グッドモーニングアメリカ 「7つの秘宝を探す冒険2014」ワンマンツアー @ZeppDiverCity
- 2014/07/05
- 21:33
昨年リリースしたアルバム「未来へのスパイラル」が大ヒット(自分も昨年の年間ベストディスクに選出させてもらった)し、5月にリリースしたシングル「拝啓、ツラツストラ」がアニメ「ドラゴンボール改」のタイアップになるなど、飛躍を続けるグッドモーニングアメリカ。
そのシングルのリリースツアーの東京公演でありファイナルは、バンド史上最大規模のZepp DiverCity。去年のアルバムがO-EASTであったことを考えると、恐るべきスピードでの規模の拡大である。
開演時刻の18時を少し過ぎると、急に会場が暗転し、2階のサイド席から手を振るたなしん(ベース)の姿。すると、さっきまで2階にいたたなしんが急に客席最後方から登場。タイアップとツアータイトルから、てっきりドラゴンボールのコスプレをしてくるのかと思いきや、まさかの北斗の拳のケンシロウのコスプレ。客席中央あたりからは観客にリフトされ、観客の上を転がってステージへ。最前の観客に北斗百裂拳を浴びせ、
「お前はもう死んでいる」
の名台詞を決めるも、客層は若い人が中心なので、あんまりみんなピンと来ていなかったような感じもする。
そんないきなりの小芝居をひとしきり終えるとメンバーが登場し、たなしんも上半身裸に短パンといういつものスタイルに。ちなみに常にチャックが開き気味だったのは、閉まらなかったかららしい。
今年初頭にリリースされたシングル曲「イチ、ニッ、サンでジャンプ」で金廣(ボーカル&ギター)が持ち前のハイトーンボイスを響かせるも、序盤はちょっと不安定な印象。
続く「突破していこう」の大サビ前にはいったん演奏を止め、トークタイムに突入。
金廣「二階に工藤君がいる!あそこにはうちの妹もいますね。あのへん家族ゾーンかな」
と、このでかい会場にもかかわらず、来てくれた人たちの顔をしっかり確認してから、大サビへ突入。
たなしんによる恒例の「ファイヤー!」コールを挟みながらも、非常にテンポよくライブが進んで行く。世間的なこのバンドのイメージは「4つ打ちの踊れるバンド」というものだと思うし、そういう曲ももちろんあるが、バンドの歴史を総ざらいするかのようなセトリから感じたのは、インディーズ期の曲の持つ、このバンドのもともとの出自である、メロコア・パンク魂。なので客席からは絶えずダイバーが出現するし、4つ打ちだけではなく、ツービートの曲も多く、CDよりもBPMがはるかに速くなっている。
そして、ただ単に踊るだけには似つかわしくない歌詞の曲も多い。
「バンバンガンガン 銃声なって
バンバンガンガン 死んでいく
バンバンガンガン 真っ赤っかの 画面の中」 (バンバンガンガン)
「大嫌いだ 大嫌いだ 胡麻擂るのばっか上手くなって
いっそ いっそ こんな僕なら 死んだらいいのに」 (マリオネット演者ノ詩)
など、ただ単にばか騒ぎしようぜ、というわけではない重い歌詞の曲もこのバンドのメロディと演奏にのると、どこまでもポップになる。こういう歌詞は、終盤に渡邉(ギター)がMCで言っていたように、メンバーチェンジや活動休止、バンド名の変更など、様々な苦難や挫折を一つ一つ乗り越えてきたからこそ、その過程で出てきたものだろう。
そして、その経験を語ったMCのあとの本編ラスト3曲のミドル~バラードと言える、近年の曲の持つ包み込むような優しさが、バンドがようやく苦悩の時期から脱したことと、これからさらに幅広い人たちに聴かれる存在になっていくことを物語っていた。
アンコールではオープニング同様に急に会場が暗転すると、ドラゴンボールで悟空と悟飯(あと悟天も)の声優を務める野沢雅子による、悟空と悟飯の、
「ドラゴンレーダーによると、この辺に7つめのドラゴンボールがあるはずなんだけどなぁ。今日はこのZepp DiverCityで、グッドモーニングアメリカのライブがあるから、終わってから探すか。じゃあ金廣、渡邉、たなしん、ペギ、頼んだぞ!」
という、この日のために録られた音声が流れ、「拝啓、ツラツストラ」が始まる。たなしんは亀仙流のオレンジの胴着を着用した悟空モードになり、客席には7つのオレンジ色の巨大風船が投下される。(ちゃんと風船に1つから7つまでの星が入ったドラゴンボール仕様)
そしてラストには「輝く方へ」を観客もともに歌い、演奏が終わると客席最後方からシェンロンも登場し、ドラゴンボールとシェンロンも交えての写真撮影。
ややグダグダになりながらも、写真撮影が終わっても最後まで残った渡邉とたなしんから、今年も11月にグッドモーニングアメリカ主催のフェスが東名阪で行われることが告げられた。今日、初めてライブに来たという人が多くいただけに、このバンドをきっかけにいろんなバンドを聴いて、いろんなライブハウスに行くようになってもらいたい。
そして、バンドは来週のNANO-MUGEN FES.を皮切りに、今年もたくさんの夏フェスに出演。去年よりも大きなステージに出ることが多くなるだけに、さらに多くの人を巻き込んでもらいたい。
1.イチ、ニッ、サンでジャンプ
2.突破していこう
3.光となって
4.アブラカタブラ
5.キャッチアンドリリース
6.言葉にならない
7.バンバンガンガン
8.ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ
9.少年
10.空ばかり見てた
11.マリオネット演者ノ詩
12.未来へのスパイラル
13.だけど不安です
14.ファイティングポーズ
15.ミサイルをぶちかましてぇな
16.メロディ
17.たった6文字じゃ
18.喝采
encore
19.拝啓、ツラツストラ
20.輝く方へ
拝啓、ツラツストラ
http://youtu.be/DzCtB9oif8o

そのシングルのリリースツアーの東京公演でありファイナルは、バンド史上最大規模のZepp DiverCity。去年のアルバムがO-EASTであったことを考えると、恐るべきスピードでの規模の拡大である。
開演時刻の18時を少し過ぎると、急に会場が暗転し、2階のサイド席から手を振るたなしん(ベース)の姿。すると、さっきまで2階にいたたなしんが急に客席最後方から登場。タイアップとツアータイトルから、てっきりドラゴンボールのコスプレをしてくるのかと思いきや、まさかの北斗の拳のケンシロウのコスプレ。客席中央あたりからは観客にリフトされ、観客の上を転がってステージへ。最前の観客に北斗百裂拳を浴びせ、
「お前はもう死んでいる」
の名台詞を決めるも、客層は若い人が中心なので、あんまりみんなピンと来ていなかったような感じもする。
そんないきなりの小芝居をひとしきり終えるとメンバーが登場し、たなしんも上半身裸に短パンといういつものスタイルに。ちなみに常にチャックが開き気味だったのは、閉まらなかったかららしい。
今年初頭にリリースされたシングル曲「イチ、ニッ、サンでジャンプ」で金廣(ボーカル&ギター)が持ち前のハイトーンボイスを響かせるも、序盤はちょっと不安定な印象。
続く「突破していこう」の大サビ前にはいったん演奏を止め、トークタイムに突入。
金廣「二階に工藤君がいる!あそこにはうちの妹もいますね。あのへん家族ゾーンかな」
と、このでかい会場にもかかわらず、来てくれた人たちの顔をしっかり確認してから、大サビへ突入。
たなしんによる恒例の「ファイヤー!」コールを挟みながらも、非常にテンポよくライブが進んで行く。世間的なこのバンドのイメージは「4つ打ちの踊れるバンド」というものだと思うし、そういう曲ももちろんあるが、バンドの歴史を総ざらいするかのようなセトリから感じたのは、インディーズ期の曲の持つ、このバンドのもともとの出自である、メロコア・パンク魂。なので客席からは絶えずダイバーが出現するし、4つ打ちだけではなく、ツービートの曲も多く、CDよりもBPMがはるかに速くなっている。
そして、ただ単に踊るだけには似つかわしくない歌詞の曲も多い。
「バンバンガンガン 銃声なって
バンバンガンガン 死んでいく
バンバンガンガン 真っ赤っかの 画面の中」 (バンバンガンガン)
「大嫌いだ 大嫌いだ 胡麻擂るのばっか上手くなって
いっそ いっそ こんな僕なら 死んだらいいのに」 (マリオネット演者ノ詩)
など、ただ単にばか騒ぎしようぜ、というわけではない重い歌詞の曲もこのバンドのメロディと演奏にのると、どこまでもポップになる。こういう歌詞は、終盤に渡邉(ギター)がMCで言っていたように、メンバーチェンジや活動休止、バンド名の変更など、様々な苦難や挫折を一つ一つ乗り越えてきたからこそ、その過程で出てきたものだろう。
そして、その経験を語ったMCのあとの本編ラスト3曲のミドル~バラードと言える、近年の曲の持つ包み込むような優しさが、バンドがようやく苦悩の時期から脱したことと、これからさらに幅広い人たちに聴かれる存在になっていくことを物語っていた。
アンコールではオープニング同様に急に会場が暗転すると、ドラゴンボールで悟空と悟飯(あと悟天も)の声優を務める野沢雅子による、悟空と悟飯の、
「ドラゴンレーダーによると、この辺に7つめのドラゴンボールがあるはずなんだけどなぁ。今日はこのZepp DiverCityで、グッドモーニングアメリカのライブがあるから、終わってから探すか。じゃあ金廣、渡邉、たなしん、ペギ、頼んだぞ!」
という、この日のために録られた音声が流れ、「拝啓、ツラツストラ」が始まる。たなしんは亀仙流のオレンジの胴着を着用した悟空モードになり、客席には7つのオレンジ色の巨大風船が投下される。(ちゃんと風船に1つから7つまでの星が入ったドラゴンボール仕様)
そしてラストには「輝く方へ」を観客もともに歌い、演奏が終わると客席最後方からシェンロンも登場し、ドラゴンボールとシェンロンも交えての写真撮影。
ややグダグダになりながらも、写真撮影が終わっても最後まで残った渡邉とたなしんから、今年も11月にグッドモーニングアメリカ主催のフェスが東名阪で行われることが告げられた。今日、初めてライブに来たという人が多くいただけに、このバンドをきっかけにいろんなバンドを聴いて、いろんなライブハウスに行くようになってもらいたい。
そして、バンドは来週のNANO-MUGEN FES.を皮切りに、今年もたくさんの夏フェスに出演。去年よりも大きなステージに出ることが多くなるだけに、さらに多くの人を巻き込んでもらいたい。
1.イチ、ニッ、サンでジャンプ
2.突破していこう
3.光となって
4.アブラカタブラ
5.キャッチアンドリリース
6.言葉にならない
7.バンバンガンガン
8.ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ
9.少年
10.空ばかり見てた
11.マリオネット演者ノ詩
12.未来へのスパイラル
13.だけど不安です
14.ファイティングポーズ
15.ミサイルをぶちかましてぇな
16.メロディ
17.たった6文字じゃ
18.喝采
encore
19.拝啓、ツラツストラ
20.輝く方へ
拝啓、ツラツストラ
http://youtu.be/DzCtB9oif8o

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