「CAP A LOCK」 Discussion @新代田FEVER 2/22
- 2020/02/22
- 14:39
数日前に突如としてSNS上に出現した「ライブハウスの常識、変えます」という大袈裟なようにも感じるようなサイトの首謀者は、UNISON SQUARE GARDEN・THE KEBABSの田淵智也であった。
ライブハウスに関するアンケート23問に答えた後に待っていたのは、その田淵が仕掛ける新しいライブイベントへの応募ページであり、その先陣を切って行われるのが「Discussion」と題された、この説明会。果たしてどんな内容になるのか、参加する人も興味を持っている人も誰もわからない。ただ一つわかるのはこの説明会の入場料が無料(もちろん申し込んだ人しか来れない)ということである。
昼の12時という、新代田FEVERにこんな時間に来るという違和感が凄い客席は130人ほど。それでも受付を締め切っているというのは、「キャパの6割程度で売り切る」というこのイベントの快適さを説明会という場においても実践している。(ライブではない棒立ちの説明会で満員だったらめちゃ辛いし)
ステージには進行役としてこのイベントを運営していくという若林氏が登場し、その後に田淵智也を呼び込む。ハンドマイクを持つだけ、楽器などが一切ないというステージに出てくるのは実に新鮮だが、その田淵が自らの口でまずはこの「CAP A LOCK」の趣旨を説明。先の「キャパ6割」で売り切るということの他に、
「チケットは基本的に映画館と同じ2000円。ただそれだと採算が取れなくてゲストバンドにギャラが払えないし、続けていけないのでプレミアムチケットを販売して補填する」
「3組で90分で終わるライブにする。対バンライブの転換時間が長いと思うことが多いので、転換時間を5〜7分にする。そのために全出演者のアンプ類をステージに並べる。ドラムは載せ替えできないので、そのクリエイティビティみたいなものは削がれてしまう」
「酒飲み放題。最前の人も飲めるように、最前の柵と客席の両サイドにクーラーボックスを置いて、そこから貰うシステムにする」
「プレミアムチケットは今回は6000円だが、今後は1万円のさらにプレミアムなチケットも検討している。
その特典として、この新代田FEVERならカフェが併設してるんで、開場時間前からそこをプレミアムラウンジにして飲み放題、座って待てる、先に入場できるなど。
あとはグッズ10%OFFとか、LINEチケットなんでライブ後に飲みに行った店のレシートをLINEで送ってくれたら20%LINE payでキャッシュバックとか、銭湯代や交通費を出すとか」
という、普段からライブハウスに行く際に田淵自身が不自由に感じることを解消して、大きなフェスでの快適なホスピタリティをライブハウスでも提供して、フェスやワンマンには行くけれどライブハウスの対バンイベントには行かないという人に来てもらうためのイベントであるということを説明。
ただ前段として「ちゃんとライブができる人たちしか呼ばない」という理念があるらしく、第一弾として発表されたのがSCOOBIE DOとパスピエというのは実に理にかなっている。
さらには具体的にプレミアムチケットを買った人たちがどんな場所で見れるのか、最前で見たい人もいれば後ろの方で見たい人もいる、でも後ろだとステージが見えないという人のためにドラムセット用のライザーを客席後方に置いてその上に立って見れるようにするなど、本当に「普段からライブハウスでライブを見ている人」でないと出てこないようなアイデアが次々に出てくる。それはメディアや業界の人ではきっとわからないし、わからないからできないこと。
自分がライブハウスでどうやって過ごしたいか、その考えについてこうしてライブハウスに来る人たちはどう思っているのか、をアイデアを出し合いながら形にしていこうとしているが、このイベントの対象はそうした人たちだけではなく、学生や平日にライブハウスに来ることを諦めてしまっている社会人なども田淵は掬おうとしている。
なので
「高校の軽音部とかに出向いて直接営業する」
「2回回しの2回目の開演時間を20:30にして、仕事が長引いた後でもライブハウスに来れるような時間設定にする」
ということで、このイベントを普段のライブハウスイベントに来れない人が行けるためのものにしようとしていることも話す。
そこには10代の頃の田淵自身がライブハウスになかなか行けなかったり、あるいは30代も半ばに入ってきたことによって、周りの同世代のミュージシャンではない友人達がライブハウスから遠ざかった生活を送るようになってきているということを体感しているんだろうな、と思う。
後半は実際に会場に足を運んでくれた人の意見も聞きながら、
「対バンライブで初めて知ったバンドの物販を買ったことがあるか」
「飲み放題にしたらトイレが気になるっていう人もいるか」(田淵がそのタイプらしい)
という実に具体的なことも聞きつつ、やはりプレミアムチケットはキャパの1/10くらいで、基本的にチケット代は2000円だと収益的に厳しい、地方でもやろうとするとクラウドファンディング的な「交通費負担するから俺の街までライブしに来い」という案まで出たりするのだが、できれば無料で提供しようとしているクロークの受付や飲み放題のドリンクを提供する人、物販エリアを設けずにイベント中にスマホで買いたいグッズを申し込んで、帰りに袋にセットしたのを手渡す人などのスタッフをボランティアに協力してもらおうとしていることを話す。
そのボランティアは当然田淵と一緒にこのイベントを運営していく人になるのだが、だからこそ「選考するにあたって作文を提出してもらう」というあたりが実に田淵らしいというか、生温い気持ちの人ではなくて本当にこのイベントのために力を貸してくれる人を探そうとしているのがわかる。さすがに交通費くらいは出そうとしているらしいが。
さらには近年のライブ会場ではやたらとSNS上を賑わせるマナー問題について、
「影アナだけ流しても聞いてないと思う」
ということから、ムービーを制作しようとしていることも明かす。
「人口密度的に危険だからダイブは禁止」
「自由だけれど、サークルなど演者に背を向ける行為や、過度な熱唱は他の方の不快に繋がる恐れがあります」
「泥酔したり、迷惑をかけていると判断された人は呼び出して顔写真を撮って今後出禁にする可能性があります」
などの文言をムービー内に入れようとしているらしいが、あまり強く言うと萎縮して楽しめなくなってしまう人もいるかもしれない、という配慮を持った田淵なだけに、その言い方や入れた方がいい文言については様々な意見をもらいたいとのこと。そしてそのムービーは普段からMVを撮ったりしてもらっている監督に頼んだ本格的なものにしようとしているとのこと。
そこまで田淵が一気に喋りまくる60分。
「人と喋るのは苦手」
と言っているが、こうして見ていると田淵は喋るのが上手い。無駄な言葉がほとんどないし、その中にも聴き手に気を遣った言葉や言い方を選んで発しているというのが実によくわかる。だから60分ひたすら話を聞くのが全く辛くなく、それどころかあっという間に終わった感じすらあった。
そして話を聞きながら、「なんでこの人はそこまで考えてこういうことをやろうとしているんだろうか」と思った。今回のこの取り組みに対して既存のユニゾンファンの100%が賛同しているわけじゃないだろうし、批判的な目を向ける人だっているだろう。
そもそも田淵智也という1人の人間としてのミュージシャンとしての評価ならUNISON SQUARE GARDENというバンドでこれまでに獲得してきたし、楽しみながらロックバンドをやりたいということならTHE KEBABSでやれている。田淵1人が満足な人生を送るならば充分すぎるくらいの音楽人生をすでに手に入れている男である。
それでも今回こうしたことをやろうと思ったのは、最後に田淵が言った
「ロックバンドをライブハウスで見て欲しい」
「その可能性が少しでも増えるのならば諦めたくない」
「ちゃんとライブができるバンドが、ライブハウスでライブをやるだけでご飯を食べていけるようになって欲しい。メジャーデビューしたり、武道館やアリーナでやるだけがバンドとしての成功じゃない、自分たちのやりたいことを貫いているバンドがちゃんと食べていけるように」
という言葉に集約されていた。きっと田淵はめちゃくちゃカッコいいのに食べていけないから辞めてしまったというバンドを数え切れないくらいに見てきたはず。ライブハウスにロックバンドを観に行く人間として、そうしたバンドやそうしたバンドが好きな人のためにできることをやりたい。そんな田淵の思いに、彼の音楽が全く流れない場所であるにもかかわらず、少し感動してしまっていた。田淵と同い年の音楽ファンとして、いかに自分が固定概念に囚われて生きてきたのかということも。田淵みたいに考えることができていたら、辞めていってしまったカッコイイバンドたちを今でも見れていたんじゃないか、と思うくらいに。ロックバンドを愛するものとしてそれほど悔しいことは他にないから。
正直、最初にこのイベントの概要を見た時は「田淵がちょっと面白そうなことをしている」というくらいにしか思ってなかった。でもこの説明会に行って、まだ自分には確固たるこのイベントのためのアイデアは浮かんでいないが、実際にこのイベントでライブを見たいと行く前よりも強く思ったし、何よりも田淵の思いがどこまで形になるのかを見てみたいと思った。
かつてユニゾンが対バンしたことがあるBRAHMANのTOSHI-LOWがそうであるように、実際に自分自身で動くことほど大変なこと、なんやかんや外部から言われることはない。でもそれ以上にカッコいい人だなと思えることもない。まだインディーズの時にユニゾンのライブを見てからもう12年ほど経つが、こんなにも田淵智也という人間を頼もしいと感じたことはない。
Next→ 2/22 「One Night STAND -EXTRA-」出演:PK shampoo / 時速36km / CRYAMY / SUP / Mega Shinnosuke / ircle / The Mirraz / SOMETIME'S @渋谷CLUB QUATTRO
ライブハウスに関するアンケート23問に答えた後に待っていたのは、その田淵が仕掛ける新しいライブイベントへの応募ページであり、その先陣を切って行われるのが「Discussion」と題された、この説明会。果たしてどんな内容になるのか、参加する人も興味を持っている人も誰もわからない。ただ一つわかるのはこの説明会の入場料が無料(もちろん申し込んだ人しか来れない)ということである。
昼の12時という、新代田FEVERにこんな時間に来るという違和感が凄い客席は130人ほど。それでも受付を締め切っているというのは、「キャパの6割程度で売り切る」というこのイベントの快適さを説明会という場においても実践している。(ライブではない棒立ちの説明会で満員だったらめちゃ辛いし)
ステージには進行役としてこのイベントを運営していくという若林氏が登場し、その後に田淵智也を呼び込む。ハンドマイクを持つだけ、楽器などが一切ないというステージに出てくるのは実に新鮮だが、その田淵が自らの口でまずはこの「CAP A LOCK」の趣旨を説明。先の「キャパ6割」で売り切るということの他に、
「チケットは基本的に映画館と同じ2000円。ただそれだと採算が取れなくてゲストバンドにギャラが払えないし、続けていけないのでプレミアムチケットを販売して補填する」
「3組で90分で終わるライブにする。対バンライブの転換時間が長いと思うことが多いので、転換時間を5〜7分にする。そのために全出演者のアンプ類をステージに並べる。ドラムは載せ替えできないので、そのクリエイティビティみたいなものは削がれてしまう」
「酒飲み放題。最前の人も飲めるように、最前の柵と客席の両サイドにクーラーボックスを置いて、そこから貰うシステムにする」
「プレミアムチケットは今回は6000円だが、今後は1万円のさらにプレミアムなチケットも検討している。
その特典として、この新代田FEVERならカフェが併設してるんで、開場時間前からそこをプレミアムラウンジにして飲み放題、座って待てる、先に入場できるなど。
あとはグッズ10%OFFとか、LINEチケットなんでライブ後に飲みに行った店のレシートをLINEで送ってくれたら20%LINE payでキャッシュバックとか、銭湯代や交通費を出すとか」
という、普段からライブハウスに行く際に田淵自身が不自由に感じることを解消して、大きなフェスでの快適なホスピタリティをライブハウスでも提供して、フェスやワンマンには行くけれどライブハウスの対バンイベントには行かないという人に来てもらうためのイベントであるということを説明。
ただ前段として「ちゃんとライブができる人たちしか呼ばない」という理念があるらしく、第一弾として発表されたのがSCOOBIE DOとパスピエというのは実に理にかなっている。
さらには具体的にプレミアムチケットを買った人たちがどんな場所で見れるのか、最前で見たい人もいれば後ろの方で見たい人もいる、でも後ろだとステージが見えないという人のためにドラムセット用のライザーを客席後方に置いてその上に立って見れるようにするなど、本当に「普段からライブハウスでライブを見ている人」でないと出てこないようなアイデアが次々に出てくる。それはメディアや業界の人ではきっとわからないし、わからないからできないこと。
自分がライブハウスでどうやって過ごしたいか、その考えについてこうしてライブハウスに来る人たちはどう思っているのか、をアイデアを出し合いながら形にしていこうとしているが、このイベントの対象はそうした人たちだけではなく、学生や平日にライブハウスに来ることを諦めてしまっている社会人なども田淵は掬おうとしている。
なので
「高校の軽音部とかに出向いて直接営業する」
「2回回しの2回目の開演時間を20:30にして、仕事が長引いた後でもライブハウスに来れるような時間設定にする」
ということで、このイベントを普段のライブハウスイベントに来れない人が行けるためのものにしようとしていることも話す。
そこには10代の頃の田淵自身がライブハウスになかなか行けなかったり、あるいは30代も半ばに入ってきたことによって、周りの同世代のミュージシャンではない友人達がライブハウスから遠ざかった生活を送るようになってきているということを体感しているんだろうな、と思う。
後半は実際に会場に足を運んでくれた人の意見も聞きながら、
「対バンライブで初めて知ったバンドの物販を買ったことがあるか」
「飲み放題にしたらトイレが気になるっていう人もいるか」(田淵がそのタイプらしい)
という実に具体的なことも聞きつつ、やはりプレミアムチケットはキャパの1/10くらいで、基本的にチケット代は2000円だと収益的に厳しい、地方でもやろうとするとクラウドファンディング的な「交通費負担するから俺の街までライブしに来い」という案まで出たりするのだが、できれば無料で提供しようとしているクロークの受付や飲み放題のドリンクを提供する人、物販エリアを設けずにイベント中にスマホで買いたいグッズを申し込んで、帰りに袋にセットしたのを手渡す人などのスタッフをボランティアに協力してもらおうとしていることを話す。
そのボランティアは当然田淵と一緒にこのイベントを運営していく人になるのだが、だからこそ「選考するにあたって作文を提出してもらう」というあたりが実に田淵らしいというか、生温い気持ちの人ではなくて本当にこのイベントのために力を貸してくれる人を探そうとしているのがわかる。さすがに交通費くらいは出そうとしているらしいが。
さらには近年のライブ会場ではやたらとSNS上を賑わせるマナー問題について、
「影アナだけ流しても聞いてないと思う」
ということから、ムービーを制作しようとしていることも明かす。
「人口密度的に危険だからダイブは禁止」
「自由だけれど、サークルなど演者に背を向ける行為や、過度な熱唱は他の方の不快に繋がる恐れがあります」
「泥酔したり、迷惑をかけていると判断された人は呼び出して顔写真を撮って今後出禁にする可能性があります」
などの文言をムービー内に入れようとしているらしいが、あまり強く言うと萎縮して楽しめなくなってしまう人もいるかもしれない、という配慮を持った田淵なだけに、その言い方や入れた方がいい文言については様々な意見をもらいたいとのこと。そしてそのムービーは普段からMVを撮ったりしてもらっている監督に頼んだ本格的なものにしようとしているとのこと。
そこまで田淵が一気に喋りまくる60分。
「人と喋るのは苦手」
と言っているが、こうして見ていると田淵は喋るのが上手い。無駄な言葉がほとんどないし、その中にも聴き手に気を遣った言葉や言い方を選んで発しているというのが実によくわかる。だから60分ひたすら話を聞くのが全く辛くなく、それどころかあっという間に終わった感じすらあった。
そして話を聞きながら、「なんでこの人はそこまで考えてこういうことをやろうとしているんだろうか」と思った。今回のこの取り組みに対して既存のユニゾンファンの100%が賛同しているわけじゃないだろうし、批判的な目を向ける人だっているだろう。
そもそも田淵智也という1人の人間としてのミュージシャンとしての評価ならUNISON SQUARE GARDENというバンドでこれまでに獲得してきたし、楽しみながらロックバンドをやりたいということならTHE KEBABSでやれている。田淵1人が満足な人生を送るならば充分すぎるくらいの音楽人生をすでに手に入れている男である。
それでも今回こうしたことをやろうと思ったのは、最後に田淵が言った
「ロックバンドをライブハウスで見て欲しい」
「その可能性が少しでも増えるのならば諦めたくない」
「ちゃんとライブができるバンドが、ライブハウスでライブをやるだけでご飯を食べていけるようになって欲しい。メジャーデビューしたり、武道館やアリーナでやるだけがバンドとしての成功じゃない、自分たちのやりたいことを貫いているバンドがちゃんと食べていけるように」
という言葉に集約されていた。きっと田淵はめちゃくちゃカッコいいのに食べていけないから辞めてしまったというバンドを数え切れないくらいに見てきたはず。ライブハウスにロックバンドを観に行く人間として、そうしたバンドやそうしたバンドが好きな人のためにできることをやりたい。そんな田淵の思いに、彼の音楽が全く流れない場所であるにもかかわらず、少し感動してしまっていた。田淵と同い年の音楽ファンとして、いかに自分が固定概念に囚われて生きてきたのかということも。田淵みたいに考えることができていたら、辞めていってしまったカッコイイバンドたちを今でも見れていたんじゃないか、と思うくらいに。ロックバンドを愛するものとしてそれほど悔しいことは他にないから。
正直、最初にこのイベントの概要を見た時は「田淵がちょっと面白そうなことをしている」というくらいにしか思ってなかった。でもこの説明会に行って、まだ自分には確固たるこのイベントのためのアイデアは浮かんでいないが、実際にこのイベントでライブを見たいと行く前よりも強く思ったし、何よりも田淵の思いがどこまで形になるのかを見てみたいと思った。
かつてユニゾンが対バンしたことがあるBRAHMANのTOSHI-LOWがそうであるように、実際に自分自身で動くことほど大変なこと、なんやかんや外部から言われることはない。でもそれ以上にカッコいい人だなと思えることもない。まだインディーズの時にユニゾンのライブを見てからもう12年ほど経つが、こんなにも田淵智也という人間を頼もしいと感じたことはない。
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