Czecho No Republic @Zepp DiverCity 11/12
- 2016/11/12
- 22:53
今年に入り、さらにEDMをバンドサウンドに融合させたアルバム「DREAMS」をリリースした、Czecho No Republic。毎年1年経たずにアルバムをリリースしているという超ハイペースな創作っぷりだが、その「DREAMS」ツアーも早くもファイナル。
すでにツアーのオープニングライブ的な位置付けだった渋谷eggmanでの2daysの限定ライブ(行ったのは当然初日の男子限定ライブ)に行っているが、そのライブがとんでもなく楽しかったので、この日も参戦。ライブの雰囲気は当然男子限定ライブとは全く異なり、チェコの主なファン層である、オシャレな出で立ちの若い女性が非常に多い客席。
ステージにはヤシの木やビーチパラソルが置かれ、背面最上部にはツアータイトルである「Hotel Flamingo」の看板が輝く中、18時を過ぎたところで場内が暗転してメンバーが1人ずつ登場し、いきなり会場全体に勢いをつけるように「Amazing Parade」からスタートし、ファイナルということで気合いが入りまくっているのか武井が曲間で早くも叫んで「ネバーランド」へという、まずはこれまでのライブ定番曲によるオープニングだが大会場だからこそのスクリーンに映る映像が曲の雰囲気をさらに助長している。
すると本来ならベース&ボーカルの武井優心がハンドマイク、ギターの砂川一黄がベースでタカハシマイと八木類の2人がシンセというギターレスの編成になり、「DREAMS」のリードトラック的な役割を担う「Dream Beach Sunset」からはEDM色が一気に強くなり、「DREAMS」モードへ。サビでは武井に合わせて客席一面でもはやおなじみのフラミンゴダンスが発生する。
「MUSIC」では今日も
「天国があるかないかなんて考えたことはないけど もしかしてここがそうかなって 鼻歌交じり時々思うよ」
というサビのフレーズがまさに今、この瞬間を強く実感させてくれる。どんなに曲が増えてもこの曲がワンマンのセトリからは外れないのはこのフレーズの力によるものが大きいと思われる。
タカハシマイが楽器を演奏せずにハンドマイクでステージ前まで出て行って高らかに歌い上げる「ゴッホとジョン」では海底に沈んだ緑の多い美しい街のような映像が映し出され、確かに草原などの緑の豊かなイメージを想起させるタカハシマイの歌声(「Field Poppy」とかはまさに)にまた新たなイメージを植えつけてくれる。
というかタカハシマイはツアーを経てさらに歌が上手くなっている。もはやこれは武井以外のもう1人のボーカル、というレベルではない。モデルとしても活動するビジュアルだけのメンバーと見られたくないという本人の努力によるものなのは明白。
「もう外は寒いですけど、今日までは夏です!」
と武井がアルバムのコンセプト同様にライブも夏らしさを感じさせるものになることを告げると、その武井と砂川がキャップを被り、ラップのようなボーカルを披露する「Dreamer」でバンドの新たな一面を見せると、
「目をつぶってください。するとあなたの頭の中に広がるのは夏の海。ビーチを走り回る子供たち、パラソルの下でビールを飲んでいるのかはしゃぐ大人たち…ビール飲みたくなってきた!ビールの歌!」
と言って久々の「P.I.C グアム」がスタートして観客が目を開けると、メンバーは全員大きな麦わら帽子を被っており、目をつぶっている時から聴こえていたパーカッションの音はドラムの正太郎が叩いているのかと思いきや、その横にパーカッションのセットが組まれており、サポートメンバーとしてパーカッションを叩くのはチェコの盟友と言えるバンド、テスラは泣かない。の實吉祐一。元々非常に演奏技術の高いバンドだが本来のドラムではなくパーカッションセットでチェコの醸し出す南国感をさらに引き出しているのは技術の高さとともに器用さ、音楽面の引き出しの広さを感じさせる。
またバンド最初期からあるこの曲が夏がコンセプトの「DREAMS」の曲と並んでも全く違和感がないのは、やはりこのバンドは元々夏が似合うバンドであったことの証明である。(だからこそ日比谷野音との親和性が他のバンドよりも圧倒的に高かった)
「ヘンリー・ジョーと海の城」は八木がボーカルの夏曲だが、最近はパンクな曲が多く、いい意味でやりたい放題感が強かった八木曲では久々に童謡のような物語性を感じさせる、BPMも遅めの曲。
武井がアコギを弾きながら歌う「Blue Holiday」はキラキラした楽しい夏ではなく、夏が終わっていく、過ぎていく切なさを感じさせるタイプの夏曲であり、つまりこの時期に聴くのが実によく似合っていると同時に、武井の根の暗さ、ダークさが「DREAMS」の中で最も感じることができる。
タカハシマイがボーカルの、彼女のイメージそのもののような曲「Shiny Girl」を終えると、武井と砂川が互いに
「今日電車に乗って会場まで来たけど、電車の中にチェコのグッズを身につけた人がちらほらいたのに誰も声かけてこなかった(笑)
俺やで!みたいな空気を醸し出してたのに(笑)」
と自虐すると、ツアー前のリハ終わりに武井がメンバーを誘って5人だけで飲みに行ったという話をするが、
武井「みんなが来てくれるように俺が奢る、って言った時の砂川さんの反応の速さが卓球でオリンピック出れそうなくらいに早かった(笑)」
「飲んでる時も奢ってもらってるからか、砂川さんの俺への気配り感みたいのがすごかった(笑)」
とやはり砂川いじりが中心に。ちなみに八木は普通に機材を片して帰ろうとしていたらしい(笑)
すると後半はメンバーの壮大なアンサンブルからスタートする「No Way」からガンガン上げていく構成。八木はフラミンゴ仕様のサングラスをかけたりしながらシンセを演奏し、自身のボーカル曲「JOB!」ではハンドマイクでステージを左右に走り回りながら歌うと、「パニック」で変わって武井がハンドマイクで走り回りながら歌い、間奏では観客にコール&レスポンスをさせるのだがその様子を自身がカメラを持って撮影し、その映像がスクリーンにリアルタイムで流れるので実際に観客がコール&レスポンスしている様子が見える仕様に。そのコール&レスポンス部分では武井が男子と女子に分けてコール&レスポンスをさせるが、やはり男子は女子に比べると声がかなり小さい、というか相対的に男子の人数が少ないので、武井も
「男子もっといける!あの男子限定ライブを思い出せ!」
と熱気に満ちていた男子限定ライブのことが強く印象に残っているようなのが参加した身としても実に嬉しい。
タイトル通りに映像に美しい花火が映し出される「Firework」で大きな合唱を巻き起こすと、
「今年は「DREAMS」にかかりっきりだったんだけど、作ってる時にこの曲が出来て一気にこのアルバムの道が拓けたような気がした」
と言って演奏されたのは「Electric Girl」。イメージ的には「Dream Beach Sunset」がアルバムの決め手になったような気がしていたが、タカハシマイがメインボーカルのこの曲が決め手になったというのは少々意外である。確かにEDM色が強いサウンドにタカハシマイの歌姫感すら感じる伸びやかなボーカルが乗るのは非常に合っており、武井が自信を得たというのも頷けるところだが。
そしてラストに演奏されたのはドラゴンボールの主題歌としてこのバンドの存在を広く知らしめた「Oh Yeah!!!!!!!」。もはやバンド最大の代表曲であり、何度となくライブで聴いてきた曲であるが、ツアーを経てきたことにより全ての音の強度がこれまでよりはるかに増していて、踊らずにはいられない、大きな声で叫ばずにはいられないという空気に包まれた、実に楽しい本編の締めだった。
アンコールでは先に砂川が登場しておなじみの拍手で場を盛り上げたあと、正太郎による物販紹介。必要以上にステージを左右に動き回りながら紹介する姿に砂川が笑いをこらえられない状態になるも、メンバーの中で唯一ライブ中にMCがない中でツアー最後の紹介をしっかりやり切った。
すると他の3人もツアーグッズを身にまとってステージに戻り、武井が
「このスタイルを流行らせていきたい」
という、ライブが終わる時ではなく終わる前に写真撮影をする新しい形で思い出を残すと、こうして発売前にライブでやるのは久々だと言って新曲を披露。まだタイトルもどんな形で世に出るかも決まってないということで今後アレンジが変わる可能性もあるが、「DREAMS」のEDM路線とは真逆に、八木、砂川、タカハシマイがギター、武井がベース&ボーカルというシンプルなバンド編成に回帰したサウンド。特に武井のベースが3本のギターに負けないような重さと力強さになっている。
そして「RUN RUN TIKI BANG BANG」では間奏でメンバー紹介もかねて一人一人のソロ回しも行われるという、ただでさえキャラの濃いそれぞれのメンバーを生かしたアレンジが施され、ラストは大きな合唱が響いた「ダイナソー」。アウトロで砂川がメガネを吹っ飛ばすくらいに頭を振りながら轟音ギターをかき鳴らすと、演奏終了後にメンバーが真ん中に並んで肩を組んで一礼。八木が最後尾として笑顔で手を振りながらステージを去ると、スクリーンにはツアーのスケジュールや携わったスタッフの名前などのエンドロールが流れ、およそ2ヶ月に及んだHotel Flamingoの営業に終止符を打った。
「Dream Beach Sunset」に顕著なように、これまでの過去曲以上に各メンバーが様々な楽器を演奏するようになり、編成の幅が広がった。これはそれができるメンバーが揃っているチェコだからできることだし、「DREAMS」はチェコにしか作れないアルバムであることを示したが、アンコールで披露された新曲の完全なバンドサウンド回帰にはさらなる変化と進化の予感を感じるし、次のアルバムは間違いなく全く違う内容の作品になるだろう。その一端はセトリを来場者にほとんど決めてもらうという来月のeggmanでのワンマンから垣間見えるようになるのかもしれない。
1.Amazing Parade
2.ネバーランド
3.Dream Beach Sunset
4.Forever Dreaming
5.MUSIC
6.ゴッホとジョン
7.Dreamer
8.P.I.C.グアム
9.ヘンリー・ジョーと海の城
10.Blue Holiday
11.Shiny Girl
12.No Way
13.Festival
14.JOB!
15.パニック
16.Firework
17.Electric Girl
18.Oh Yeah!!!!!!!
encore
19.新曲
20.RUN RUN TIKI BANG BANG
21.ダイナソー
Electric Girl
https://youtu.be/4PY2mjD40A0
Next→ 11/16 [Alexandros] @横浜アリーナ
すでにツアーのオープニングライブ的な位置付けだった渋谷eggmanでの2daysの限定ライブ(行ったのは当然初日の男子限定ライブ)に行っているが、そのライブがとんでもなく楽しかったので、この日も参戦。ライブの雰囲気は当然男子限定ライブとは全く異なり、チェコの主なファン層である、オシャレな出で立ちの若い女性が非常に多い客席。
ステージにはヤシの木やビーチパラソルが置かれ、背面最上部にはツアータイトルである「Hotel Flamingo」の看板が輝く中、18時を過ぎたところで場内が暗転してメンバーが1人ずつ登場し、いきなり会場全体に勢いをつけるように「Amazing Parade」からスタートし、ファイナルということで気合いが入りまくっているのか武井が曲間で早くも叫んで「ネバーランド」へという、まずはこれまでのライブ定番曲によるオープニングだが大会場だからこそのスクリーンに映る映像が曲の雰囲気をさらに助長している。
すると本来ならベース&ボーカルの武井優心がハンドマイク、ギターの砂川一黄がベースでタカハシマイと八木類の2人がシンセというギターレスの編成になり、「DREAMS」のリードトラック的な役割を担う「Dream Beach Sunset」からはEDM色が一気に強くなり、「DREAMS」モードへ。サビでは武井に合わせて客席一面でもはやおなじみのフラミンゴダンスが発生する。
「MUSIC」では今日も
「天国があるかないかなんて考えたことはないけど もしかしてここがそうかなって 鼻歌交じり時々思うよ」
というサビのフレーズがまさに今、この瞬間を強く実感させてくれる。どんなに曲が増えてもこの曲がワンマンのセトリからは外れないのはこのフレーズの力によるものが大きいと思われる。
タカハシマイが楽器を演奏せずにハンドマイクでステージ前まで出て行って高らかに歌い上げる「ゴッホとジョン」では海底に沈んだ緑の多い美しい街のような映像が映し出され、確かに草原などの緑の豊かなイメージを想起させるタカハシマイの歌声(「Field Poppy」とかはまさに)にまた新たなイメージを植えつけてくれる。
というかタカハシマイはツアーを経てさらに歌が上手くなっている。もはやこれは武井以外のもう1人のボーカル、というレベルではない。モデルとしても活動するビジュアルだけのメンバーと見られたくないという本人の努力によるものなのは明白。
「もう外は寒いですけど、今日までは夏です!」
と武井がアルバムのコンセプト同様にライブも夏らしさを感じさせるものになることを告げると、その武井と砂川がキャップを被り、ラップのようなボーカルを披露する「Dreamer」でバンドの新たな一面を見せると、
「目をつぶってください。するとあなたの頭の中に広がるのは夏の海。ビーチを走り回る子供たち、パラソルの下でビールを飲んでいるのかはしゃぐ大人たち…ビール飲みたくなってきた!ビールの歌!」
と言って久々の「P.I.C グアム」がスタートして観客が目を開けると、メンバーは全員大きな麦わら帽子を被っており、目をつぶっている時から聴こえていたパーカッションの音はドラムの正太郎が叩いているのかと思いきや、その横にパーカッションのセットが組まれており、サポートメンバーとしてパーカッションを叩くのはチェコの盟友と言えるバンド、テスラは泣かない。の實吉祐一。元々非常に演奏技術の高いバンドだが本来のドラムではなくパーカッションセットでチェコの醸し出す南国感をさらに引き出しているのは技術の高さとともに器用さ、音楽面の引き出しの広さを感じさせる。
またバンド最初期からあるこの曲が夏がコンセプトの「DREAMS」の曲と並んでも全く違和感がないのは、やはりこのバンドは元々夏が似合うバンドであったことの証明である。(だからこそ日比谷野音との親和性が他のバンドよりも圧倒的に高かった)
「ヘンリー・ジョーと海の城」は八木がボーカルの夏曲だが、最近はパンクな曲が多く、いい意味でやりたい放題感が強かった八木曲では久々に童謡のような物語性を感じさせる、BPMも遅めの曲。
武井がアコギを弾きながら歌う「Blue Holiday」はキラキラした楽しい夏ではなく、夏が終わっていく、過ぎていく切なさを感じさせるタイプの夏曲であり、つまりこの時期に聴くのが実によく似合っていると同時に、武井の根の暗さ、ダークさが「DREAMS」の中で最も感じることができる。
タカハシマイがボーカルの、彼女のイメージそのもののような曲「Shiny Girl」を終えると、武井と砂川が互いに
「今日電車に乗って会場まで来たけど、電車の中にチェコのグッズを身につけた人がちらほらいたのに誰も声かけてこなかった(笑)
俺やで!みたいな空気を醸し出してたのに(笑)」
と自虐すると、ツアー前のリハ終わりに武井がメンバーを誘って5人だけで飲みに行ったという話をするが、
武井「みんなが来てくれるように俺が奢る、って言った時の砂川さんの反応の速さが卓球でオリンピック出れそうなくらいに早かった(笑)」
「飲んでる時も奢ってもらってるからか、砂川さんの俺への気配り感みたいのがすごかった(笑)」
とやはり砂川いじりが中心に。ちなみに八木は普通に機材を片して帰ろうとしていたらしい(笑)
すると後半はメンバーの壮大なアンサンブルからスタートする「No Way」からガンガン上げていく構成。八木はフラミンゴ仕様のサングラスをかけたりしながらシンセを演奏し、自身のボーカル曲「JOB!」ではハンドマイクでステージを左右に走り回りながら歌うと、「パニック」で変わって武井がハンドマイクで走り回りながら歌い、間奏では観客にコール&レスポンスをさせるのだがその様子を自身がカメラを持って撮影し、その映像がスクリーンにリアルタイムで流れるので実際に観客がコール&レスポンスしている様子が見える仕様に。そのコール&レスポンス部分では武井が男子と女子に分けてコール&レスポンスをさせるが、やはり男子は女子に比べると声がかなり小さい、というか相対的に男子の人数が少ないので、武井も
「男子もっといける!あの男子限定ライブを思い出せ!」
と熱気に満ちていた男子限定ライブのことが強く印象に残っているようなのが参加した身としても実に嬉しい。
タイトル通りに映像に美しい花火が映し出される「Firework」で大きな合唱を巻き起こすと、
「今年は「DREAMS」にかかりっきりだったんだけど、作ってる時にこの曲が出来て一気にこのアルバムの道が拓けたような気がした」
と言って演奏されたのは「Electric Girl」。イメージ的には「Dream Beach Sunset」がアルバムの決め手になったような気がしていたが、タカハシマイがメインボーカルのこの曲が決め手になったというのは少々意外である。確かにEDM色が強いサウンドにタカハシマイの歌姫感すら感じる伸びやかなボーカルが乗るのは非常に合っており、武井が自信を得たというのも頷けるところだが。
そしてラストに演奏されたのはドラゴンボールの主題歌としてこのバンドの存在を広く知らしめた「Oh Yeah!!!!!!!」。もはやバンド最大の代表曲であり、何度となくライブで聴いてきた曲であるが、ツアーを経てきたことにより全ての音の強度がこれまでよりはるかに増していて、踊らずにはいられない、大きな声で叫ばずにはいられないという空気に包まれた、実に楽しい本編の締めだった。
アンコールでは先に砂川が登場しておなじみの拍手で場を盛り上げたあと、正太郎による物販紹介。必要以上にステージを左右に動き回りながら紹介する姿に砂川が笑いをこらえられない状態になるも、メンバーの中で唯一ライブ中にMCがない中でツアー最後の紹介をしっかりやり切った。
すると他の3人もツアーグッズを身にまとってステージに戻り、武井が
「このスタイルを流行らせていきたい」
という、ライブが終わる時ではなく終わる前に写真撮影をする新しい形で思い出を残すと、こうして発売前にライブでやるのは久々だと言って新曲を披露。まだタイトルもどんな形で世に出るかも決まってないということで今後アレンジが変わる可能性もあるが、「DREAMS」のEDM路線とは真逆に、八木、砂川、タカハシマイがギター、武井がベース&ボーカルというシンプルなバンド編成に回帰したサウンド。特に武井のベースが3本のギターに負けないような重さと力強さになっている。
そして「RUN RUN TIKI BANG BANG」では間奏でメンバー紹介もかねて一人一人のソロ回しも行われるという、ただでさえキャラの濃いそれぞれのメンバーを生かしたアレンジが施され、ラストは大きな合唱が響いた「ダイナソー」。アウトロで砂川がメガネを吹っ飛ばすくらいに頭を振りながら轟音ギターをかき鳴らすと、演奏終了後にメンバーが真ん中に並んで肩を組んで一礼。八木が最後尾として笑顔で手を振りながらステージを去ると、スクリーンにはツアーのスケジュールや携わったスタッフの名前などのエンドロールが流れ、およそ2ヶ月に及んだHotel Flamingoの営業に終止符を打った。
「Dream Beach Sunset」に顕著なように、これまでの過去曲以上に各メンバーが様々な楽器を演奏するようになり、編成の幅が広がった。これはそれができるメンバーが揃っているチェコだからできることだし、「DREAMS」はチェコにしか作れないアルバムであることを示したが、アンコールで披露された新曲の完全なバンドサウンド回帰にはさらなる変化と進化の予感を感じるし、次のアルバムは間違いなく全く違う内容の作品になるだろう。その一端はセトリを来場者にほとんど決めてもらうという来月のeggmanでのワンマンから垣間見えるようになるのかもしれない。
1.Amazing Parade
2.ネバーランド
3.Dream Beach Sunset
4.Forever Dreaming
5.MUSIC
6.ゴッホとジョン
7.Dreamer
8.P.I.C.グアム
9.ヘンリー・ジョーと海の城
10.Blue Holiday
11.Shiny Girl
12.No Way
13.Festival
14.JOB!
15.パニック
16.Firework
17.Electric Girl
18.Oh Yeah!!!!!!!
encore
19.新曲
20.RUN RUN TIKI BANG BANG
21.ダイナソー
Electric Girl
https://youtu.be/4PY2mjD40A0
Next→ 11/16 [Alexandros] @横浜アリーナ
BOOM BOOM SATELLITES MICHIYUKI KAWASHIMA FAREWELL EVENT @新木場STUDIO COAST 11/15 ホーム
クリープハイプ 「熱闘世界観」 -10回表 東京- @Zepp Tokyo 11/9