THE BAWDIES ~The 10th Anniversary~ Like a Rockin' Rollin' Stone Tour @Zepp DiverCity 6/11
- 2014/06/11
- 22:50
ポジション的にももはや期待の若手バンドという位置は卒業しているTHE BAWDIESだが、高校時代の仲間で集まったバンドなので、今年で結成10周年である。
今年はカバーアルバム「Going Back Home」をリリースし、ビルボードでのライブやフェス、イベントにも精力的に出演している中、全国対バンツアーを敢行。Zepp DiverCity2daysの初日であるこの日の対バンはTOTALFAT。やってる音楽自体は全然違うが、精神性は結構近いところにいるんじゃないかと思う、同年代同士の対バン。
19時過ぎ、まずは先攻のTOTALFAT。メンバーが登場すると、THE BAWDIESを祝うためにと言って、全員がジャケットを着用して登場。Buntaはかなりドラムが叩きにくそうな感じだったが。
いきなりの「Party Party」で幕を開けると、外はあいにくの雨模様だが、「もうすぐ夏が来るなぁ」ということを実感させられる曲を連発。
「THE BAWDIESとはフェスとかでよく一緒になってバックステージで一緒に飲んだりするんだけど、こうしてライブハウスで2マンするのは初めてで。誘ってくれてありがとう!
俺たちのライブを初めて見る人もいっぱいいると思うけど、Aメロがこうで、サビがこうだなってわかったらすぐ盛り上がれると思うんで!」
とShunが言うと、最初こそ若干アウェー感を感じさせたが、曲が進むにつれてどんどん腕を上げる人やジャンプする人が増えていく。
すでにフェスなどでも披露されている新曲「夏のトカゲ」では祭り囃子を取り入れ、ShunとKubotyは間奏で法被を羽織り、タオル回しも。
「THE BAWDIESにリスペクトと愛を込めて!」
と言って演奏された意外な「Call It Love」から、
「みんな、音楽大好きだろ!音楽で旅に出ようぜ!」
と「The Naked Journey」、さらに9月のZepp Tokyoでのワンマンの告知をしてから、
「10年バンドを続けるってすごいことで。俺らも14年バンドやってるんだけど、途中で解散したり、活動休止したり、死んじゃったやつとかもいて。だからこそ俺らはこうしてライブやってるのが当たり前だと思ってない。フェスだって、対バンだって、ワンマンだって本当に1本1本死ぬ気でやってます。俺たちをずっと応援してくれてる人も、今日初めて見てくれた人も、これから俺たちと長い付き合いをよろしくお願いします!」
というShunの真摯なMCから、
「ここでは年齢、性別、地位、なんにも関係ない!俺はそれをライブハウスで教わった!そう!君は一人じゃない!」
とJoseも続け、「Place To Try」で終了。このバンドのライブは本当に楽しいが、楽しいだけじゃなく、少年からヤング、そしてビジネスに至るにつれて忘れてしまいがちな、「勝利/友情/努力」の3本柱の美しさを改めて確認させてくれる。
あと同年代だというのはわかっていたが、THE BAWDIESと同い年だったとは。
1.Party Party
2.Summer Friquence
3.Highway Mark4
4.Room45
5.夏のトカゲ (新曲)
6.Call It Love
7.The Naked Journey
8.Place To Try
Room45
http://youtu.be/WwHALM4vQZQ
そしてTHE BAWDIES。いつもの「SOUL MAN」ではないSEで登場すると、リリース間近のシングルからの「NICE AND SLOW」からスタート。すでにフェスなどでも披露されている曲だからか、まだリリース前の曲とは思えないくらいに観客が曲の構成とノリを理解している。
10周年だけに定番の曲、久々の曲も含めた、キャリアを横断する選曲を展開しながら、
「結成10周年で、デビュー5周年ですが、この曲から始まったと思っております」
とROYが「EMOTION POTION」を紹介すると、初めてこの曲を聴いてからまだ5年とも思うし、もう5年とも思う。5年の間に何枚もアルバムをリリースしてきたし、一気に武道館や横浜アリーナでワンマンをできるようになった。そう思うと本当に長かったような、あっという間だったような5年だ。
また、いつものようにMCでのメンバーいじりも展開。ROYがTAXMANに、
「お前この前空港で係員のお姉さんに、KANA-BOONですよね?って言われてたじゃねえかよ」
と言ったり、上着を脱いだMARCYの挨拶的なMCに対して、TAXMANが笑点のテーマソングをギターで弾いてちゃかす。ちなみにこれは各地で弾くネタを変えているようで、北海道では「水曜どうでしょう」、仙台では何故か「初めてのアコム」だったことにROYがツッコミ、何故か
「MARCYは服を買い過ぎてるから、アコムで金借りてないだろうな?」
と再びMARCYいじりに発展。MARCYはメンバーにそういう大事なことを相談しないでこっそり行動するので心配らしい。
冒頭で新曲の「NICE AND SLOW」も演奏されたが、中盤には両A面曲の「COME ON」も演奏される。どちらもTHE BAWDIESらしいご機嫌なロックンロールナンバーだが、これは「LEMONADE」「THE SEVEN SEAS」とシングルでミドル~バラードな曲が続いた反動的な部分もあるのだろうか。
曲終わりでは再びTAXMANいじりが始まると、
「お前、歌えるのか?歌えるんなら、このバンドに入りな」
と、ROYがTAXMAN加入時を再現したという(実際は当然全然こんなことはなかったらしい)ミニコントから、TAXMANボーカル曲ではレアなビートルズ「I'M DOWN」のカバー。このあとに演奏された「SO LONG SO LONG」など、TAXMANボーカルの曲は疾走感のある曲が多いが、この曲はややねっとりとしたブルース&ロックンロール。
「LOVE YOU NEED YOU」「RED ROCKET SHIP」と最近は演奏されなくなったシングル曲も久しぶりに演奏されると、TAXMANのアンプの上に置かれたガンダムの頭部を見たROYが、この会場のすぐ横にある巨大なガンダムの像を見てきたかを観客に尋ね、TAXMANの
「ぶったね。二度もぶったね!
アムロ、食べまーす!」
というアムロのモノマネから、「HOT DOG」につながるラストスパート。「KEEP ON ROCKIN'」ではROYのみならずTAXMANもシャウトし、手拍子とコール&レスポンスも決めて終了。
アンコールでは上着を脱いで登場したメンバーが、TOTALFATが「タンクトップvsスーツ」と言っていたことに触れ、
ROY「前にハロウィンの時に、俺が体操選手、JIMがシンクロ女子、TAXMANがレスリング選手、MARCYはマラソン選手っていう格好でライブやったんだけど、JIMは格好気にしないで動き回るから、ちょっと小籠包的な部分が出ちゃったり…(笑)」
JIM「小さいっていう感じを使うな(笑)大籠包って言ってくれ(笑)」
ROY「TAXMANは膝にサポーターをつけるっていう細かいこだわりで。で、SEを君が代にして出てきたんだけど、チラッと後ろを見たらMARCYが胸に手を当てて目を瞑りながら君が代を聴いてた(笑)」
という話で笑わせて和んだところを「A NEW DAY IS COMIN'」で再び燃え上がらせ、JIMはモニターの上から高いジャンプをしてみせる。
だがこれだけでは終わらず、
「TOTALFATライブやって、俺たちもライブやって、それで終わりだと思いますか?そんなわけないでしょう!せっかくの対バンツアーなんですから!」
と言って、TOTALFATのメンバーをステージに呼び込むと、TOTALFATのメンバーがTHE BAWDIESのメンバーに法被を着せ、タンクトップ&法被という格好になり、セッションをすることを発表するも、各々が自由に音を出しまくるため、なかなか始められずROYが困ってしまうという小芝居も挟みながら、「カントリーロード」のパンクカバー。最後のサビ前にはドラムがMARCYからBuntaにスイッチし、演奏が終わると、TAXMANによる、全員でのわっしょいがとり行われ、同い年の2バンドによる祝祭は幕を閉じた。
しかし、意外なことにカバーアルバムの曲は一切演奏されなかった。ライブでは2曲しか聴いたことがないだけに聴きたかったところだが、原点確認的な意味合いの強い作品だっただけに、シングルも出るがあのアルバムを経てこのバンドがどんなロックンロールを鳴らしていくのだろうか。
結成20周年も、30周年もこうしてみんなで楽しくロックンロールパーティーができますように。
1.NICE AND SLOW
2.JUST BE COOL
3.YOU GOTTA DANCE
4.LEAVE YOUR TROUBLES
5.EMOTION POTION
6.ROCK ME BABY
7.LEMONADE
8.COME ON
9.I'M DOWN
10.LOVE YOU NEED YOU
11.RED ROCKET SHIP
12.SO LONG SO LONG
13.HOT DOG
14.IT'S TOO LATE
15.KEEP ON ROCKIN'
encore
16.A NEW DAY IS COMIN'
17.カントリーロード (w/TOTALFAT)
NICE AND SLOW
http://youtu.be/c95gvG95D_U
今年はカバーアルバム「Going Back Home」をリリースし、ビルボードでのライブやフェス、イベントにも精力的に出演している中、全国対バンツアーを敢行。Zepp DiverCity2daysの初日であるこの日の対バンはTOTALFAT。やってる音楽自体は全然違うが、精神性は結構近いところにいるんじゃないかと思う、同年代同士の対バン。
19時過ぎ、まずは先攻のTOTALFAT。メンバーが登場すると、THE BAWDIESを祝うためにと言って、全員がジャケットを着用して登場。Buntaはかなりドラムが叩きにくそうな感じだったが。
いきなりの「Party Party」で幕を開けると、外はあいにくの雨模様だが、「もうすぐ夏が来るなぁ」ということを実感させられる曲を連発。
「THE BAWDIESとはフェスとかでよく一緒になってバックステージで一緒に飲んだりするんだけど、こうしてライブハウスで2マンするのは初めてで。誘ってくれてありがとう!
俺たちのライブを初めて見る人もいっぱいいると思うけど、Aメロがこうで、サビがこうだなってわかったらすぐ盛り上がれると思うんで!」
とShunが言うと、最初こそ若干アウェー感を感じさせたが、曲が進むにつれてどんどん腕を上げる人やジャンプする人が増えていく。
すでにフェスなどでも披露されている新曲「夏のトカゲ」では祭り囃子を取り入れ、ShunとKubotyは間奏で法被を羽織り、タオル回しも。
「THE BAWDIESにリスペクトと愛を込めて!」
と言って演奏された意外な「Call It Love」から、
「みんな、音楽大好きだろ!音楽で旅に出ようぜ!」
と「The Naked Journey」、さらに9月のZepp Tokyoでのワンマンの告知をしてから、
「10年バンドを続けるってすごいことで。俺らも14年バンドやってるんだけど、途中で解散したり、活動休止したり、死んじゃったやつとかもいて。だからこそ俺らはこうしてライブやってるのが当たり前だと思ってない。フェスだって、対バンだって、ワンマンだって本当に1本1本死ぬ気でやってます。俺たちをずっと応援してくれてる人も、今日初めて見てくれた人も、これから俺たちと長い付き合いをよろしくお願いします!」
というShunの真摯なMCから、
「ここでは年齢、性別、地位、なんにも関係ない!俺はそれをライブハウスで教わった!そう!君は一人じゃない!」
とJoseも続け、「Place To Try」で終了。このバンドのライブは本当に楽しいが、楽しいだけじゃなく、少年からヤング、そしてビジネスに至るにつれて忘れてしまいがちな、「勝利/友情/努力」の3本柱の美しさを改めて確認させてくれる。
あと同年代だというのはわかっていたが、THE BAWDIESと同い年だったとは。
1.Party Party
2.Summer Friquence
3.Highway Mark4
4.Room45
5.夏のトカゲ (新曲)
6.Call It Love
7.The Naked Journey
8.Place To Try
Room45
http://youtu.be/WwHALM4vQZQ
そしてTHE BAWDIES。いつもの「SOUL MAN」ではないSEで登場すると、リリース間近のシングルからの「NICE AND SLOW」からスタート。すでにフェスなどでも披露されている曲だからか、まだリリース前の曲とは思えないくらいに観客が曲の構成とノリを理解している。
10周年だけに定番の曲、久々の曲も含めた、キャリアを横断する選曲を展開しながら、
「結成10周年で、デビュー5周年ですが、この曲から始まったと思っております」
とROYが「EMOTION POTION」を紹介すると、初めてこの曲を聴いてからまだ5年とも思うし、もう5年とも思う。5年の間に何枚もアルバムをリリースしてきたし、一気に武道館や横浜アリーナでワンマンをできるようになった。そう思うと本当に長かったような、あっという間だったような5年だ。
また、いつものようにMCでのメンバーいじりも展開。ROYがTAXMANに、
「お前この前空港で係員のお姉さんに、KANA-BOONですよね?って言われてたじゃねえかよ」
と言ったり、上着を脱いだMARCYの挨拶的なMCに対して、TAXMANが笑点のテーマソングをギターで弾いてちゃかす。ちなみにこれは各地で弾くネタを変えているようで、北海道では「水曜どうでしょう」、仙台では何故か「初めてのアコム」だったことにROYがツッコミ、何故か
「MARCYは服を買い過ぎてるから、アコムで金借りてないだろうな?」
と再びMARCYいじりに発展。MARCYはメンバーにそういう大事なことを相談しないでこっそり行動するので心配らしい。
冒頭で新曲の「NICE AND SLOW」も演奏されたが、中盤には両A面曲の「COME ON」も演奏される。どちらもTHE BAWDIESらしいご機嫌なロックンロールナンバーだが、これは「LEMONADE」「THE SEVEN SEAS」とシングルでミドル~バラードな曲が続いた反動的な部分もあるのだろうか。
曲終わりでは再びTAXMANいじりが始まると、
「お前、歌えるのか?歌えるんなら、このバンドに入りな」
と、ROYがTAXMAN加入時を再現したという(実際は当然全然こんなことはなかったらしい)ミニコントから、TAXMANボーカル曲ではレアなビートルズ「I'M DOWN」のカバー。このあとに演奏された「SO LONG SO LONG」など、TAXMANボーカルの曲は疾走感のある曲が多いが、この曲はややねっとりとしたブルース&ロックンロール。
「LOVE YOU NEED YOU」「RED ROCKET SHIP」と最近は演奏されなくなったシングル曲も久しぶりに演奏されると、TAXMANのアンプの上に置かれたガンダムの頭部を見たROYが、この会場のすぐ横にある巨大なガンダムの像を見てきたかを観客に尋ね、TAXMANの
「ぶったね。二度もぶったね!
アムロ、食べまーす!」
というアムロのモノマネから、「HOT DOG」につながるラストスパート。「KEEP ON ROCKIN'」ではROYのみならずTAXMANもシャウトし、手拍子とコール&レスポンスも決めて終了。
アンコールでは上着を脱いで登場したメンバーが、TOTALFATが「タンクトップvsスーツ」と言っていたことに触れ、
ROY「前にハロウィンの時に、俺が体操選手、JIMがシンクロ女子、TAXMANがレスリング選手、MARCYはマラソン選手っていう格好でライブやったんだけど、JIMは格好気にしないで動き回るから、ちょっと小籠包的な部分が出ちゃったり…(笑)」
JIM「小さいっていう感じを使うな(笑)大籠包って言ってくれ(笑)」
ROY「TAXMANは膝にサポーターをつけるっていう細かいこだわりで。で、SEを君が代にして出てきたんだけど、チラッと後ろを見たらMARCYが胸に手を当てて目を瞑りながら君が代を聴いてた(笑)」
という話で笑わせて和んだところを「A NEW DAY IS COMIN'」で再び燃え上がらせ、JIMはモニターの上から高いジャンプをしてみせる。
だがこれだけでは終わらず、
「TOTALFATライブやって、俺たちもライブやって、それで終わりだと思いますか?そんなわけないでしょう!せっかくの対バンツアーなんですから!」
と言って、TOTALFATのメンバーをステージに呼び込むと、TOTALFATのメンバーがTHE BAWDIESのメンバーに法被を着せ、タンクトップ&法被という格好になり、セッションをすることを発表するも、各々が自由に音を出しまくるため、なかなか始められずROYが困ってしまうという小芝居も挟みながら、「カントリーロード」のパンクカバー。最後のサビ前にはドラムがMARCYからBuntaにスイッチし、演奏が終わると、TAXMANによる、全員でのわっしょいがとり行われ、同い年の2バンドによる祝祭は幕を閉じた。
しかし、意外なことにカバーアルバムの曲は一切演奏されなかった。ライブでは2曲しか聴いたことがないだけに聴きたかったところだが、原点確認的な意味合いの強い作品だっただけに、シングルも出るがあのアルバムを経てこのバンドがどんなロックンロールを鳴らしていくのだろうか。
結成20周年も、30周年もこうしてみんなで楽しくロックンロールパーティーができますように。
1.NICE AND SLOW
2.JUST BE COOL
3.YOU GOTTA DANCE
4.LEAVE YOUR TROUBLES
5.EMOTION POTION
6.ROCK ME BABY
7.LEMONADE
8.COME ON
9.I'M DOWN
10.LOVE YOU NEED YOU
11.RED ROCKET SHIP
12.SO LONG SO LONG
13.HOT DOG
14.IT'S TOO LATE
15.KEEP ON ROCKIN'
encore
16.A NEW DAY IS COMIN'
17.カントリーロード (w/TOTALFAT)
NICE AND SLOW
http://youtu.be/c95gvG95D_U
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