先ほどの新曲といいこの曲といい、次のアルバムに収録される曲になるんだろうか。
「この前のライブで、広島でライブ後に居酒屋に打ち上げに行こうとして歩いてたら雨がめちゃくちゃ降ってきて打ち上げやる前からテンションが下がった、っていうMCをしたら、ライブ終わったあとに普段は滅多にしゃべらない小川君が、「広島じゃなくて岡山だよ」って言ってきて…(笑)
でもホールだからって「最初はバンドと客席の距離を感じた」みたいなことは絶対言わせないからな!」
と尾崎が話すと、「イノチミジカシコイセヨオトメ」、さらに曲終わりの拍手を遮るように「手と手」というアルバムの曲順通りのコンボ。さらに「ホテルのベッドに飛び込んだらもう一瞬で朝だ」ではスクリーンに渋谷駅からこの会場までの道、さらに開場時間前から集まっていた観客の写真までもが映し出される。
「憂、燦々」を終えると尾崎が、
「初めてセックスをしたのは高校3年生の時で…」
と、やたら赤裸々な話をし始め、
「最初は相手の家だったんだけど、ラブホテルに行きたいと言い始めて…自転車二人乗りで綾瀬のアテネっていうラブホテルに行って。そしたら彼女がポイントカードを持っていて(笑)誰と来てたんだろうって思って(笑)
で、部屋でケーブルテレビが見れたから、スペシャを見てて。面白いなーって思って見てたら彼女が、「しないの?」みたいになって。その時、THE BACK HORNの「コバルトブルー」が流れてたんだけど、俺の気持ちがコバルトブルーだった(失笑)
でも、その時に俺は音楽が好きなんだなぁって(笑)その時の気持ちと音楽が好きだっていう気持ちで出来た曲です(笑)」
と、やたら長い前置きから始まったのは最新シングル曲「エロ」。そこからはラストスパートとばかりにさらに加速し、小泉のドラムもどことなく序盤よりも力強さを増したように聞こえる。
ミラーボールが出現した「ラブホテル」ではいつものように大サビ前にブレイクを入れ、カオナシがメインボーカルの「かえるの唄」では幕にかえるのシルエットがチラチラと映り、
「先ほどから男と女という話をしていましたが、どちらにも共通する話題があると思うんです。私は恥ずかしいので、みなさんで言ってもらってもいいでしょうか?」
とそのままイントロのベースを弾きだしたのはもちろん「HE IS MINE」で、「セックスしよう!」の大合唱が巻き起こる。
非常にテンポの良かった本編のラストは「エロ」と両A面の「二十九、三十」。PVと同じく、スクリーンに仕事帰りのサラリーマンが歩いている映像が映り、一人で弾き語りをしている尾崎の前を通り過ぎていく。曲が終わってメンバーがステージから去っていくと、サラリーマンはどんどん画面の奥へ…と思ったら急にそのサラリーマンがアップになり、
「アンコールもあるはずなんで。多分メンバー走ってくるんで」
と言って映像が終わると、直後に本当にメンバーが走って登場。
「俺が恥ずかしい思いしてまでMCして失笑だったのに、カオナシがちょっと恥ずかしくて言えないって言っただけで歓声が上がるのはなんなんだ!(笑)」
と憎まれ口を叩きつつ、カップリング収録の軽快なリズムのショートチューン「なぎら」、さらに「左耳」、そして尾崎による、
「初めてホールツアーをやっていますが、このバンドを長く続けていくためにいろんなことをやっていこうと思っていて…変わらずに変わるっていうのか、根っこの部分はしっかりと持ったまま。
これからもよろしくお願いします。またすぐに会いましょう」
という締めの挨拶から、最後に演奏されたのは「オレンジ」だった。
自分はライブハウスでも何回もこのバンドのライブを見ているし、武道館にも行ったが、ホールに合わせた選曲をしたわけでも全くないし、メンバーの演奏もいつも通りの熱量。なのに、もはやライブハウスよりもホールのほうが似合うように感じた。尾崎も「変わらずに変わる」という旨の話をしたが、やっぱりいつだって「今を愛してる!」。明日の2日目でまた何かしらの発表があったりするのだろうか。
1.寝癖
2.愛は
3.愛の標識
4.新曲
5.週刊誌
6.ウワノソラ
7.社会の窓
8.グレーマンのせいにする
9.新曲
10.傷つける
11.イノチミジカシコイセヨオトメ
12.手と手
13.ホテルのベッドに飛び込んだらもう一瞬で朝だ
14.憂、燦々
15.エロ
16.おやすみ泣き声、さよなら歌姫
17.ラブホテル
18.かえるの唄
19.HE IS MINE
20.バブル、弾ける
21.二十九、三十
encore
22.なぎら
23.左耳
24.オレンジ
エロ
http://youtu.be/FPkFQGl2514
二十九、三十
http://youtu.be/-GzStwBn1RE
いつもよりちょっと早めの18時半過ぎ、ステージ後ろの幕に、サングラスをかけた尾崎世界観が高速のSAで「ホールツアーの意気込みは?」という質問をされている映像が映し出される。そのあとカオナシ、小泉、小川と一人一人のインタビューが映されるのだが、
「今はバンドがすごくガッチリまとまってるから、みんなの質問の答えが同じになると思うんで、つまんないインタビューになったら申し訳ない」
と尾崎が言うも、カオナシは
「男と女というものは…」
という哲学を語り、小泉は
「なめろうの天ぷらを食べたんだけど、なめろうと天ぷらが別々に出てくると思ったらなめろう自体が天ぷらになってた」
と食事の話をし、小川は終始、
「うーん、ホールかぁ…」
と全く会話にならず、全然バンドとして答えが同じになっていない(笑)
何故か最後には4人が肩を組んでカメラのほうに走り出したところで映像は終わり、メンバーが登場。
1曲目はクリープハイプの新しいスタンダードナンバー「寝癖」。さらに「愛は」「愛の標識」とソリッドなギターロック曲が続く。中野サンプラザは武道館といった席指定の会場でのライブはこれまでにもあったが、ホールツアー自体は初めてなので、どうなんだろうかと思っていたが、すでに各地のホールを廻ってきているので、バンドの演奏も尾崎のあの独特の歌声も全く緊張は感じられず、ホールだから客席との距離を感じるということもない。
「各地でこの曲の説明してきたんですが、東京ではいらないでしょう…ムカつくレコード会社の曲です」
と尾崎が言って演奏されたのは、冒頭でちらっと言った、武道館で披露した曲。
「はじめまして ××××(ビクター)からユニバーサルシグマに移籍したクリープハイプです」
から始まり、
「いつか本当のベストを出せるまで」
と、歌詞が全てモニターに出る、ビクターへの恨み節ソング。武道館で初めて聴いた時は本当に笑った。
ホールだからといって座って聴くような曲を中心にするようなことは全くなく、「ウワノソラ」「社会の窓」というキラーチューンも早くもこの序盤で演奏される。
しかし、尾崎がアコギに持ち替えてのカオナシとのデュエットソング「グレーマンのせいにする」を終えると、そのまま、どちらかと言うと聴かせるタイプである新曲も披露。尾崎は非常にハイトーンな声なので、新曲の歌詞をしっかり聞き取るのは難しいが、「日常」「生活」といったイメージが頭に浮かんだ。先ほどの新曲といいこの曲といい、次のアルバムに収録される曲になるんだろうか。
「この前のライブで、広島でライブ後に居酒屋に打ち上げに行こうとして歩いてたら雨がめちゃくちゃ降ってきて打ち上げやる前からテンションが下がった、っていうMCをしたら、ライブ終わったあとに普段は滅多にしゃべらない小川君が、「広島じゃなくて岡山だよ」って言ってきて…(笑)
でもホールだからって「最初はバンドと客席の距離を感じた」みたいなことは絶対言わせないからな!」
と尾崎が話すと、「イノチミジカシコイセヨオトメ」、さらに曲終わりの拍手を遮るように「手と手」というアルバムの曲順通りのコンボ。さらに「ホテルのベッドに飛び込んだらもう一瞬で朝だ」ではスクリーンに渋谷駅からこの会場までの道、さらに開場時間前から集まっていた観客の写真までもが映し出される。
「憂、燦々」を終えると尾崎が、
「初めてセックスをしたのは高校3年生の時で…」
と、やたら赤裸々な話をし始め、
「最初は相手の家だったんだけど、ラブホテルに行きたいと言い始めて…自転車二人乗りで綾瀬のアテネっていうラブホテルに行って。そしたら彼女がポイントカードを持っていて(笑)誰と来てたんだろうって思って(笑)
で、部屋でケーブルテレビが見れたから、スペシャを見てて。面白いなーって思って見てたら彼女が、「しないの?」みたいになって。その時、THE BACK HORNの「コバルトブルー」が流れてたんだけど、俺の気持ちがコバルトブルーだった(失笑)
でも、その時に俺は音楽が好きなんだなぁって(笑)その時の気持ちと音楽が好きだっていう気持ちで出来た曲です(笑)」
と、やたら長い前置きから始まったのは最新シングル曲「エロ」。そこからはラストスパートとばかりにさらに加速し、小泉のドラムもどことなく序盤よりも力強さを増したように聞こえる。
ミラーボールが出現した「ラブホテル」ではいつものように大サビ前にブレイクを入れ、カオナシがメインボーカルの「かえるの唄」では幕にかえるのシルエットがチラチラと映り、
「先ほどから男と女という話をしていましたが、どちらにも共通する話題があると思うんです。私は恥ずかしいので、みなさんで言ってもらってもいいでしょうか?」
とそのままイントロのベースを弾きだしたのはもちろん「HE IS MINE」で、「セックスしよう!」の大合唱が巻き起こる。
非常にテンポの良かった本編のラストは「エロ」と両A面の「二十九、三十」。PVと同じく、スクリーンに仕事帰りのサラリーマンが歩いている映像が映り、一人で弾き語りをしている尾崎の前を通り過ぎていく。曲が終わってメンバーがステージから去っていくと、サラリーマンはどんどん画面の奥へ…と思ったら急にそのサラリーマンがアップになり、
「アンコールもあるはずなんで。多分メンバー走ってくるんで」
と言って映像が終わると、直後に本当にメンバーが走って登場。
「俺が恥ずかしい思いしてまでMCして失笑だったのに、カオナシがちょっと恥ずかしくて言えないって言っただけで歓声が上がるのはなんなんだ!(笑)」
と憎まれ口を叩きつつ、カップリング収録の軽快なリズムのショートチューン「なぎら」、さらに「左耳」、そして尾崎による、
「初めてホールツアーをやっていますが、このバンドを長く続けていくためにいろんなことをやっていこうと思っていて…変わらずに変わるっていうのか、根っこの部分はしっかりと持ったまま。
これからもよろしくお願いします。またすぐに会いましょう」
という締めの挨拶から、最後に演奏されたのは「オレンジ」だった。
自分はライブハウスでも何回もこのバンドのライブを見ているし、武道館にも行ったが、ホールに合わせた選曲をしたわけでも全くないし、メンバーの演奏もいつも通りの熱量。なのに、もはやライブハウスよりもホールのほうが似合うように感じた。尾崎も「変わらずに変わる」という旨の話をしたが、やっぱりいつだって「今を愛してる!」。明日の2日目でまた何かしらの発表があったりするのだろうか。
1.寝癖
2.愛は
3.愛の標識
4.新曲
5.週刊誌
6.ウワノソラ
7.社会の窓
8.グレーマンのせいにする
9.新曲
10.傷つける
11.イノチミジカシコイセヨオトメ
12.手と手
13.ホテルのベッドに飛び込んだらもう一瞬で朝だ
14.憂、燦々
15.エロ
16.おやすみ泣き声、さよなら歌姫
17.ラブホテル
18.かえるの唄
19.HE IS MINE
20.バブル、弾ける
21.二十九、三十
encore
22.なぎら
23.左耳
24.オレンジ
エロ
http://youtu.be/FPkFQGl2514
二十九、三十
http://youtu.be/-GzStwBn1RE
N'夙川BOYS presents ロックンロール三国志?っと!II ~黄巾ゾックゾクの乱~ @新木場STUDIO COAST 9/23 ホーム
男どアホウ サンボマスター @新木場STUDIO COAST 9/13