YANKEE(米津玄師)、2度目のライブを見た! Bookmark vol.41 @渋谷eggman
- 2014/05/14
- 12:05
渋谷eggmanはそんなに広いライブハウスではないが、それでもこの出演者の並びでソールドアウトするようなとこでもない。5/8の19時頃までは。
先週O-Crestで突如としてライブを行った、YANKEEという新人バンド。そのボーカルが米津玄師であるということが判明した途端、YANKEEが次に出演する予定のこの日のライブのチケットはソールドアウトした。
今回は他の出演バンドは全く知らず、初見にして初聴き。
トップバッターのストロボサイダーは女子ツインボーカルのパワフルなメロディックパンクバンド。かなり若そうだが、8月にはここでワンマンをやるとのこと。
2番手のFRET NORANはいかにも上手そうな出で立ちの4人組で、バラードからミクスチャーまで軽々と乗りこなし、やっぱり上手い。
そして、今日は3番手でYANKEEが登場。編成は前回と変わらず。前回予想以上に暑かった反省からか、米津玄師はニット地の服を腕まくりしている。
前回同様に「diorama」の「街」からスタート。前回は初めて聴けたことに放心状態だったが、じっくり聴くと、特にギターはまだライブ向けにアレンジする余地がありそうな気もする。そもそもがライブを想定せずに作った作品なので仕方ないところではあるかもしれないが。
ギターがMCのタイミングを間違えるという微笑ましいアクシデントもありつつ、「百鬼夜行」「ホラ吹き猫野郎」と前回も演奏した「YANKEE」の曲が続けて演奏されたが、固唾を飲んで見守るといった様相の前回よりも観客が素直に曲に反応していた感じ。和のテイストを感じる踊れる曲なだけに、ライブを重ねていけば客席の様子も変わっていくのだろうか。やはり「街」よりはこの2曲のほうが再現性が高いのは変わらずだが。
「先週とやる曲一緒かもしれないな」とも思った矢先に、優しく叩かれたドラムのイントロから始まったのは、「diorama」収録の美しくも儚いバラード「乾涸びたバスひとつ」。
「何でもないような秘密をつくって
二人は共犯者になって
とても深くまで落ちたこと
口を開いてしまったこと」
という歌詞が普段、普通に生活しているだけで後ろめたさ、罪悪感を感じてしまうことのある我々の心を浄化してくれるような曲。米津玄師は最後のサビで歌詞が飛んでしまうところもあった。でも、この曲がこうしてライブで聴けて本当に幸せだった。
「前のほうの人は気づいてると思いますが…汗ダクです(笑)
えー、次で最後の曲になります」
と米津玄師が言うと、
「えー!?」
という声が上がり、
「いやいや、そういうのいいですから!」
と照れながら言うあたり、おそらくこういうやり取りも初めてなのだろう。
そしてラストは「WOODEN DOLL」。高音がキツそうに感じるところもあったが、まだライブ自体が2回目。米津玄師がツイッターで言っていたように、「まだ肉体が楽曲に追いつく」ための過程的な状態。この日の他の出演バンドはみんな、「ライブで楽曲を育てていく」という従来のロックバンドとしての手法で活動しているだけに、CDで聴くよりもライブで見たほうが真価を発揮できる人達である。
逆に米津玄師は、「再現性」という言葉を再三使ったように、ライブをCDに近づけていく段階。しかし、ライブを重ねていけば、いつかライブが楽曲を超える日が必ずくる。その時に楽曲を愛する人達の前にはどんな光景が見えるのだろうか。
1.街
2.百鬼夜行
3.ホラ吹き猫野郎
4.乾涸びたバスひとつ
5.WOODEN DOLL
そのあとの4番手はボーカル、ギター、ベースが振り付けをしながら演奏する札幌ダンスロックバンド、2gMONKEYZ。ボーカルの異常なほどのハイテンションでほぼ初見の人ばかりのでも完全に引き込んでいた。ちなみに「写真撮ってくれ!」とボーカルの人が言ってきたので、写真を撮らせてもらった。
5番手のストライクは、全員がスーツにサングラスという、見るからにロックンロールなバンド。この日の出演者の中ではかなり年上であろう感じだったが、経験豊富なバンドならではの演奏と面白いMCで熱くも暖かい空気に。
トリはPUSH。ONE OK ROCKの影響を感じさせる4人組で、やはり演奏は上手く、ボーカルの声量や歌唱力も大したもの。タワレコからアルバムを出しているのは伊達ではない。しかしながらやはり時間も遅くなったので、1番見ている人が少なかったのは残念だった。
そしてYANKEEは次回は6月にもライブが予定されている。もしかしたらワンマン前はそこが最後になるかもしれないが、前回4曲、今回はそこに1曲加えた5曲なだけに、やはりもっとたくさんの曲を聴きたい。「vivi」「恋と病熱」「アイネクライネ」「花に嵐」…あげればキリがないが、ワンマンは本当に行きたいなぁ…。



先週O-Crestで突如としてライブを行った、YANKEEという新人バンド。そのボーカルが米津玄師であるということが判明した途端、YANKEEが次に出演する予定のこの日のライブのチケットはソールドアウトした。
今回は他の出演バンドは全く知らず、初見にして初聴き。
トップバッターのストロボサイダーは女子ツインボーカルのパワフルなメロディックパンクバンド。かなり若そうだが、8月にはここでワンマンをやるとのこと。
2番手のFRET NORANはいかにも上手そうな出で立ちの4人組で、バラードからミクスチャーまで軽々と乗りこなし、やっぱり上手い。
そして、今日は3番手でYANKEEが登場。編成は前回と変わらず。前回予想以上に暑かった反省からか、米津玄師はニット地の服を腕まくりしている。
前回同様に「diorama」の「街」からスタート。前回は初めて聴けたことに放心状態だったが、じっくり聴くと、特にギターはまだライブ向けにアレンジする余地がありそうな気もする。そもそもがライブを想定せずに作った作品なので仕方ないところではあるかもしれないが。
ギターがMCのタイミングを間違えるという微笑ましいアクシデントもありつつ、「百鬼夜行」「ホラ吹き猫野郎」と前回も演奏した「YANKEE」の曲が続けて演奏されたが、固唾を飲んで見守るといった様相の前回よりも観客が素直に曲に反応していた感じ。和のテイストを感じる踊れる曲なだけに、ライブを重ねていけば客席の様子も変わっていくのだろうか。やはり「街」よりはこの2曲のほうが再現性が高いのは変わらずだが。
「先週とやる曲一緒かもしれないな」とも思った矢先に、優しく叩かれたドラムのイントロから始まったのは、「diorama」収録の美しくも儚いバラード「乾涸びたバスひとつ」。
「何でもないような秘密をつくって
二人は共犯者になって
とても深くまで落ちたこと
口を開いてしまったこと」
という歌詞が普段、普通に生活しているだけで後ろめたさ、罪悪感を感じてしまうことのある我々の心を浄化してくれるような曲。米津玄師は最後のサビで歌詞が飛んでしまうところもあった。でも、この曲がこうしてライブで聴けて本当に幸せだった。
「前のほうの人は気づいてると思いますが…汗ダクです(笑)
えー、次で最後の曲になります」
と米津玄師が言うと、
「えー!?」
という声が上がり、
「いやいや、そういうのいいですから!」
と照れながら言うあたり、おそらくこういうやり取りも初めてなのだろう。
そしてラストは「WOODEN DOLL」。高音がキツそうに感じるところもあったが、まだライブ自体が2回目。米津玄師がツイッターで言っていたように、「まだ肉体が楽曲に追いつく」ための過程的な状態。この日の他の出演バンドはみんな、「ライブで楽曲を育てていく」という従来のロックバンドとしての手法で活動しているだけに、CDで聴くよりもライブで見たほうが真価を発揮できる人達である。
逆に米津玄師は、「再現性」という言葉を再三使ったように、ライブをCDに近づけていく段階。しかし、ライブを重ねていけば、いつかライブが楽曲を超える日が必ずくる。その時に楽曲を愛する人達の前にはどんな光景が見えるのだろうか。
1.街
2.百鬼夜行
3.ホラ吹き猫野郎
4.乾涸びたバスひとつ
5.WOODEN DOLL
そのあとの4番手はボーカル、ギター、ベースが振り付けをしながら演奏する札幌ダンスロックバンド、2gMONKEYZ。ボーカルの異常なほどのハイテンションでほぼ初見の人ばかりのでも完全に引き込んでいた。ちなみに「写真撮ってくれ!」とボーカルの人が言ってきたので、写真を撮らせてもらった。
5番手のストライクは、全員がスーツにサングラスという、見るからにロックンロールなバンド。この日の出演者の中ではかなり年上であろう感じだったが、経験豊富なバンドならではの演奏と面白いMCで熱くも暖かい空気に。
トリはPUSH。ONE OK ROCKの影響を感じさせる4人組で、やはり演奏は上手く、ボーカルの声量や歌唱力も大したもの。タワレコからアルバムを出しているのは伊達ではない。しかしながらやはり時間も遅くなったので、1番見ている人が少なかったのは残念だった。
そしてYANKEEは次回は6月にもライブが予定されている。もしかしたらワンマン前はそこが最後になるかもしれないが、前回4曲、今回はそこに1曲加えた5曲なだけに、やはりもっとたくさんの曲を聴きたい。「vivi」「恋と病熱」「アイネクライネ」「花に嵐」…あげればキリがないが、ワンマンは本当に行きたいなぁ…。



KANA-BOON KANA-BOONのご当地グルメワンマンツアー @新木場STUDIO COAST 5/17 ホーム
[Alexandros] We Don't Learn Anything Tour 2013-2014 @Zepp Tokyo 5/9