魔法少女になり隊 ワンマンツアー2017 ~メロディア王国にさよならバイバイ ワタシはみんなと旅に出る~ @TSUTAYA O-WEST 1/29
- 2017/01/29
- 23:22
ロッキンオン主催のオーディション、RO69 JACKで優勝してROCK IN JAPANへ出演して以降、メジャーデビューを果たしてシングルリリースを重ね、着実に経験値を稼いでロックシーンでの存在感を増すというストーリーを進めてきた、RPG型ロックバンド、魔法少女になり隊。
今年3枚目のシングル「革命のマスク」をリリースし、そのリリースツアーファイナルとなるこの日の渋谷O-WESTでのワンマンはソールドアウトと、いよいよ目に見える形でバンドのレベルがアップしてきた。
フェスなどでの持ち時間が短いライブでも映像を使ってバンドの設定や世界観を100%提示しているが、ステージ背面には巨大スクリーンが設置され、「魔法少女になり隊」というバンドのロゴが映し出されている。しかしながら男性(しかもヒステリックパニックやANGRY FROG REBIRTHといったラウドバンドのTシャツを着た猛者が多い)比率の高さにより、満員の客席は始まる前から暑いし熱い。
18時を少し過ぎたあたりで場内が暗転すると、スクリーンには昔の初期型ゲームボーイのRPGゲーム(っていうか、ライブタイトルからして初期のポケモン)を彷彿とさせる、セピア色の映像が始まり、妖精のキャラクターのgari(VJ&ボーカル)がライブの幕開けを告げる。
するとサポートベーシストを含めた実体のメンバーたちがステージに現れ、最後に魔女の呪いにかけられて喋ることはできないが、ステージに立つと歌うことはできる金髪の火寺バジルが登場。(このバンドはその火寺バジルの呪いを解くためにハピネスを集める旅をしているという設定)
昨年リリースのシングルタイトル曲「KI-RA-RI」からスタートすると、ウィ・ビトン(ギター)はスナイパーというジョブ通りに観客を撃ち抜くキャッチーなリフを連発し、女剣士の明治(ギター)は時折ステージ前に出る接近戦を仕掛けながら、ひたすらギターを振るう。唯一浮遊できる存在である妖精のgariはステージを飛び回りながらデスボイスを放ちまくり、火寺バジルはそのエフェクトという魔法をかけた歌声で場内を笑顔で満たしていく。
「火遁の術」では火寺バジルが戦国時代にタイムスリップした映像が流れるのだが、現代に帰るモチベーションが「この時代にはメロンソーダがないからメロンソーダを飲むために帰りたい」というほのぼのとしたもの。
「☆☆☆☆クエスト」では明らかに星のカービーのオマージュでしかないようなアクションゲームの映像(しかもだいたいスーパーファミコン時代くらいの画質)が流れ、ステージで演奏するメンバーの姿だけならず、スクリーンからも目が離せない。
トランス要素の強い「狂騒曲ザラキ」あたりを聴くと、アニソンを現代版にアップデートしたロックバンド、というサウンドのイメージになるが、ここまでに演奏された曲たちもポップかつキャッチーでありながらも間奏では一気にラウドに振り切ってヘドバンが発生したり、サビではモッシュとダイブの嵐になるなど、観客のノリは紛れもなくラウドバンドのそれである。(その中にサイリウムを持った観客がいるというのも面白いバランスである)
火寺バジルは喋れないので、MCはgariが担当するのだが、あくまでメンバーのチューニングなどの繋ぎ的なものであり、長々と喋ることはしないし、そもそもおそらく喋りたいこともないであろう中(基本的にほとんど間をおかずに曲を連発していくというテンポの良いライブスタイル)、最新シングルのカップリングに収録された、かつてONE PIECEのオープニングテーマとしてヒットしたFolder5の「Believe」のカバーを披露。火寺バジルとgariがイントロで独自のダンスを踊る中、完全に魔法少女になり隊ならではのサウンドでコーティングされ、間奏ではやはりラウドパートもあるが、あくまでサビのポップさはそのままで、聴いているとONE PIECEのオープニングの映像が頭の中に浮かんでくる。しかしながら2017年の現代、この曲がライブで鳴らされていて、しかもモッシュとダイブが連発しているなんてこと、当時アニメを見ていた人も、現在は結婚したボーカルのAKINAも、変声期を迎えてFolderを脱退し、今や日本きっての歌唱力を持つポップボーカリストになった三浦大知も全く想像していなかったであろう。
さらに「ハレ晴レユカイ」、「おジャ魔女カーニバル!!」と歴代のアニソンカバーを連発。「おジャ魔女カーニバル!!」ではコーラス(というか合いの手?)を観客が一体となって合唱することで凄まじい一体感を生み出すが、申し訳ないことにどちらも原曲を全く聴いたことがないだけに、このバンドがカバーしたバージョンのイメージしかないので、「Believe」と違って頭の中に浮かぶイメージは全くない。
火寺バジルとgariがパラパラのようなダンスを踊る(客席ではモッシュとダイブの中から外れて、合わせて踊る観客も多数)、トランス要素の強いダンスチューン「RE-BI-TE-TO」は言わずと知れたファイナルファンタジーシリーズの浮遊魔法だが、
「毒沼 落とし穴 バリア そのまま行けばダメージ
このスペルを叫べばすべて無敵状態なのだ」
と、ゲームでの魔法の効果を説明しつつ、サビで叫ぶタイトルへの前フリになっているという歌詞の構成力と発想力は本当に恐ろしいものがある。ファイナルファンタジーシリーズをプレイしたことがある人は全世界で何億人といるかもしれないが、「レビテト」をテーマにポップソングを作ろうと思ったことがある人は間違いなくこのバンドだけであろう。
再びgariがソールドアウトしたことを本当に喜びながら観客に対する感謝を告げるMCをする中、火寺バジルもMCに参加。しかしながら話すことができないだけに、スケッチブックに筆談という形のMCなだけに、何かと客席とはワンテンポズレてしまうのはもう仕方がない。
その火寺バジルが普段装着している×マークの入ったマスクをテーマにした「革命のマスク」は、サウンドこそラウドかつノイジーであるが、これまでのシングル曲に比べるとBPMはかなり落とした、ミドルテンポと言ってもいい曲で、これまでのゲームをテーマにしたものから一変して歌詞も素直にバンドを応援してくれる人たちへの感謝を綴ったものになっている。
つまりはもともとメロディーはポップなバンドであったが、ここにきて誰でも理解できる(さすがにザラキやレビテトはゲームをやったことがある人しかわからない)ような、普遍性を持った歌詞の曲を作るようになった。それは様々な場所でライブをしてきた経験値によってレベルが上がったからこそ作れたものだろう。
宇宙にきらめく星のような映像がポップさを際立たせる「first star」、火寺バジルが扇子を振りまくり、「祇園精舎の鐘の音」というフレーズが出てくる歌詞にも明らかなようにラウドとアニソンに「和」の要素を融合させた「ヒメサマスピリッツ」と、後半戦はバンドの持つサウンドのイメージをさらに広げるような曲を続けると、明らかにゲームの映像をパロった「テッペン伝説」、タイトルからしてマリオまんまな「MEGA DASH」というBPMが速いツービートのパンク要素の強いカップリング2曲を連発し、客席にはモッシュ、ダイブだけでなく全力で走り回るサークルまでもが出現。あまりの激しさに「MEGA DASH」の途中で離脱してしまう人すらもちらほらといたが。
そんな熱狂がピークに達したところで放たれたのが「BA・BA・BA ばけ~しょん」で、ゲームなどのデジタルな曲が多い中でリアルな世界の景色を歌ったこの曲を今年も夏フェスのステージで鳴らしているのを見たい、と思わせた。さすがにまだ曲数少ないな~と実感せざるを得ないくらいの時間(本編は1時間ちょっと)ではあったが。
アンコールで再びオープニングと同じような映像が流れてからメンバーが再登場すると、画面には重大発表の文字が。まぁツアーファイナルだから何らかの次の動きの発表はあるだろうとは思っていたし、シングルの枚数や状況から考えてもフルアルバムリリースの発表だろうと思いきや、まさかのまたしても春にシングルのリリースが決定というニュース。ということはおそらくアルバムが出る時にはカップリング曲やカバー曲は収録されないということだろう。
火寺バジルも筆談で感謝を告げるMCをすると、最後に演奏されたのは、ドラクエでセーブデータが消えた時に流れる呪いの音楽から始まる、バンドの物語の始まりを歌った「冒険の書1」。スクリーンには悪いネズミや悪いトリがモンスターとして出現して戦闘になるというドラクエまんまな映像が映し出されるのだが、そのモンスターたちを火寺バジルの魔法の歌により、悪いネズミから良いネズミに変貌させるというもの。そうやって、バンドの音楽という魔法でたくさんの人を笑顔に変え、その結果として火寺バジルが喋れるようになるということこそがこのバンドが成し遂げたいことである。だからこそ曲の最後には、バンドと観客一体となってこう叫ぶ。
「だってワタシみんなの為に魔法少女になりたい!!」
と。
魔法少女になり隊はボーカル×2、ギター×2、サポートベースというメンバーのドラムレスにエフェクトかけまくりのボーカルという編成とバンドのコンセプトからは体温や人間らしさを感じづらいが、他のラウドバンドたちがそうであるように、ライブからは人間らしさが滲み出ている。だからこそライブ中にはその人間らしさによって生まれる感動がある。それがあるからこのバンドはライブという戦闘の場でこれからも勝っていけるし、レベルが上がってストーリーが進んで、もっと広いダンジョン(会場)に挑む姿を見てみたい。
そしてドラクエやファイナルファンタジー、マリオにカービィというゲームの映像を見せられると、ファミコンやスーパーファミコンを引っ張り出してきてそれらのゲームをやりたくなってきてしまう。今ならそのハードのドラクエならではの冒険の書が消えた時の音すらも、「冒険の書1」の始まりだ!って許せるような気がする。
1.KI-RA-RI
2.火遁の術
3.☆☆☆☆クエスト
4.狂騒曲ザラキ
5.Believe
6.ハレ晴レユカイ
7.おジャ魔女カーニバル!!
8.RE-BI-TE-TO
9.革命のマスク
10.first star
11.ヒメサマスピリッツ
12.テッペン伝説
13.MEGA DASH
14.BA・BA・BA ばけ~しょん
encore
15.冒険の書1
https://youtu.be/hDxEx8Gf6ng
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今年3枚目のシングル「革命のマスク」をリリースし、そのリリースツアーファイナルとなるこの日の渋谷O-WESTでのワンマンはソールドアウトと、いよいよ目に見える形でバンドのレベルがアップしてきた。
フェスなどでの持ち時間が短いライブでも映像を使ってバンドの設定や世界観を100%提示しているが、ステージ背面には巨大スクリーンが設置され、「魔法少女になり隊」というバンドのロゴが映し出されている。しかしながら男性(しかもヒステリックパニックやANGRY FROG REBIRTHといったラウドバンドのTシャツを着た猛者が多い)比率の高さにより、満員の客席は始まる前から暑いし熱い。
18時を少し過ぎたあたりで場内が暗転すると、スクリーンには昔の初期型ゲームボーイのRPGゲーム(っていうか、ライブタイトルからして初期のポケモン)を彷彿とさせる、セピア色の映像が始まり、妖精のキャラクターのgari(VJ&ボーカル)がライブの幕開けを告げる。
するとサポートベーシストを含めた実体のメンバーたちがステージに現れ、最後に魔女の呪いにかけられて喋ることはできないが、ステージに立つと歌うことはできる金髪の火寺バジルが登場。(このバンドはその火寺バジルの呪いを解くためにハピネスを集める旅をしているという設定)
昨年リリースのシングルタイトル曲「KI-RA-RI」からスタートすると、ウィ・ビトン(ギター)はスナイパーというジョブ通りに観客を撃ち抜くキャッチーなリフを連発し、女剣士の明治(ギター)は時折ステージ前に出る接近戦を仕掛けながら、ひたすらギターを振るう。唯一浮遊できる存在である妖精のgariはステージを飛び回りながらデスボイスを放ちまくり、火寺バジルはそのエフェクトという魔法をかけた歌声で場内を笑顔で満たしていく。
「火遁の術」では火寺バジルが戦国時代にタイムスリップした映像が流れるのだが、現代に帰るモチベーションが「この時代にはメロンソーダがないからメロンソーダを飲むために帰りたい」というほのぼのとしたもの。
「☆☆☆☆クエスト」では明らかに星のカービーのオマージュでしかないようなアクションゲームの映像(しかもだいたいスーパーファミコン時代くらいの画質)が流れ、ステージで演奏するメンバーの姿だけならず、スクリーンからも目が離せない。
トランス要素の強い「狂騒曲ザラキ」あたりを聴くと、アニソンを現代版にアップデートしたロックバンド、というサウンドのイメージになるが、ここまでに演奏された曲たちもポップかつキャッチーでありながらも間奏では一気にラウドに振り切ってヘドバンが発生したり、サビではモッシュとダイブの嵐になるなど、観客のノリは紛れもなくラウドバンドのそれである。(その中にサイリウムを持った観客がいるというのも面白いバランスである)
火寺バジルは喋れないので、MCはgariが担当するのだが、あくまでメンバーのチューニングなどの繋ぎ的なものであり、長々と喋ることはしないし、そもそもおそらく喋りたいこともないであろう中(基本的にほとんど間をおかずに曲を連発していくというテンポの良いライブスタイル)、最新シングルのカップリングに収録された、かつてONE PIECEのオープニングテーマとしてヒットしたFolder5の「Believe」のカバーを披露。火寺バジルとgariがイントロで独自のダンスを踊る中、完全に魔法少女になり隊ならではのサウンドでコーティングされ、間奏ではやはりラウドパートもあるが、あくまでサビのポップさはそのままで、聴いているとONE PIECEのオープニングの映像が頭の中に浮かんでくる。しかしながら2017年の現代、この曲がライブで鳴らされていて、しかもモッシュとダイブが連発しているなんてこと、当時アニメを見ていた人も、現在は結婚したボーカルのAKINAも、変声期を迎えてFolderを脱退し、今や日本きっての歌唱力を持つポップボーカリストになった三浦大知も全く想像していなかったであろう。
さらに「ハレ晴レユカイ」、「おジャ魔女カーニバル!!」と歴代のアニソンカバーを連発。「おジャ魔女カーニバル!!」ではコーラス(というか合いの手?)を観客が一体となって合唱することで凄まじい一体感を生み出すが、申し訳ないことにどちらも原曲を全く聴いたことがないだけに、このバンドがカバーしたバージョンのイメージしかないので、「Believe」と違って頭の中に浮かぶイメージは全くない。
火寺バジルとgariがパラパラのようなダンスを踊る(客席ではモッシュとダイブの中から外れて、合わせて踊る観客も多数)、トランス要素の強いダンスチューン「RE-BI-TE-TO」は言わずと知れたファイナルファンタジーシリーズの浮遊魔法だが、
「毒沼 落とし穴 バリア そのまま行けばダメージ
このスペルを叫べばすべて無敵状態なのだ」
と、ゲームでの魔法の効果を説明しつつ、サビで叫ぶタイトルへの前フリになっているという歌詞の構成力と発想力は本当に恐ろしいものがある。ファイナルファンタジーシリーズをプレイしたことがある人は全世界で何億人といるかもしれないが、「レビテト」をテーマにポップソングを作ろうと思ったことがある人は間違いなくこのバンドだけであろう。
再びgariがソールドアウトしたことを本当に喜びながら観客に対する感謝を告げるMCをする中、火寺バジルもMCに参加。しかしながら話すことができないだけに、スケッチブックに筆談という形のMCなだけに、何かと客席とはワンテンポズレてしまうのはもう仕方がない。
その火寺バジルが普段装着している×マークの入ったマスクをテーマにした「革命のマスク」は、サウンドこそラウドかつノイジーであるが、これまでのシングル曲に比べるとBPMはかなり落とした、ミドルテンポと言ってもいい曲で、これまでのゲームをテーマにしたものから一変して歌詞も素直にバンドを応援してくれる人たちへの感謝を綴ったものになっている。
つまりはもともとメロディーはポップなバンドであったが、ここにきて誰でも理解できる(さすがにザラキやレビテトはゲームをやったことがある人しかわからない)ような、普遍性を持った歌詞の曲を作るようになった。それは様々な場所でライブをしてきた経験値によってレベルが上がったからこそ作れたものだろう。
宇宙にきらめく星のような映像がポップさを際立たせる「first star」、火寺バジルが扇子を振りまくり、「祇園精舎の鐘の音」というフレーズが出てくる歌詞にも明らかなようにラウドとアニソンに「和」の要素を融合させた「ヒメサマスピリッツ」と、後半戦はバンドの持つサウンドのイメージをさらに広げるような曲を続けると、明らかにゲームの映像をパロった「テッペン伝説」、タイトルからしてマリオまんまな「MEGA DASH」というBPMが速いツービートのパンク要素の強いカップリング2曲を連発し、客席にはモッシュ、ダイブだけでなく全力で走り回るサークルまでもが出現。あまりの激しさに「MEGA DASH」の途中で離脱してしまう人すらもちらほらといたが。
そんな熱狂がピークに達したところで放たれたのが「BA・BA・BA ばけ~しょん」で、ゲームなどのデジタルな曲が多い中でリアルな世界の景色を歌ったこの曲を今年も夏フェスのステージで鳴らしているのを見たい、と思わせた。さすがにまだ曲数少ないな~と実感せざるを得ないくらいの時間(本編は1時間ちょっと)ではあったが。
アンコールで再びオープニングと同じような映像が流れてからメンバーが再登場すると、画面には重大発表の文字が。まぁツアーファイナルだから何らかの次の動きの発表はあるだろうとは思っていたし、シングルの枚数や状況から考えてもフルアルバムリリースの発表だろうと思いきや、まさかのまたしても春にシングルのリリースが決定というニュース。ということはおそらくアルバムが出る時にはカップリング曲やカバー曲は収録されないということだろう。
火寺バジルも筆談で感謝を告げるMCをすると、最後に演奏されたのは、ドラクエでセーブデータが消えた時に流れる呪いの音楽から始まる、バンドの物語の始まりを歌った「冒険の書1」。スクリーンには悪いネズミや悪いトリがモンスターとして出現して戦闘になるというドラクエまんまな映像が映し出されるのだが、そのモンスターたちを火寺バジルの魔法の歌により、悪いネズミから良いネズミに変貌させるというもの。そうやって、バンドの音楽という魔法でたくさんの人を笑顔に変え、その結果として火寺バジルが喋れるようになるということこそがこのバンドが成し遂げたいことである。だからこそ曲の最後には、バンドと観客一体となってこう叫ぶ。
「だってワタシみんなの為に魔法少女になりたい!!」
と。
魔法少女になり隊はボーカル×2、ギター×2、サポートベースというメンバーのドラムレスにエフェクトかけまくりのボーカルという編成とバンドのコンセプトからは体温や人間らしさを感じづらいが、他のラウドバンドたちがそうであるように、ライブからは人間らしさが滲み出ている。だからこそライブ中にはその人間らしさによって生まれる感動がある。それがあるからこのバンドはライブという戦闘の場でこれからも勝っていけるし、レベルが上がってストーリーが進んで、もっと広いダンジョン(会場)に挑む姿を見てみたい。
そしてドラクエやファイナルファンタジー、マリオにカービィというゲームの映像を見せられると、ファミコンやスーパーファミコンを引っ張り出してきてそれらのゲームをやりたくなってきてしまう。今ならそのハードのドラクエならではの冒険の書が消えた時の音すらも、「冒険の書1」の始まりだ!って許せるような気がする。
1.KI-RA-RI
2.火遁の術
3.☆☆☆☆クエスト
4.狂騒曲ザラキ
5.Believe
6.ハレ晴レユカイ
7.おジャ魔女カーニバル!!
8.RE-BI-TE-TO
9.革命のマスク
10.first star
11.ヒメサマスピリッツ
12.テッペン伝説
13.MEGA DASH
14.BA・BA・BA ばけ~しょん
encore
15.冒険の書1
https://youtu.be/hDxEx8Gf6ng
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