Czecho No Republic AXドリンクバイトをクビになった武井がついに演者として帰ってきた!最初で最後!武井のAX帰還ギグ!~そして伝説へ~ ゲストDJ:岡本伸明(the telephones) @渋谷AX 5/21
- 2014/05/22
- 21:24
本来、このライブが開催されるのが発表された2月のリキッドルームのライブの段階では、「今までお世話になったバンドとかを呼ぼうかと」と言っていた通り、対バンライブになる予定だったが、他のバンドの都合がつかなかったのか、ゲストDJにthe telephoneのノブが参加するものの、結果的にワンマンという形に。
18時過ぎにAXに入ると、すでにPA前に作られたDJブースでノブがDJ中。後ろには石毛が控え、誠治は飲み物を運ぶという、the telephonesの仲の良さを改めてうかがわせる。ちなみに涼平は体調不良で来るのを断念したらしい。
意外にもおとなしめのエロクトロニカをかけ続けるという、しっかりしたDJっぷりを見せたが、これは石毛のサポートがあってこそだろう。
しかし終盤は「Love&DISCO」を筆頭に、来月発売のアルバムからの「Hyper Jump!!」とthe telephonesの曲を連発し、ノブはビール一気飲みという体を張ったパフォーマンスも見せる。そこに元Czecho No Republicのメンバーであり、現在はバンドのジャケットを手掛けるなどアート方面で活躍する吉田アディムが駆けつけると、石毛とともに3人で「Monkey Discoooooo」をDJ卓の前で踊りまくり、3人で何度もビールを一気飲み。石毛はマイクで歌いながら観客を煽る。するとノブが、
「本当は今ので最後だったんだけど、もう1曲かけていいって言われたんで…やっぱりチェコに花を添えたいじゃん!」
とすでにかなり酔っ払ってる様子で、最後に「urban disco」を投下し、
「Czecho No Republic!」
と紹介すると、ステージにメンバーが登場。「Call Her」から定番曲を連発していくが、冒頭からボーカル&ベースの武井優心はさわやかな声で歌い、砂川一黄と八木類のギター2人とキーボードのタカハシマイもコーラスで曲を彩る。メンバー5人中4人が歌えるバンドもそうはいないが、それぞれ声質が全く違うだけに、声が重なると美しく感じる。
その違う声質のうち、ハイトーンな武井とは真逆の脱力感のある八木がメインボーカルの「絵本の庭」も演奏されると、武井がついにAXでライブをできるようになった喜びを語り、先ほどちょっとだけドリンクでバイトしていたことを明かす。そして7月にアルバムがでることを告知し、そのアルバムに収録される新曲「No Way」を披露。割とノリが良いと言えるキャッチーな曲で、初めて聴いたにも関わらず客席からはたくさんの腕が上がっていた。
前半の流れからもわかるように、この日はこれまでの定番曲+7月に出るアルバムからの新曲という選曲だった。よって他にも様々な新曲が演奏され、タイトル通りに華やかなイメージの「Amazing Parade」では、これまでにもキーボード、ギター、グロッケン、スネアドラム、そしてコーラスとマルチプレイヤーとしてもはやバンドの象徴と言ってもいい存在となったタカハシマイがトランペットを吹くというさらなる進化を見せる。
「Clap Your Hands」はリキッドルームでも披露されたが、次に演奏された「DANCE」に連なるような、キーボードのメロディが少し不穏な空気も感じさせるダンスナンバー。その「DANCE」では間奏でメンバー全員によるセッションのようなアレンジが加わる。
「リキッドルームで八木ちゃんが歌った、そして波紋をよんだ」
と武井が紹介した「JOB!」は、八木が
「仕事を辞めた喜びで作った曲」
で、ツービートのパンクさを感じる曲。八木ボーカル曲はミドル~スローな曲が多いイメージなだけに、ライブでアクセントになりそう。
その「JOB!」を終えると、砂川と山崎がいったんステージを去り、いきなりDJブースに砂川が出現。
「この前、正太郎(ドラム)が練習にまるまる来なくて。遅刻はしょっちゅうあったんだけど、これはもう罰が必要だろうと。それで丸刈りにしようってなったんだけど、今日のチケットを100枚手売りしたら丸刈り回避ってことになってたんだけど…何枚売れたんだっけ?」
と武井が聞くと、正太郎がDJブースに現れ、
「8枚です(笑)」
と答え、丸刈りが決定。DJブースの前に正太郎が座り、「髪を刈るのは人生で初めて」という砂川の手によってみるみるうちにこれまでのトレードマークともいえる長髪が丸刈りになっていく。ちなみに丸刈りの姿は、「イチローを追ってメジャーリーグに挑戦した男」こと川崎宗則に似てる気がする。
終えると客席の真ん中を正太郎と砂川が通ってステージに戻る、ウォークオブデスから、
「正太郎、もうこのままいっちゃえ!」
と、すぐさま演奏再開。ライブで聴くといつも思うのだが、「MUSIC」の
「天国が あるかないかなんて
考えた ことはないけど
もしかして ここがそうかなって
鼻歌交じり 時々思うよ」
という歌詞はまさに「今、この瞬間」を強く感じさせる。
そして代表曲「ダイナソー」からラストはちょっと意外な「ハッピーメリー」で終了。
アンコールでは八木と砂川がDJブース前に登場し、他の3人はステージに立ち、二手にわかれてボールを投げ込む。このボールをゲットすると、来るべきアルバムの先行試聴会に参加できるのだが、ゲットすることはできず。
そして八木が作曲し、タカハシマイが歌う「Poppy Field」とまたしても新曲を披露。まさにタカハシマイが歌うためのようなメロディが立ったポップな曲。そしてラストはおなじみの「ショートバケーション」で終了…かと思いきや、まさかのダブルアンコールに登場し、砂川ともはやヤケクソ状態の正太郎が拍手をコントロールしてから、ラストは初期の「メトロノーム」でタオルを振り回して終了。観客を背に記念写真も撮影し、Czecho No Republic最初で最後のAXライブは幕を閉じた。
結果的にワンマンになったが、こうして曲数が増えて新曲を多数演奏したことにより、アルバムの期待値が一気に上がったライブとなった。1stの「NEVERLAND」はインディーズ期の代表曲や先行シングルを収録したため、純然たる新曲はあまりなかったが、逆に今回は全て新曲。曲のクオリティ的にこの一年を代表する一枚になるかもしれない。
1.Call Her
2.ネバーランド
3.レインボー
4.絵本の庭
5.トリッパー
6.No Way (新曲)
7.Don't Cry,Forest Boy
8.Good Bye
9.Amazing Parade (新曲)
10.幽霊船
11.Clap Your Hands (新曲)
12.DANCE
13.JOB! (新曲)
-山崎正太郎公開断髪式-
14.RUN RUN TIKI BANG BANG
15.Festival
16.MUSIC
17.ダイナソー
18.ハッピーメリー
encore1
19.Field Poppy (新曲)
20.ショートバケーション
encore2
21.メトロノーム
ダイナソー
http://youtu.be/0bNNBA4Pg8s
MUSIC
http://youtu.be/1AMOiDgVMS4
そしてライブ中、元メンバーのアディム、the telephonesの石毛&ノブ、忘れらんねえよの柴田、SAKANAMONの木村など、バンドゆかりの人物達が隣でライブを見ていた。なので終わった瞬間に石毛に挨拶して握手していただく。
この前横浜アリーナでも挨拶したので、その時のことをまず伝えたら、
「あ!トイレの前で会ったよね!?」
と、まさかの覚えててもらえていた。AXがなくなってしまうが、the telephonesのライブをAXで見たことを絶対忘れないって伝えられたのも良かった。
AX最後の日まで、あと10日。数えきれないくらいライブ見ただけでなく、本当にいろんな思い出がある場所だが、また一つ忘れられない思い出が出来た。
18時過ぎにAXに入ると、すでにPA前に作られたDJブースでノブがDJ中。後ろには石毛が控え、誠治は飲み物を運ぶという、the telephonesの仲の良さを改めてうかがわせる。ちなみに涼平は体調不良で来るのを断念したらしい。
意外にもおとなしめのエロクトロニカをかけ続けるという、しっかりしたDJっぷりを見せたが、これは石毛のサポートがあってこそだろう。
しかし終盤は「Love&DISCO」を筆頭に、来月発売のアルバムからの「Hyper Jump!!」とthe telephonesの曲を連発し、ノブはビール一気飲みという体を張ったパフォーマンスも見せる。そこに元Czecho No Republicのメンバーであり、現在はバンドのジャケットを手掛けるなどアート方面で活躍する吉田アディムが駆けつけると、石毛とともに3人で「Monkey Discoooooo」をDJ卓の前で踊りまくり、3人で何度もビールを一気飲み。石毛はマイクで歌いながら観客を煽る。するとノブが、
「本当は今ので最後だったんだけど、もう1曲かけていいって言われたんで…やっぱりチェコに花を添えたいじゃん!」
とすでにかなり酔っ払ってる様子で、最後に「urban disco」を投下し、
「Czecho No Republic!」
と紹介すると、ステージにメンバーが登場。「Call Her」から定番曲を連発していくが、冒頭からボーカル&ベースの武井優心はさわやかな声で歌い、砂川一黄と八木類のギター2人とキーボードのタカハシマイもコーラスで曲を彩る。メンバー5人中4人が歌えるバンドもそうはいないが、それぞれ声質が全く違うだけに、声が重なると美しく感じる。
その違う声質のうち、ハイトーンな武井とは真逆の脱力感のある八木がメインボーカルの「絵本の庭」も演奏されると、武井がついにAXでライブをできるようになった喜びを語り、先ほどちょっとだけドリンクでバイトしていたことを明かす。そして7月にアルバムがでることを告知し、そのアルバムに収録される新曲「No Way」を披露。割とノリが良いと言えるキャッチーな曲で、初めて聴いたにも関わらず客席からはたくさんの腕が上がっていた。
前半の流れからもわかるように、この日はこれまでの定番曲+7月に出るアルバムからの新曲という選曲だった。よって他にも様々な新曲が演奏され、タイトル通りに華やかなイメージの「Amazing Parade」では、これまでにもキーボード、ギター、グロッケン、スネアドラム、そしてコーラスとマルチプレイヤーとしてもはやバンドの象徴と言ってもいい存在となったタカハシマイがトランペットを吹くというさらなる進化を見せる。
「Clap Your Hands」はリキッドルームでも披露されたが、次に演奏された「DANCE」に連なるような、キーボードのメロディが少し不穏な空気も感じさせるダンスナンバー。その「DANCE」では間奏でメンバー全員によるセッションのようなアレンジが加わる。
「リキッドルームで八木ちゃんが歌った、そして波紋をよんだ」
と武井が紹介した「JOB!」は、八木が
「仕事を辞めた喜びで作った曲」
で、ツービートのパンクさを感じる曲。八木ボーカル曲はミドル~スローな曲が多いイメージなだけに、ライブでアクセントになりそう。
その「JOB!」を終えると、砂川と山崎がいったんステージを去り、いきなりDJブースに砂川が出現。
「この前、正太郎(ドラム)が練習にまるまる来なくて。遅刻はしょっちゅうあったんだけど、これはもう罰が必要だろうと。それで丸刈りにしようってなったんだけど、今日のチケットを100枚手売りしたら丸刈り回避ってことになってたんだけど…何枚売れたんだっけ?」
と武井が聞くと、正太郎がDJブースに現れ、
「8枚です(笑)」
と答え、丸刈りが決定。DJブースの前に正太郎が座り、「髪を刈るのは人生で初めて」という砂川の手によってみるみるうちにこれまでのトレードマークともいえる長髪が丸刈りになっていく。ちなみに丸刈りの姿は、「イチローを追ってメジャーリーグに挑戦した男」こと川崎宗則に似てる気がする。
終えると客席の真ん中を正太郎と砂川が通ってステージに戻る、ウォークオブデスから、
「正太郎、もうこのままいっちゃえ!」
と、すぐさま演奏再開。ライブで聴くといつも思うのだが、「MUSIC」の
「天国が あるかないかなんて
考えた ことはないけど
もしかして ここがそうかなって
鼻歌交じり 時々思うよ」
という歌詞はまさに「今、この瞬間」を強く感じさせる。
そして代表曲「ダイナソー」からラストはちょっと意外な「ハッピーメリー」で終了。
アンコールでは八木と砂川がDJブース前に登場し、他の3人はステージに立ち、二手にわかれてボールを投げ込む。このボールをゲットすると、来るべきアルバムの先行試聴会に参加できるのだが、ゲットすることはできず。
そして八木が作曲し、タカハシマイが歌う「Poppy Field」とまたしても新曲を披露。まさにタカハシマイが歌うためのようなメロディが立ったポップな曲。そしてラストはおなじみの「ショートバケーション」で終了…かと思いきや、まさかのダブルアンコールに登場し、砂川ともはやヤケクソ状態の正太郎が拍手をコントロールしてから、ラストは初期の「メトロノーム」でタオルを振り回して終了。観客を背に記念写真も撮影し、Czecho No Republic最初で最後のAXライブは幕を閉じた。
結果的にワンマンになったが、こうして曲数が増えて新曲を多数演奏したことにより、アルバムの期待値が一気に上がったライブとなった。1stの「NEVERLAND」はインディーズ期の代表曲や先行シングルを収録したため、純然たる新曲はあまりなかったが、逆に今回は全て新曲。曲のクオリティ的にこの一年を代表する一枚になるかもしれない。
1.Call Her
2.ネバーランド
3.レインボー
4.絵本の庭
5.トリッパー
6.No Way (新曲)
7.Don't Cry,Forest Boy
8.Good Bye
9.Amazing Parade (新曲)
10.幽霊船
11.Clap Your Hands (新曲)
12.DANCE
13.JOB! (新曲)
-山崎正太郎公開断髪式-
14.RUN RUN TIKI BANG BANG
15.Festival
16.MUSIC
17.ダイナソー
18.ハッピーメリー
encore1
19.Field Poppy (新曲)
20.ショートバケーション
encore2
21.メトロノーム
ダイナソー
http://youtu.be/0bNNBA4Pg8s
MUSIC
http://youtu.be/1AMOiDgVMS4
そしてライブ中、元メンバーのアディム、the telephonesの石毛&ノブ、忘れらんねえよの柴田、SAKANAMONの木村など、バンドゆかりの人物達が隣でライブを見ていた。なので終わった瞬間に石毛に挨拶して握手していただく。
この前横浜アリーナでも挨拶したので、その時のことをまず伝えたら、
「あ!トイレの前で会ったよね!?」
と、まさかの覚えててもらえていた。AXがなくなってしまうが、the telephonesのライブをAXで見たことを絶対忘れないって伝えられたのも良かった。
AX最後の日まで、あと10日。数えきれないくらいライブ見ただけでなく、本当にいろんな思い出がある場所だが、また一つ忘れられない思い出が出来た。
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