ダイノジ芸歴20周年記念 Best Of MANZAI 「漫才キャノンボール-漫才するしない人生なら、する人生選ぶよ-」 @よしもと幕張イオンモール劇場 8/15
- 2014/08/15
- 22:07
近年は音楽フェスでのDJや、モノマネのイメージが強くなってきつつある、お笑いコンビ、ダイノジ。
大谷ノブ彦と、おおち洋輔の2人で結成され、今年芸歴20周年を迎えた。よって原点に帰るような漫才ライブを開催。会場はまだできたばかりの、よしもと幕張イオンモール劇場。自分にとって初めてのお笑い単独ライブである。
おおちさんがピンクのスーツという出で立ちで、大谷さんはいたって普通な服装。そしてそのおおちさんのサーモンピンクの服をいじるように、序盤は「鮭」をオチにした展開。
「普段、楽屋でしゃべってるようなことを90分しゃべるだけですよ(笑)」
と大谷さんは言っていたが、普段の2人の会話がそのまま漫才のネタになるとはとてもすごいことだと思う。それは普段の会話をしっかり覚えていなくてはいけないし、普段の会話が面白いものでないといけない。
尺自体はかなり長いが、ネタの構成自体は、芸歴20周年を迎えて、子供の頃から2人の出会い、上京後の再開、漫才師になってから、結婚、子どもの誕生、いつか2人のどっちかが先に死んだら、という人生そのものを総括するように進んで行く。
その中にも様々な小ネタやモノマネを交えてくるのだが、面白かったのは、アンパンマンごっこ(アンパンの意味が違う)、昔の少年ジャンプのマニアックなネタ(おおちさんの「誰もピンときてないじゃねーかよ!」のツッコミがすごい好き)、武田鉄矢のモノマネ(かなりオリジナルなアレンジを施している)など。
すでに過去に披露しているネタもたくさんあったが、それを実に自然に流れの中に組み込んでいるあたりはさすが20年選手、というキャリアを感じさせる。
また、ネタの中に、サニーデイサービスの「青春狂走曲」の歌詞や、たまのドラマーの石川さんなどの音楽ファンにしかわからないようなフレーズを入れてくるのはもはやお笑い界No.1の音楽大好きコンビとしての地位を確立しているこの2人からだからこそだと思う。
ネタが終わると、いったんはけてからアンコールのように登場し、ダイノジとしてのこれからやおおちさんの家族の近況などを話す。全然ネタっぽい感じがしないやり取りだが、ついつい笑ってしまうのは、やはり普段の会話が漫才に発展していくから。
「どっちかが死ぬまではずっとやり続けますよ」
と大谷さんが宣言し、最後は観客もともに三本締めで終了。終始笑っぱなしの90分間だった。
ダイノジはコントもやるし、モノマネもやるし(今日は本当にたくさんのモノマネをやった)、DJもやるし、エアギターもやるし、ラジオもやるし、PVに出演したりと、実に器用なコンビである。(おおちさんはあの体型で運動神経抜群だし)
しかし、やはりこの2人は漫才コンビなんだと、ステージの上で本当に楽しそうに漫才をする2人の姿を見て実感した。あの表情は、DJをしているときのものとも明らかに違ったものだった。観客側も見ていて楽しいし、なにより2人ともこうして漫才をしているのが楽しくてしょうがないのだろう。
ただ、「フェスでDJやると一万人以上来るのに、今日は半分くらい(笑)」と自虐気味に言っていたが、なんでこんなに面白いのに満員にならないのかが不思議でしょうがない。
ロッキンやサマソニでDJを見てるみなさん、ダイノジは漫才もめちゃくちゃ面白いですよ。フェスで見て楽しめる人なら間違いなく楽しめるはず。
大谷ノブ彦と、おおち洋輔の2人で結成され、今年芸歴20周年を迎えた。よって原点に帰るような漫才ライブを開催。会場はまだできたばかりの、よしもと幕張イオンモール劇場。自分にとって初めてのお笑い単独ライブである。
おおちさんがピンクのスーツという出で立ちで、大谷さんはいたって普通な服装。そしてそのおおちさんのサーモンピンクの服をいじるように、序盤は「鮭」をオチにした展開。
「普段、楽屋でしゃべってるようなことを90分しゃべるだけですよ(笑)」
と大谷さんは言っていたが、普段の2人の会話がそのまま漫才のネタになるとはとてもすごいことだと思う。それは普段の会話をしっかり覚えていなくてはいけないし、普段の会話が面白いものでないといけない。
尺自体はかなり長いが、ネタの構成自体は、芸歴20周年を迎えて、子供の頃から2人の出会い、上京後の再開、漫才師になってから、結婚、子どもの誕生、いつか2人のどっちかが先に死んだら、という人生そのものを総括するように進んで行く。
その中にも様々な小ネタやモノマネを交えてくるのだが、面白かったのは、アンパンマンごっこ(アンパンの意味が違う)、昔の少年ジャンプのマニアックなネタ(おおちさんの「誰もピンときてないじゃねーかよ!」のツッコミがすごい好き)、武田鉄矢のモノマネ(かなりオリジナルなアレンジを施している)など。
すでに過去に披露しているネタもたくさんあったが、それを実に自然に流れの中に組み込んでいるあたりはさすが20年選手、というキャリアを感じさせる。
また、ネタの中に、サニーデイサービスの「青春狂走曲」の歌詞や、たまのドラマーの石川さんなどの音楽ファンにしかわからないようなフレーズを入れてくるのはもはやお笑い界No.1の音楽大好きコンビとしての地位を確立しているこの2人からだからこそだと思う。
ネタが終わると、いったんはけてからアンコールのように登場し、ダイノジとしてのこれからやおおちさんの家族の近況などを話す。全然ネタっぽい感じがしないやり取りだが、ついつい笑ってしまうのは、やはり普段の会話が漫才に発展していくから。
「どっちかが死ぬまではずっとやり続けますよ」
と大谷さんが宣言し、最後は観客もともに三本締めで終了。終始笑っぱなしの90分間だった。
ダイノジはコントもやるし、モノマネもやるし(今日は本当にたくさんのモノマネをやった)、DJもやるし、エアギターもやるし、ラジオもやるし、PVに出演したりと、実に器用なコンビである。(おおちさんはあの体型で運動神経抜群だし)
しかし、やはりこの2人は漫才コンビなんだと、ステージの上で本当に楽しそうに漫才をする2人の姿を見て実感した。あの表情は、DJをしているときのものとも明らかに違ったものだった。観客側も見ていて楽しいし、なにより2人ともこうして漫才をしているのが楽しくてしょうがないのだろう。
ただ、「フェスでDJやると一万人以上来るのに、今日は半分くらい(笑)」と自虐気味に言っていたが、なんでこんなに面白いのに満員にならないのかが不思議でしょうがない。
ロッキンやサマソニでDJを見てるみなさん、ダイノジは漫才もめちゃくちゃ面白いですよ。フェスで見て楽しめる人なら間違いなく楽しめるはず。
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