SWEET LOVE SHOWER 2014 @山中湖交流プラザきらら 8/29
- 2014/08/30
- 23:20
夏の終わりの風物詩としてすっかり定着した、SPACE SHOWER TV主催による音楽フェス、SWEET LOVE SHOWER。今年はスペシャが開局25周年ということで、例年の土日2日間から、金土日の3日間に拡大しての開催。
去年同様に
LAKESIDE STAGE
Mt.FUJI STAGE
FOREST STAGE
の3ステージだが、去年までFOREST STAGEがあった場所に飲食ブースが移り、FOREST STAGEは去年まで駐車場だったスペースに。これにより、かなりキャパは拡大したように見える。
入場すると、この日のライブがバンドとしてのラストライブとなるandymoriの物販と、andymoriとのコラボグッズを売っていることにより、オフィシャル物販も長蛇の列。並んだらライブ見れなそうなのであっさり退散。
天気は雨が降ったり止んだりという感じで、雲が多いため、富士山は全く見えそうにない。
9:55~ ボールズ [Mt.FUJI STAGE] (Opening Act)
3日間の口火を切るのは、オープニングアクトのボールズ。アジカンのゴッチのソロツアーでもオープニングアクトとして出演していたので、見るのはこれで2回目。
サウンドチェックをメンバーで行ってから再度登場すると、このステージの空気によく似合う爽やかなバンドサウンドを響かせる。メンバーそれぞれにはおそらく内に秘めたるギラギラした思いがあるだろうが、演奏中にはそういう面が見えることはない。
ギターが観客をジャンプさせたりという、フェスらしい一体感を見せる場面もあるが、何よりもそのギターの音が心地いい。エレキ×2、アコギというトリプルギター編成だが、音で埋め尽くす感じも全くない。
近年の若手バンドの、楽しく踊れるようなタイプのバンドでは全くないが、このメロディの良さはインディー系という枠にとどめておくにはもったいないくらい多くの人に届きそうな可能性を秘めている。
1.通り雨
2.SING A SONG GIRL
3.YOUTH
4.Akutagawa trip
5.unicorn in the groove
10:30~ エレファントカシマシ [LAKESIDE STAGE]
今年のメインステージのトップバッターはエレカシ。スクリーンに映し出されたカウントダウンが0になると、サポートギター、ヒラマミキオを含めたメンバーが登場。
「おはようございます」
という宮本の、ちょっと照れ臭そうな挨拶から、1曲目はまさにフェスの1曲目にふさわしい「おはよう こんにちは」。
近年のエレカシのフェスでの戦い方は、惜しみなくヒット曲を連発するというものだが、この日もまさにその通りに、最新シングル「Destiny」も含めて名曲を連発。「今宵の月のように」では宮本が歌い出しのギターのコードが「悲しみの果て」と混ざってしまい、2回やり直すという珍しい場面も。
「SPACE SHOWER TV、25周年、おめでとうございます!」
とスペシャへの感謝を告げ、ベテランの貫禄を感じさせながらも、全く老いは感じさせないライブの締めは圧巻の「ガストロンジャー」。やっぱりすげえや。
1.おはよう こんにちは
2.悲しみの果て
3.デーデ
4.Destiny
5.今宵の月のように
6.ハナウタ ~遠い昔からの物語~
7.俺たちの明日
8.ガストロンジャー
11:05~ Large House Satisfaction [FOREST STAGE]
場所が変わり、キャパも広くなったFOREST STAGEのトップを飾るのは、賢司(ベース)と要司(ボーカル&ギター)の小林兄弟率いるスリーピースロックンロールバンド、Large House Satisfaction。
今年はロッキンにも出演したが、その時同様に黒を基調とした衣装で登場し、まだ午前中で眠気のある頭を爆音ロックンロールで叩き起こして行く。
「今日は朝が早すぎる」
と賢司が言うと、リリースが決定しているアルバムからの新曲「トワイライト」。ロッキンの時はストレートなロックンロールの「Stand by you」を披露したが、こちらはダークな4つ打ちダンスナンバー。この時は真っ昼間だが、歌詞の内容的にも夜のライブで聴きたい。
曲間に田中(ドラム)がバスドラを4つ打ちでリズムを取ると、観客がそれに合わせて手拍子したのだが、
「そのバスドラに合わせた手拍子は、ただの場繋ぎだから無意味だ!」
と、元も子もないことを言い、最後までロックンロールを叩きつけて、サッとステージを去っていった。なんか、ライブ見る度に確実に好きになってきているバンドだ。
1.バンバンバン
2.Phantom
3.トワイライト
4.Traffic
5.愛悩
6.Power
そのあとMt.FUJI STAGEに移動し、現在大ブレイク中のゲスの極み乙女。を途中から。昨年はFOREST STAGEに出演し、お世辞にも埋まっていたとは言い難い感じだったが、今回は一万人キャパのこのステージで満員という、10倍を超える動員増加を果たした。
踊れる「ホワイトワルツ」、最新シングル「猟奇的なキスを私にして」という曲を演奏し、最後は「キラーボール」。川谷は、
「来年は1番大きいステージのトリで会いましょう」
と宣言。そしてこのあと東京に戻ってミュージックステーション出演、明日は川谷はindigo la Endでこのフェスに出演。どんなスケジュール組んでるんだ。
12:10~ きゃりーぱみゅぱみゅ [LAKESIDE STAGE]
去年まではスペシャの番組VJとしてもおなじみだったが、番組を卒業してから初出演となるきゃりーぱみゅぱみゅ。先にキッズダンサーズが登場し、音が流れ出すと、黒のドレスを着たきゃりーが登場。
「インベーダーインベーダー」からスタートすると、CMでおなじみの曲とヒットシングルを交えたセトリを展開。以前暑いのが苦手だと言っていたが、晴れ間こそ見えていても涼しいので、ダンスもキレキレで、キツそうなところは全く見えない。
振り付けが楽しい「にんじゃりばんばん」や最新アルバムのリード曲「きらきらキラー」、持ち曲の中で最もロックな曲と紹介された「ファッションモンスター」と、どれもいい曲だが、自分としてはこの人の曲の中では「PONPONPON」が1番いい曲だと思っているので、こうしてフェスで見た時に聴けるのは嬉しい限り。
しかし、見るからに永ちゃんファンのおっさんも、若手バンドのファンであろうTシャツ&短パンの女子もが揃って「可愛い」と口にする存在はこの人くらいなような気がする。
1.インベーダーインベーダー
2.きゃりーANAN
3.にんじゃりばんばん
4.きらきらキラー
5.PONPONPON
6.ファッションモンスター
12:45~ HAPPY [FOREST STAGE]
去年、VIVA LA ROCKのプレイベントでライブを見た、京都から来た5人組HAPPY。今月アルバムをリリースしたばかりという絶好のタイミングで出演。
「チャラい」とよく言われるくらいに整った、オシャレなメンバーが登場すると、日本の音楽からの影響が全く感じられないと言っていいくらいに洋楽そのもののようなサウンドを展開する。ライブを重ねてきて、こういう大規模フェスに出るようになってきているだけに、ライブが非常にたくましくなってきている。
なぜかAlec(ボーカル&ギター)が、ステージ正面から見える山を気に入り、
「みんなであの山で遊ぼうぜ!スペシャさんはカメラマン係りで!」
と言うほど。
後半はメンバーがどんどん楽器を持ち替え、打ち込みやシンセを多用した、ゆるゆると踊れる曲が中心。
あまりに洋楽的過ぎるのが苦手な人も多いのもわかるけど、こうして着実に支持を広げているのもわかる。やっぱりカッコいいもん。(もちろん顔だけの話じゃなく)
1.Wake Up
2.Magic
3.Cycle of Life
4.Lucy
5.Pity Xmas
6.Lift This Weight
7.Win Key Gun
13:50~ the HIATUS [LAKESIDE STAGE]
去年はこのメインステージで大トリを務めたthe HIATUS。サウンドチェックの段階ですでに「Silver Birch」を演奏して、早くから集まったファンを喜ばせると、まずは勢いのある曲を連発し、今年リリースした最新アルバムで踊らせ、終盤で再び勢いを増すという構成。
細美武士は、
「夏の終わり。やり残したことあるんならここでやっていけよ」
と言っていたが、ラストの「紺碧の夜に」では待ってましたとばかりにダイバーも出現。
「今年の夏フェス、楽しかったよ。いろんなところでいろんな奴らと話したりしてさ。まだ9月になってもいろいろあるけどさ」
という細美武士のMCを聞いて、今年の夏が終わって行くのを実感していた。
そういえば去年、きゃりーぱみゅぱみゅに、
「東北ライブハウス大作戦のライブハウスに出てください」
って言っていたけど、あれはどうなったんだろう?
リハ:Silver Birch
1.Storm Racers
2.Monkeys
3.Thirst
4.Something Ever After
5.The Flare
6.Lone Train Running
7.Insomnia
8.紺碧の夜に
14:25~ SAKANAMON [FOREST STAGE]
初出演となるSAKANAMON。冒頭の「マジックアワー」で藤森が、
「愛してるよ…ラブシャワー!」
と叫び、「空想イマイマシー」では曲の間に、
「ファンファーレと熱狂 赤い太陽」
と、andymori「1984」を挟み、大歓声を浴びながら、andymoriへの想いを表出させる。
森野がずっとスペシャを見ていたので、このフェスにずっと出たかったことを語ると、ロッキンでも披露された新曲「アリカナシカ」、さらに曲の途中でKEYTALK小野武正がダッシュでステージに登場し、ギターを弾きまくってそのままステージから飛び降りて去って行くという嵐のような展開の新曲「君の○○を××したい」も披露。タイトル通りに藤森の妄想が炸裂したギターロック曲。ちなみに藤森が主演のスペシャのドラマ主題歌にもなっている曲。
最後は観客の合唱と手を降るアクションが大きな一体感を生み出す「TOWER」。マスコットキャラクターのサカナモンも宙を舞って終了した。これからこのフェスの常連になっていってほしいバンド。
1.マジックアワー
2.空想イマイマシー
3.アリカナシカ
4.ミュージックプランクトン
5.君の○○を××したい
6.TOWER
続いてMt.FUJI STAGEでフジファブリックを途中から。「ダンス2000」「夜明けのBEAT」といった曲で躍らせると、山内総一郎が、
「僕らフジファブリックにとってここは特別な場所で…ここでライブできるのを本当に嬉しく思っています」
と言い、志村正彦がすぐ近くの富士吉田市の出身だったのを思い出した。
15:30~ 9mm Parabellum Bullet [LAKE STAGE]
かつては常連(かみじょうちひろがスペシャの番組のレギュラーだったため)だった9mm Parabellum Bulletも、実に4年ぶりのこのフェス出演となる。
「Discommunication」「Answer And Answer」を続けていきなりの熱狂を巻き起こすと、滝はギターを弾きながらステージの鉄骨によじ登る。久しぶりの出演だが、この姿を見て、2007年に初めて出演した時からこれやってたなーと思い出した。
ロッキンでも披露した、タイトルとは裏腹に爆裂系の新曲「生命のワルツ」からは、このステージに似合う雰囲気で選んだんだろうかという「カモメ」を聴き入らせる。
「我々は4年ぶりの出演で…4年前はBEAT CRUSADERSが散開した年で、我々も同じステージに出ていたんだけど、月日が経つのは本当に早いなぁと」
と、卓郎のMCも珍しく感傷を感じさせる。そこからは恒例の
「行けるかー!」
も飛び出し、「新しい光」からは爆裂サウンドの中、滝のバンザイギターも何度も飛び出した。
「ワールドカップの年だけ出るようにならないようにしたい(笑)」
と卓郎は言っていたが、この日のライブも本当に良かっただけに、また前みたいに毎年出るようになってほしいなー。
1.Discommunication
2.Answer And Answer
3.生命のワルツ (新曲)
4.カモメ
5.新しい光
6.ハートに火をつけて
7.talking machine
8.The Revolutionary
そのあと、タワレコブースでボールズのCDを購入し、メンバーにサインをしていただく。HAPPYもやっていたが、列が長すぎたので断念。
16:25~ SHISHAMO [FOREST STAGE]
スペシャ列伝ツアーを経て、初出演となるスリーピースガールズバンド、SHISHAMO。今年を代表する夏フェスソング「君と夏フェス」でスタート。この曲はPVのイメージ的にも、晴れた日のほうが似合うと思うので、曇り空だったのはちょっと残念。
「みなさん、気球乗りました?カヌー乗りました?今年はセグウェイないんよね~」
と、あきらかにこれまでに観客としてこのフェスに参加していたであろうMCをするも、気球にもカヌーにも乗った人が全然おらず、かなりスベり気味。で、結果、
「みんな美味しいご飯にしか目がいかない」
という結論に。
演奏自体はやはりシンプルだし、目を見張るようなことは全くしていない。それでもやはりスペシャ列伝を経て、各地のフェスにも出演するようになり、宮崎も松本もガンガン前に出てきて演奏するようになるなど、ライブの自力自体は確実に上がってきている。
何より、「女子3人だから可愛い」だけではなく、他の人が手に入れたくても手に入れることができない抜群のメロディセンスをこのバンドは持っている。
「タオル」では無数のタオルがぐるぐる回るなど、客席を埋め尽くしたからこそ美しく見れる景色も見えた。
これからこのバンド、間違いなくいろんなフェスでもっと大きなステージで見れるようになる。
1.君と夏フェス
2.バンドマン
3.サブギターのうた
4.僕に彼女ができたんだ
5.タオル
6.恋する
そのあと、永ちゃんこと矢沢永吉をちょっとだけ見る。大所帯なバンドメンバーによるゴージャスな演奏のロックンロール。何よりもやはり永ちゃんのオーラがとてつもない。「Rainy Way」という曲で、
「雨よ もっと降れ」
というフレーズを歌うと、本当に雨が降ってくる。いったいこの男はどんな力を持っているのだろうか。
ちなみに途中まではthe HIATUSの細美さんも普通に客席で永ちゃんを見てた。
18:10~ キュウソネコカミ [FOREST STAGE]
SHISHAMO同様に、スペシャ列伝ツアーを経ての初出演となる、キュウソネコカミ。リハから全力で演奏するのはいつも通りのスタイルで、ヤマサキセイヤが客席の柵に立って、
「これ以上進んだら俺は出禁になるから!」
と叫びながら、「お願いシェンロン」を頭にちらっとやってからの「良いDJ」でスタート。「KMDT25」では、曲中で新しいサークルの作り方を提案。8人でサークルを作り、その後ろで16人、さらにその後ろで32人、さらに64、128…とサークルで空間を作って周りの人に迷惑がかからないようにとの配慮で、何重ものサークルを作ることを呼びかける。
「DQNなりたい、40代で死にたい」ではセイヤが再び客席の前まで出てきて、「ヤンキー怖い」コールを行うも、
「おい!そろそろサカナクション始まってるやろ!俺らとサカナクションは同じビクターやのに被せるとか、スペシャはアホかー!
お前らー!サカナクションの一郎さんに聞こえるように、ヤンキー怖いコールしてみろやー!一郎さんビビらしたれやー!(笑)」
と、観客全員がMt.FUJI STAGEを向いての「ヤンキー怖い」の大合唱。
「一郎!聞こえてるかー!」
と、もはや呼び捨てにし、さらに、何故か「一郎!一郎!」のコールまで巻き起こる。
「就活就活」では曲の途中でandymoriの「すごい速さ」のカバーも挟むという、キュウソならではの愛を見せ、ラストの「ビビった」を終えると、
「もうアンコールやらないから早くandymori行けー!俺らもすぐ行くから!」
と促して、このステージのトリとは言え、アンコールなしで終了。来年はMt.FUJI STAGEに出るだろうなぁ。
1.良いDJ
2.KMDT25
3.ファントムバイブレーション
4.DQNなりたい、40代で死にたい
5.就活就活
6.ウィーアーインディーズバンド!!
7.ビビった
ダッシュでMt.FUJI STAGEに向かうと、サカナクションがまだライブ中。「アルクアラウンド」「夜の踊り子」「アイデンティティ」「ルーキー」と、定番のシングル曲を連発し、夜ならではのレーザー光線が飛び交う美しい演出。ラストは「Aoi」で、MC一切なく、アンコールもなしで終了。
でもやはり、このステージの雰囲気は似合うけど、持ち時間が短く感じてしまう。かといってメインステージだと、いつもサカナクションがトリになってしまうという難しさ。時間短いとやる曲もほとんど同じになっちゃうからなぁ。
19:20~ andymori [LAKESIDE STAGE]
そしてついにこの時が。andymori、最後のライブ。何度となくこのフェスのステージに立ってきたこのバンドが、最後の最後でメインステージのトリを務める。
いつものSEで登場すると、普段と変わらないように曲をたたみかけていく。しかし、いつもと違うのは、演奏された曲は、もうこれでライブで聴くことはないということ。
いつにも増してメンバーの口数は少ないが、小山田が唯一、かつてこのバンドのドラマーであった後藤大樹に感謝を告げると、本当にこれで最後なのだと自覚せざるを得なくなる。
性急なギターロック曲も、小山田のメロディセンスの塊のような美しいバラードもバランスよく演奏されていくが、一際嬉しかったのは、この前のthe telephonesとの対バンでは聴くことができなかった「16」。この曲を新曲として、リリース前に初めて聴いたのが、このバンドがスペシャ列伝ツアーに参加した時。あの時、この曲や「1984」を聴いて、次のアルバムはとんでもない傑作になる予感がした。事実、「ファンファーレと熱狂」はこのバンドの代表作となり、CDショップ大賞を受賞したアルバムになった。
「空は藍色」で意外なほどあっさりと本編を終えると、アンコールでは新曲「おいでよ」から、アカペラ歌唱の「愛してやまない音楽を」など、盛りだくさんの内容。
「バンドを組んでいるんだ すごくいいバンドなんだ
みんなに聴いてほしいんだ バンドを組んでいるんだ」
と歌う「ユートピア」の時、客席最前列の女の子が泣いているのがスクリーンに映った。これはさすがにちょっとうるっときてしまった。
そんな中、小山田が、
「寛、健二…もう1回ライブやろう」
と、衝撃的な発言をすると、藤原は「おう」、岡山は「いいよー」と、実に軽い感じの返事をした。多分、何も決まってなかっただろうし、今もまだ決まってないかもしれないけど、もう1回このバンドのライブが見れる。だから、お別れはその時に言おう。中止になってしまった武道館でワンマンやろうぜ。
この日のために作ったという新曲を演奏すると、
「今日はいい夜だった」
と感慨深そうに小山田が語り、ラストは小山田が声を張り上げまくる「ベンガルトラとウイスキー」。やはりこれこそがandymoriである。あと1回、ここまで見てしまったんだから、なんとしてでも見たい。最後のお別れは、その時に。
1.グロリアス軽トラ
2.投げKISSをあげるよ
3.Peace
4.1984
5.路上のフォークシンガー
6.革命
7.everything is my guitar
8.MONEY MONEY MONEY
9.Life Is Party
10.Sunrise & Sunset
11.16
12.空は藍色
encore
13.おいでよ
14.FOLLOW ME
15.すごい速さ
16.愛してやまない音楽を
17.ユートピア
18.それでも夜は星を連れて
19.ベンガルトラとウイスキー
メンバーがステージを去ると、すぐさま花火が上がった。天気が良かったとは言えなかったが、やはりこの場所は本当に気持ちがいい。ちょっと寒く感じる時もあったけど。この日はandymoriか9mmがベストアクト。
3日間フル参戦なので、翌日に続きます。



去年同様に
LAKESIDE STAGE
Mt.FUJI STAGE
FOREST STAGE
の3ステージだが、去年までFOREST STAGEがあった場所に飲食ブースが移り、FOREST STAGEは去年まで駐車場だったスペースに。これにより、かなりキャパは拡大したように見える。
入場すると、この日のライブがバンドとしてのラストライブとなるandymoriの物販と、andymoriとのコラボグッズを売っていることにより、オフィシャル物販も長蛇の列。並んだらライブ見れなそうなのであっさり退散。
天気は雨が降ったり止んだりという感じで、雲が多いため、富士山は全く見えそうにない。
9:55~ ボールズ [Mt.FUJI STAGE] (Opening Act)
3日間の口火を切るのは、オープニングアクトのボールズ。アジカンのゴッチのソロツアーでもオープニングアクトとして出演していたので、見るのはこれで2回目。
サウンドチェックをメンバーで行ってから再度登場すると、このステージの空気によく似合う爽やかなバンドサウンドを響かせる。メンバーそれぞれにはおそらく内に秘めたるギラギラした思いがあるだろうが、演奏中にはそういう面が見えることはない。
ギターが観客をジャンプさせたりという、フェスらしい一体感を見せる場面もあるが、何よりもそのギターの音が心地いい。エレキ×2、アコギというトリプルギター編成だが、音で埋め尽くす感じも全くない。
近年の若手バンドの、楽しく踊れるようなタイプのバンドでは全くないが、このメロディの良さはインディー系という枠にとどめておくにはもったいないくらい多くの人に届きそうな可能性を秘めている。
1.通り雨
2.SING A SONG GIRL
3.YOUTH
4.Akutagawa trip
5.unicorn in the groove
10:30~ エレファントカシマシ [LAKESIDE STAGE]
今年のメインステージのトップバッターはエレカシ。スクリーンに映し出されたカウントダウンが0になると、サポートギター、ヒラマミキオを含めたメンバーが登場。
「おはようございます」
という宮本の、ちょっと照れ臭そうな挨拶から、1曲目はまさにフェスの1曲目にふさわしい「おはよう こんにちは」。
近年のエレカシのフェスでの戦い方は、惜しみなくヒット曲を連発するというものだが、この日もまさにその通りに、最新シングル「Destiny」も含めて名曲を連発。「今宵の月のように」では宮本が歌い出しのギターのコードが「悲しみの果て」と混ざってしまい、2回やり直すという珍しい場面も。
「SPACE SHOWER TV、25周年、おめでとうございます!」
とスペシャへの感謝を告げ、ベテランの貫禄を感じさせながらも、全く老いは感じさせないライブの締めは圧巻の「ガストロンジャー」。やっぱりすげえや。
1.おはよう こんにちは
2.悲しみの果て
3.デーデ
4.Destiny
5.今宵の月のように
6.ハナウタ ~遠い昔からの物語~
7.俺たちの明日
8.ガストロンジャー
11:05~ Large House Satisfaction [FOREST STAGE]
場所が変わり、キャパも広くなったFOREST STAGEのトップを飾るのは、賢司(ベース)と要司(ボーカル&ギター)の小林兄弟率いるスリーピースロックンロールバンド、Large House Satisfaction。
今年はロッキンにも出演したが、その時同様に黒を基調とした衣装で登場し、まだ午前中で眠気のある頭を爆音ロックンロールで叩き起こして行く。
「今日は朝が早すぎる」
と賢司が言うと、リリースが決定しているアルバムからの新曲「トワイライト」。ロッキンの時はストレートなロックンロールの「Stand by you」を披露したが、こちらはダークな4つ打ちダンスナンバー。この時は真っ昼間だが、歌詞の内容的にも夜のライブで聴きたい。
曲間に田中(ドラム)がバスドラを4つ打ちでリズムを取ると、観客がそれに合わせて手拍子したのだが、
「そのバスドラに合わせた手拍子は、ただの場繋ぎだから無意味だ!」
と、元も子もないことを言い、最後までロックンロールを叩きつけて、サッとステージを去っていった。なんか、ライブ見る度に確実に好きになってきているバンドだ。
1.バンバンバン
2.Phantom
3.トワイライト
4.Traffic
5.愛悩
6.Power
そのあとMt.FUJI STAGEに移動し、現在大ブレイク中のゲスの極み乙女。を途中から。昨年はFOREST STAGEに出演し、お世辞にも埋まっていたとは言い難い感じだったが、今回は一万人キャパのこのステージで満員という、10倍を超える動員増加を果たした。
踊れる「ホワイトワルツ」、最新シングル「猟奇的なキスを私にして」という曲を演奏し、最後は「キラーボール」。川谷は、
「来年は1番大きいステージのトリで会いましょう」
と宣言。そしてこのあと東京に戻ってミュージックステーション出演、明日は川谷はindigo la Endでこのフェスに出演。どんなスケジュール組んでるんだ。
12:10~ きゃりーぱみゅぱみゅ [LAKESIDE STAGE]
去年まではスペシャの番組VJとしてもおなじみだったが、番組を卒業してから初出演となるきゃりーぱみゅぱみゅ。先にキッズダンサーズが登場し、音が流れ出すと、黒のドレスを着たきゃりーが登場。
「インベーダーインベーダー」からスタートすると、CMでおなじみの曲とヒットシングルを交えたセトリを展開。以前暑いのが苦手だと言っていたが、晴れ間こそ見えていても涼しいので、ダンスもキレキレで、キツそうなところは全く見えない。
振り付けが楽しい「にんじゃりばんばん」や最新アルバムのリード曲「きらきらキラー」、持ち曲の中で最もロックな曲と紹介された「ファッションモンスター」と、どれもいい曲だが、自分としてはこの人の曲の中では「PONPONPON」が1番いい曲だと思っているので、こうしてフェスで見た時に聴けるのは嬉しい限り。
しかし、見るからに永ちゃんファンのおっさんも、若手バンドのファンであろうTシャツ&短パンの女子もが揃って「可愛い」と口にする存在はこの人くらいなような気がする。
1.インベーダーインベーダー
2.きゃりーANAN
3.にんじゃりばんばん
4.きらきらキラー
5.PONPONPON
6.ファッションモンスター
12:45~ HAPPY [FOREST STAGE]
去年、VIVA LA ROCKのプレイベントでライブを見た、京都から来た5人組HAPPY。今月アルバムをリリースしたばかりという絶好のタイミングで出演。
「チャラい」とよく言われるくらいに整った、オシャレなメンバーが登場すると、日本の音楽からの影響が全く感じられないと言っていいくらいに洋楽そのもののようなサウンドを展開する。ライブを重ねてきて、こういう大規模フェスに出るようになってきているだけに、ライブが非常にたくましくなってきている。
なぜかAlec(ボーカル&ギター)が、ステージ正面から見える山を気に入り、
「みんなであの山で遊ぼうぜ!スペシャさんはカメラマン係りで!」
と言うほど。
後半はメンバーがどんどん楽器を持ち替え、打ち込みやシンセを多用した、ゆるゆると踊れる曲が中心。
あまりに洋楽的過ぎるのが苦手な人も多いのもわかるけど、こうして着実に支持を広げているのもわかる。やっぱりカッコいいもん。(もちろん顔だけの話じゃなく)
1.Wake Up
2.Magic
3.Cycle of Life
4.Lucy
5.Pity Xmas
6.Lift This Weight
7.Win Key Gun
13:50~ the HIATUS [LAKESIDE STAGE]
去年はこのメインステージで大トリを務めたthe HIATUS。サウンドチェックの段階ですでに「Silver Birch」を演奏して、早くから集まったファンを喜ばせると、まずは勢いのある曲を連発し、今年リリースした最新アルバムで踊らせ、終盤で再び勢いを増すという構成。
細美武士は、
「夏の終わり。やり残したことあるんならここでやっていけよ」
と言っていたが、ラストの「紺碧の夜に」では待ってましたとばかりにダイバーも出現。
「今年の夏フェス、楽しかったよ。いろんなところでいろんな奴らと話したりしてさ。まだ9月になってもいろいろあるけどさ」
という細美武士のMCを聞いて、今年の夏が終わって行くのを実感していた。
そういえば去年、きゃりーぱみゅぱみゅに、
「東北ライブハウス大作戦のライブハウスに出てください」
って言っていたけど、あれはどうなったんだろう?
リハ:Silver Birch
1.Storm Racers
2.Monkeys
3.Thirst
4.Something Ever After
5.The Flare
6.Lone Train Running
7.Insomnia
8.紺碧の夜に
14:25~ SAKANAMON [FOREST STAGE]
初出演となるSAKANAMON。冒頭の「マジックアワー」で藤森が、
「愛してるよ…ラブシャワー!」
と叫び、「空想イマイマシー」では曲の間に、
「ファンファーレと熱狂 赤い太陽」
と、andymori「1984」を挟み、大歓声を浴びながら、andymoriへの想いを表出させる。
森野がずっとスペシャを見ていたので、このフェスにずっと出たかったことを語ると、ロッキンでも披露された新曲「アリカナシカ」、さらに曲の途中でKEYTALK小野武正がダッシュでステージに登場し、ギターを弾きまくってそのままステージから飛び降りて去って行くという嵐のような展開の新曲「君の○○を××したい」も披露。タイトル通りに藤森の妄想が炸裂したギターロック曲。ちなみに藤森が主演のスペシャのドラマ主題歌にもなっている曲。
最後は観客の合唱と手を降るアクションが大きな一体感を生み出す「TOWER」。マスコットキャラクターのサカナモンも宙を舞って終了した。これからこのフェスの常連になっていってほしいバンド。
1.マジックアワー
2.空想イマイマシー
3.アリカナシカ
4.ミュージックプランクトン
5.君の○○を××したい
6.TOWER
続いてMt.FUJI STAGEでフジファブリックを途中から。「ダンス2000」「夜明けのBEAT」といった曲で躍らせると、山内総一郎が、
「僕らフジファブリックにとってここは特別な場所で…ここでライブできるのを本当に嬉しく思っています」
と言い、志村正彦がすぐ近くの富士吉田市の出身だったのを思い出した。
15:30~ 9mm Parabellum Bullet [LAKE STAGE]
かつては常連(かみじょうちひろがスペシャの番組のレギュラーだったため)だった9mm Parabellum Bulletも、実に4年ぶりのこのフェス出演となる。
「Discommunication」「Answer And Answer」を続けていきなりの熱狂を巻き起こすと、滝はギターを弾きながらステージの鉄骨によじ登る。久しぶりの出演だが、この姿を見て、2007年に初めて出演した時からこれやってたなーと思い出した。
ロッキンでも披露した、タイトルとは裏腹に爆裂系の新曲「生命のワルツ」からは、このステージに似合う雰囲気で選んだんだろうかという「カモメ」を聴き入らせる。
「我々は4年ぶりの出演で…4年前はBEAT CRUSADERSが散開した年で、我々も同じステージに出ていたんだけど、月日が経つのは本当に早いなぁと」
と、卓郎のMCも珍しく感傷を感じさせる。そこからは恒例の
「行けるかー!」
も飛び出し、「新しい光」からは爆裂サウンドの中、滝のバンザイギターも何度も飛び出した。
「ワールドカップの年だけ出るようにならないようにしたい(笑)」
と卓郎は言っていたが、この日のライブも本当に良かっただけに、また前みたいに毎年出るようになってほしいなー。
1.Discommunication
2.Answer And Answer
3.生命のワルツ (新曲)
4.カモメ
5.新しい光
6.ハートに火をつけて
7.talking machine
8.The Revolutionary
そのあと、タワレコブースでボールズのCDを購入し、メンバーにサインをしていただく。HAPPYもやっていたが、列が長すぎたので断念。
16:25~ SHISHAMO [FOREST STAGE]
スペシャ列伝ツアーを経て、初出演となるスリーピースガールズバンド、SHISHAMO。今年を代表する夏フェスソング「君と夏フェス」でスタート。この曲はPVのイメージ的にも、晴れた日のほうが似合うと思うので、曇り空だったのはちょっと残念。
「みなさん、気球乗りました?カヌー乗りました?今年はセグウェイないんよね~」
と、あきらかにこれまでに観客としてこのフェスに参加していたであろうMCをするも、気球にもカヌーにも乗った人が全然おらず、かなりスベり気味。で、結果、
「みんな美味しいご飯にしか目がいかない」
という結論に。
演奏自体はやはりシンプルだし、目を見張るようなことは全くしていない。それでもやはりスペシャ列伝を経て、各地のフェスにも出演するようになり、宮崎も松本もガンガン前に出てきて演奏するようになるなど、ライブの自力自体は確実に上がってきている。
何より、「女子3人だから可愛い」だけではなく、他の人が手に入れたくても手に入れることができない抜群のメロディセンスをこのバンドは持っている。
「タオル」では無数のタオルがぐるぐる回るなど、客席を埋め尽くしたからこそ美しく見れる景色も見えた。
これからこのバンド、間違いなくいろんなフェスでもっと大きなステージで見れるようになる。
1.君と夏フェス
2.バンドマン
3.サブギターのうた
4.僕に彼女ができたんだ
5.タオル
6.恋する
そのあと、永ちゃんこと矢沢永吉をちょっとだけ見る。大所帯なバンドメンバーによるゴージャスな演奏のロックンロール。何よりもやはり永ちゃんのオーラがとてつもない。「Rainy Way」という曲で、
「雨よ もっと降れ」
というフレーズを歌うと、本当に雨が降ってくる。いったいこの男はどんな力を持っているのだろうか。
ちなみに途中まではthe HIATUSの細美さんも普通に客席で永ちゃんを見てた。
18:10~ キュウソネコカミ [FOREST STAGE]
SHISHAMO同様に、スペシャ列伝ツアーを経ての初出演となる、キュウソネコカミ。リハから全力で演奏するのはいつも通りのスタイルで、ヤマサキセイヤが客席の柵に立って、
「これ以上進んだら俺は出禁になるから!」
と叫びながら、「お願いシェンロン」を頭にちらっとやってからの「良いDJ」でスタート。「KMDT25」では、曲中で新しいサークルの作り方を提案。8人でサークルを作り、その後ろで16人、さらにその後ろで32人、さらに64、128…とサークルで空間を作って周りの人に迷惑がかからないようにとの配慮で、何重ものサークルを作ることを呼びかける。
「DQNなりたい、40代で死にたい」ではセイヤが再び客席の前まで出てきて、「ヤンキー怖い」コールを行うも、
「おい!そろそろサカナクション始まってるやろ!俺らとサカナクションは同じビクターやのに被せるとか、スペシャはアホかー!
お前らー!サカナクションの一郎さんに聞こえるように、ヤンキー怖いコールしてみろやー!一郎さんビビらしたれやー!(笑)」
と、観客全員がMt.FUJI STAGEを向いての「ヤンキー怖い」の大合唱。
「一郎!聞こえてるかー!」
と、もはや呼び捨てにし、さらに、何故か「一郎!一郎!」のコールまで巻き起こる。
「就活就活」では曲の途中でandymoriの「すごい速さ」のカバーも挟むという、キュウソならではの愛を見せ、ラストの「ビビった」を終えると、
「もうアンコールやらないから早くandymori行けー!俺らもすぐ行くから!」
と促して、このステージのトリとは言え、アンコールなしで終了。来年はMt.FUJI STAGEに出るだろうなぁ。
1.良いDJ
2.KMDT25
3.ファントムバイブレーション
4.DQNなりたい、40代で死にたい
5.就活就活
6.ウィーアーインディーズバンド!!
7.ビビった
ダッシュでMt.FUJI STAGEに向かうと、サカナクションがまだライブ中。「アルクアラウンド」「夜の踊り子」「アイデンティティ」「ルーキー」と、定番のシングル曲を連発し、夜ならではのレーザー光線が飛び交う美しい演出。ラストは「Aoi」で、MC一切なく、アンコールもなしで終了。
でもやはり、このステージの雰囲気は似合うけど、持ち時間が短く感じてしまう。かといってメインステージだと、いつもサカナクションがトリになってしまうという難しさ。時間短いとやる曲もほとんど同じになっちゃうからなぁ。
19:20~ andymori [LAKESIDE STAGE]
そしてついにこの時が。andymori、最後のライブ。何度となくこのフェスのステージに立ってきたこのバンドが、最後の最後でメインステージのトリを務める。
いつものSEで登場すると、普段と変わらないように曲をたたみかけていく。しかし、いつもと違うのは、演奏された曲は、もうこれでライブで聴くことはないということ。
いつにも増してメンバーの口数は少ないが、小山田が唯一、かつてこのバンドのドラマーであった後藤大樹に感謝を告げると、本当にこれで最後なのだと自覚せざるを得なくなる。
性急なギターロック曲も、小山田のメロディセンスの塊のような美しいバラードもバランスよく演奏されていくが、一際嬉しかったのは、この前のthe telephonesとの対バンでは聴くことができなかった「16」。この曲を新曲として、リリース前に初めて聴いたのが、このバンドがスペシャ列伝ツアーに参加した時。あの時、この曲や「1984」を聴いて、次のアルバムはとんでもない傑作になる予感がした。事実、「ファンファーレと熱狂」はこのバンドの代表作となり、CDショップ大賞を受賞したアルバムになった。
「空は藍色」で意外なほどあっさりと本編を終えると、アンコールでは新曲「おいでよ」から、アカペラ歌唱の「愛してやまない音楽を」など、盛りだくさんの内容。
「バンドを組んでいるんだ すごくいいバンドなんだ
みんなに聴いてほしいんだ バンドを組んでいるんだ」
と歌う「ユートピア」の時、客席最前列の女の子が泣いているのがスクリーンに映った。これはさすがにちょっとうるっときてしまった。
そんな中、小山田が、
「寛、健二…もう1回ライブやろう」
と、衝撃的な発言をすると、藤原は「おう」、岡山は「いいよー」と、実に軽い感じの返事をした。多分、何も決まってなかっただろうし、今もまだ決まってないかもしれないけど、もう1回このバンドのライブが見れる。だから、お別れはその時に言おう。中止になってしまった武道館でワンマンやろうぜ。
この日のために作ったという新曲を演奏すると、
「今日はいい夜だった」
と感慨深そうに小山田が語り、ラストは小山田が声を張り上げまくる「ベンガルトラとウイスキー」。やはりこれこそがandymoriである。あと1回、ここまで見てしまったんだから、なんとしてでも見たい。最後のお別れは、その時に。
1.グロリアス軽トラ
2.投げKISSをあげるよ
3.Peace
4.1984
5.路上のフォークシンガー
6.革命
7.everything is my guitar
8.MONEY MONEY MONEY
9.Life Is Party
10.Sunrise & Sunset
11.16
12.空は藍色
encore
13.おいでよ
14.FOLLOW ME
15.すごい速さ
16.愛してやまない音楽を
17.ユートピア
18.それでも夜は星を連れて
19.ベンガルトラとウイスキー
メンバーがステージを去ると、すぐさま花火が上がった。天気が良かったとは言えなかったが、やはりこの場所は本当に気持ちがいい。ちょっと寒く感じる時もあったけど。この日はandymoriか9mmがベストアクト。
3日間フル参戦なので、翌日に続きます。


