ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2018 「BONES & YAMS」 @新木場STUDIO COAST 7/11
- 2018/07/12
- 00:11
先月の頭から始まったアジカンの「BEST HIT AKG 2」と「骨盤」「芋盤」を提げたツアーもいよいよ終盤。すでにZepp DiverCityでの初日2days、ちょうどスケジュールの真ん中に位置するZepp Tokyoでの2daysと、東京では4公演も行っているのだが、この終盤にきての新木場STUDIO COASTでの2daysという東京公演の多さ。
しかしながらアジカンは実はCOASTではあんまりライブをしていない(ツアーだとZepp、近年では豊洲PITが多い)だけに、こうしてCOASTの景色でのワンマンを見れるのは、かつてストレイテナーとART-SCHOOLとのクリスマスの対バンや、韓国のバンド・the KOXXを迎えてのNANO-MUGEN CIRCUITなどもあったが、貴重な機会である。
この日ももはやかなり流暢な日本語もおなじみにオープニングアクト、Nick Moonがキーボードを弾きながら打ち込みも使いつつ、その持ち前の儚さを含んだボーカルを響かせる。(日に日にスタート時間が遅くなっている気がするけれど)
そしてすぐさまアジカンの登場。この日はゴッチは淡いピンクの服にスウェットという自身も「パジャマではない」と断るくらいに、実にラフな出で立ち。
タイアップ映画のタイトルに合わせたかのようなピンク色の照明が鮮やかな「RIGHT NOW」からスタートするというのはこの日も同じ、というよりもいかに東京公演5公演目と言えどもライブの流れは変わらないだけに、DiverCity2日目(http://rocknrollisnotdead.blog.fc2.com/blog-entry-504.html?sp)、Zepp Tokyo初日(http://rocknrollisnotdead.blog.fc2.com/blog-entry-512.html?sp)のレポも参照していただきたい。
さすがにツアー後半戦なだけに安定感は前半よりもかなり増しており、新鮮味こそないが、じっくり見ることができる。そんな中でも喜多が右腕を高く掲げてから演奏し始める「エントランス」、その喜多のギターが今になって最高値をはるかに更新していることを実感させる「荒野を歩け」というあたりの曲からは、こなしているという感じは全く感じない。ゴッチの声はやや不安定ではあれど。
日替わりでやる曲が変わる6曲目はこの日は「マイクロフォン」。(前回見た時は「ロードムービー」、最初に見た日はこの曲だった)
「マジックディスク」に収録された時は、実に地味な、それこそゴッチが「芋盤」に入れたように芋っぽいイメージ通りの曲であったが、今こうして聴くと実にいいメロディの曲であるということがよくわかるし、
「ため息混じりの夜をすくってマイクロフォン
悲しみも希望も全部拾ってマイクロフォン」
という歌詞は我々アジカンファンがアジカンの音を拾うマイクロフォンから感じていることそのものである、ということもよくわかる。
「この会場は他の人のライブをよく見に来てる場所で。ELLEGARDENの細美のおじさんが涙目になりながら歌ってた時とか。あれもう最後のライブだったと思うんだけど。
でもELLEGARDENのゲスト、俺かなぁと思ってドキドキしてたんだけどね(笑)ウェブで発表されてからオファー来るパターンかなって(笑)
(この日のライブの直前に、ELLEGARDENの復活ツアーのゲストがONE OK ROCKであることが発表された)
でもONE OK ROCKってELLEGARDEN不在を埋めたバンドっていうか、すごいミッシングリンク感あるよね。だってあんなにやりたくて仕方ないっていう顔をしながら活動休止したバンドがまたやるっていうんだもん。俺は見に行けないだろうけど、やっぱり友達としては「おめでとう」って思うよね。
でも、今は俺たちのライブだから俺たちのことだけを考えてください(笑)再結成の前に解散しないように(笑)」
と、タイムリーな話題を交えたゴッチのMCは絶好調。前回の明らかに喋るネタがなさそうだったライブから考えると、逆にこうした話題があった方が喋りやすいのかもしれない。
シモリョーのカップリングバージョンのコーラスによって新たな命が吹き込まれた「サイレン」からは深く潜るような初期寄りの曲を演奏し、
「MCってもう喋ることないんだけど、和むからいいよね。構えてる感じじゃなくなるっていうかさ。フェスではこんなMCは無理だけど(笑)
あー、「リライト」終わったら帰るんだ~、みたいな(笑)」
とフェスにおける悲喜こもごものネタを語るが、最終的には
「身動き取れなくなるくらいに俺たちがいいライブをするしかない」
という結論に落ち着き、後半戦へ。
山田の不協和音的なベースサウンドが目立つ「架空生物のブルース」、現状の最新曲「生者のマーチ」とさらにテーマもサウンドも深くなっていく中、そこから一転して瓦礫の中から希望の光を求めるような「夜を越えて」ではゴッチが構成を間違えて歌ってしまうというハプニングが発生。今回のツアーでは毎回演奏されている曲であってもこういうことがあるとは、というくらいにビックリしたが、むしろこのハプニングによってゴッチのボーカルにさらにエンジンがかかったようで、曲終わりでアドリブ的なファルセットボーカルを追加しまくる。やはり間違えたのは恥ずかしかったらしいが。
「アルバムのレコーディングが来月終わります。マスタリングが終わるのが9月かな。その前にシングルが出ると思います」
という嬉しいニュースとともに恒例の伊地知潔イジリも行われる中、「ワールド ワールド ワールド」からの「新しい世界」というこのツアー恒例の締め方。ゴッチはさすがに「新しい世界」のラストの「世界!世界!世界!」の絶叫ではそこまで声が出ていなかったが、喜多はステージに倒れこみながらフィニッシュを迎えるというのがバンド全体から漲る熱量を示していた。
アンコールではオープニングアクトのNick MoonとともにRadiohead「High & Dry」をコラボ。やはりNickのハイトーン&ファルセットボーカルは実にキレイだ。そしてここまで演奏のみに徹するゴッチの姿もなかなか見れるものではない。
Nickへの感謝と、メンバーたちが各地での打ち上げでNickと良い関係性を築いていることを語ると、アルバムの話から展開し、サブスクリプションサービスを使っている人の割合を調べるべく、使っている人に手を挙げてもらうのだが、あまり使っている人は多くないという結果に。そこからさらに派生し、洋楽をフラットに聴けるという話から、
「もうNANO-MUGEN FES.はできないだろうなぁ。毎年やってたらスタッフに死者が出るし(笑)、昔は海外の音楽の良さを気付かせたいっていうエネルギーがあったけど、今はそこまではできないっていうか、横浜アリーナでドーン!とやるんじゃなくて、各地をサーキット形式で回るっていう方がいいかなって。まぁ洋楽の心配をしている場合じゃないっていうのもあるけど」
と、近年開催されていないNANO-MUGEN FES.が役割を終えつつあることを語る。日本のアーティスト主催フェスの先駆けでもあり、数多くの海外バンドのライブを見る機会を与えてくれ、そのカッコよさを教えてくれたフェスがもうやらない可能性が高いというのは実に寂しい。
何よりも、どんな時であっても、NANO-MUGENで見るアジカンのライブはいつも本当に素晴らしいものだったし、メンバーも本当に楽しそうだった。それは自分たちのリスペクトする海外のアーティストや、同じ国で生きる仲間たちのバトンがアジカンに力を与えていたからだと思うけれど、あのアジカンのライブが見れないのはやっぱり残念だ。
しかしながら最後には
「アルバム、ディスクが2枚になるくらいの曲数がある」
という嬉しい告知も。今の時代、二枚組のアルバムというのはかなりハードルが高いし、配信で1曲だけ聴くという人もたくさんいる中で、そうしたボリュームやコンセプトを持ったアルバムはなかなか真価を発揮しにくい。しかしながらアジカンはベテランになった今でもそうしたアルバムの持つ物語をしっかりと作って、CDで聴いてくれる自分たちのファンが喜んでくれるような作品に仕上げようとする。これまでにも攻めたアルバムをたくさん作ってきたアジカンだが、もし本当に二枚組になるならば、過去最高に攻めた作品になるのは間違いない。
メンバー持ち回りで決めているというアンコールはこの日は「マーチングバンド」「転がる岩、君に朝が降る」が選ばれていたが、「今を生きて」はアンコールにおける固定曲なんだろうか。確かにこの曲の持つ多幸感はもはや今のアジカンのライブに欠かせない要素になっているのだが。
演奏を終えると、ギターのフィードバックノイズの音が鳴る中、5人がステージ前に並んで肩を組んで頭を下げた。その後に客席に放り投げたゴッチのピックは、この日も本当に遠くまで飛んでいた。
すでに3公演見たこのツアーも、翌日で見るのは最後。もうライブでやらなそうな曲もいくつかあるだけに、しっかり目に焼き付けなくては。それでは、また明日。
1.Right Now
2.エントランス
3.荒野を歩け
4.白に染めろ
5.極楽寺ハートブレイク
6.マイクロフォン
7.サイレン
8.無限グライダー
9.永遠に
10.ノーネーム
11.未だ見ぬ明日に
12.架空生物のブルース
13.生者のマーチ
14.夜を越えて
15.サイエンスフィクション
16.ローリングストーン
17.Re:Re:
18.Standard
19.ワールド ワールド ワールド
20.新しい世界
encore
21.High & Dry w/ Nick Moon
22.マーチングバンド
23.今を生きて
24.転がる岩、君に朝が降る
Right Now
https://youtu.be/IkyiAMO8U3I
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しかしながらアジカンは実はCOASTではあんまりライブをしていない(ツアーだとZepp、近年では豊洲PITが多い)だけに、こうしてCOASTの景色でのワンマンを見れるのは、かつてストレイテナーとART-SCHOOLとのクリスマスの対バンや、韓国のバンド・the KOXXを迎えてのNANO-MUGEN CIRCUITなどもあったが、貴重な機会である。
この日ももはやかなり流暢な日本語もおなじみにオープニングアクト、Nick Moonがキーボードを弾きながら打ち込みも使いつつ、その持ち前の儚さを含んだボーカルを響かせる。(日に日にスタート時間が遅くなっている気がするけれど)
そしてすぐさまアジカンの登場。この日はゴッチは淡いピンクの服にスウェットという自身も「パジャマではない」と断るくらいに、実にラフな出で立ち。
タイアップ映画のタイトルに合わせたかのようなピンク色の照明が鮮やかな「RIGHT NOW」からスタートするというのはこの日も同じ、というよりもいかに東京公演5公演目と言えどもライブの流れは変わらないだけに、DiverCity2日目(http://rocknrollisnotdead.blog.fc2.com/blog-entry-504.html?sp)、Zepp Tokyo初日(http://rocknrollisnotdead.blog.fc2.com/blog-entry-512.html?sp)のレポも参照していただきたい。
さすがにツアー後半戦なだけに安定感は前半よりもかなり増しており、新鮮味こそないが、じっくり見ることができる。そんな中でも喜多が右腕を高く掲げてから演奏し始める「エントランス」、その喜多のギターが今になって最高値をはるかに更新していることを実感させる「荒野を歩け」というあたりの曲からは、こなしているという感じは全く感じない。ゴッチの声はやや不安定ではあれど。
日替わりでやる曲が変わる6曲目はこの日は「マイクロフォン」。(前回見た時は「ロードムービー」、最初に見た日はこの曲だった)
「マジックディスク」に収録された時は、実に地味な、それこそゴッチが「芋盤」に入れたように芋っぽいイメージ通りの曲であったが、今こうして聴くと実にいいメロディの曲であるということがよくわかるし、
「ため息混じりの夜をすくってマイクロフォン
悲しみも希望も全部拾ってマイクロフォン」
という歌詞は我々アジカンファンがアジカンの音を拾うマイクロフォンから感じていることそのものである、ということもよくわかる。
「この会場は他の人のライブをよく見に来てる場所で。ELLEGARDENの細美のおじさんが涙目になりながら歌ってた時とか。あれもう最後のライブだったと思うんだけど。
でもELLEGARDENのゲスト、俺かなぁと思ってドキドキしてたんだけどね(笑)ウェブで発表されてからオファー来るパターンかなって(笑)
(この日のライブの直前に、ELLEGARDENの復活ツアーのゲストがONE OK ROCKであることが発表された)
でもONE OK ROCKってELLEGARDEN不在を埋めたバンドっていうか、すごいミッシングリンク感あるよね。だってあんなにやりたくて仕方ないっていう顔をしながら活動休止したバンドがまたやるっていうんだもん。俺は見に行けないだろうけど、やっぱり友達としては「おめでとう」って思うよね。
でも、今は俺たちのライブだから俺たちのことだけを考えてください(笑)再結成の前に解散しないように(笑)」
と、タイムリーな話題を交えたゴッチのMCは絶好調。前回の明らかに喋るネタがなさそうだったライブから考えると、逆にこうした話題があった方が喋りやすいのかもしれない。
シモリョーのカップリングバージョンのコーラスによって新たな命が吹き込まれた「サイレン」からは深く潜るような初期寄りの曲を演奏し、
「MCってもう喋ることないんだけど、和むからいいよね。構えてる感じじゃなくなるっていうかさ。フェスではこんなMCは無理だけど(笑)
あー、「リライト」終わったら帰るんだ~、みたいな(笑)」
とフェスにおける悲喜こもごものネタを語るが、最終的には
「身動き取れなくなるくらいに俺たちがいいライブをするしかない」
という結論に落ち着き、後半戦へ。
山田の不協和音的なベースサウンドが目立つ「架空生物のブルース」、現状の最新曲「生者のマーチ」とさらにテーマもサウンドも深くなっていく中、そこから一転して瓦礫の中から希望の光を求めるような「夜を越えて」ではゴッチが構成を間違えて歌ってしまうというハプニングが発生。今回のツアーでは毎回演奏されている曲であってもこういうことがあるとは、というくらいにビックリしたが、むしろこのハプニングによってゴッチのボーカルにさらにエンジンがかかったようで、曲終わりでアドリブ的なファルセットボーカルを追加しまくる。やはり間違えたのは恥ずかしかったらしいが。
「アルバムのレコーディングが来月終わります。マスタリングが終わるのが9月かな。その前にシングルが出ると思います」
という嬉しいニュースとともに恒例の伊地知潔イジリも行われる中、「ワールド ワールド ワールド」からの「新しい世界」というこのツアー恒例の締め方。ゴッチはさすがに「新しい世界」のラストの「世界!世界!世界!」の絶叫ではそこまで声が出ていなかったが、喜多はステージに倒れこみながらフィニッシュを迎えるというのがバンド全体から漲る熱量を示していた。
アンコールではオープニングアクトのNick MoonとともにRadiohead「High & Dry」をコラボ。やはりNickのハイトーン&ファルセットボーカルは実にキレイだ。そしてここまで演奏のみに徹するゴッチの姿もなかなか見れるものではない。
Nickへの感謝と、メンバーたちが各地での打ち上げでNickと良い関係性を築いていることを語ると、アルバムの話から展開し、サブスクリプションサービスを使っている人の割合を調べるべく、使っている人に手を挙げてもらうのだが、あまり使っている人は多くないという結果に。そこからさらに派生し、洋楽をフラットに聴けるという話から、
「もうNANO-MUGEN FES.はできないだろうなぁ。毎年やってたらスタッフに死者が出るし(笑)、昔は海外の音楽の良さを気付かせたいっていうエネルギーがあったけど、今はそこまではできないっていうか、横浜アリーナでドーン!とやるんじゃなくて、各地をサーキット形式で回るっていう方がいいかなって。まぁ洋楽の心配をしている場合じゃないっていうのもあるけど」
と、近年開催されていないNANO-MUGEN FES.が役割を終えつつあることを語る。日本のアーティスト主催フェスの先駆けでもあり、数多くの海外バンドのライブを見る機会を与えてくれ、そのカッコよさを教えてくれたフェスがもうやらない可能性が高いというのは実に寂しい。
何よりも、どんな時であっても、NANO-MUGENで見るアジカンのライブはいつも本当に素晴らしいものだったし、メンバーも本当に楽しそうだった。それは自分たちのリスペクトする海外のアーティストや、同じ国で生きる仲間たちのバトンがアジカンに力を与えていたからだと思うけれど、あのアジカンのライブが見れないのはやっぱり残念だ。
しかしながら最後には
「アルバム、ディスクが2枚になるくらいの曲数がある」
という嬉しい告知も。今の時代、二枚組のアルバムというのはかなりハードルが高いし、配信で1曲だけ聴くという人もたくさんいる中で、そうしたボリュームやコンセプトを持ったアルバムはなかなか真価を発揮しにくい。しかしながらアジカンはベテランになった今でもそうしたアルバムの持つ物語をしっかりと作って、CDで聴いてくれる自分たちのファンが喜んでくれるような作品に仕上げようとする。これまでにも攻めたアルバムをたくさん作ってきたアジカンだが、もし本当に二枚組になるならば、過去最高に攻めた作品になるのは間違いない。
メンバー持ち回りで決めているというアンコールはこの日は「マーチングバンド」「転がる岩、君に朝が降る」が選ばれていたが、「今を生きて」はアンコールにおける固定曲なんだろうか。確かにこの曲の持つ多幸感はもはや今のアジカンのライブに欠かせない要素になっているのだが。
演奏を終えると、ギターのフィードバックノイズの音が鳴る中、5人がステージ前に並んで肩を組んで頭を下げた。その後に客席に放り投げたゴッチのピックは、この日も本当に遠くまで飛んでいた。
すでに3公演見たこのツアーも、翌日で見るのは最後。もうライブでやらなそうな曲もいくつかあるだけに、しっかり目に焼き付けなくては。それでは、また明日。
1.Right Now
2.エントランス
3.荒野を歩け
4.白に染めろ
5.極楽寺ハートブレイク
6.マイクロフォン
7.サイレン
8.無限グライダー
9.永遠に
10.ノーネーム
11.未だ見ぬ明日に
12.架空生物のブルース
13.生者のマーチ
14.夜を越えて
15.サイエンスフィクション
16.ローリングストーン
17.Re:Re:
18.Standard
19.ワールド ワールド ワールド
20.新しい世界
encore
21.High & Dry w/ Nick Moon
22.マーチングバンド
23.今を生きて
24.転がる岩、君に朝が降る
Right Now
https://youtu.be/IkyiAMO8U3I
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