EX THEATER OPENING SERIES 2014 NEW YEAR PREMIUM "GO LIVE VOL.1" 出演:RHYMESTER / Base Ball Bear @EX THEATER ROPPONGI 1/16
- 2014/01/21
- 19:20
一日挟んでの六本木。今日も新年のオープニングシリーズということで、今日はRHYMESTERとBase Ball Bearという、ヒップホップとギターロックの異種格闘技戦だが、この両者はBase Ball Bearの「THE CUT」でコラボしており、今回は完全にそこを狙ったブッキングであると思われる。ただすでにCDJでこのコラボを見ているだけに、新鮮味はあまりないが、もしかしたら今回で最後のコラボになるかもしれない可能性があるという意味ではやはり貴重な機会。
ただ、おととい同様に平日であるということからか、両者の動員力を考えると若干客席は空き気味。
・RHYMESTER
先攻はRHYMESTER。ちゃんとライブ見るのは実に久しぶりだが、リリースしてきたアルバムが傑作ばかりなので、見れるのを楽しみにしていた。
19時ちょうどに会場が暗転し、まずはDJ JINが登場すると、
「ようこそ!EXシアター!ザ・キングオブステージ!」
と挨拶をかましてからビートを鳴らし始め、宇多丸とMummy-DのMC2人も登場。傑作最新アルバム「ダーティーサイエンス」からの「ゆめのしま」「スクリーム」でいきなり凄まじいフロウをお見舞いし、音源よりもライブのほうがはるかにカッコいいという、キングオブステージぶりを遺憾なく発揮。
自己紹介ですら韻を踏みまくりのヒップホップ魂を見せるMCが始まると、宇多丸がDJ JINの役割を説明しながら、解散した某人気3人組グループの、笑顔で手を振っているだけのDJの人に、
「まぁそういうことをやってる人もいますけどね、彼は実はすごいスキルを持っていて、あえてああいうことをしていると。だから別にこれはディスっているわけではない(笑)」
Mummy-D「誰のこと言ってんの?(笑)」
宇多丸「ケミカル、ケミカル」
と、最後には個人名まで出して、DJ賛歌の「Deejay Deejay」へ。
「この2組の対バンって意外かもしれないけど、まぁコラボ曲もやったりしたけど、ベボベは青春の、爽やかな感じでポップに聞こえますけど、実はこいちゃんの歌詞はめちゃくちゃ毒がありますからね。もうこいちゃんは俺のこと呼び捨てにしてるけど(笑)
そんな曲が我々にもあります。爽やかにしないとこういう曲になると」
と、ダークな歌詞とサウンドの「H.E.E.L」、Mummy-Dが風邪を引いて熱があるということで、宇多丸がMummy-Dに対して歌い始め、DJ JINの
「元気ですかー!」
の叫びが響く「ほとんどビョーキ」と、徐々にイルな方向へ。
「旅の途中で車から見える景色を歌った」
という「グラキャビ」、新年一発目のライブにふさわしい曲「It's A New Day」とメロウになっていき、
宇多丸「まぁコラボ曲とかもあるんでね。それをみなさん聞きたいと思いますけど…あれ?そうでもない?別に俺たちはライブ終わったら早く帰るのもやぶさかではないんだけど(笑)
まぁやろっかな?やらないかな?」
Mummy-D「いっつもそう言いながらやるじゃん(笑)」
宇多丸「まぁたまにはやらないという勇気も見せようかなと…」
と最後までさすがの笑わせるMCをしてから、「The Choice Is Yours」。
「今日ここをチョイスしたみなさんは正しい!」
と宇多丸が曲中に挟む圧巻のステージ。もう本当にさすがだ。キングオブステージの称号は伊達じゃない。
1.ゆめのしま
2.スクリーム
3.Deejay Deejay
4.H.E.E.L
5.ほとんどビョーキ
6.グラキャビ
7.It's A New Day
8.The Choice Is Yours
http://youtu.be/OmjJWUM8VcA
The Choice Is Yours / RHYMESTER
・Base Ball Bear
短い転換のあとにBase Ball Bear登場。おとといもそうだったが、平日で時間が遅くなりがちなので、転換が早いのは非常にありがたい。
メンバーが揃うと、堀之内のまわりに集まる「堀之内会議」をしてから、CDJ同様に「short hair」でスタート。基本的にこのバンドはフェスやイベントではターム毎にセトリを固定する傾向があるので、「祭りのあと」までは、やっぱりCDJと同じセトリかなーと思っていたのだが、
「僕ら結構MCでしゃべるバンドなんですけど、今日はさっきの宇多さんのMCに反論したいことがいろいろあるにも関わらず、曲をたくさんやるセトリを組んできてしまったと(笑)
でも宇多さんがねー、なんか僕の歌詞に毒がある、みたいなことを言ってましたけどね、僕は人類の平和しか願ってませんから(笑)
僕の歌詞のテーマは、愛と絆と翼ですから(笑)
次の曲もそんなテーマの、転校生を歌った曲です」
という小出のMCを経ての「Transfer Girl」はCDJではやらなかったので、嬉しい裏切り。さらに最新シングル「ファンファーレがきこえる」とカップリングの「senkou_hanabi」を続けるあたりも曲をガンガンやるセトリならではの展開か。
ダンス湯浅将平を挟んだ「十字架 You and I」からは、MC通りにほとんど間をおかずにラストスパート。「LOVE MATHEMATICS」では「1,2,3,4,5」のコール&レスポンスを巻き起こし、ラストは「GIRL FRIEND」と突っ走って終了。
当然のようにアンコール待ちをしていると、
「いやー、このくらいじゃ出て行けないなぁ」
「これの3倍は欲しいね」
という小出と宇多丸の影アナによって必要以上の歓声に迎えられて、バンドセットとDJ卓が用意されたステージに7人が登場。さぁ「The Cut」の披露か、と思いきや、
「まぁコラボ曲もやりますけどね、それだけじゃ予定調和過ぎるんで。かと言って新曲を作るのもカロリーが高すぎる(笑)」
という宇多丸のフリから、なんとベボベの「歌ってるんだBaby」とライムスの「そしてまた歩き出す」のマッシュアップ曲「そしてまた歌ってるんだBaby」を披露。マッシュアップではあるが、完全にRHYMESTERがベボベに乗っかってる感じで、このあたりはさすがのキャリアとテクニックである。
そして間をおかずに「The Cut」を披露。CDJの時は慣れていなかったらしく、今日はあきらかにその時より化学反応が起きており、客席もお祭り騒ぎというレベルの盛り上がりぶりを見せた。
これで終わりかな?と思ったが、宇多丸が、
「これで終わってもいいんですけど…まだ聞きたいですか?じゃあ、さっき愛と絆と翼をテーマにしているというこいちゃんがそれとならんで声に出したい日本語の…それにしても、翼ってひどいね(笑)他の二つと並列にならないでしょ(笑)
そんなこいちゃんが声を大にして言いたい日本語のRHYMESTERの曲を、Base Ball Bearバージョンで!こいちゃん、タイトルを声を大にして!」
と小出に振り、小出が、
「余計なお世話だバカヤロウ!」
と言うと、ベボベが演奏で参加し、関根が「お前もな!」のコーラスを担当し、ライムスの2人が湯浅にも「バカヤロウ!」と言わせ、小出も2人と一緒にサビを歌うというスペシャルバージョンでの「余計なお世話だバカヤロウ」を演奏。まさに一夜限りのスペシャルセッションを、こちらの予想をはるかに上回るサービス精神でやり切った両者に温かく大きな拍手が包み、最高の夜は幕を閉じた。
1.short hair
2.PERFECT BLUE
3.祭りのあと
4.Transfer Girl
5.ファンファーレがきこえる
6.senkou_hanabi
7.十字架 You and I
8.LOVE MATHEMATICS
9.GIRL FRIEND
encore
10.そしてまた歌ってるんだBaby
11.The Cut
12.余計なお世話だバカヤロウ
http://youtu.be/gBpRAdF0sQc
senkou_hanabi / Base Ball Bear
ロックバンド目線としての異種格闘技戦と言うと、とかくヒップホップなどの非バンド形態のアーティストとの共演になるが、やはりこういうライブは面白いし、非常に新鮮。互いのファンにも間違いなくいい刺激になったはずなので、一夜限りと言わず、是非またやってほしい!
http://youtu.be/_gzOzwaRA2E
The Cut / Base Ball Bear × RHYMESTER
ただ、おととい同様に平日であるということからか、両者の動員力を考えると若干客席は空き気味。
・RHYMESTER
先攻はRHYMESTER。ちゃんとライブ見るのは実に久しぶりだが、リリースしてきたアルバムが傑作ばかりなので、見れるのを楽しみにしていた。
19時ちょうどに会場が暗転し、まずはDJ JINが登場すると、
「ようこそ!EXシアター!ザ・キングオブステージ!」
と挨拶をかましてからビートを鳴らし始め、宇多丸とMummy-DのMC2人も登場。傑作最新アルバム「ダーティーサイエンス」からの「ゆめのしま」「スクリーム」でいきなり凄まじいフロウをお見舞いし、音源よりもライブのほうがはるかにカッコいいという、キングオブステージぶりを遺憾なく発揮。
自己紹介ですら韻を踏みまくりのヒップホップ魂を見せるMCが始まると、宇多丸がDJ JINの役割を説明しながら、解散した某人気3人組グループの、笑顔で手を振っているだけのDJの人に、
「まぁそういうことをやってる人もいますけどね、彼は実はすごいスキルを持っていて、あえてああいうことをしていると。だから別にこれはディスっているわけではない(笑)」
Mummy-D「誰のこと言ってんの?(笑)」
宇多丸「ケミカル、ケミカル」
と、最後には個人名まで出して、DJ賛歌の「Deejay Deejay」へ。
「この2組の対バンって意外かもしれないけど、まぁコラボ曲もやったりしたけど、ベボベは青春の、爽やかな感じでポップに聞こえますけど、実はこいちゃんの歌詞はめちゃくちゃ毒がありますからね。もうこいちゃんは俺のこと呼び捨てにしてるけど(笑)
そんな曲が我々にもあります。爽やかにしないとこういう曲になると」
と、ダークな歌詞とサウンドの「H.E.E.L」、Mummy-Dが風邪を引いて熱があるということで、宇多丸がMummy-Dに対して歌い始め、DJ JINの
「元気ですかー!」
の叫びが響く「ほとんどビョーキ」と、徐々にイルな方向へ。
「旅の途中で車から見える景色を歌った」
という「グラキャビ」、新年一発目のライブにふさわしい曲「It's A New Day」とメロウになっていき、
宇多丸「まぁコラボ曲とかもあるんでね。それをみなさん聞きたいと思いますけど…あれ?そうでもない?別に俺たちはライブ終わったら早く帰るのもやぶさかではないんだけど(笑)
まぁやろっかな?やらないかな?」
Mummy-D「いっつもそう言いながらやるじゃん(笑)」
宇多丸「まぁたまにはやらないという勇気も見せようかなと…」
と最後までさすがの笑わせるMCをしてから、「The Choice Is Yours」。
「今日ここをチョイスしたみなさんは正しい!」
と宇多丸が曲中に挟む圧巻のステージ。もう本当にさすがだ。キングオブステージの称号は伊達じゃない。
1.ゆめのしま
2.スクリーム
3.Deejay Deejay
4.H.E.E.L
5.ほとんどビョーキ
6.グラキャビ
7.It's A New Day
8.The Choice Is Yours
http://youtu.be/OmjJWUM8VcA
The Choice Is Yours / RHYMESTER
・Base Ball Bear
短い転換のあとにBase Ball Bear登場。おとといもそうだったが、平日で時間が遅くなりがちなので、転換が早いのは非常にありがたい。
メンバーが揃うと、堀之内のまわりに集まる「堀之内会議」をしてから、CDJ同様に「short hair」でスタート。基本的にこのバンドはフェスやイベントではターム毎にセトリを固定する傾向があるので、「祭りのあと」までは、やっぱりCDJと同じセトリかなーと思っていたのだが、
「僕ら結構MCでしゃべるバンドなんですけど、今日はさっきの宇多さんのMCに反論したいことがいろいろあるにも関わらず、曲をたくさんやるセトリを組んできてしまったと(笑)
でも宇多さんがねー、なんか僕の歌詞に毒がある、みたいなことを言ってましたけどね、僕は人類の平和しか願ってませんから(笑)
僕の歌詞のテーマは、愛と絆と翼ですから(笑)
次の曲もそんなテーマの、転校生を歌った曲です」
という小出のMCを経ての「Transfer Girl」はCDJではやらなかったので、嬉しい裏切り。さらに最新シングル「ファンファーレがきこえる」とカップリングの「senkou_hanabi」を続けるあたりも曲をガンガンやるセトリならではの展開か。
ダンス湯浅将平を挟んだ「十字架 You and I」からは、MC通りにほとんど間をおかずにラストスパート。「LOVE MATHEMATICS」では「1,2,3,4,5」のコール&レスポンスを巻き起こし、ラストは「GIRL FRIEND」と突っ走って終了。
当然のようにアンコール待ちをしていると、
「いやー、このくらいじゃ出て行けないなぁ」
「これの3倍は欲しいね」
という小出と宇多丸の影アナによって必要以上の歓声に迎えられて、バンドセットとDJ卓が用意されたステージに7人が登場。さぁ「The Cut」の披露か、と思いきや、
「まぁコラボ曲もやりますけどね、それだけじゃ予定調和過ぎるんで。かと言って新曲を作るのもカロリーが高すぎる(笑)」
という宇多丸のフリから、なんとベボベの「歌ってるんだBaby」とライムスの「そしてまた歩き出す」のマッシュアップ曲「そしてまた歌ってるんだBaby」を披露。マッシュアップではあるが、完全にRHYMESTERがベボベに乗っかってる感じで、このあたりはさすがのキャリアとテクニックである。
そして間をおかずに「The Cut」を披露。CDJの時は慣れていなかったらしく、今日はあきらかにその時より化学反応が起きており、客席もお祭り騒ぎというレベルの盛り上がりぶりを見せた。
これで終わりかな?と思ったが、宇多丸が、
「これで終わってもいいんですけど…まだ聞きたいですか?じゃあ、さっき愛と絆と翼をテーマにしているというこいちゃんがそれとならんで声に出したい日本語の…それにしても、翼ってひどいね(笑)他の二つと並列にならないでしょ(笑)
そんなこいちゃんが声を大にして言いたい日本語のRHYMESTERの曲を、Base Ball Bearバージョンで!こいちゃん、タイトルを声を大にして!」
と小出に振り、小出が、
「余計なお世話だバカヤロウ!」
と言うと、ベボベが演奏で参加し、関根が「お前もな!」のコーラスを担当し、ライムスの2人が湯浅にも「バカヤロウ!」と言わせ、小出も2人と一緒にサビを歌うというスペシャルバージョンでの「余計なお世話だバカヤロウ」を演奏。まさに一夜限りのスペシャルセッションを、こちらの予想をはるかに上回るサービス精神でやり切った両者に温かく大きな拍手が包み、最高の夜は幕を閉じた。
1.short hair
2.PERFECT BLUE
3.祭りのあと
4.Transfer Girl
5.ファンファーレがきこえる
6.senkou_hanabi
7.十字架 You and I
8.LOVE MATHEMATICS
9.GIRL FRIEND
encore
10.そしてまた歌ってるんだBaby
11.The Cut
12.余計なお世話だバカヤロウ
http://youtu.be/gBpRAdF0sQc
senkou_hanabi / Base Ball Bear
ロックバンド目線としての異種格闘技戦と言うと、とかくヒップホップなどの非バンド形態のアーティストとの共演になるが、やはりこういうライブは面白いし、非常に新鮮。互いのファンにも間違いなくいい刺激になったはずなので、一夜限りと言わず、是非またやってほしい!
http://youtu.be/_gzOzwaRA2E
The Cut / Base Ball Bear × RHYMESTER
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EX THEATER OPENING SERIES 2014 NEW YEAR PREMIUM "GO LIVE VOL.1" 出演:OKAMOT'S / グッドモーニングアメリカ / The Mirraz @EX THEATER ROPPONGI 1/14