ファンファーレと電話 andymori / the telephones @恵比寿LIQUIDROOM 8/12
- 2014/08/12
- 22:57
本来なら、去年最初で最後となる武道館ワンマンでバンドの幕を下ろすはずだった、andymori。しかし、小山田壮平の事故(というか飛び降り)により、ライブは無期延期。バンドの結末は宙ぶらりんのままになっていた。
しかし、今年になって、しっかりとバンドとしての幕を下ろすべく、最後のワンマンツアーを含む数本のライブの開催を発表。そのうちの一本である今日は盟友the telephonesとの対バンライブである。駅からリキッドルームに向かう道には、ダフ屋やチケット譲ってくださいという紙を持った人が並んでいた。
先攻はthe telephones。19時過ぎにいつものようにメンバーが登場すると、ノブと誠治はandymoriのTシャツを着用。
「この日が来るのを楽しみにしていたぜー!」
と石毛が叫ぶと、「D.A.N.C.E to the telephones!!!」からスタートするという、最近にしてはやや珍しい展開。最新アルバム「SUPER HIGH TENSION!」の曲に加え、「Da Da Da」「HABANERO」など、最近はセトリから姿を消していた曲も演奏し、リキッドルームはあっという間にライブタイトル通りに熱狂に包まれる。
「本当は去年やるはずだったんだよ。でも、あれがあれで(笑)出来なくなっちゃったんだけど、こうしてやれて嬉しいです!
でも複雑だよね、わかるよ。でも湿っぽくなるのは嫌なんだよね。だってthe telephonesだから!泣きながら踊ればいいじゃないか!」
と石毛が語り、さらに加速。しかし、そんな中で最も印象的だったのは、ワンマンですら滅多にやらない「Ring a Bell」をやったこと。湿っぽくなるのは嫌だと石毛は言っていたが、この時ばかりはちょっとしんみりしてしまった。
続いてノブも、
「ファンファーレと電話か…。
ファンファーレと電話 恵比寿リキッドルーム~ 今日はみんなで~ 楽しみたいよ~」
と、andymoriの「1984」をこの日バージョンに替え歌し、大歓声を浴びる。
「石毛も言ってたけど、去年やるはずだったのが出来なくなったんだけど、こうして夏の忙しい時期に開催してくれた、andymori、the telephonesのスタッフ、そして天気が悪い中来てくれたみんなに感謝!ありがとう!」
と、珍しくストレートに感謝の気持ちを口にすると、「Keep Your DISCO!!!」からさらに加速し、ラストは観客全員に「ディスコ!」を叫ばせてからの、「Love&DISCO」。演奏を終えると石毛が、
「andyはずっと友達だと思ってます!俺たちとはまたライブハウスで会いましょう!」
と、最後まで今日はandymoriを立てる役に回った。石毛が言ったように、感傷的なムードは一切なし。the telephonesなりのやり方で、andymoriに最大の愛を伝えた。
1.D.A.N.C.E to the telephones!!!
2.Take Me Higher
3.Da Da Da
4.HABANERO
5.IT'S ALRIGHT TO DANCE (Yes!Happy Monday!)
6.Ex-Boyfriend
7.Ring a Bell
8.Keep Your DISCO!!!
9.Monkey Discooooooo
10.Hyper Jump
11Don't Stop The Move,Keep On Dancing!!!
12.Love&DISCO
Hyper Jump
http://youtu.be/MHZt-bJmuDs
そして後攻のandymori。いつものMCで3人が登場すると、小山田がthe telephonesの唇サングラスをかけて登場し、愛しい人たちへの思いが歌われる「peace」でスタート。このバンド特有の性急なギターロック、心に染み入るような美しいメロディのバラードなど、各アルバムから満遍なく曲を演奏していく。
「the telephonesと初めて会ったのは…大阪城野音の時かな。なんのイベントだったかは忘れたけど、ノブ君とこうやって(お互いに指を差し合う仕草を見せる)…言葉はいらなかった(笑)
そのあとの広島のQUATTRO MIRAGEはよく覚えてる。健二はまだいなかったっけ?ずっと前から仲良くしてもらってます。
それで去年一緒にやるはずだったんだけど…すいませんでした(笑)」
と、the telephonesとの出会いを語り、
「ノブ君とは中央線の同じ駅に住んでて、よく会うんだけど…中央線の曲をやります」
と、聴いていると情景が頭に浮かんでくる「オレンジトレイン」へ。
さらには新曲までもが披露される。3人のコーラスがゴスペルのように荘厳な空気を生み出す「おいでよ」。まさにこの3人の空間に観客を誘うような曲。果たして音源化することはあるのだろうか。
小山田がテンション振り切れたボーカルを見せる「MONEY MONEY MONEY」、アコースティックギターに持ち替え、藤原がマラカス、岡山がタンバリンという編成で、3人の歌声がメインでありながら、小山田が歌詞を間違え、藤原が小山田を指差したりした「路上のフォークシンガー」を終えると、
「今日はもう1人、仲間が来てくれてます」
と言い、Veni Vidi Viciousの入江良介が登場。出てくるなり、
「Love&~!?」
と、「ディスコ」を叫ばせようとするが、あまりにも唐突過ぎて、スベったみたいな空気になってしまった。
そんなこともありつつも、その後は4人編成で演奏。入江はギターのみならずコーラスも務めるという、まるで何度も一緒にライブをやってきたかのような呼吸の合いっぷり。ラストはBPM速くなりすぎの「ベンガルトラとウイスキー」で、あっさりと終了。
アンコールでは再び3人だけで登場し、観客の、
「ビートをくれよ!」
の声に、
「ビートをあげるよ!」
と小山田が応え、「ハッピーエンド」を演奏。どうしてもバンドの終わりと重ね合わせてしまう内容の曲だが、いろいろあったけど、こうしてバンドを愛してきた人たちの前で感謝を告げて辞められるというのは、紛れもなく「ハッピーエンド」なはず。
「andyとrock」「FOLLOW ME」と初期の性急な曲を続けると、最後にこの空間を慈しむかのようにバンドが一拍起き、その隙に観客が、
「愛してやまない音楽を、やってー!」
と叫ぶと、その声に応え、3人のアカペラで「愛してやまない音楽を」を演奏。歌い終わると、この日1番というくらいの大きな拍手が鳴り止まない中、きっとこの3人はこのバンドがなくなってもそれぞれ音楽を続けていくんだろうな、と思った。
そしてラストは問答無用の名曲「1984」。これまで何度も聴いてきた、
「ファンファーレと熱狂」
のフレーズは今日もこれまでと変わらずに胸に響いた。
演奏が終わると、the telephonesのメンバーと、入江良介を招き、8人で手をつないで、観客に感謝の意を表し、一年越しのandymoriとthe telephonesの対バンライブは幕を閉じた。
1.peace
2.life is party
3.革命
4.everything is my guitar
5.青い空
6.ダンス
7.サニーサイドダイアリー
8.グロリアス軽トラ
9.オレンジトレイン
10.おいでよ (新曲)
11.ユートピア
12.MONEY MONEY MONEY
13.路上のフォークシンガー
14.Sunrise & Sunset
15.投げKISSをあげるよ
16.ベンガルトラとウイスキー
encore
17.ハッピーエンド
18.andyとrock
19.FOLLOW ME
20.愛してやまない音楽を
21.1984
FOLLOW ME
http://youtu.be/OzZse5m2ycM
everything is my guitar
http://youtu.be/SAIWRnvxmHo
この日、客席には鹿野淳やジョージ・ウィリアムス、やついいちろう、片平実、ART-SCHOOL木下理樹、HAPPYのメンバーなど、andymoriの音楽を愛した人たちがたくさん来ていた。
しかし、その人たちよりも印象に残ったのは、終演後に泣いていたファンの人たち。きっと、今日でandymoriのライブを見るのが最後だという人もたくさんいたはず。でも、自分にはまだあと1回だけ、このバンドのライブを見る機会がある。何度も見たSWEET LOVE SHOWER、本当にそこが最後の最後。目に焼き付けなくては。お別れは、その時に。
しかし、今年になって、しっかりとバンドとしての幕を下ろすべく、最後のワンマンツアーを含む数本のライブの開催を発表。そのうちの一本である今日は盟友the telephonesとの対バンライブである。駅からリキッドルームに向かう道には、ダフ屋やチケット譲ってくださいという紙を持った人が並んでいた。
先攻はthe telephones。19時過ぎにいつものようにメンバーが登場すると、ノブと誠治はandymoriのTシャツを着用。
「この日が来るのを楽しみにしていたぜー!」
と石毛が叫ぶと、「D.A.N.C.E to the telephones!!!」からスタートするという、最近にしてはやや珍しい展開。最新アルバム「SUPER HIGH TENSION!」の曲に加え、「Da Da Da」「HABANERO」など、最近はセトリから姿を消していた曲も演奏し、リキッドルームはあっという間にライブタイトル通りに熱狂に包まれる。
「本当は去年やるはずだったんだよ。でも、あれがあれで(笑)出来なくなっちゃったんだけど、こうしてやれて嬉しいです!
でも複雑だよね、わかるよ。でも湿っぽくなるのは嫌なんだよね。だってthe telephonesだから!泣きながら踊ればいいじゃないか!」
と石毛が語り、さらに加速。しかし、そんな中で最も印象的だったのは、ワンマンですら滅多にやらない「Ring a Bell」をやったこと。湿っぽくなるのは嫌だと石毛は言っていたが、この時ばかりはちょっとしんみりしてしまった。
続いてノブも、
「ファンファーレと電話か…。
ファンファーレと電話 恵比寿リキッドルーム~ 今日はみんなで~ 楽しみたいよ~」
と、andymoriの「1984」をこの日バージョンに替え歌し、大歓声を浴びる。
「石毛も言ってたけど、去年やるはずだったのが出来なくなったんだけど、こうして夏の忙しい時期に開催してくれた、andymori、the telephonesのスタッフ、そして天気が悪い中来てくれたみんなに感謝!ありがとう!」
と、珍しくストレートに感謝の気持ちを口にすると、「Keep Your DISCO!!!」からさらに加速し、ラストは観客全員に「ディスコ!」を叫ばせてからの、「Love&DISCO」。演奏を終えると石毛が、
「andyはずっと友達だと思ってます!俺たちとはまたライブハウスで会いましょう!」
と、最後まで今日はandymoriを立てる役に回った。石毛が言ったように、感傷的なムードは一切なし。the telephonesなりのやり方で、andymoriに最大の愛を伝えた。
1.D.A.N.C.E to the telephones!!!
2.Take Me Higher
3.Da Da Da
4.HABANERO
5.IT'S ALRIGHT TO DANCE (Yes!Happy Monday!)
6.Ex-Boyfriend
7.Ring a Bell
8.Keep Your DISCO!!!
9.Monkey Discooooooo
10.Hyper Jump
11Don't Stop The Move,Keep On Dancing!!!
12.Love&DISCO
Hyper Jump
http://youtu.be/MHZt-bJmuDs
そして後攻のandymori。いつものMCで3人が登場すると、小山田がthe telephonesの唇サングラスをかけて登場し、愛しい人たちへの思いが歌われる「peace」でスタート。このバンド特有の性急なギターロック、心に染み入るような美しいメロディのバラードなど、各アルバムから満遍なく曲を演奏していく。
「the telephonesと初めて会ったのは…大阪城野音の時かな。なんのイベントだったかは忘れたけど、ノブ君とこうやって(お互いに指を差し合う仕草を見せる)…言葉はいらなかった(笑)
そのあとの広島のQUATTRO MIRAGEはよく覚えてる。健二はまだいなかったっけ?ずっと前から仲良くしてもらってます。
それで去年一緒にやるはずだったんだけど…すいませんでした(笑)」
と、the telephonesとの出会いを語り、
「ノブ君とは中央線の同じ駅に住んでて、よく会うんだけど…中央線の曲をやります」
と、聴いていると情景が頭に浮かんでくる「オレンジトレイン」へ。
さらには新曲までもが披露される。3人のコーラスがゴスペルのように荘厳な空気を生み出す「おいでよ」。まさにこの3人の空間に観客を誘うような曲。果たして音源化することはあるのだろうか。
小山田がテンション振り切れたボーカルを見せる「MONEY MONEY MONEY」、アコースティックギターに持ち替え、藤原がマラカス、岡山がタンバリンという編成で、3人の歌声がメインでありながら、小山田が歌詞を間違え、藤原が小山田を指差したりした「路上のフォークシンガー」を終えると、
「今日はもう1人、仲間が来てくれてます」
と言い、Veni Vidi Viciousの入江良介が登場。出てくるなり、
「Love&~!?」
と、「ディスコ」を叫ばせようとするが、あまりにも唐突過ぎて、スベったみたいな空気になってしまった。
そんなこともありつつも、その後は4人編成で演奏。入江はギターのみならずコーラスも務めるという、まるで何度も一緒にライブをやってきたかのような呼吸の合いっぷり。ラストはBPM速くなりすぎの「ベンガルトラとウイスキー」で、あっさりと終了。
アンコールでは再び3人だけで登場し、観客の、
「ビートをくれよ!」
の声に、
「ビートをあげるよ!」
と小山田が応え、「ハッピーエンド」を演奏。どうしてもバンドの終わりと重ね合わせてしまう内容の曲だが、いろいろあったけど、こうしてバンドを愛してきた人たちの前で感謝を告げて辞められるというのは、紛れもなく「ハッピーエンド」なはず。
「andyとrock」「FOLLOW ME」と初期の性急な曲を続けると、最後にこの空間を慈しむかのようにバンドが一拍起き、その隙に観客が、
「愛してやまない音楽を、やってー!」
と叫ぶと、その声に応え、3人のアカペラで「愛してやまない音楽を」を演奏。歌い終わると、この日1番というくらいの大きな拍手が鳴り止まない中、きっとこの3人はこのバンドがなくなってもそれぞれ音楽を続けていくんだろうな、と思った。
そしてラストは問答無用の名曲「1984」。これまで何度も聴いてきた、
「ファンファーレと熱狂」
のフレーズは今日もこれまでと変わらずに胸に響いた。
演奏が終わると、the telephonesのメンバーと、入江良介を招き、8人で手をつないで、観客に感謝の意を表し、一年越しのandymoriとthe telephonesの対バンライブは幕を閉じた。
1.peace
2.life is party
3.革命
4.everything is my guitar
5.青い空
6.ダンス
7.サニーサイドダイアリー
8.グロリアス軽トラ
9.オレンジトレイン
10.おいでよ (新曲)
11.ユートピア
12.MONEY MONEY MONEY
13.路上のフォークシンガー
14.Sunrise & Sunset
15.投げKISSをあげるよ
16.ベンガルトラとウイスキー
encore
17.ハッピーエンド
18.andyとrock
19.FOLLOW ME
20.愛してやまない音楽を
21.1984
FOLLOW ME
http://youtu.be/OzZse5m2ycM
everything is my guitar
http://youtu.be/SAIWRnvxmHo
この日、客席には鹿野淳やジョージ・ウィリアムス、やついいちろう、片平実、ART-SCHOOL木下理樹、HAPPYのメンバーなど、andymoriの音楽を愛した人たちがたくさん来ていた。
しかし、その人たちよりも印象に残ったのは、終演後に泣いていたファンの人たち。きっと、今日でandymoriのライブを見るのが最後だという人もたくさんいたはず。でも、自分にはまだあと1回だけ、このバンドのライブを見る機会がある。何度も見たSWEET LOVE SHOWER、本当にそこが最後の最後。目に焼き付けなくては。お別れは、その時に。
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