いよいよ最終日。雨は降っていないが、そこまで天気が良いわけでもなく、若干の肌寒さも感じる。
9:55~ LAMP IN TERREN [Mt.FUJI STAGE] (Opening Act)
最終日のオープニングアクトは、VIVA LA ROCKやロッキンなどにも出演しているスリーピースギターロックバンド、LAMP IN TERREN。
3人が登場すると、「portrait」からスタート。
「朝早くからこんなに集まってくれてありがとうございます!」
と松本が感謝を告げながら、その儚さを孕んだ歌声を聴かせる。中原はマイクこそないものの、大きく口を開けて歌を歌いながらベースを弾く。
スペシャ25周年で、自分たちの3個上であることを話しながら感謝を告げると、
「いつか自分たちが夕暮れの時間にここでライブできるようになったらやってみたい、決意の歌」
と言って、最後に演奏されたのは「緑閃光」。演奏を終えると、ロッキンの時と同様に、
「いってらっしゃい!」
と言って、観客がこのあともフェスを楽しむのを願った。しかし、ロッキンよりも人が多いのは広いステージだから当たり前としても、その観客のリアクションからしても、はるかにロッキンよりも手応えがあった。来年、メインアクトで会いましょう。
1.portrait
2.ランデブー
3.sleep heroism
4.緑閃光
10:30~ Superfly [LAKESIDE STAGE]
この日のメインステージのトップバッターはSuperfly。
スペシャでおなじみの蔦谷好位置(キーボード)を含む大所帯のバンドメンバーが登場すると、フェス仕様のアッパーな曲を連発。そんな中、
「知ってる人は一緒に歌ってください」
と言ってからイントロが流れただけで大歓声が上がったのは「愛をこめて花束を」。これはやはり何度聴いても、心に染み入るくらいに美しい。
そして、ラストは「マニフェスト」。Superflyは2人組だった頃にこのフェスが初めてこの会場で開催された2007年から出演しているが、この曲はその時からやっている。それだけ、この曲は大事な曲なんだろう。それこそタイトルの「マニフェスト」そのもの。
1.Alright!!
2.Wildflower
3.Bi-Li-Li Emotion
4.Free Planet
5.タマシイレボリューション
6.愛をこめて花束を
7.マニフェスト
11:05~ 爆弾ジョニー [FOREST STAGE]
初出演となる爆弾ジョニー。「ピンポン」のテーマ曲となった「唯一人」からスタートすると、「おかしな2人」ではドラムのタイチがズボンを脱ぎ捨て、ふんどし一丁に。さらにりょーめーが客席にクラッカーを投げ込むと、客席をウォールオブデスの要領で真っ二つに割り、両サイドからクラッカーを鳴らし、
「元気があればこの曲も歌える!」
と、忌野清志郎「雨上がりの夜空に」のカバーまでも挟むという、曲もやりつつ持てる限りのネタを挟みまくり、タイチはさらにカラオケで福山雅治の「桜坂」を熱唱。微妙に似ているだけに爆笑なわけでもスベっているわけでもないのが厄介なところ。
ダンスナンバー「キミハキミドリ」では愉快な振り付けもあり、キーボードのロマンチック☆安田が、
「昨日、ベロベロに酔っ払ったThe Birthdayのチバさんに、なぜかポルシェってずっと呼ばれていた(笑)
2人で楽屋にあった絵本を読んでた(笑)」
というエピソードを開陳し、ラストは
「人は一人では生きていけない だから」
のサビ前のフレーズにりょーめーが、
「だから一緒に歌おう!」
と付け足して大合唱を巻き起こした「なぁ~んにも」。正直、今まで見る機会があったのに、見てこなかったのを後悔してしまうくらいに素晴らしかった。それはりょーめーのカリスマ性や、メンバーそれぞれのパフォーマンスによるものもあるが、やはり楽曲の良さがあってこそ。
ロックンロールの神の子たち、衝撃のラブシャデビュー。12月のZeppワンマンも行くしかない。
1.唯一人
2.おかしな2人
3.へんしん
4.キミハキミドリ
5.イミナシ!
6.なぁ~んにも
Mt.FUJI STAGEでは高橋優が秋田のなまはげの歌「泣く子はいねが」でコール&レスポンスを展開中。途中からなぜか「もしかしてだけど~」と、お笑いコンビどぶろっくのネタをコール&レスポンスし、最後はこの状況そのもののような「同じ空の下」で見事なボーカルを響かせた。
12:10~ THE BACK HORN [LAKESIDE STAGE]
実に5年ぶりの出演となる、THE BACK HORN。Superfly、高橋優とポップな曲を持つアクトが続いた流れを、いきなりの「声」「コバルトブルー」の2連打で一変させる。
しかし、そこからは逆に聴かせる曲を続ける。「美しい名前」はロッキンでもやっていたし、フェスで披露されることもよくある曲だが、まさかここで「冬のミルク」をやるとは。夏の野外という実に似合わないシチュエーションだったが、やはり初期THE BACK HORNの曲の中でも随一の名曲。
「夏が終わっちまうぞ!」
と山田将司が名残惜しそうに叫ぶと、「シンメトリー」から再び加速。ラストの勇壮なコーラスが轟く「刃」では、ステージ中央に集まって栄純と光舟が演奏する中、将司が2人の上に乗っかって歌おうとする(上手くバランス取れてなかったけど)というこの曲に似合いすぎな男らしいパフォーマンスを見せて終了。毎年、各地の夏フェスをわかせるこのバンドも、これで今年の夏は終わりなんだろうか。
1.声
2.コバルトブルー
3.冬のミルク
4.美しい名前
5.シンメトリー
6.シンフォニア
7.刃
12:45~ フレデリック [FOREST STAGE]
三原健司(ボーカル&ギター)と康司(ベース)の双子を中心とした4人組ダンスロックバンド、フレデリックが初出演。
タイトル同様に歌詞も難解を通り越して意味不明、というか言葉の語感でメロディに当てているかのような「SPAM生活」からスタートすると、どの曲もそんな歌詞だし、曲も予測不能な展開をするしと、実にとらえどころがない。なのだが、どの曲も基本的に踊れるという要素だけは絶対に外していない。
「正面に見えるあの山の頂上まで、ばいきんマンがやられた時みたいにキラーンって飛んで行って、みんなであそこに住みたいですね」
と、MCまでもとらえどころがないが、散々踊らせたあとにトドメとばかりに、
「明日9月1日から、スペシャでPower Pushになるんで、ガンガン流れるであろうこの曲でお別れしましょう」
と言って演奏された新曲「オドループ」が、これから先、このバンドの代表曲になるであろうというくらいに一回聴いただけで絶対踊り出したくなるくらいのキラーチューン。正直、CD聴いた時はそこまでピンとはこなかったが、この新曲を含んだアルバムがリリース(9月24日)されたら、一気に状況は変わるかもしれない。それくらいに、なんか化けそうな予感を漂わせているバンド。
1.SPAM生活
2.ディスコプール
3.峠の幽霊
4.プロレスごっこのフラフープ
5.オドループ
そのあとMt.FUJI STAGEでは、大ベテランブルースバンド、憂歌団が絶賛演奏中。メンバーが座って演奏しているからか、座って聴いている人や、寝転がっている人も多かったが、演奏が凄すぎて全然寝ていられない。
「いくつになっても ブルースとロックンロール」(Blues Rock'n Roll)
この人くらいの歳になっても、そう思えるようになっていたい。
13:50~ The Birthday [LAKESIDE STAGE]
Superfly同様に2007年から出演しているThe Birthday。「Happy Birthday」のブルージーなSEでメンバーが登場すると、「Buddy」からガッチリと整ったバンドのグルーヴを聴かせる。チバのボーカルはやはり魅力的だが、髭が白くなっているのは年齢を感じさせる。
軽快さを感じさせる「カレンダーガール」を終えると、クハラが、
「我々は晴れバンドですので、そのあたりはお任せください」
と言うと、チバが
「このあと豪雨だよ(笑)」
とかぶせる。しかし、それまでは晴れていたが、このあたりからやや曇ってきていた。
「なぜか今日は」「くそったれの世界」という、近年のポップなシングル曲も演奏されると、「涙がこぼれそう」のイントロでは、最初のフレーズを観客に合唱させ、
「俺さ 今どこ?」
に対し、
「どこだ?富士山?あっち?今はその近くだ!」
と叫び、大歓声を浴びて演奏した。去り際、チバは
「天気持つといいね」
と言っていたが、一応持ったと言えば持ったんだろうか。
1.Buddy
2.LOVE GOD HAND
3.カレンダーガール
4.なぜか今日は
5.COME TOGETHER
6.くそったれの世界
7.涙がこぼれそう
14:45~ KANA-BOON [Mt.FUJI STAGE]
前日に大阪でバンド最大規模の凱旋ワンマンを行ったKANA-BOON。スペシャでレギュラー番組を持っているということもあり、今年も出演。
「寒いけど、熱くしていきますよ」
と谷口が言うと、「1.2. step to you」からスタートするというおなじみの流れ。ただ、谷口自身も、昨日ワンマンを終えたばかりということで、
「スナックのおばさんみたいになっている」
と声の調子が万全ではないことを話していたが、確かに高音はいつもよりかなりキツそうであった。
そこまでは踊れる楽しいKANA-BOONであったが、最新シングル「生きていく」はこの日唯一の聴かせる曲。こういう曲を聴くと、楽しくて踊れる曲もKANA-BOONの魅力だが、やはりこのバンドはメロディが良いという基本的なことを思い知らせてくれる。
「SLSってなんの略?」
と谷口が飯田に振ると、
「すごい・リッチな・しじみ」
と大喜利で返すも、苦笑い程度の笑いしか起きず、しかも谷口に、
「リッチはLじゃなくてRやん」
と返されるが、
「(ラジオの)スクールオブロックがROCKじゃなくてLOCKやからいいねん」
と開き直り気味。
自身のレギュラー番組で作ったたこ焼きの宣伝をすると、
「なんかお腹が空きましたね。これで飲食ブースにチャーハン売ってたら台無しやけどな」
と、「ないものねだり」から「フルドライブ」へ。
谷口が、
「怪我だけせんように、気をつけて」
と、観客を気遣い、KANA-BOONの、これまでで最も長かったであろう夏が終わっていった。
1.1.2. step to you
2.ワールド
3.ウォーリーヒーロー
4.生きていく
5.盛者必衰の理、お断り
6.ないものねだり
7.フルドライブ
15:30~ NICO Touches the Walls [LAKESIDE STAGE]
このフェスでは常連中の常連、まだ若手の頃からメインステージを任されてきた、NICO Touches the Wallsが今年も登場。
SEもなしにメンバーが登場すると、いきなりの「手をたたけ」で会場いっぱいに手拍子を響かせて行く。
曇り空の中、「ニワカ雨ニモ負ケズ」、「THE BUNGY」とアッパーな定番シングル曲を続けると、ライブ様にアレンジしまくった「Mr.ECHO」では一転して聴かせるモードに。
「今日、雨が降ったらこの曲はやらないと思ってたんですけど、晴れたんでやります。みんなのためにやります!」
という光村の前フリに大歓声が上がり、イントロでさらに歓声が大きくなったのが、このバンドを代表する夏ソング「夏の大三角形」。きっと、この曲を今年の夏に聴けるのはこれで最後だ。
そしてラストは、光村が、
「このロケーションで、この曲をやって、みんながサークルモッシュするのが見てみたい!そのために作った曲です!」
と、珍しく(というか今まであっただろうか)サークルを作ることを促すと、客席に超巨大サークルが出現した「天地ガエシ」。アウトロではどんどんテンポが上がっていきながら何度も最後の演奏を繰り返した。
このバンドは他のフェスだとアルバム曲の割合が多かったり、「フェスでこの曲やるのか?」っていう曲をやったりするのだが、このフェスでは毎年潔いくらいにヒットシングル曲連発。
それはこのフェスとの相性の良さもあるかもしれないが、毎年、このバンドにとってはこの場所が夏の最後を実感する場所だからなんだろうか。
1.手をたたけ
2.ニワカ雨ニモ負ケズ
3.THE BUNGY
4.Mr.Echo
5.夏の大三角形
6.天地ガエシ
16:25~ KEYTALK [FOREST STAGE]
今年になってのシングルとアルバムのヒットで、新世代を代表するバンドの一つになりつつあるKEYTALKがこのフェスに初出演。ギタリスト小野武正はすでに初日のSAKANAMONのステージにゲスト出演しているが。
いきなりの「パラレル」でスタートすると、抜群の演奏力のみならず、4人のフォーメーションも完璧で、見ているのが本当に楽しい。
「ドラム、ハーゲンダッツ八木!」
と八木を紹介すると、ドラムソロを展開し、夏の野外に似合う曲を続けて行く。
「ラブシャ最高じゃないですか!俺なんか三日間来てますからね!昨日なんか12バンドくらい見てますからね!」
と腕につけた3本のリストバンドを客席に見せつける。
満員の観客を踊らせまくった中、ライブ中にクマもんの置物をステージに置いたりした寺中が、
「ラブシャー!最後は俺たちKEYTALKとお前らのどっちが楽しめるか勝負だー!」
と、首藤と小野が踊りながら演奏する「夕映えの街、今」。寺中は一度ステージから飛び降りて客席に突入すると、一度ステージに上がるものの、裏に掃けて行ってから全く帰って来ず、小野と首藤が、
「どこ行った?」「わかんね」
みたいな顔でやり取りする中、客席からずぶ濡れの寺中がステージに上がろうとする。(山中湖の中に入ってきたらしい)しかし、なかなか上がれずに失笑を買い、ようやく上がると、服をしぼってステージを去っていくという、おそらくこのフェス始まって以来のエンディング。
音楽もメンバーそれぞれの個性も本当に面白い。いいバンドだな~。
1.パラレル
2.sympathy
3.太陽系リフレイン
4.fiction escape
5.MABOROSHI SUMMER
6.コースター
7.夕映えの街、今
17:30~ 斉藤和義 [LAKESIDE STAGE]
もはや国民的シンガーと言っても全く過言ではないであろう。開演前から客席を満員に埋めた斉藤和義。
フジイケンジ(The Birthday)らバンドメンバーに続いて、黒のスーツに身を包んだ斉藤和義がさらっと登場すると、いきなりさらっと「やさしくなりたい」からスタート。もちろん大歓声である。
「ラブシャワーってなんか…エロいよね(笑)…○射?(笑)」
とさらっと下ネタも言ってしまうあたりもこの人ならでは。
CMで大量にオンエアされた「Hello! Everybody!」も含め、新旧揃えた選曲で、それぞれが確固たるキャリアを誇るバンドメンバーの演奏もさすが。
「ずっと好きだった」で再び大歓声を浴びると、
「ありがとうございましたー」
と、あっという間に「歩いて帰ろう」でラスト。本人が実に飄々としているため、あまりこういう形容が正しくない気もするが、抜群の安定感のあるライブ。
そして、3日間続いてきたこのフェスも、ついに各ステージ、あと1組ずつに。
1.やさしくなりたい
2.月光
3.I LOVE ME
4.Hello! Everybody!
5.ずっと好きだった
6.歩いて帰ろう
FOREST STAGEのトリはlego big morl。しかし、冒頭の新曲と「ワープ」まで聴いて移動。やっぱり曲も演奏もいいバンドなだけに、2ndアルバムで小林武史にプロデュースされ、セールスも動員も一気に低迷するという迷走ぶりは今になっても悔やまれる。あの当時にワープすることができたら、絶対に小林武史にプロデュースしてもらうのはやめとけ!と言いたい。
18:25~ ザ・クロマニヨンズ [Mt.FUJI STAGE]
3日間、若手からベテランまで様々なアーティストが出演してきた、このMt.FUJI STAGEのトリはザ・クロマニヨンズ。3日間を通してはっきりとこのステージから富士山が見えることはなかったが、この時間には雨もぱらついてきているほど。
「夏を締めくくるぞー!」
とヒロトが叫び、「突撃ロック」から、ひたすらにシングル曲を連発。曲も、ヒロト&マーシーをはじめとしたメンバーも、もはやロックンロールそのもの。
中盤、ヒロトが着ていたTシャツを脱ぎ捨てると、
「実はそんなに汗をかいてません(笑)服を脱ぐのはサービスでもありません。癖です(笑)」
と笑わせ、
「歌を歌う時は、上手ければならないという決まりはありません。思いっきり歌って、もしとなりの人が下手だったら、ふふふと笑っておきましょう(笑)」
と「グリセリン・クイーン」を合唱し、CHAGE and ASKA「YAH YAH YAH」をいきなり熱唱。
「今年の夏はあまり歌われなかったみたいだから(笑)」
と言い、最新シングル「キスまでいける」、
「我々は、ザ・クロマニヨンズだー!」
と叫んでからの「タリホー」と、ロックンロールは止まらない。マーシーもこのあたりからは叫びまくり。
コール&レスポンスも交えた「ナンバーワン野郎」から、ラストの「クロマニヨン・ストンプ」まで完璧にやり遂げ、マーシーが
「またねー」
と言う中、ヒロトは例によってズボンを脱いで…。でも、この人たちはいつも自分のロック好きとしての襟を正してくれる。これからもずっと変わらないだろうなぁ。
そしてついに、最後のアーティストへ。
1.突撃ロック
2.紙飛行機
3.ギリギリガガンガン
4.炎
5.エイトビート
6.グリセリン・クイーン
7.キスまでいける
8.タリホー
9.雷雨決行
10.ナンバーワン野郎
11.クロマニヨン・ストンプ
1 ウルフルズ [LAKESIDE STAGE]
ついに3日間続いたこのフェスも、最後のアーティストへ。2007年の活動休止直前に関東圏で最後のライブをこのフェスの大トリとして行ったウルフルズ。復活を遂げ、再びこのフェスの大トリとして凱旋。
サポートキーボード浦清英を含むメンバーが登場すると、笑顔のギタリスト、ウルフルケイスケがギターを刻みはじめ、いきなりの「ガッツだぜ!!」からスタート。満員の観客もこれにはいきなり最高潮。
トータス松本は
「最後の最後に雨降ってきやがって、ムカつくわー(笑)」
と言いながら、
「せやなー」「せやせや!」
というコール&レスポンスを数えきれないくらいに繰り返し、魂揺さぶるボーカルでヒット曲を連発していく。
復活後の「ヒーロー」から大ヒット曲「バンザイ ~好きでよかった~」と、短い時間の中にも聴かせるゾーンをしっかり作り、メンバー紹介も挟んであっという間のラストは究極のポジティブソング「ええねん」で大きな
「ええねん!」
の大合唱が起こり、本編は終了。
アンコールではトータスが長い年月活動を休止してしまったことを語り、7年前にもフェスの最後を締めくくった「いい女」。トータスが一度引っ込んでから、ケイスケと観客の呼び込みで再び登場というパフォーマンスも、かつてと全く変わらず、見た目も全く老けていないメンバーが客席に笑顔で手を振るころには、雨もすっかり止んでいた。
1.ガッツだぜ!!
2.SUN SUN SUN '95
3.借金大王
4.ヒーロー
5.バンザイ ~好きでよかった~
6.ええねん
encore
7.いい女
花火が上がり、スクリーンにこの日の全アクトのライブ写真と、会場の様子を写した写真が映ると、ステージに
「Thank you very much.See you next year!」
の文字が。
こちらこそ、毎年本当にありがとう。スペシャのみなさん、スタッフのみなさん、そして山中湖。ここは本当に自分が大好きな場所。多くの出演者と同じように、これからも毎年、ここで夏を締めくくりたい。
だからまた来年。でも、ライブじゃなくて、一回観光でもここに来てみたい。それくらい、自分はこの場所を好きになってしまった。

