サンボマスター まだまだ!終わらないミラクルの予感ツアー2014 @EX THEATER ROPPONGI 6/28
- 2014/06/28
- 22:06
昨年アルバム「終わらないミラクルの予感アルバム」をリリースし、そのアルバムを引っさげたツアーを年末まで行ったサンボマスター。そのツアーのファイナルのZepp Tokyoで開催が発表された今回のアンコールツアー。レコードストアデイにレコードのリリースはあったが、新曲は発表されていないだけに、果たしてどんな内容のライブになるのか。
18時過ぎに暗転しておなじみ、ゴタイゴの「モンキーマジック」が流れる中、メンバー登場。まずは山口隆が結構長々と諸注意中心の挨拶(「怪我すんなよ!」「痴漢は殺す!」は毎度のことだが、子ども連れのファンにも注意を促していた)をすると、代表曲にして定番曲からスタート。しかし、今回は本当に音がでかい。子ども連れのファンに注意を促すのも頷けるほどの爆音ぶりで、耳が震える感覚すらある。
山口隆が曲中にもまくしたてまくりながら歌うといういつものスタイルで「ミラクル!ミラクル!」などの言葉によって、序盤から熱気に満ちたライブを展開。
待望の新曲「愛したい 愛してほしい」もその流れに置かれるストレートなギターロックという感じだが、特定の一人に向けたラブソングではなく、ここにいる人全員に向けた「愛したい 愛してほしい」とのこと。曲を演奏する前には銀杏BOYZの「愛してるってゆってよね」に通じるものを感じるタイトルだと思ったが、どうやらサウンドはもちろん、内容も全く違う。
「あんたらはもう六本木って聞いただけでビビってしまうような人間だよ(笑)
なんならもう日比谷線乗るだけでビビる、茅場町あたりからドキドキしてる人たちだよ(笑)」
と、六本木の会場ならではの観客いじりで笑わせながら、
「近藤君のほうが俺よりアコギが上手い(笑)」
との理由で、近藤がアコギ、木内がパーカッション、山口がボーカルのみという編成で、「僕と君の全てをロックンロールと呼べ」の1曲目の「二人ぼっちの世界」を披露。「僕と君の~」は「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」の大ヒットによる反動で非常に重たい内容となった、「問題作」と言われることもあるアルバムだが、アルバムのノイジーなギターで埋め尽くされたサウンドではなく、こうして歌が主体の編成で聴くと、やはりいいメロディの曲であると実感できる。
「スローモーションラブ」からは打ち込みも導入したダンスタイムに突入。「愛したいし怖れないし急がない」は山口がギターを弾かずにハンドマイクで歌い、前回のツアーでのハイライトというか、とりあえず強烈なインパクトを残した「未練は残さず踊るつもりだ」では、前回同様にまず木内が未練が残る(おしゃれイズムのBGMに乗せて自作自演の手紙を読むも、テレ朝のお膝元で日テレのネタをやるな、と言われる)→山口がギターソロを弾くもその時だけ棒立ちの人がいて未練が残る→ローディーのジローが登場し、自身が50万で買ったギターを披露できずにローンが残る、ではなく未練が残るという実に長い小芝居を含めて計4回も曲をやってしまう。多分30分近くはやってたんじゃないかと思うが、それでも回を重ねるごとに盛り上がりを増すのはバンドも観客もすごい。
3人がハンドマイクで歌うカラオケ状態から、最後にバンド編成に戻る「孤独とランデブー」からはいつものクライマックスゾーンに突入。「愛と平和!」のコール&レスポンスが轟き、モッシュ、ダイブ、サークルなど、激しさをどんどん増していきながらも、みんなが本当にいい笑顔をしている。
そして
「俺はあんたらが生きてるって歌いに来たんだ。ジョン・レノンでもなく、ポール・マッカートニーでもなく、まぁポール・マッカートニーにだったら歌いたいですけど(笑)、忌野清志郎でもなく、ニール・ヤングでもなく、あんたらが生きてるって歌いに来たんだ。あんたらがロックンロールだよ。あんたらは生きてる!ロックンロールも生きてる!サンボマスター、本日最後の曲は、ロックンロール イズ ノットデッド!」
と言って演奏された「ロックンロール イズ ノットデッド」で本編は終了。
アンコールでは山口が、
「なんか後半はダイバーがここまで届かずに墜落していってて(笑)そんなにここまでたどり着けないほどに疲れてるのかと(笑)」
と笑わせながら、
「昔の曲!」
と言って演奏された「青春狂騒曲」から最後の大暴れとばかりに「あなたといきたい」。体がぶつかって汗が飛び散ってみんなで叫んで。10代のキッズから50代くらいのおっさんまでみんなが笑顔で。だからサンボマスターのライブに行くといつも「生きてる」って実感できる。だからこうしてライブに行くのがやめられない。
終了後、「うまくいくんだよきっと」が流れるなか、スティックやピックを客席にばら撒くと、
「みなさん、笑ってますか!そこのお嬢さんが感動したのか、泣いております!お嬢さん、山口の顔のつくりをもう一度よく見てください!(笑)
笑いましたね?みなさん!ミラクルが起きました!」
と山口。こうして今日もミラクルを起こして、サンボマスターのライブは幕を閉じた。沖縄でのツアーファイナルを終えると、今年もたくさんの夏フェスに出演する。今年もいろんな場所を暑く、熱くしてくれるはずだ。
1.世界をかえさせておくれよ
2.ミラクルをキミとおこしたいんです
3.歌声よおこれ
4.光のロック
5.愛したい 愛してほしい (新曲)
6.君を守って 君を愛して
7.二人ぼっちの世界 (Acoustic ver.)
8.ラブソング
9.スローモーションラブ
10.愛したいし怖れないし急がない
11.未練は残さず踊るつもりだ
12.孤独とランデブー
13.そのぬくもりに用がある
14.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
15.できっこないを やらなくちゃ
16.ロックンロール イズ ノットデッド
encore
17.青春狂騒曲
18.あなたといきたい
ロックンロール イズ ノットデッド
http://youtu.be/V71UIJd2LTg
18時過ぎに暗転しておなじみ、ゴタイゴの「モンキーマジック」が流れる中、メンバー登場。まずは山口隆が結構長々と諸注意中心の挨拶(「怪我すんなよ!」「痴漢は殺す!」は毎度のことだが、子ども連れのファンにも注意を促していた)をすると、代表曲にして定番曲からスタート。しかし、今回は本当に音がでかい。子ども連れのファンに注意を促すのも頷けるほどの爆音ぶりで、耳が震える感覚すらある。
山口隆が曲中にもまくしたてまくりながら歌うといういつものスタイルで「ミラクル!ミラクル!」などの言葉によって、序盤から熱気に満ちたライブを展開。
待望の新曲「愛したい 愛してほしい」もその流れに置かれるストレートなギターロックという感じだが、特定の一人に向けたラブソングではなく、ここにいる人全員に向けた「愛したい 愛してほしい」とのこと。曲を演奏する前には銀杏BOYZの「愛してるってゆってよね」に通じるものを感じるタイトルだと思ったが、どうやらサウンドはもちろん、内容も全く違う。
「あんたらはもう六本木って聞いただけでビビってしまうような人間だよ(笑)
なんならもう日比谷線乗るだけでビビる、茅場町あたりからドキドキしてる人たちだよ(笑)」
と、六本木の会場ならではの観客いじりで笑わせながら、
「近藤君のほうが俺よりアコギが上手い(笑)」
との理由で、近藤がアコギ、木内がパーカッション、山口がボーカルのみという編成で、「僕と君の全てをロックンロールと呼べ」の1曲目の「二人ぼっちの世界」を披露。「僕と君の~」は「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」の大ヒットによる反動で非常に重たい内容となった、「問題作」と言われることもあるアルバムだが、アルバムのノイジーなギターで埋め尽くされたサウンドではなく、こうして歌が主体の編成で聴くと、やはりいいメロディの曲であると実感できる。
「スローモーションラブ」からは打ち込みも導入したダンスタイムに突入。「愛したいし怖れないし急がない」は山口がギターを弾かずにハンドマイクで歌い、前回のツアーでのハイライトというか、とりあえず強烈なインパクトを残した「未練は残さず踊るつもりだ」では、前回同様にまず木内が未練が残る(おしゃれイズムのBGMに乗せて自作自演の手紙を読むも、テレ朝のお膝元で日テレのネタをやるな、と言われる)→山口がギターソロを弾くもその時だけ棒立ちの人がいて未練が残る→ローディーのジローが登場し、自身が50万で買ったギターを披露できずにローンが残る、ではなく未練が残るという実に長い小芝居を含めて計4回も曲をやってしまう。多分30分近くはやってたんじゃないかと思うが、それでも回を重ねるごとに盛り上がりを増すのはバンドも観客もすごい。
3人がハンドマイクで歌うカラオケ状態から、最後にバンド編成に戻る「孤独とランデブー」からはいつものクライマックスゾーンに突入。「愛と平和!」のコール&レスポンスが轟き、モッシュ、ダイブ、サークルなど、激しさをどんどん増していきながらも、みんなが本当にいい笑顔をしている。
そして
「俺はあんたらが生きてるって歌いに来たんだ。ジョン・レノンでもなく、ポール・マッカートニーでもなく、まぁポール・マッカートニーにだったら歌いたいですけど(笑)、忌野清志郎でもなく、ニール・ヤングでもなく、あんたらが生きてるって歌いに来たんだ。あんたらがロックンロールだよ。あんたらは生きてる!ロックンロールも生きてる!サンボマスター、本日最後の曲は、ロックンロール イズ ノットデッド!」
と言って演奏された「ロックンロール イズ ノットデッド」で本編は終了。
アンコールでは山口が、
「なんか後半はダイバーがここまで届かずに墜落していってて(笑)そんなにここまでたどり着けないほどに疲れてるのかと(笑)」
と笑わせながら、
「昔の曲!」
と言って演奏された「青春狂騒曲」から最後の大暴れとばかりに「あなたといきたい」。体がぶつかって汗が飛び散ってみんなで叫んで。10代のキッズから50代くらいのおっさんまでみんなが笑顔で。だからサンボマスターのライブに行くといつも「生きてる」って実感できる。だからこうしてライブに行くのがやめられない。
終了後、「うまくいくんだよきっと」が流れるなか、スティックやピックを客席にばら撒くと、
「みなさん、笑ってますか!そこのお嬢さんが感動したのか、泣いております!お嬢さん、山口の顔のつくりをもう一度よく見てください!(笑)
笑いましたね?みなさん!ミラクルが起きました!」
と山口。こうして今日もミラクルを起こして、サンボマスターのライブは幕を閉じた。沖縄でのツアーファイナルを終えると、今年もたくさんの夏フェスに出演する。今年もいろんな場所を暑く、熱くしてくれるはずだ。
1.世界をかえさせておくれよ
2.ミラクルをキミとおこしたいんです
3.歌声よおこれ
4.光のロック
5.愛したい 愛してほしい (新曲)
6.君を守って 君を愛して
7.二人ぼっちの世界 (Acoustic ver.)
8.ラブソング
9.スローモーションラブ
10.愛したいし怖れないし急がない
11.未練は残さず踊るつもりだ
12.孤独とランデブー
13.そのぬくもりに用がある
14.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
15.できっこないを やらなくちゃ
16.ロックンロール イズ ノットデッド
encore
17.青春狂騒曲
18.あなたといきたい
ロックンロール イズ ノットデッド
http://youtu.be/V71UIJd2LTg
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