SPECIAL OTHERS QUTIMA Ver.17 SPECIAL OTHERS 野音2014 @日比谷野外大音楽堂 7/6
- 2014/07/06
- 21:13
これまでにも野音でワンマンを行っているので、会場の雰囲気との相性の良さは証明済みのSPECIAL OTHERSだが、去年は武道館でもワンマンを行っているだけに、すでにこのキャパで収まるような存在ではなくなってきている。この日も客席は満員、客席最後方の立ち見席スペースにもあふれるほどの人が集まっており、開演前からアルコールを摂取する人も本当に多いのはこのバンドのライブならでは。天気が心配だったが、晴れバンドとしての面目躍如と言っていいくらいに雨が降る気配はない。
観葉植物のようなセットがたくさん置かれ、いつもよりも華やかな雰囲気のステージに、開演時刻の17時半ちょうどくらいにふらっとメンバーが登場。各々が音を確かめるようにしばしジャムってから、武道館の時に来場者に配布された「Neon」からスタート。まだ空は明るいが、タイトル通りにじっくりと灯りをともしていくような1曲目から柳下が攻めまくるギターのアレンジを施し、曲の原型は決して崩さないようにジャムバンドならではのライブアレンジを見せるというこのバンドのライブの魅力が早くも全開に。
イントロから大歓声が上がった「Good Morning」で早くも至福の空間を生み出すと、「Stay」では又吉がしっかりと低音をリズムキープするなか、芹澤と宮原が鍵盤とドラムを連打して客席を沸かせる。
柳下がブルージーなギターをイントロに追加し、熱が入りすぎて宮原と又吉から笑われるという微笑ましい場面もあった「Raindrops」と、ここまではメンバーの美しい声のハーモニーが入る曲が多い。
そして柳下のギターが歌メロと言っていいくらいのキャッチーなフレーズを奏でるレア曲(MONGOL800のキヨサクをボーカルに迎えたコラボ曲「空っぽ」のカップリング)「Birdie」を終えると、
「2nd setも楽しみにしていてください!」
と1st setは全くMCなしに終了。
15分ほど経ち、観客が酒を補給したりする中、なんの前触れもなくメンバーがステージに再登場すると、何やらマントのようなものを羽織り、いつものバンドセットの前に設置された、こじんまりとしたアコースティックセットへ。通常のバンドセットとは柳下と又吉の位置が逆になり、柳下はアコースティックギター、芹澤はグロッケンとピアニカという編成で、この日の来場者に配られた新曲「LINE」を演奏。温かみのあるアコースティックサウンドは、これまでにもアルバム曲やカップリング曲などで披露してきたが、その中でも最もリード曲になりそうなキャッチーさを持った曲。
演奏を終えると、芹澤と宮原によるMC。
芹澤「SPECIAL OTHERS ACOUSTIC、SOA(ソウ)です!新人バンドという設定でやってます。ステージにこうしてサボテンがあるのがSOAのトレードマークで、ディレクターがサボテンを5人目のメンバーにしようという設定だったんだけど、設定だらけになっちゃうと、ちょっと、こりん…ゴホン!誰かみたいに縛られちゃうからね(笑)」
宮原「このアコースティックをやるって発表をする時に、芹澤がツイッターで、ガウガウって語尾につけやがったらしくて、MAN WITH A MISSIONとコラボするのか!?って噂が広まって、実際にアコースティックをやるって発表したら、トーンダウン感がすごかった(笑)」
芹澤「それに関しては、ごめんなさいとしか言えない(笑)いや、なぜか、ガウガウって言いたくなっちゃっただけなんだけど(笑)」
宮原「SAOだから、ソウって呼んでいただきたいですね」
芹澤「ちょっとtoeと被ってる(笑)しかもかなり近いとこと被ってる(笑)」
と、1st setでしゃべらなかったぶん、ここで好き放題しゃべると、又吉がベースではなく、マンドリンかマリンバのような弦楽器に持ち替え、アコースティック編成での「Wait for the Sun」へ。このシチュエーションで聴くのが似合いすぎているアレンジで、アコースティックでは声を入れないことにしているのか、サビのコーラスはなし。
そしてアコースティックセットからバンドセットに戻ると、スタッフがアコースティックセットを撤収しながら、バンドセットでの「Wait for the Sun」へ。柳下が弾きまくりというほどにギターソロを弾きまくり、他のメンバーの演奏もいつもより力強さを感じたのはアコースティックをやったことによる反動だろうか。
さらに「PB」では曲中に又吉が腕をバッと挙げて観客を煽るという珍しい場面もあり、すっかり暗くなった野外の中を音と照明の光で包み込むかのような「Laurentech」、そして宮原のドラムソロも挟み、音源でも長尺な曲がさらに長くなった「IDOL」で本編は終了。
アンコールでは芹澤と宮原が自分達ばかりしゃべっているから、という理由で、又吉を何故か「巨匠」と紹介し、MCを振るが、結局は芹澤と宮原が茶々を入れまくった挙句に2人だけでしゃべってしまうという展開に。同じように柳下も「巨匠」としてMCをさせるが、やっぱり芹澤と宮原がしゃべり出してしまう(笑)
しかし、メンバーもこの野音という会場には特別な思い入れがあるようで、
「毎年野音でライブがやりたい」
「武道館を経てからの野音っていうのはどこか帰ってきた感じがする」
と感慨深そうなことも口にする。そんな長々と喋り倒したあとは、トドメとばかりにイントロから熱狂を生み出した「AIMS」。もうだいぶ酔いが回っているのか、多くの観客が自分の席から飛び出し、通路で輪になって踊ったり、知らない人同士でハイタッチを繰り返したりという、席指定の会場とは思えない光景を生み出して終了。
演奏を終えたメンバーが肩を組んで観客に一礼し、客席を背に写真を撮ったりしながら、最後までピースフルな空気は全く変わらずに終了した。最後までステージに残った又吉が、
「気をつけて帰ってください。また会いましょう!」
と言ってからステージを後にした。今年もたくさんの夏フェスに出るし、SPECIAL OTHERS ACOUSTIC名義でアルバムもリリースするので、その後にはアコースティック編成でライブもやるだろう。
心地良い音楽と、空を飛ぶシャボン玉、酒を飲みながら自由に踊る観客、徐々に暗くなっていく空という自然の演出。このバンドに出会えて、こうして毎回ライブを見れて本当に幸せ。
1st set
1.Neon
2.Good Morning
3.Stay
4.Raindrops
5.beautiful world
6.Birdie
2nd set
7.LINE
8.Wait for the Sun (Acoustic ver.)
9.Wait for the Sun
10.PB
11.Laurentech
12.IDOL
encore
13.AIMS
AIMS (short ver.)
http://youtu.be/Wt6Xkp-8mNY
観葉植物のようなセットがたくさん置かれ、いつもよりも華やかな雰囲気のステージに、開演時刻の17時半ちょうどくらいにふらっとメンバーが登場。各々が音を確かめるようにしばしジャムってから、武道館の時に来場者に配布された「Neon」からスタート。まだ空は明るいが、タイトル通りにじっくりと灯りをともしていくような1曲目から柳下が攻めまくるギターのアレンジを施し、曲の原型は決して崩さないようにジャムバンドならではのライブアレンジを見せるというこのバンドのライブの魅力が早くも全開に。
イントロから大歓声が上がった「Good Morning」で早くも至福の空間を生み出すと、「Stay」では又吉がしっかりと低音をリズムキープするなか、芹澤と宮原が鍵盤とドラムを連打して客席を沸かせる。
柳下がブルージーなギターをイントロに追加し、熱が入りすぎて宮原と又吉から笑われるという微笑ましい場面もあった「Raindrops」と、ここまではメンバーの美しい声のハーモニーが入る曲が多い。
そして柳下のギターが歌メロと言っていいくらいのキャッチーなフレーズを奏でるレア曲(MONGOL800のキヨサクをボーカルに迎えたコラボ曲「空っぽ」のカップリング)「Birdie」を終えると、
「2nd setも楽しみにしていてください!」
と1st setは全くMCなしに終了。
15分ほど経ち、観客が酒を補給したりする中、なんの前触れもなくメンバーがステージに再登場すると、何やらマントのようなものを羽織り、いつものバンドセットの前に設置された、こじんまりとしたアコースティックセットへ。通常のバンドセットとは柳下と又吉の位置が逆になり、柳下はアコースティックギター、芹澤はグロッケンとピアニカという編成で、この日の来場者に配られた新曲「LINE」を演奏。温かみのあるアコースティックサウンドは、これまでにもアルバム曲やカップリング曲などで披露してきたが、その中でも最もリード曲になりそうなキャッチーさを持った曲。
演奏を終えると、芹澤と宮原によるMC。
芹澤「SPECIAL OTHERS ACOUSTIC、SOA(ソウ)です!新人バンドという設定でやってます。ステージにこうしてサボテンがあるのがSOAのトレードマークで、ディレクターがサボテンを5人目のメンバーにしようという設定だったんだけど、設定だらけになっちゃうと、ちょっと、こりん…ゴホン!誰かみたいに縛られちゃうからね(笑)」
宮原「このアコースティックをやるって発表をする時に、芹澤がツイッターで、ガウガウって語尾につけやがったらしくて、MAN WITH A MISSIONとコラボするのか!?って噂が広まって、実際にアコースティックをやるって発表したら、トーンダウン感がすごかった(笑)」
芹澤「それに関しては、ごめんなさいとしか言えない(笑)いや、なぜか、ガウガウって言いたくなっちゃっただけなんだけど(笑)」
宮原「SAOだから、ソウって呼んでいただきたいですね」
芹澤「ちょっとtoeと被ってる(笑)しかもかなり近いとこと被ってる(笑)」
と、1st setでしゃべらなかったぶん、ここで好き放題しゃべると、又吉がベースではなく、マンドリンかマリンバのような弦楽器に持ち替え、アコースティック編成での「Wait for the Sun」へ。このシチュエーションで聴くのが似合いすぎているアレンジで、アコースティックでは声を入れないことにしているのか、サビのコーラスはなし。
そしてアコースティックセットからバンドセットに戻ると、スタッフがアコースティックセットを撤収しながら、バンドセットでの「Wait for the Sun」へ。柳下が弾きまくりというほどにギターソロを弾きまくり、他のメンバーの演奏もいつもより力強さを感じたのはアコースティックをやったことによる反動だろうか。
さらに「PB」では曲中に又吉が腕をバッと挙げて観客を煽るという珍しい場面もあり、すっかり暗くなった野外の中を音と照明の光で包み込むかのような「Laurentech」、そして宮原のドラムソロも挟み、音源でも長尺な曲がさらに長くなった「IDOL」で本編は終了。
アンコールでは芹澤と宮原が自分達ばかりしゃべっているから、という理由で、又吉を何故か「巨匠」と紹介し、MCを振るが、結局は芹澤と宮原が茶々を入れまくった挙句に2人だけでしゃべってしまうという展開に。同じように柳下も「巨匠」としてMCをさせるが、やっぱり芹澤と宮原がしゃべり出してしまう(笑)
しかし、メンバーもこの野音という会場には特別な思い入れがあるようで、
「毎年野音でライブがやりたい」
「武道館を経てからの野音っていうのはどこか帰ってきた感じがする」
と感慨深そうなことも口にする。そんな長々と喋り倒したあとは、トドメとばかりにイントロから熱狂を生み出した「AIMS」。もうだいぶ酔いが回っているのか、多くの観客が自分の席から飛び出し、通路で輪になって踊ったり、知らない人同士でハイタッチを繰り返したりという、席指定の会場とは思えない光景を生み出して終了。
演奏を終えたメンバーが肩を組んで観客に一礼し、客席を背に写真を撮ったりしながら、最後までピースフルな空気は全く変わらずに終了した。最後までステージに残った又吉が、
「気をつけて帰ってください。また会いましょう!」
と言ってからステージを後にした。今年もたくさんの夏フェスに出るし、SPECIAL OTHERS ACOUSTIC名義でアルバムもリリースするので、その後にはアコースティック編成でライブもやるだろう。
心地良い音楽と、空を飛ぶシャボン玉、酒を飲みながら自由に踊る観客、徐々に暗くなっていく空という自然の演出。このバンドに出会えて、こうして毎回ライブを見れて本当に幸せ。
1st set
1.Neon
2.Good Morning
3.Stay
4.Raindrops
5.beautiful world
6.Birdie
2nd set
7.LINE
8.Wait for the Sun (Acoustic ver.)
9.Wait for the Sun
10.PB
11.Laurentech
12.IDOL
encore
13.AIMS
AIMS (short ver.)
http://youtu.be/Wt6Xkp-8mNY
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