座談会「バンドBについて」 ~Base Ball Bear~
- 2018/10/15
- 20:35
これまでにフェスのことなどに触れてきた、恒例の座談会シリーズ。前回はストレイテナーについて行ったが、
(前編:https://ameblo.jp/serment-musicinlife/entry-12406871918.html)
(後編:https://ameblo.jp/serment-musicinlife/entry-12407305436.html)
「一つのアーティストに絞った座談会」の第2弾は、日曜日に毎年恒例の日比谷野音でのライブを控えた、Base Ball Bear。バンドの同世代として、ずっとライブに行き続けている身として、今回は司会をやらせていただく運びになりました。
参加者
・むらたかもめ(@houroukamome121 )
最近やたらとライブが被ったり、近くにいたりするので、その後に飲んだりしている結果、無駄にパーソナルなデータを覚えてきてしまっている人。
(https://www.ongakunojouhou.com/)
・ロッキン・ライフの中の人(@rockkinlife )
最近は通信制限にかかったことにより、Wi-Fi環境を探している。この座談会の当日に大阪で行われたパスピエのワンマンライブに参加していたのだが、なぜかライブの記憶はすぐなくなるらしい。
(http://sinario19.com/)
・softman(@softman_mfrdkok )
最近は2週間連続で同じライブに行っているのだが、むらた氏と違って付き合いが悪いので終わったらすぐに帰ってしまう。我々と飲むよりもラノベを読みたいらしい。
(https://ameblo.jp/serment-musicinlife/)
・Sugar@ロックとブログ(@Sugarrrrrrrock)
最近は04 Limited Sazabysがツアーを開始したことにより、スタッフかと思うくらいに全国を飛び回っている。それ故にどこに住んでいて、どこから金銭を捻出しているのかわからない男。
(https://www.ysugarock.com/)
・ソノダマン(@yoppeleah)
このブログの管理者。最近はフェスも落ち着いたので、休みの日は朝からメジャーリーグを見て、昼からプロ野球を見て、夜はライブを見に行っている。
(http://rocknrollisnotdead.jp/)
・Base Ball Bearとの出会い
ソノダマン
「では本日もよろしくお願いします。今日はBase Ball Bearについて、ということで、まずは各々のBase Ball Bearとの出会いについて、からお願いします。
自分はそれまでもスペシャでやってたハイラインレコード(BUMP OF CHICKENのインディーズ音源を扱ってブレイクに導いた、下北沢にあったレーベルもやってたレコード店)の番組で名前を見ていたが、ちゃんと聴いたのは2006年にリリースされた「バンドBについて」。その年のロッキンが初ライブです」
softman
「エムオンを見ていたら、たまたま「C」のCMが流れてきたのがきっかけ。
初めて聞いたのは「抱きしめたい」で、本格的に聞き始めたのは「ラブ&ポップ」から。
初めて見たのはロッキン2012。
見たのはこれと2015の2回。ちなみに2015のロッキンでソノダさんと初対面」
Sugar
「出会いは高校生の時ですね。
当時好きだった子がショートヘアで、別の友達に「Base Ball Bearの「short hair」聴いてみなよ」って勧められたのが最初の出会いです。
その後恋は実らず、2年ぐらい経って初めてライブハウスで観たロックバンドです」
ソノダマン
「なんだその望んでもいない甘酸っぱい青春の思い出感は…」
ロッキン・ライフの中の人
「高校の時の軽音部で一緒にバンドで組んだ子がすげえバンドがメジャーデビューしたなって教えてくれたのがきっかけですね。
2006年の「ELECTRIC SUMMER」リリース時くらいです」
softman
「軽音楽部といえば誰もベボベのコピーやってなかったな…
みんなSiMかホルモン、アジカン!!
チャットもいたけど、ベボベとニコは何故か誰もやってなかった」
むらたかもめ
「2006年の5000枚限定の「バンドBについて」が近所のヴィレヴァンに「ナンバガの再来。限定だからヤフオクで転売できる!」と煽ったポップと共に売られてたのを買ったのが出会いです。
ライブは2006年の野音の蓮沼というイベントで初めて観ました。
小出祐介が「俺の精子が!夕方ジェネレーション!」とMCしてたのが印象的です。
ちなみにみんな大好きなメレンゲもそのライブで出会いました。
転売できるかと思ったら再発されたので転売できません。ヴィレヴァンに騙されました(笑)」
(この座談会のタイトルである「バンドBについて」はむらた氏が言うように2006年に限定リリース、2009年に「完全版」として再発されている)
ソノダマン
「5000枚のうちの2枚が自分とむらた氏のとこにあると…」
・Base Ball Bearのイメージ、自分の中での立ち位置
ソノダマン
「次はBase Ball Bearが自分にとってどんなバンドか?というのと、バンドのイメージについてです。
まずは自分は、2006年から今に至るまで、バンドの形が変わっても止まらずにともに走り続けてきたバンド。15年間通っているロッキンで、13年間全ての出演を見ているだけに、ひたちなかのイメージが1番強いし、ライブで雨が降ったのを全く見たことがない晴れバンド」
softman
「ちょうど自分が本格的に音楽を聞き始めた頃に出てきたバンド。
当時、音楽理論に詳しくなくて「未知のコードを持つバンド」のキャッチコピーに混乱した記憶がある。
一度も止まることなく、転がり続けているのは凄い。僕よりも友人の方がベボベが好き。
「ラブ&ポップ」以降はなんやかんやで聞いてますが、最新作(「光源」)は本日聞きました(笑)」
ロッキン・ライフの中の人
「青春に未練のあるバンドがいつまでも届かない青春を歌うバンドってイメージですね。でも、よく考えたら可愛いと思っていたベースの勧誘に成功しているので、許せません。僕の軽音部時代のベースも女子でしたが、そんな微笑ましいエピソードがありません!小出が仮面ライダー好きなのは好感もてます」
(ロッキン・ライフの中の人は仮面ライダーが好きなのか?ということについては誰も突っ込まず)
softman
「そういえば関根って映画に出ていたような…」
むらたかもめ
「「リンダリンダリンダ」はけっこう面白かったですよ」
(Base Ball Bearの関根史織が出演していた「女子高生がTHE BLUE HEARTSのコピーバンドをやる」という映画。関根はバンドのベーシストという、役作りをしなくていいような役だった)
ソノダマン
「「リンダリンダリンダ」、ブルーハーツの甲本ヒロトの弟の甲本雅裕が顧問役で出てたんですよね~」
(劇中で最も流れる曲はブルーハーツの「終わらない歌」。「リンダ リンダ」は全然流れない)
むらたかもめ
「「音量を上げろタコ」は吉岡里帆の顔以外クソでした」
(現在公開中の、吉岡里帆と阿部サダヲが主演の映画。あいみょんや、チャットモンチー(済)の橋本絵莉子が劇中歌を提供したことで話題)
softman
「曲は良くないですか?
勤務先でバンバン流れて、サビだけ頭に入りました」
むらたかもめ
「「音量を上げろタコ」のサントラはたしかに最高なんで聴いた方がいいです。でも映画はタコというよりクソです。
Base Ball Bearはデビュー時はナンバガに似てるとかスーパーカーに似てるとか言われたり小出祐介の髪型がダサかったりと損してるイメージはあります。
でもきちんと聞くと個性はあるし演奏も上手いし、良さにまだまだ気づかれてないイメージです。
あと小出祐介は高田メタルと並ぶバンドマン界のドルオタ代表のイメージです」
(高田メタルはELLEGARDENのベーシストである高田雄一のこと。彼のツイッターはビックリするくらいにアイドルのことばかりツイートしている。しかもよく炎上する)
Sugar
「スクールオブロックでレギュラーやってた時の「AでもCでもないBな人たち」っていうのがまさにイメージ通りのバンドだと思います。
なんか微妙にイケてないのが自分にとっては居心地良かったです(笑)
青くて夏っぽい時期から自意識強い時期を経て、3ピースになって最近は大人を楽しんでる感がします。
音楽的なイメージは皆さん仰る通りですね」
・Base Ball Bearの私的ベストアルバム(10曲)、ベストトラック(1曲)、ベストフレーズ
ソノダマン
「では次はこうした議題の時のメインネタとも言える、各々のベストアルバムとベストトラック、それからベストフレーズについてです。
ちなみに2013年にリリースされたベストアルバムの収録曲は
DISC1
1.CRAZY FOR YOUの季節
2.GIRL FRIEND
3.ELECTRIC SUMMER
4.STAND BY ME
5.祭りのあと
6.抱きしめたい
7.ドラマチック
8.真夏の条件
9.愛してる
10.17才
11.changes
DISC2
1.LOVE MATHEMATICS
2.神々LOOKS YOU
3.BREEEEZE GIRL
4.Stairway Generation
5.kimino-me
6.クチビル・ディテクティブ
7.yoakemae
8.short hair
9.Tabibito In The Dark
10.初恋
11.若者のゆくえ (BONUS TRACK)
となっております」
ロッキン・ライフの中の人
「ベストアルバム
1.ELECTRIC SUMMER
2.changes
3.yoakemae
4.PERFECT BLUE
5.short hair
6.17才
7.すべては君のせいで
8.逆バタフライ・エフェクト
9.祭りのあと
10.SAYONARA-NOSTALGIA
ベストトラックはELECTRIC SUMMERで」
ELECTRIC SUMMER
https://youtu.be/qPBaI3165Jk
ソノダマン
「何というか、ロキ中氏にしては実に素直なベストというか(笑)」
ロッキン・ライフの中の人
「ベボベは普通にシングルが好きなんですよね(笑)
あと、「C2」以降はアルバム自体がかなり好きなんですが、それまではそこまで聴いてないのもあります」
Sugar
「「二十九歳」~「C2」で演奏面でいっきにカッコ良くなった気がしますねー。
でもベストソングとなると以前のベボベっぽい曲になりますよねーやっぱ」
softman
「あの辺りから関根がスラップ始めましたよね 昔はピック一本でしたし」
(最近、関根はチャップマンスティックというギターとベースの機能を兼ね備えた、他に弾いてる人を見たことがない楽器も弾いている)
ロッキン・ライフの中の人
「僕のベストフレーズは、フレーズじゃないんですけど、「すべては君のせいで」で「教室」って単語を使ったとこですね。
あ、まだそういう単語入れちゃうんだってところと、そういうことにも向き合う感じがいいな~って聴いてて思ったので」
むらたかもめ
「ちなみに「すべては君のせいで」の歌詞は乃木坂46の「君の名は希望」の歌詞をオマージュしてるとリリース当時ドルオタ界隈で話題になってました。
それもあって「教室」て単語は入れたのかもなあと」
君の名は希望
https://youtu.be/augiVRjpWcI
ソノダマン
「ロキ中氏が選んだのは
「ある日突然 幽霊にされた
僕を置き去りに 今日も教室は進む」
っていうフレーズですね。
これを選ぶっていうことはなかなか暗い学生生活を送ったっていうことじゃないかと…」
ロッキン・ライフの中の人
「なんでやねん(笑)いや、高校生はたしかに暗い日々でしたけど(笑)」
Sugar
「教室に置き去りにされた人達が集まってると勝手に思ってますけど…(笑)」
ソノダマン
「見た目的にはSugar氏が1番そのイメージないんだけど(笑)」
(Sugar氏は見た目的には最も爽やかイケメン。ソノダマン・むらたかもめの2人は「写真映りが悪い」という意見で一致している)
ロッキン・ライフの中の人
「でもね、暗い日々を過ごしたからこそ「すべては君のせいで」ってサビがグッとくるんですよ。
しかも、それを30代後半のボーカルが歌うっていうのがまた良いんです」
ソノダマン
「まだ後半じゃない!ギリ前半!」
(Base Ball Bearは男性メンバーは今年34歳。関根は33歳)
むらたかもめ
「そんな暗いロキ中さんにはネタ元と噂の「君の名は希望」も聴いてみてください(笑)」
Sugar
「サブカルヲタクの鏡みたいな方ですけどおっさん感はあんまないですよね(笑)」
softman
「ベストアルバム
1.文化祭の夜
2.kodoku no synthesizer
3.Tabibito In The Dark
4.魔王
5.The End
6.changes
7.SHINE
8.yoakemae
9.LOVE MATHEMATICS
10.祭りのあと
夜から生まれ変わることをテーマにしました。
LOVE MATHEMATICS入れいてるのは僕の好みです(笑)
ベストトラック
「初恋」
1番いいと思ったのはこれかな~。
「初めてじゃないこの恋を 終わらない最初の恋にしよう」
っていうフレーズが凄い印象的。
「SHIMAITAI」や「LOVE MATHEMATICS」でも良かったけど、最終的にこれ。
ベストフレーズ
「アニメ化希望!のリアルタイムとドラマ化希望!のストーリー持って」
(「ファンファーレが聴こえる」)
ちょうどソシャゲのタイアップソングになっていただけあって、このフレーズがかなりインパクトあった。
こんなフレーズ使った人今までいなかったと思う」
初恋
https://youtu.be/Gas0rtxqz14
ソノダマン
「なんか、実に時期に偏ったというか、固められたというか(笑)」
Sugar
「これ、僕のベストの世界観ともめっちゃ似てます(笑)」
ソノダマン
「1番若い2人が爽やかな方向に行かないっていう(笑)」
softman
「3rd以降から本格的に聞き始めましたからね・・・ 「初恋」や「十字架 You and I」をベストに入れたかったけど、世界観不一致で除外しました。
でも「魔王」はかなり好きなんですよ。だからなんとか活かせないかなと思い、こんな感じに。「The End」入れたのはソノダさんのブログの影響です」
ソノダマン
「自分のブログに思い当たる節がないんだけど(笑)」
softman
「スター(フルカワユタカ)が一時期サポート入っているときの野音でアンコールで「The End」やったじゃん。その時にこの曲の歌詞引用してたからそれが強く印象に残った」
(2016年5月の「日比谷ノンフィクションV」。書いた本人ですら忘れていることをなんでsoftmanは覚えているのか。「The End」を引用したその時のレポはこちら。
http://rocknrollisnotdead.jp/blog-entry-296.html?sp)
Sugar
「ベストアルバム
1.ELECTRIC SUMMER
2.海になりたい
3.スローモーションをもう一度 part.2
4.「それって、for 誰?」part.1
5.檸檬タージュ
6.short hair
7.yoakemae
8.Tabibito In The Dark
9.ラブ&ポップ
10.魔王
10曲の中のベストは最初にも挙げた「short hair」。
実体験も含めて曲と思い出が強く引っ付いてる数少ない曲です」
short hair
https://youtu.be/kDc2VebfUdk
softman
「確かに似ている(笑)「魔王」と「Tabibito In The Dark」、「yoakemae」を入れてる辺りが」
Sugar
「ベストフレーズは「魔王」の
「見ないことにされてた 僕の世界が 君のことをずっと待ってる」
この曲が収録されている「二十九歳」ってアルバムが2014年の春先に出て、
この頃から今みたいに色んなバンドを観にライブハウスやフェスに行くようになって、やっと居場所を見つけた気がするんですよね。
ロックバンドは知らないところでずっと待っててくれたんだなって。こんな経験をするような音楽好きがもっと増えて欲しいです」
ソノダマン
「「short hair」で本田翼を知った、っていう自分みたいなやつも多いですよね」
(「short hair」のMVのショートヘアの女の子として、本田翼が出演。彼女は後に「すべては君のせいで」でもBase Ball BearのMVに再出演している)
むらたかもめ
「それで本田翼を知るのは遅くないですか(笑)」
ソノダマン
「その前になんか出てましたっけ?」
むらたかもめ
「カリスマモデルとして超有名じゃなかったですか?」
ソノダマン
「モデルなんか普段の生活の中に出てこない(笑)」
softman
「僕はそもそも女優やタレント興味ないんで今、存在思い出しました(笑)」
ソノダマン
「とりあえず若い2人がベボベに出会った時期っていうのが如実にわかるベストだな~」
(Sugar氏とsoftman氏はこの中では若手)
Sugar
「夏ソングもめっちゃ好きなんですけど、やっぱ暗い方を推したいなって(笑)」
softman
「「ドラマチック」や「STAND BY ME」好きですよ? でも世界観が…」
ソノダマン
「ちなみに、Sugar氏が「part.2」と「part.1」を入れてるのが顕著なように、それぞれテーマは同じでも全然曲が違うのが面白いですよね」
Sugar
「同じ曲名でパート1パート2って曲があったり、「転校生」の曲に関しては3曲もあるし、ベボベのユニークなところですよね~。
「BREEEEZE GIRL」もⅡの方がエモくて好きです
(「転校生」「Transfer Girl」「(LIKE A)TRANSFER GIRL」が転校生をテーマにした3曲。聴き比べるのも面白い。
「BREEEEZE GIRL II」は「BREEEEZE GIRL」のカップリングに収録されている、タイトルは同じでも全然違う曲)
新呼吸のシングル3曲の流れは最強だと思ってます。
(「yoakemae」→「short hair」→「Tabibito In The Dark」の3曲)
CDJ16/17でこの曲順通りにライブでやって最後「ELECTRIC SUMMER」で鳥肌立ちました」
softman
「CDJ16/17っていつ出たっけ・・・ 見てないのは確か」
Sugar
「大晦日です!裏が誰だったかは覚えてないですけど」
ソノダマン
「(その日のタイムテーブルを見ながら)
softmanはきゃりーぱみゅぱみゅを見ていた、と…」
softman
「あ、その時間渚カヲル見てた・・・ってその時、確かNICO Touches the Wallsがスピッツの「歩き出せクローバー」をリハでやってたんだ!!
きゃりーぱみゅぱみゅは見とらん。plenty見てたもん」
むらたかもめ
「ベストアルバム
1.夕方ジェネレーション
2.17才
3.すべては君のせいで
4.そんなに好きじゃなかった
5.十字架 You and I
6.祭りのあと
7.彼氏彼女の関係
8.スイミングガール
9.東京
10.Electric Summer
思いついた曲を並べました(笑)
ベストトラック
「夕方ジェネレーション」
夕方ジェネレーション
https://youtu.be/kxL9u6Q_5sc
好きなフレーズ
「夕方ジェネレーション」
渋谷系聴いて雨止み待ち
君は三角座り
ヒザの間に頭入れてコンパクトサイズ
すごく変わったヒロインだと思うけどこのフレーズだけでどんな子か想像ついちゃうのも凄いし、シチュエーションまで想像できるのが凄いフレーズだと思います。
それに使われているフレーズも青臭いけど個性的で良い。
でも本当は小出祐介が提供したアイドルネッサンスの「前髪」が小出作品で1番好きな曲です(笑)」
(アイドルグループ、アイドルネッサンスが2017年にリリースしたEP「前髪がゆれる」のリード曲にして、Base Ball Bearの小出祐介が作詞作曲した曲。アイドルネッサンスはすでに解散しているが、カバー曲のセンスやアレンジ含め、音楽ファンからは非常に高い評価を受けていた)
前髪 / アイドルネッサンス
https://youtu.be/brN4Asv7QHA
ソノダマン
「割と幅広い時期の曲だけど、「スイミングガール」が入るっていう(笑)」
(「スイミングガール」はメジャー1stフルアルバム「C」収録のアルバム曲)
Sugar
「「スイミングガール」は自分も入れたかったです」
むらたかもめ
「「スイミングガール」めっちゃ好きですよ!
歌詞もなんかエロいし(笑)」
ソノダマン
「ベストフレーズ、昔のライブではそのパートで湯浅がタンバリン叩いてたんだよなぁ…」
(湯浅将平。2016年3月に突如失踪、脱退した元ギタリスト。独特なギタープレイはもちろん「ダンス湯浅将平」などのパフォーマンスでもファンから圧倒的な人気があったため、脱退発表にファンはみな涙した)
softman
「別バンドで今やっているって噂の湯浅か…」
むらたかもめ
「もうライブでタンバリンは聴けないんですね...。
サポートタンバリンとしてリアム・ギャラガーを入れるべきですね...」
(言わずと知れた、元Oasisのボーカリスト。兄であるノエルを除いたOasis残党軍的なバンドであったBeady Eyeを解散し、現在はソロ活動中。自身のファッションブランドも運営しており、今でもカリスマ的な人気を誇る)
ソノダマン
「歌わないリアムはなんの価値もない(笑)」
ロッキン・ライフの中の人
「いや、打楽器の使い方可愛いですよ?」
(確かに可愛いが、「上手い」とは誰も言わない)
Sugar
「ダンス湯浅将平の「十字架You and I」は今も定番でやってますよね」
十字架You and I
https://youtu.be/S82_EnCCGCc
ソノダマン
「「十字架~」のダンスパートの部分は弓木さんのギターソロとかに変わりましたね。
じゃあ自分のも発表します!
ベストアルバム
1.CRAZY FOR YOUの季節
2.GIRL FRIEND
3.彼氏彼女の関係
4.The CUT feat.RHYMESTER
5.17才
6.ELECTRIC SUMMER
7.BREEEEZE GIRL
8.BOYS MAY CRY
9.BOY MEETS GIRL
10.若者のゆくえ
自分は割と王道青春ギターロックで固めました。
「BOY MEETS GIRL」でライブ終わって、アンコール兼終演BGMで「若者のゆくえ」っていうイメージです」
softman
「「SCHOOL GIRLS FANTASY」入らなかったのが意外」
ソノダマン
「「BOYS MAY CRY」と迷った末に外した。12曲なら入ってた」
(「SCHOOL GIRL FANTASY」は「LOVE MATHEMATICS」のカップリング曲。かつてBase Ball Bearが楽曲の人気投票の上位曲を演奏するライブをした時にソノダマンはこの曲と「BOYS MAY CRY」を猛プッシュした)
Sugar
「最後の2曲続けてやられたらベボベ終わるんじゃないかって(笑)」
ソノダマン
「ベストトラック
「CRAZY FOR YOUの季節」
出会った曲、このバンドと自分の人生が交わった瞬間。
CRAZY FOR YOUの季節
https://youtu.be/ULFWuSXuN8c
ベストフレーズ
でも青春白書はまだ思い出ライブラリーに蔵書されない。
今も夕方ジェネレーションの少年少女たちが、また一つの逸話を繰り広げるべく夏を待っている。
「BOY MEETS GIRL」
結局は何歳になっても、何年経ってもこのフレーズなんじゃないかと。今もベボベの音楽は自分の思い出ライブラリーには蔵書されてない。ずっと現在進行形」
Sugar
「一応、5人中4人が「ELECTRIC SUMMER」を選んでいて最多得票です(笑)」
ソノダマン
「「ELECTRIC SUMMER」、リリース当時に高校野球の地方大会で流れまくってたんで、野球経験者からも人気があります(笑)」
(「ドラマチック」も野球アニメのタイアップ。さすがバンド名に「野球」を冠してるだけはあるが、メンバーはみんな野球に全く興味がない)
ロッキン・ライフの中の人
「単純に良い歌ですからね」
softman
「入れてないのは自分だけか(笑)」
Sugar
「昔の人気曲も3人になってからライブでやってない曲が多いですよね」
ソノダマン
「インディーズ期の曲はほとんどやってないですね。
ちなみに自分は「ELECTRIC SUMMER」の関根のコーラスが得意です。カラオケでよくやってます」
(ベボベが好きな後輩とカラオケに行くと「関根コーラスお願いします」と言われる。ちゃんと原曲キーで歌ってます)
むらたかもめ
「では自分は小出をやるんで今度お願いします。録音して晒すので」
Sugar
「(笑)みんなでカラオケ行きましょう!」
ソノダマン
「晒されたら自分に美少女JK説が出るかもしれません」
(なぜか、むらたかもめ氏は自らを「美少女JKブロガー」と称している)
むらたかもめ
「関根が美少女JKではないんで大丈夫です」
(一応、高校時代に「1学年下にめちゃくちゃ可愛い子がいるって噂になってたのが関根だった」と小出は語っていた)
・・Base Ball Bearに影響を与えたバンド、影響を与えられたバンドたち
ソノダマン
「脱線しまくってきたんで、次のお題に行きましょう。
公言してるとこだと、SUPERCAR、NUMBER GIRL、中村一義っていうあたりの影響が強いですよね」
むらたかもめ
「あとBerryz工房も公言してますよ(笑)」
(小出はハロプロにも造詣が深い。ちなみに「ポリリズム」が出るはるか前からPerfumeのブレイクを予言していた男でもある)
付き合ってるのに片思い / Berryz工房
https://youtu.be/xHit93IM6vQ
ソノダマン
「時系列的になんか微妙な気もするけど(笑)」
ロッキン・ライフの中の人
「ベボベに関してはバンドというより、様々なカルチャーを横断してるから面白いってのはありますね。
小出のオタクっぷりはすごいというか」
むらたかもめ
「中村一義とベボベが一緒にやったライブに行ったけど、めっちゃ良かったです。
ベボベがバックバンドやってて意外な組み合わせかと思いきや合ってました。
たしかなんばHatchでやってました。集客は微妙でしたけど」
(2012年に行われた、中村一義の15周年ライブ「楽演」で中村一義がボーカル、ベボベがバンドという形でコラボをした。ちなみに小出と中村一義は同じ東京都江戸川区出身のご近所さん)
ソノダマン
「そのツアーの武道館でもコラボやりましたが、ツアー中には
「もっと中村一義の曲やれよ!」
ってヤジが飛んで、空気が死んだらしいです…」
(そのライブでは「中村一義もベボベの曲を歌う」という双方向のコラボを展開したが、それを快く思わない中村一義ファンもいた)
むらたかもめ
「まあ客の9割以上中村一義のファンでしたからね(笑)」
ソノダマン
「ベボベファンが「もう中村一義さんのライブには行きません」って言ってめちゃ荒れてました(笑)」
むらたかもめ
「あれはファン層も被ってなかったし最初の宣伝的にバックバンドに徹する感じでしたからね(笑)
それも問題あったんだと思います(笑)」
キャノンボール / 中村一義
https://youtu.be/IPJhcDtOHb8
ソノダマン
「で、例えば同期のチャットモンチーと比べると、「ベボベに影響を受けたバンド」ってなかなかいない気がするんですよね。
昨日、キュウソネコカミのオカザワがベボベでギター弾いてましたけど」
(この座談会の前日に大阪でベボベとキュウソネコカミの対バンがあった。そこでベボベファンであったオカザワがベボベにギターで参加した)
The band / キュウソネコカミ
https://youtu.be/cP-ycyKl888
softman
「NICO Touches the Wallsもフォロワーいませんね…」
ロッキン・ライフの中の人
「でも、バンド音楽の大きな流れをみたとき、ベボベ登場あたりから「バンド音楽のダンスミュージック化」の流れは始まった気がします」
ソノダマン
「本人たちもそれは公言してましたね。「4つ打ちロックバンドの始祖は我々だ」と」
Sugar
「小出さん自ら「ELECTRIC SUMMER」を「4つ打ちダンスロックの祖」みたいに称してました。
でも自分ら世代のバンドのファンは全然通ってないですねぇ…」
softman
「そこからKANA-BOONが出てきて高速4つ打ちが流行りだすと」
ないものねだり / KANA-BOON
https://youtu.be/UgS7vgquBvo
ロッキン・ライフの中の人
「まあ、シンバルの裏打ちとか、BPMのテンポ感はベボベから変わった気がします。影響受けたかはともかく」
むらたかもめ
「個人的には「4つ打ちダンスロックの祖」はTRICERATOPSな気もしますけども(笑)」
Sugar
「それも小出さんが言ってた気がします(笑)」
むらたかもめ
「でもベボベ辺りから踊らせるロックバンドは増えた気がします。
その前は騒ぐロックバンドが多かったイメージだけど」
ソノダマン
「ベボベもトライセラの影響を受けてますからね。4つ打ちの曲としては「Raspberry」くらいな気もしますけど(笑)」
Raspberry
https://youtu.be/GBwqEOh3pxY
softman
「TRICERATOPSはどちらかというとディスコやR&Bですよね? 少し四つ打ちのジャンルが違うかと」
むらたかもめ
「トライセラの「Fever」とかはベボベが歌っても違和感ない気はしますよ!」
Fever
https://youtu.be/fpsqFC3JvYE
Sugar
「後はライブでもコラボしてるRHYMESTERとかDOPING PANDAとかですかね」
(これまでの流れでも出てきているが、RHYMESTERはベボベの「The CUT」にフィーチャリングされており、DOPING PANDAはボーカル&ギターのフルカワユタカが湯浅脱退後にベボベのサポートギターを務めた)
The CUT feat.RHYMESTER
https://youtu.be/_gzOzwaRA2E
MIRACLE / DOPING PANDA
https://youtu.be/oJcAA0UjH1A
ソノダマン
「割とベボベ的な路線って今は空いてる気がするし、狙い目な気もするけど、Sugar氏世代が聞いてないっていうことはそういうバンドが出てこなそう…」
softman
「今はシンプルなロックが主流なんですよ。だからMy Hair is Badとか一気に来たような」
ロッキン・ライフの中の人
「SAKANAMON辺りが比較的そういう受け手だったイメージで」
マジックアワー / SAKANAMON
https://youtu.be/04J7mnaEbNc
Sugar
「インディーズの頃のサイダーガールは今時のベボベ路線なのかなと思いましたけどメジャー行って少しずつ変わってる気がします」
約束 / サイダーガール
https://youtu.be/qhwppi4M2zU
ソノダマン
「確かにSAKANAMONの変態性は通じるところがあるけど、青春ギターロックという点ではサイダーガールが近いかも」
ロッキン・ライフの中の人
「サイダーガールはもともとニコニコ動画の歌い手とボカロの人、というイメージなので、ベボベとはまた根幹が違う気がします」
むらたかもめ
「ジャンルが違うけどGRAPEVINE的な路線も今は空いてるから狙い目だけど出てこないのと同じ感覚もします(笑)」
softman
「GRAPEVINE路線はNICO Touches the Wallsが引き継いでいる…?」
むらたかもめ
「ニコとバインは全然違う気がします(笑)
田中さんがニコを気に入ってるだけで(笑)」
ソノダマン
「GRAPEVINEは狙い目なんだろうか?(笑)」
むらたかもめ
「バイン路線は爆発的ヒットもフェスの集客もなくても安定してアルバムも売れてワンマンも埋まって根強いファン付きますよ!」
光について / GRAPEVINE
https://youtu.be/K8KRWEZOvSE
ソノダマン
「後はSUPERCAR→ベボベっていう「男性メインボーカルと女性コーラス」っていうギターロックもあんまり今はいませんよね。もっと激しかったり、逆にゆったりしたバンドにはいますけど」
Lucky / SUPERCAR
https://youtu.be/XeDwoxC_Ug4
ロッキン・ライフの中の人
「ヤバイTシャツ屋さん」
あつまれ!パーティーピーポー / ヤバイTシャツ屋さん
https://youtu.be/J5oytYDMWHA
ソノダマン
「ヤバTは「激しかったり」っていう方に入ってると思ってます(笑)」
Sugar
「根幹って所だと、ひょっとしたら昨日のキュウソかもしれないですね。ベボベと繋がることで若いリスナーが何か感じとって貰えればなーと思ってますけど」
むらたかもめ
「でもキュウソは今はそれほど若いリスナーが多いイメージはないです(笑)」
ソノダマン
「キュウソってそうなるとBRAHMANとかにも通じるし、銀杏BOYZやフジファブリックにも通じるし、ベボベとかにも通じたらすごいですよ」
むらたかもめ
「ゲスの極み乙女。」
ソノダマン
「全然ゲスの極み乙女。は頭になかった(笑)」
softman
「ゲスはなんだろ…キャッチー重視? indigo la Endも最近はR&BにUKロックも混じったりしてきているような…」
ロッキン・ライフの中の人
「Saucy Dogとかって女の人、コーラスしてませんでしたっけ?」
むらたかもめ
「Saucy Dogはドラムの女の子がコーラスやってますね。
ボーカルと付き合ってそうな雰囲気ある子」
(偏見がすごい。Saucy Dogのドラマーはせとゆいか。「short hair」がトレードマーク)
ソノダマン
「Saucy Dogは本当に「コーラス」っていう感じで、SUPERCAR→ベボベっていう流れとはまた違うような」
いつか / Saucy Dog
https://youtu.be/agQ23NdBROY
むらたかもめ
「じゃあやっぱりゲスの極み乙女。ですね(笑)」
猟奇的なキスを私にして / ゲスの極み乙女。
https://youtu.be/dDn04KCpdR0
ソノダマン
「それなら東京カランコロンとかの方がまだ近いような。個人的には」
恋のマシンガン / 東京カランコロン
https://youtu.be/pU7PkZZ5tjo
softman
「東京カランコロン…最近聞いてない」
(ワンマンの動員の推移を見るとそういう人もたくさんいると思われる)
ロッキン・ライフの中の人
「ただ、ルーツの話、ベボベくらいまでは洋楽の影響色濃いですけど、以降は無くなったなくなったバンドが多くなったのは大きな変化かもですね。わかんないですけど」
Sugar
「一応、BLUE ENCOUNTのメガネ(田辺)も「ベボベ先輩のBOYS MAY CRYめっちゃ好き」ってツイートしてたり、04 Limited SazabysのGENくんも「根暗なのでBase Ball Bearとかサブカルな所も通ってきた」みたいなことをインタビューで話してました。
僕ら世代のリスナーに向けて(笑)」
むらたかもめ
「いわゆる「フェス受けしそうなバンド」は洋楽の影響なくなった感はありますけど、それ以外はむしろ色々聴いてそうなバンドも増えてきた気はします」
ソノダマン
「メガネはまだわかるけど、GENはちょっと意外(笑)」
ロッキン・ライフの中の人
「でも、バンド志してベボベすら聞いてなかったらそっちの方が潜りですよ。僕と同世代で」
ソノダマン
「とりあえず洋楽の影響云々になるとまた脱線しまくりそうなんで、次にいきます!」
・かつてのBase Ball Bear(4人時代)と今のBase Ball Bear(3人になってから)について
ソノダマン
「これについては、まず
・4人時代
・弓木英梨乃をはじめとしたサポートギターが入った形態
・3人編成
のどれを見ているかっていうとこから聞きたいんですけども」
ロッキン・ライフの中の人
「今の方が好き。以上」
ソノダマン
「ロキ中氏はわかった(笑)」
Sugar
「4人時代はリアルタイムでは結局2~3年ぐらいですね… ライブもそんなには観れてないです」
softman
「3人編成のライブ見てない僕はどうすればいいんだ(笑)」
ソノダマン
「見てないなら見てないで、4人時代とそれ以降の編成で感じたことというか」
むらたかもめ
「ライブは弓木さんがいた時が1番好きでした。
湯浅がいた頃のライブは個人的にそこまでって感じだったんで。弓木さんが入ってバンドの全体のレベル上がった感じがしました」
(小出はフェスに出るたびに弓木を「今日の出演者の中で1番ギターが上手い」と紹介していた。その言葉通りにめちゃくちゃ上手かった)
Sugar
「田渕ひさ子さんの「short hair」のアウトロと弓木さんの「yoakemae」のギターソロにはちびりました」
(田渕ひさ子は小出が多大な影響を受けているNUMBER GIRLの元ギタリスト。湯浅脱退後に一時期ベボベのサポートにも参加した)
ソノダマン
「ちなみに毎回ワンマン行くようなベボベファンの間では今の3人編成はやっぱり賛否両論あって。
自分は新しい発見とかがあって悪くないと思うんですけど」
むらたかもめ
「でも個人的にBAYCAMPで観た3人体制がめちゃくちゃ良かったんですよね。
あれを観たら今後も大丈夫どころかもっとすごくなるとすら思いました。
ベイキャンプではベストアクトのクリトリックリスの次にベボベが良かったです(笑)」
Sugar
「4人時代の曲を3人で隙間を補い合ってるのが単純にバンド感があって良いと思います。巧いかどうかは別っすね」
ソノダマン
「3人だとやっぱり音が足りないとこもあるんですけど、それを補えるのは今のベボベだからだな、っていう。
ダンス湯浅将平が見れないのはやっぱり一抹の寂しさもありますけど」
ロッキン・ライフの中の人
「個人的に、「C2」がすごい良いアルバムだったんで、そのタイミングでの脱退は残念でしたね。けれど、そのあとの作品が「こうくるか~~~」って感じだったんで、今再び注目しなおしているというか」
softman
「やっぱり見てみないとな…けど他のアーティストとかなり重複しているし。
でも「光源」は良いアルバムでした」
Sugar
「逆に「The Cut」みたいな本来ゲストアーティストも加わった曲も3人で鳴らしてるところにバンドの意地を感じます」
(最近、「The CUT」はRHYMESTERがいなくても毎回ライブでやるようになっている。小出のラップとバンドのグルーヴは必見)
ソノダマン
「あと同世代としては、ベボベもチャットモンチーもRADWIMPSも、「このメンバーだからこそのバンド感」が強かったというか、SNSとかでメンバーを集めるっていう時代よりも前の、学生時代からずっと一緒にやってきたバンドっていうのがあると思うんですよね。じゃなければ入れようとすればいくらでも上手い人を入れられるはずだし」
ロッキン・ライフの中の人
「まあ、どの世代でも入れ替わり激しいバンドもいれば、仲良しバンドもいるんで、それはまた別ですけど、ベボベは歌う内容も含めて、このメンバーだから感はありましたね」
softman
「今のベボベに関しては認めてもらうしかないですね フジファブリックだって今の体制受け入れられるまで3年は要しました…「LIFE」出るまでバンド名変えろ!!やボーカル入れろって声が強かった…。
でもフジファブリックとベボベって似てる気がします 絶対にバンドを存続させるんだって思いが」
ソノダマン
「あと、バンドの形が変わって、ファンの意識も変わったな、と思って。
ベボベって4人時代はツアーもセトリ全部同じ、夏フェスもセトリ全部同じで、「1個行ければいい」っていう感じだったんですけど、形が変わったことでそれが当たり前じゃなかったことに気付かされたっていうか。
周りに昨日のキュウソとの対バンに行ったフォロワーさんがたくさんいますけど、前まではベボベのライブで遠征する人なんてほとんどいなかった。
だから一つ一つのライブをバンドはもちろん、ファンがすごい大事にするようになったっていう感じがしてます。
逆に言うと、セトリを変えられない、シングルにカップリングすら用意できない、っていう状況は4人の足並みが揃ってなかったっていう4人時代後期の状況を物語ってた、とも言えるんですけど」
softman
「ああ…あったな2枚組シングル」
ソノダマン
「あのエクストリームシングルも苦肉の策にしか感じなかったっていうか。アルバムのインストバージョンなんか欲しいのか?っていう。それこそ「BOYS MAY CRY」「SCHOOL GIRL FANTASY」とカップリングに名曲をたくさん生み出してきたバンドなだけに」
(「C2」の先行シングルであった「「それって、for 誰?」part.1」「文化祭の夜」「不思議な夜」はカップリング曲が収録されず、ライブ盤、アルバムのインスト盤、デモ音源などのボーナスディスクがついていた)
むらたかもめ
「いつ脱退や解散や失踪があるかわからないですからね。最悪亡くなることもあるし。
小出と仲良かったねむきゅんも引退するし...」
(この前日にでんぱ組.incの夢眠ねむが芸能界引退を発表し、むらたかもめ氏は大きなショックを受けて終電ギリギリまで酒を飲んでいた)
・まとめという名の壮大なフィナーレ
ソノダマン
「では最後に今後のベボベに望むことや言いたいことなどあれば!」
softman
「とりあえずライブ音源欲しいですね。3人だとどんな音源になっているのか気になります」
ソノダマン
「softmanはライブに来い」
softman
「裏が毎回被るもん。ロッキンだとLiSAちゃんと被ったし」
ロッキン・ライフの中の人
「いつかライブ見にいきます!!」
Sugar
「ますは近々のマテリアルクラブが楽しみです」
(マテリアルクラブは小出が始動させた新プロジェクト。まだどんな展開を見せるのかはわからないが、普通の「バンドのボーカルのソロ」とは全く違うものになりそうなのは間違いない)
ソノダマン
「あれ、どうなるんかね?自由度めっちゃ高そうだけど、小出の友人の少なさがどう出るかっていう」
(小出は自ら友人が少ないと公言しており、かつてコラボした、サカナクションの山口一郎、呂布、チャットモンチーのアッコは当時「他に友人がいない」と紹介されていた)
Sugar
「マテリアルクラブは自著本出そうって所から巡り巡ってああいうことになったみたいなんで、音楽は自由度高く、こいちゃん哲学が詰まった歌になるんじゃないかと思ってます」
むらたかもめ
「自分はとりあえず今の3人だけでサポート入れずに突き進んで欲しい感があります。
あと、ずっと続けて欲しいなあと」
Sugar
「ベボベはどんなペースであれ続いて欲しいです!今のツアーで3ピースで演れる曲がまた増えたら嬉しいですね」
ソノダマン
「自分も同じく、このまま3人でずっと続けて欲しいですね。それが最も幸せな形ではなくても、止まらずに続けてる姿から色んなものをもらえる人はたくさんいるはずなので。
そして3人になって離れていった人たちもいつか戻ってくるくらいにもっとすごい3人になって欲しいです。
何よりも小出が
「絶対続けてやるからな!」
って言ってるのはいつも泣きそうになります」
softman
「ベボベもだけどどのバンドも最後まで転がり続けて欲しい。絶対に停止だけはしないで欲しいです」
ロッキン・ライフの中の人
「小出は才能があるというか、知識量が凄いですからね。
今後の作品、ライブ活動にも期待です!!」
ソノダマン
「あと全然関係ないですが、ちょっと前に千葉県の某テーマパークで偶然に堀之内に会った時に話したら、普段通りにめちゃいい人でしたっていうことも伝えたいですね。
というわけで、なんとかまとめたいと思います。
ではみなさん、10月21日の日比谷野音でのベボベのライブでお会いしましょう!」
むらたかもめ
「その日は藤原さくらを中野で観ます(笑)」
softman
「仕事ですし、終わった後なのはの舞台挨拶をライブビューイングで見ます」
ソノダマン
「こんなタイムリーなタイミングで座談会やってんのに誰もライブ来ないのかよ!」
デビューしてから10年以上。バンドの形も、規模も、様々なものが変わった。でもBase Ball Bearを好きな我々はベボベに出会った時から今に至るまでずっと夕方ジェネレーションの真っ只中で、夏を待っている。
読んでくれた方々、日曜日の日比谷野音でお会いしましょう。
Next→ 10/19 さユり @Zepp DiverCity
(前編:https://ameblo.jp/serment-musicinlife/entry-12406871918.html)
(後編:https://ameblo.jp/serment-musicinlife/entry-12407305436.html)
「一つのアーティストに絞った座談会」の第2弾は、日曜日に毎年恒例の日比谷野音でのライブを控えた、Base Ball Bear。バンドの同世代として、ずっとライブに行き続けている身として、今回は司会をやらせていただく運びになりました。
参加者
・むらたかもめ(@houroukamome121 )
最近やたらとライブが被ったり、近くにいたりするので、その後に飲んだりしている結果、無駄にパーソナルなデータを覚えてきてしまっている人。
(https://www.ongakunojouhou.com/)
・ロッキン・ライフの中の人(@rockkinlife )
最近は通信制限にかかったことにより、Wi-Fi環境を探している。この座談会の当日に大阪で行われたパスピエのワンマンライブに参加していたのだが、なぜかライブの記憶はすぐなくなるらしい。
(http://sinario19.com/)
・softman(@softman_mfrdkok )
最近は2週間連続で同じライブに行っているのだが、むらた氏と違って付き合いが悪いので終わったらすぐに帰ってしまう。我々と飲むよりもラノベを読みたいらしい。
(https://ameblo.jp/serment-musicinlife/)
・Sugar@ロックとブログ(@Sugarrrrrrrock)
最近は04 Limited Sazabysがツアーを開始したことにより、スタッフかと思うくらいに全国を飛び回っている。それ故にどこに住んでいて、どこから金銭を捻出しているのかわからない男。
(https://www.ysugarock.com/)
・ソノダマン(@yoppeleah)
このブログの管理者。最近はフェスも落ち着いたので、休みの日は朝からメジャーリーグを見て、昼からプロ野球を見て、夜はライブを見に行っている。
(http://rocknrollisnotdead.jp/)
・Base Ball Bearとの出会い
ソノダマン
「では本日もよろしくお願いします。今日はBase Ball Bearについて、ということで、まずは各々のBase Ball Bearとの出会いについて、からお願いします。
自分はそれまでもスペシャでやってたハイラインレコード(BUMP OF CHICKENのインディーズ音源を扱ってブレイクに導いた、下北沢にあったレーベルもやってたレコード店)の番組で名前を見ていたが、ちゃんと聴いたのは2006年にリリースされた「バンドBについて」。その年のロッキンが初ライブです」
softman
「エムオンを見ていたら、たまたま「C」のCMが流れてきたのがきっかけ。
初めて聞いたのは「抱きしめたい」で、本格的に聞き始めたのは「ラブ&ポップ」から。
初めて見たのはロッキン2012。
見たのはこれと2015の2回。ちなみに2015のロッキンでソノダさんと初対面」
Sugar
「出会いは高校生の時ですね。
当時好きだった子がショートヘアで、別の友達に「Base Ball Bearの「short hair」聴いてみなよ」って勧められたのが最初の出会いです。
その後恋は実らず、2年ぐらい経って初めてライブハウスで観たロックバンドです」
ソノダマン
「なんだその望んでもいない甘酸っぱい青春の思い出感は…」
ロッキン・ライフの中の人
「高校の時の軽音部で一緒にバンドで組んだ子がすげえバンドがメジャーデビューしたなって教えてくれたのがきっかけですね。
2006年の「ELECTRIC SUMMER」リリース時くらいです」
softman
「軽音楽部といえば誰もベボベのコピーやってなかったな…
みんなSiMかホルモン、アジカン!!
チャットもいたけど、ベボベとニコは何故か誰もやってなかった」
むらたかもめ
「2006年の5000枚限定の「バンドBについて」が近所のヴィレヴァンに「ナンバガの再来。限定だからヤフオクで転売できる!」と煽ったポップと共に売られてたのを買ったのが出会いです。
ライブは2006年の野音の蓮沼というイベントで初めて観ました。
小出祐介が「俺の精子が!夕方ジェネレーション!」とMCしてたのが印象的です。
ちなみにみんな大好きなメレンゲもそのライブで出会いました。
転売できるかと思ったら再発されたので転売できません。ヴィレヴァンに騙されました(笑)」
(この座談会のタイトルである「バンドBについて」はむらた氏が言うように2006年に限定リリース、2009年に「完全版」として再発されている)
ソノダマン
「5000枚のうちの2枚が自分とむらた氏のとこにあると…」
・Base Ball Bearのイメージ、自分の中での立ち位置
ソノダマン
「次はBase Ball Bearが自分にとってどんなバンドか?というのと、バンドのイメージについてです。
まずは自分は、2006年から今に至るまで、バンドの形が変わっても止まらずにともに走り続けてきたバンド。15年間通っているロッキンで、13年間全ての出演を見ているだけに、ひたちなかのイメージが1番強いし、ライブで雨が降ったのを全く見たことがない晴れバンド」
softman
「ちょうど自分が本格的に音楽を聞き始めた頃に出てきたバンド。
当時、音楽理論に詳しくなくて「未知のコードを持つバンド」のキャッチコピーに混乱した記憶がある。
一度も止まることなく、転がり続けているのは凄い。僕よりも友人の方がベボベが好き。
「ラブ&ポップ」以降はなんやかんやで聞いてますが、最新作(「光源」)は本日聞きました(笑)」
ロッキン・ライフの中の人
「青春に未練のあるバンドがいつまでも届かない青春を歌うバンドってイメージですね。でも、よく考えたら可愛いと思っていたベースの勧誘に成功しているので、許せません。僕の軽音部時代のベースも女子でしたが、そんな微笑ましいエピソードがありません!小出が仮面ライダー好きなのは好感もてます」
(ロッキン・ライフの中の人は仮面ライダーが好きなのか?ということについては誰も突っ込まず)
softman
「そういえば関根って映画に出ていたような…」
むらたかもめ
「「リンダリンダリンダ」はけっこう面白かったですよ」
(Base Ball Bearの関根史織が出演していた「女子高生がTHE BLUE HEARTSのコピーバンドをやる」という映画。関根はバンドのベーシストという、役作りをしなくていいような役だった)
ソノダマン
「「リンダリンダリンダ」、ブルーハーツの甲本ヒロトの弟の甲本雅裕が顧問役で出てたんですよね~」
(劇中で最も流れる曲はブルーハーツの「終わらない歌」。「リンダ リンダ」は全然流れない)
むらたかもめ
「「音量を上げろタコ」は吉岡里帆の顔以外クソでした」
(現在公開中の、吉岡里帆と阿部サダヲが主演の映画。あいみょんや、チャットモンチー(済)の橋本絵莉子が劇中歌を提供したことで話題)
softman
「曲は良くないですか?
勤務先でバンバン流れて、サビだけ頭に入りました」
むらたかもめ
「「音量を上げろタコ」のサントラはたしかに最高なんで聴いた方がいいです。でも映画はタコというよりクソです。
Base Ball Bearはデビュー時はナンバガに似てるとかスーパーカーに似てるとか言われたり小出祐介の髪型がダサかったりと損してるイメージはあります。
でもきちんと聞くと個性はあるし演奏も上手いし、良さにまだまだ気づかれてないイメージです。
あと小出祐介は高田メタルと並ぶバンドマン界のドルオタ代表のイメージです」
(高田メタルはELLEGARDENのベーシストである高田雄一のこと。彼のツイッターはビックリするくらいにアイドルのことばかりツイートしている。しかもよく炎上する)
Sugar
「スクールオブロックでレギュラーやってた時の「AでもCでもないBな人たち」っていうのがまさにイメージ通りのバンドだと思います。
なんか微妙にイケてないのが自分にとっては居心地良かったです(笑)
青くて夏っぽい時期から自意識強い時期を経て、3ピースになって最近は大人を楽しんでる感がします。
音楽的なイメージは皆さん仰る通りですね」
・Base Ball Bearの私的ベストアルバム(10曲)、ベストトラック(1曲)、ベストフレーズ
ソノダマン
「では次はこうした議題の時のメインネタとも言える、各々のベストアルバムとベストトラック、それからベストフレーズについてです。
ちなみに2013年にリリースされたベストアルバムの収録曲は
DISC1
1.CRAZY FOR YOUの季節
2.GIRL FRIEND
3.ELECTRIC SUMMER
4.STAND BY ME
5.祭りのあと
6.抱きしめたい
7.ドラマチック
8.真夏の条件
9.愛してる
10.17才
11.changes
DISC2
1.LOVE MATHEMATICS
2.神々LOOKS YOU
3.BREEEEZE GIRL
4.Stairway Generation
5.kimino-me
6.クチビル・ディテクティブ
7.yoakemae
8.short hair
9.Tabibito In The Dark
10.初恋
11.若者のゆくえ (BONUS TRACK)
となっております」
ロッキン・ライフの中の人
「ベストアルバム
1.ELECTRIC SUMMER
2.changes
3.yoakemae
4.PERFECT BLUE
5.short hair
6.17才
7.すべては君のせいで
8.逆バタフライ・エフェクト
9.祭りのあと
10.SAYONARA-NOSTALGIA
ベストトラックはELECTRIC SUMMERで」
ELECTRIC SUMMER
https://youtu.be/qPBaI3165Jk
ソノダマン
「何というか、ロキ中氏にしては実に素直なベストというか(笑)」
ロッキン・ライフの中の人
「ベボベは普通にシングルが好きなんですよね(笑)
あと、「C2」以降はアルバム自体がかなり好きなんですが、それまではそこまで聴いてないのもあります」
Sugar
「「二十九歳」~「C2」で演奏面でいっきにカッコ良くなった気がしますねー。
でもベストソングとなると以前のベボベっぽい曲になりますよねーやっぱ」
softman
「あの辺りから関根がスラップ始めましたよね 昔はピック一本でしたし」
(最近、関根はチャップマンスティックというギターとベースの機能を兼ね備えた、他に弾いてる人を見たことがない楽器も弾いている)
ロッキン・ライフの中の人
「僕のベストフレーズは、フレーズじゃないんですけど、「すべては君のせいで」で「教室」って単語を使ったとこですね。
あ、まだそういう単語入れちゃうんだってところと、そういうことにも向き合う感じがいいな~って聴いてて思ったので」
むらたかもめ
「ちなみに「すべては君のせいで」の歌詞は乃木坂46の「君の名は希望」の歌詞をオマージュしてるとリリース当時ドルオタ界隈で話題になってました。
それもあって「教室」て単語は入れたのかもなあと」
君の名は希望
https://youtu.be/augiVRjpWcI
ソノダマン
「ロキ中氏が選んだのは
「ある日突然 幽霊にされた
僕を置き去りに 今日も教室は進む」
っていうフレーズですね。
これを選ぶっていうことはなかなか暗い学生生活を送ったっていうことじゃないかと…」
ロッキン・ライフの中の人
「なんでやねん(笑)いや、高校生はたしかに暗い日々でしたけど(笑)」
Sugar
「教室に置き去りにされた人達が集まってると勝手に思ってますけど…(笑)」
ソノダマン
「見た目的にはSugar氏が1番そのイメージないんだけど(笑)」
(Sugar氏は見た目的には最も爽やかイケメン。ソノダマン・むらたかもめの2人は「写真映りが悪い」という意見で一致している)
ロッキン・ライフの中の人
「でもね、暗い日々を過ごしたからこそ「すべては君のせいで」ってサビがグッとくるんですよ。
しかも、それを30代後半のボーカルが歌うっていうのがまた良いんです」
ソノダマン
「まだ後半じゃない!ギリ前半!」
(Base Ball Bearは男性メンバーは今年34歳。関根は33歳)
むらたかもめ
「そんな暗いロキ中さんにはネタ元と噂の「君の名は希望」も聴いてみてください(笑)」
Sugar
「サブカルヲタクの鏡みたいな方ですけどおっさん感はあんまないですよね(笑)」
softman
「ベストアルバム
1.文化祭の夜
2.kodoku no synthesizer
3.Tabibito In The Dark
4.魔王
5.The End
6.changes
7.SHINE
8.yoakemae
9.LOVE MATHEMATICS
10.祭りのあと
夜から生まれ変わることをテーマにしました。
LOVE MATHEMATICS入れいてるのは僕の好みです(笑)
ベストトラック
「初恋」
1番いいと思ったのはこれかな~。
「初めてじゃないこの恋を 終わらない最初の恋にしよう」
っていうフレーズが凄い印象的。
「SHIMAITAI」や「LOVE MATHEMATICS」でも良かったけど、最終的にこれ。
ベストフレーズ
「アニメ化希望!のリアルタイムとドラマ化希望!のストーリー持って」
(「ファンファーレが聴こえる」)
ちょうどソシャゲのタイアップソングになっていただけあって、このフレーズがかなりインパクトあった。
こんなフレーズ使った人今までいなかったと思う」
初恋
https://youtu.be/Gas0rtxqz14
ソノダマン
「なんか、実に時期に偏ったというか、固められたというか(笑)」
Sugar
「これ、僕のベストの世界観ともめっちゃ似てます(笑)」
ソノダマン
「1番若い2人が爽やかな方向に行かないっていう(笑)」
softman
「3rd以降から本格的に聞き始めましたからね・・・ 「初恋」や「十字架 You and I」をベストに入れたかったけど、世界観不一致で除外しました。
でも「魔王」はかなり好きなんですよ。だからなんとか活かせないかなと思い、こんな感じに。「The End」入れたのはソノダさんのブログの影響です」
ソノダマン
「自分のブログに思い当たる節がないんだけど(笑)」
softman
「スター(フルカワユタカ)が一時期サポート入っているときの野音でアンコールで「The End」やったじゃん。その時にこの曲の歌詞引用してたからそれが強く印象に残った」
(2016年5月の「日比谷ノンフィクションV」。書いた本人ですら忘れていることをなんでsoftmanは覚えているのか。「The End」を引用したその時のレポはこちら。
http://rocknrollisnotdead.jp/blog-entry-296.html?sp)
Sugar
「ベストアルバム
1.ELECTRIC SUMMER
2.海になりたい
3.スローモーションをもう一度 part.2
4.「それって、for 誰?」part.1
5.檸檬タージュ
6.short hair
7.yoakemae
8.Tabibito In The Dark
9.ラブ&ポップ
10.魔王
10曲の中のベストは最初にも挙げた「short hair」。
実体験も含めて曲と思い出が強く引っ付いてる数少ない曲です」
short hair
https://youtu.be/kDc2VebfUdk
softman
「確かに似ている(笑)「魔王」と「Tabibito In The Dark」、「yoakemae」を入れてる辺りが」
Sugar
「ベストフレーズは「魔王」の
「見ないことにされてた 僕の世界が 君のことをずっと待ってる」
この曲が収録されている「二十九歳」ってアルバムが2014年の春先に出て、
この頃から今みたいに色んなバンドを観にライブハウスやフェスに行くようになって、やっと居場所を見つけた気がするんですよね。
ロックバンドは知らないところでずっと待っててくれたんだなって。こんな経験をするような音楽好きがもっと増えて欲しいです」
ソノダマン
「「short hair」で本田翼を知った、っていう自分みたいなやつも多いですよね」
(「short hair」のMVのショートヘアの女の子として、本田翼が出演。彼女は後に「すべては君のせいで」でもBase Ball BearのMVに再出演している)
むらたかもめ
「それで本田翼を知るのは遅くないですか(笑)」
ソノダマン
「その前になんか出てましたっけ?」
むらたかもめ
「カリスマモデルとして超有名じゃなかったですか?」
ソノダマン
「モデルなんか普段の生活の中に出てこない(笑)」
softman
「僕はそもそも女優やタレント興味ないんで今、存在思い出しました(笑)」
ソノダマン
「とりあえず若い2人がベボベに出会った時期っていうのが如実にわかるベストだな~」
(Sugar氏とsoftman氏はこの中では若手)
Sugar
「夏ソングもめっちゃ好きなんですけど、やっぱ暗い方を推したいなって(笑)」
softman
「「ドラマチック」や「STAND BY ME」好きですよ? でも世界観が…」
ソノダマン
「ちなみに、Sugar氏が「part.2」と「part.1」を入れてるのが顕著なように、それぞれテーマは同じでも全然曲が違うのが面白いですよね」
Sugar
「同じ曲名でパート1パート2って曲があったり、「転校生」の曲に関しては3曲もあるし、ベボベのユニークなところですよね~。
「BREEEEZE GIRL」もⅡの方がエモくて好きです
(「転校生」「Transfer Girl」「(LIKE A)TRANSFER GIRL」が転校生をテーマにした3曲。聴き比べるのも面白い。
「BREEEEZE GIRL II」は「BREEEEZE GIRL」のカップリングに収録されている、タイトルは同じでも全然違う曲)
新呼吸のシングル3曲の流れは最強だと思ってます。
(「yoakemae」→「short hair」→「Tabibito In The Dark」の3曲)
CDJ16/17でこの曲順通りにライブでやって最後「ELECTRIC SUMMER」で鳥肌立ちました」
softman
「CDJ16/17っていつ出たっけ・・・ 見てないのは確か」
Sugar
「大晦日です!裏が誰だったかは覚えてないですけど」
ソノダマン
「(その日のタイムテーブルを見ながら)
softmanはきゃりーぱみゅぱみゅを見ていた、と…」
softman
「あ、その時間渚カヲル見てた・・・ってその時、確かNICO Touches the Wallsがスピッツの「歩き出せクローバー」をリハでやってたんだ!!
きゃりーぱみゅぱみゅは見とらん。plenty見てたもん」
むらたかもめ
「ベストアルバム
1.夕方ジェネレーション
2.17才
3.すべては君のせいで
4.そんなに好きじゃなかった
5.十字架 You and I
6.祭りのあと
7.彼氏彼女の関係
8.スイミングガール
9.東京
10.Electric Summer
思いついた曲を並べました(笑)
ベストトラック
「夕方ジェネレーション」
夕方ジェネレーション
https://youtu.be/kxL9u6Q_5sc
好きなフレーズ
「夕方ジェネレーション」
渋谷系聴いて雨止み待ち
君は三角座り
ヒザの間に頭入れてコンパクトサイズ
すごく変わったヒロインだと思うけどこのフレーズだけでどんな子か想像ついちゃうのも凄いし、シチュエーションまで想像できるのが凄いフレーズだと思います。
それに使われているフレーズも青臭いけど個性的で良い。
でも本当は小出祐介が提供したアイドルネッサンスの「前髪」が小出作品で1番好きな曲です(笑)」
(アイドルグループ、アイドルネッサンスが2017年にリリースしたEP「前髪がゆれる」のリード曲にして、Base Ball Bearの小出祐介が作詞作曲した曲。アイドルネッサンスはすでに解散しているが、カバー曲のセンスやアレンジ含め、音楽ファンからは非常に高い評価を受けていた)
前髪 / アイドルネッサンス
https://youtu.be/brN4Asv7QHA
ソノダマン
「割と幅広い時期の曲だけど、「スイミングガール」が入るっていう(笑)」
(「スイミングガール」はメジャー1stフルアルバム「C」収録のアルバム曲)
Sugar
「「スイミングガール」は自分も入れたかったです」
むらたかもめ
「「スイミングガール」めっちゃ好きですよ!
歌詞もなんかエロいし(笑)」
ソノダマン
「ベストフレーズ、昔のライブではそのパートで湯浅がタンバリン叩いてたんだよなぁ…」
(湯浅将平。2016年3月に突如失踪、脱退した元ギタリスト。独特なギタープレイはもちろん「ダンス湯浅将平」などのパフォーマンスでもファンから圧倒的な人気があったため、脱退発表にファンはみな涙した)
softman
「別バンドで今やっているって噂の湯浅か…」
むらたかもめ
「もうライブでタンバリンは聴けないんですね...。
サポートタンバリンとしてリアム・ギャラガーを入れるべきですね...」
(言わずと知れた、元Oasisのボーカリスト。兄であるノエルを除いたOasis残党軍的なバンドであったBeady Eyeを解散し、現在はソロ活動中。自身のファッションブランドも運営しており、今でもカリスマ的な人気を誇る)
ソノダマン
「歌わないリアムはなんの価値もない(笑)」
ロッキン・ライフの中の人
「いや、打楽器の使い方可愛いですよ?」
(確かに可愛いが、「上手い」とは誰も言わない)
Sugar
「ダンス湯浅将平の「十字架You and I」は今も定番でやってますよね」
十字架You and I
https://youtu.be/S82_EnCCGCc
ソノダマン
「「十字架~」のダンスパートの部分は弓木さんのギターソロとかに変わりましたね。
じゃあ自分のも発表します!
ベストアルバム
1.CRAZY FOR YOUの季節
2.GIRL FRIEND
3.彼氏彼女の関係
4.The CUT feat.RHYMESTER
5.17才
6.ELECTRIC SUMMER
7.BREEEEZE GIRL
8.BOYS MAY CRY
9.BOY MEETS GIRL
10.若者のゆくえ
自分は割と王道青春ギターロックで固めました。
「BOY MEETS GIRL」でライブ終わって、アンコール兼終演BGMで「若者のゆくえ」っていうイメージです」
softman
「「SCHOOL GIRLS FANTASY」入らなかったのが意外」
ソノダマン
「「BOYS MAY CRY」と迷った末に外した。12曲なら入ってた」
(「SCHOOL GIRL FANTASY」は「LOVE MATHEMATICS」のカップリング曲。かつてBase Ball Bearが楽曲の人気投票の上位曲を演奏するライブをした時にソノダマンはこの曲と「BOYS MAY CRY」を猛プッシュした)
Sugar
「最後の2曲続けてやられたらベボベ終わるんじゃないかって(笑)」
ソノダマン
「ベストトラック
「CRAZY FOR YOUの季節」
出会った曲、このバンドと自分の人生が交わった瞬間。
CRAZY FOR YOUの季節
https://youtu.be/ULFWuSXuN8c
ベストフレーズ
でも青春白書はまだ思い出ライブラリーに蔵書されない。
今も夕方ジェネレーションの少年少女たちが、また一つの逸話を繰り広げるべく夏を待っている。
「BOY MEETS GIRL」
結局は何歳になっても、何年経ってもこのフレーズなんじゃないかと。今もベボベの音楽は自分の思い出ライブラリーには蔵書されてない。ずっと現在進行形」
Sugar
「一応、5人中4人が「ELECTRIC SUMMER」を選んでいて最多得票です(笑)」
ソノダマン
「「ELECTRIC SUMMER」、リリース当時に高校野球の地方大会で流れまくってたんで、野球経験者からも人気があります(笑)」
(「ドラマチック」も野球アニメのタイアップ。さすがバンド名に「野球」を冠してるだけはあるが、メンバーはみんな野球に全く興味がない)
ロッキン・ライフの中の人
「単純に良い歌ですからね」
softman
「入れてないのは自分だけか(笑)」
Sugar
「昔の人気曲も3人になってからライブでやってない曲が多いですよね」
ソノダマン
「インディーズ期の曲はほとんどやってないですね。
ちなみに自分は「ELECTRIC SUMMER」の関根のコーラスが得意です。カラオケでよくやってます」
(ベボベが好きな後輩とカラオケに行くと「関根コーラスお願いします」と言われる。ちゃんと原曲キーで歌ってます)
むらたかもめ
「では自分は小出をやるんで今度お願いします。録音して晒すので」
Sugar
「(笑)みんなでカラオケ行きましょう!」
ソノダマン
「晒されたら自分に美少女JK説が出るかもしれません」
(なぜか、むらたかもめ氏は自らを「美少女JKブロガー」と称している)
むらたかもめ
「関根が美少女JKではないんで大丈夫です」
(一応、高校時代に「1学年下にめちゃくちゃ可愛い子がいるって噂になってたのが関根だった」と小出は語っていた)
・・Base Ball Bearに影響を与えたバンド、影響を与えられたバンドたち
ソノダマン
「脱線しまくってきたんで、次のお題に行きましょう。
公言してるとこだと、SUPERCAR、NUMBER GIRL、中村一義っていうあたりの影響が強いですよね」
むらたかもめ
「あとBerryz工房も公言してますよ(笑)」
(小出はハロプロにも造詣が深い。ちなみに「ポリリズム」が出るはるか前からPerfumeのブレイクを予言していた男でもある)
付き合ってるのに片思い / Berryz工房
https://youtu.be/xHit93IM6vQ
ソノダマン
「時系列的になんか微妙な気もするけど(笑)」
ロッキン・ライフの中の人
「ベボベに関してはバンドというより、様々なカルチャーを横断してるから面白いってのはありますね。
小出のオタクっぷりはすごいというか」
むらたかもめ
「中村一義とベボベが一緒にやったライブに行ったけど、めっちゃ良かったです。
ベボベがバックバンドやってて意外な組み合わせかと思いきや合ってました。
たしかなんばHatchでやってました。集客は微妙でしたけど」
(2012年に行われた、中村一義の15周年ライブ「楽演」で中村一義がボーカル、ベボベがバンドという形でコラボをした。ちなみに小出と中村一義は同じ東京都江戸川区出身のご近所さん)
ソノダマン
「そのツアーの武道館でもコラボやりましたが、ツアー中には
「もっと中村一義の曲やれよ!」
ってヤジが飛んで、空気が死んだらしいです…」
(そのライブでは「中村一義もベボベの曲を歌う」という双方向のコラボを展開したが、それを快く思わない中村一義ファンもいた)
むらたかもめ
「まあ客の9割以上中村一義のファンでしたからね(笑)」
ソノダマン
「ベボベファンが「もう中村一義さんのライブには行きません」って言ってめちゃ荒れてました(笑)」
むらたかもめ
「あれはファン層も被ってなかったし最初の宣伝的にバックバンドに徹する感じでしたからね(笑)
それも問題あったんだと思います(笑)」
キャノンボール / 中村一義
https://youtu.be/IPJhcDtOHb8
ソノダマン
「で、例えば同期のチャットモンチーと比べると、「ベボベに影響を受けたバンド」ってなかなかいない気がするんですよね。
昨日、キュウソネコカミのオカザワがベボベでギター弾いてましたけど」
(この座談会の前日に大阪でベボベとキュウソネコカミの対バンがあった。そこでベボベファンであったオカザワがベボベにギターで参加した)
The band / キュウソネコカミ
https://youtu.be/cP-ycyKl888
softman
「NICO Touches the Wallsもフォロワーいませんね…」
ロッキン・ライフの中の人
「でも、バンド音楽の大きな流れをみたとき、ベボベ登場あたりから「バンド音楽のダンスミュージック化」の流れは始まった気がします」
ソノダマン
「本人たちもそれは公言してましたね。「4つ打ちロックバンドの始祖は我々だ」と」
Sugar
「小出さん自ら「ELECTRIC SUMMER」を「4つ打ちダンスロックの祖」みたいに称してました。
でも自分ら世代のバンドのファンは全然通ってないですねぇ…」
softman
「そこからKANA-BOONが出てきて高速4つ打ちが流行りだすと」
ないものねだり / KANA-BOON
https://youtu.be/UgS7vgquBvo
ロッキン・ライフの中の人
「まあ、シンバルの裏打ちとか、BPMのテンポ感はベボベから変わった気がします。影響受けたかはともかく」
むらたかもめ
「個人的には「4つ打ちダンスロックの祖」はTRICERATOPSな気もしますけども(笑)」
Sugar
「それも小出さんが言ってた気がします(笑)」
むらたかもめ
「でもベボベ辺りから踊らせるロックバンドは増えた気がします。
その前は騒ぐロックバンドが多かったイメージだけど」
ソノダマン
「ベボベもトライセラの影響を受けてますからね。4つ打ちの曲としては「Raspberry」くらいな気もしますけど(笑)」
Raspberry
https://youtu.be/GBwqEOh3pxY
softman
「TRICERATOPSはどちらかというとディスコやR&Bですよね? 少し四つ打ちのジャンルが違うかと」
むらたかもめ
「トライセラの「Fever」とかはベボベが歌っても違和感ない気はしますよ!」
Fever
https://youtu.be/fpsqFC3JvYE
Sugar
「後はライブでもコラボしてるRHYMESTERとかDOPING PANDAとかですかね」
(これまでの流れでも出てきているが、RHYMESTERはベボベの「The CUT」にフィーチャリングされており、DOPING PANDAはボーカル&ギターのフルカワユタカが湯浅脱退後にベボベのサポートギターを務めた)
The CUT feat.RHYMESTER
https://youtu.be/_gzOzwaRA2E
MIRACLE / DOPING PANDA
https://youtu.be/oJcAA0UjH1A
ソノダマン
「割とベボベ的な路線って今は空いてる気がするし、狙い目な気もするけど、Sugar氏世代が聞いてないっていうことはそういうバンドが出てこなそう…」
softman
「今はシンプルなロックが主流なんですよ。だからMy Hair is Badとか一気に来たような」
ロッキン・ライフの中の人
「SAKANAMON辺りが比較的そういう受け手だったイメージで」
マジックアワー / SAKANAMON
https://youtu.be/04J7mnaEbNc
Sugar
「インディーズの頃のサイダーガールは今時のベボベ路線なのかなと思いましたけどメジャー行って少しずつ変わってる気がします」
約束 / サイダーガール
https://youtu.be/qhwppi4M2zU
ソノダマン
「確かにSAKANAMONの変態性は通じるところがあるけど、青春ギターロックという点ではサイダーガールが近いかも」
ロッキン・ライフの中の人
「サイダーガールはもともとニコニコ動画の歌い手とボカロの人、というイメージなので、ベボベとはまた根幹が違う気がします」
むらたかもめ
「ジャンルが違うけどGRAPEVINE的な路線も今は空いてるから狙い目だけど出てこないのと同じ感覚もします(笑)」
softman
「GRAPEVINE路線はNICO Touches the Wallsが引き継いでいる…?」
むらたかもめ
「ニコとバインは全然違う気がします(笑)
田中さんがニコを気に入ってるだけで(笑)」
ソノダマン
「GRAPEVINEは狙い目なんだろうか?(笑)」
むらたかもめ
「バイン路線は爆発的ヒットもフェスの集客もなくても安定してアルバムも売れてワンマンも埋まって根強いファン付きますよ!」
光について / GRAPEVINE
https://youtu.be/K8KRWEZOvSE
ソノダマン
「後はSUPERCAR→ベボベっていう「男性メインボーカルと女性コーラス」っていうギターロックもあんまり今はいませんよね。もっと激しかったり、逆にゆったりしたバンドにはいますけど」
Lucky / SUPERCAR
https://youtu.be/XeDwoxC_Ug4
ロッキン・ライフの中の人
「ヤバイTシャツ屋さん」
あつまれ!パーティーピーポー / ヤバイTシャツ屋さん
https://youtu.be/J5oytYDMWHA
ソノダマン
「ヤバTは「激しかったり」っていう方に入ってると思ってます(笑)」
Sugar
「根幹って所だと、ひょっとしたら昨日のキュウソかもしれないですね。ベボベと繋がることで若いリスナーが何か感じとって貰えればなーと思ってますけど」
むらたかもめ
「でもキュウソは今はそれほど若いリスナーが多いイメージはないです(笑)」
ソノダマン
「キュウソってそうなるとBRAHMANとかにも通じるし、銀杏BOYZやフジファブリックにも通じるし、ベボベとかにも通じたらすごいですよ」
むらたかもめ
「ゲスの極み乙女。」
ソノダマン
「全然ゲスの極み乙女。は頭になかった(笑)」
softman
「ゲスはなんだろ…キャッチー重視? indigo la Endも最近はR&BにUKロックも混じったりしてきているような…」
ロッキン・ライフの中の人
「Saucy Dogとかって女の人、コーラスしてませんでしたっけ?」
むらたかもめ
「Saucy Dogはドラムの女の子がコーラスやってますね。
ボーカルと付き合ってそうな雰囲気ある子」
(偏見がすごい。Saucy Dogのドラマーはせとゆいか。「short hair」がトレードマーク)
ソノダマン
「Saucy Dogは本当に「コーラス」っていう感じで、SUPERCAR→ベボベっていう流れとはまた違うような」
いつか / Saucy Dog
https://youtu.be/agQ23NdBROY
むらたかもめ
「じゃあやっぱりゲスの極み乙女。ですね(笑)」
猟奇的なキスを私にして / ゲスの極み乙女。
https://youtu.be/dDn04KCpdR0
ソノダマン
「それなら東京カランコロンとかの方がまだ近いような。個人的には」
恋のマシンガン / 東京カランコロン
https://youtu.be/pU7PkZZ5tjo
softman
「東京カランコロン…最近聞いてない」
(ワンマンの動員の推移を見るとそういう人もたくさんいると思われる)
ロッキン・ライフの中の人
「ただ、ルーツの話、ベボベくらいまでは洋楽の影響色濃いですけど、以降は無くなったなくなったバンドが多くなったのは大きな変化かもですね。わかんないですけど」
Sugar
「一応、BLUE ENCOUNTのメガネ(田辺)も「ベボベ先輩のBOYS MAY CRYめっちゃ好き」ってツイートしてたり、04 Limited SazabysのGENくんも「根暗なのでBase Ball Bearとかサブカルな所も通ってきた」みたいなことをインタビューで話してました。
僕ら世代のリスナーに向けて(笑)」
むらたかもめ
「いわゆる「フェス受けしそうなバンド」は洋楽の影響なくなった感はありますけど、それ以外はむしろ色々聴いてそうなバンドも増えてきた気はします」
ソノダマン
「メガネはまだわかるけど、GENはちょっと意外(笑)」
ロッキン・ライフの中の人
「でも、バンド志してベボベすら聞いてなかったらそっちの方が潜りですよ。僕と同世代で」
ソノダマン
「とりあえず洋楽の影響云々になるとまた脱線しまくりそうなんで、次にいきます!」
・かつてのBase Ball Bear(4人時代)と今のBase Ball Bear(3人になってから)について
ソノダマン
「これについては、まず
・4人時代
・弓木英梨乃をはじめとしたサポートギターが入った形態
・3人編成
のどれを見ているかっていうとこから聞きたいんですけども」
ロッキン・ライフの中の人
「今の方が好き。以上」
ソノダマン
「ロキ中氏はわかった(笑)」
Sugar
「4人時代はリアルタイムでは結局2~3年ぐらいですね… ライブもそんなには観れてないです」
softman
「3人編成のライブ見てない僕はどうすればいいんだ(笑)」
ソノダマン
「見てないなら見てないで、4人時代とそれ以降の編成で感じたことというか」
むらたかもめ
「ライブは弓木さんがいた時が1番好きでした。
湯浅がいた頃のライブは個人的にそこまでって感じだったんで。弓木さんが入ってバンドの全体のレベル上がった感じがしました」
(小出はフェスに出るたびに弓木を「今日の出演者の中で1番ギターが上手い」と紹介していた。その言葉通りにめちゃくちゃ上手かった)
Sugar
「田渕ひさ子さんの「short hair」のアウトロと弓木さんの「yoakemae」のギターソロにはちびりました」
(田渕ひさ子は小出が多大な影響を受けているNUMBER GIRLの元ギタリスト。湯浅脱退後に一時期ベボベのサポートにも参加した)
ソノダマン
「ちなみに毎回ワンマン行くようなベボベファンの間では今の3人編成はやっぱり賛否両論あって。
自分は新しい発見とかがあって悪くないと思うんですけど」
むらたかもめ
「でも個人的にBAYCAMPで観た3人体制がめちゃくちゃ良かったんですよね。
あれを観たら今後も大丈夫どころかもっとすごくなるとすら思いました。
ベイキャンプではベストアクトのクリトリックリスの次にベボベが良かったです(笑)」
Sugar
「4人時代の曲を3人で隙間を補い合ってるのが単純にバンド感があって良いと思います。巧いかどうかは別っすね」
ソノダマン
「3人だとやっぱり音が足りないとこもあるんですけど、それを補えるのは今のベボベだからだな、っていう。
ダンス湯浅将平が見れないのはやっぱり一抹の寂しさもありますけど」
ロッキン・ライフの中の人
「個人的に、「C2」がすごい良いアルバムだったんで、そのタイミングでの脱退は残念でしたね。けれど、そのあとの作品が「こうくるか~~~」って感じだったんで、今再び注目しなおしているというか」
softman
「やっぱり見てみないとな…けど他のアーティストとかなり重複しているし。
でも「光源」は良いアルバムでした」
Sugar
「逆に「The Cut」みたいな本来ゲストアーティストも加わった曲も3人で鳴らしてるところにバンドの意地を感じます」
(最近、「The CUT」はRHYMESTERがいなくても毎回ライブでやるようになっている。小出のラップとバンドのグルーヴは必見)
ソノダマン
「あと同世代としては、ベボベもチャットモンチーもRADWIMPSも、「このメンバーだからこそのバンド感」が強かったというか、SNSとかでメンバーを集めるっていう時代よりも前の、学生時代からずっと一緒にやってきたバンドっていうのがあると思うんですよね。じゃなければ入れようとすればいくらでも上手い人を入れられるはずだし」
ロッキン・ライフの中の人
「まあ、どの世代でも入れ替わり激しいバンドもいれば、仲良しバンドもいるんで、それはまた別ですけど、ベボベは歌う内容も含めて、このメンバーだから感はありましたね」
softman
「今のベボベに関しては認めてもらうしかないですね フジファブリックだって今の体制受け入れられるまで3年は要しました…「LIFE」出るまでバンド名変えろ!!やボーカル入れろって声が強かった…。
でもフジファブリックとベボベって似てる気がします 絶対にバンドを存続させるんだって思いが」
ソノダマン
「あと、バンドの形が変わって、ファンの意識も変わったな、と思って。
ベボベって4人時代はツアーもセトリ全部同じ、夏フェスもセトリ全部同じで、「1個行ければいい」っていう感じだったんですけど、形が変わったことでそれが当たり前じゃなかったことに気付かされたっていうか。
周りに昨日のキュウソとの対バンに行ったフォロワーさんがたくさんいますけど、前まではベボベのライブで遠征する人なんてほとんどいなかった。
だから一つ一つのライブをバンドはもちろん、ファンがすごい大事にするようになったっていう感じがしてます。
逆に言うと、セトリを変えられない、シングルにカップリングすら用意できない、っていう状況は4人の足並みが揃ってなかったっていう4人時代後期の状況を物語ってた、とも言えるんですけど」
softman
「ああ…あったな2枚組シングル」
ソノダマン
「あのエクストリームシングルも苦肉の策にしか感じなかったっていうか。アルバムのインストバージョンなんか欲しいのか?っていう。それこそ「BOYS MAY CRY」「SCHOOL GIRL FANTASY」とカップリングに名曲をたくさん生み出してきたバンドなだけに」
(「C2」の先行シングルであった「「それって、for 誰?」part.1」「文化祭の夜」「不思議な夜」はカップリング曲が収録されず、ライブ盤、アルバムのインスト盤、デモ音源などのボーナスディスクがついていた)
むらたかもめ
「いつ脱退や解散や失踪があるかわからないですからね。最悪亡くなることもあるし。
小出と仲良かったねむきゅんも引退するし...」
(この前日にでんぱ組.incの夢眠ねむが芸能界引退を発表し、むらたかもめ氏は大きなショックを受けて終電ギリギリまで酒を飲んでいた)
・まとめという名の壮大なフィナーレ
ソノダマン
「では最後に今後のベボベに望むことや言いたいことなどあれば!」
softman
「とりあえずライブ音源欲しいですね。3人だとどんな音源になっているのか気になります」
ソノダマン
「softmanはライブに来い」
softman
「裏が毎回被るもん。ロッキンだとLiSAちゃんと被ったし」
ロッキン・ライフの中の人
「いつかライブ見にいきます!!」
Sugar
「ますは近々のマテリアルクラブが楽しみです」
(マテリアルクラブは小出が始動させた新プロジェクト。まだどんな展開を見せるのかはわからないが、普通の「バンドのボーカルのソロ」とは全く違うものになりそうなのは間違いない)
ソノダマン
「あれ、どうなるんかね?自由度めっちゃ高そうだけど、小出の友人の少なさがどう出るかっていう」
(小出は自ら友人が少ないと公言しており、かつてコラボした、サカナクションの山口一郎、呂布、チャットモンチーのアッコは当時「他に友人がいない」と紹介されていた)
Sugar
「マテリアルクラブは自著本出そうって所から巡り巡ってああいうことになったみたいなんで、音楽は自由度高く、こいちゃん哲学が詰まった歌になるんじゃないかと思ってます」
むらたかもめ
「自分はとりあえず今の3人だけでサポート入れずに突き進んで欲しい感があります。
あと、ずっと続けて欲しいなあと」
Sugar
「ベボベはどんなペースであれ続いて欲しいです!今のツアーで3ピースで演れる曲がまた増えたら嬉しいですね」
ソノダマン
「自分も同じく、このまま3人でずっと続けて欲しいですね。それが最も幸せな形ではなくても、止まらずに続けてる姿から色んなものをもらえる人はたくさんいるはずなので。
そして3人になって離れていった人たちもいつか戻ってくるくらいにもっとすごい3人になって欲しいです。
何よりも小出が
「絶対続けてやるからな!」
って言ってるのはいつも泣きそうになります」
softman
「ベボベもだけどどのバンドも最後まで転がり続けて欲しい。絶対に停止だけはしないで欲しいです」
ロッキン・ライフの中の人
「小出は才能があるというか、知識量が凄いですからね。
今後の作品、ライブ活動にも期待です!!」
ソノダマン
「あと全然関係ないですが、ちょっと前に千葉県の某テーマパークで偶然に堀之内に会った時に話したら、普段通りにめちゃいい人でしたっていうことも伝えたいですね。
というわけで、なんとかまとめたいと思います。
ではみなさん、10月21日の日比谷野音でのベボベのライブでお会いしましょう!」
むらたかもめ
「その日は藤原さくらを中野で観ます(笑)」
softman
「仕事ですし、終わった後なのはの舞台挨拶をライブビューイングで見ます」
ソノダマン
「こんなタイムリーなタイミングで座談会やってんのに誰もライブ来ないのかよ!」
デビューしてから10年以上。バンドの形も、規模も、様々なものが変わった。でもBase Ball Bearを好きな我々はベボベに出会った時から今に至るまでずっと夕方ジェネレーションの真っ只中で、夏を待っている。
読んでくれた方々、日曜日の日比谷野音でお会いしましょう。
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