SUMMER SONIC 2016 DAY2 @QVCマリンスタジアム&幕張メッセ 8/21
- 2016/08/22
- 23:40
日本では数少ない都市型夏フェスのSUMMER SONIC。今年も幕張と大阪で2days開催。ネット上では大阪の運営の酷さが話題になっていたが、今回参加するのは東京の2日目。東京はメッセ内で深夜もライブが行われていただけあり、会場内は前日の疲れからか、場内で寝ている人も多い。
ステージは
MARINE STAGE
MOUNTAIN STAGE
SONIC STAGE
RAINBOW STAGE
BEACH STAGE
GARDEN STAGE
PARK STAGE
ISLAND STAGE
と、野外と室内を合わせた全8ステージ。
早く着いたので幕張メッセの中を回ってみたら、相も変わらずに物販が全アーティスト同じ列に並んでから売り場へ、という効率の悪さを発揮していて、1%も物販に並ぶ気にならない。
10:20~ SHADOWS [MOUNTAIN STAGE]
この日のMOUNTAIN STAGEのオープニングアクトは、SHADOWS。元FACTのHiro(ボーカル)、Kazuki(ギター)、Takahiro(ギター)による新バンドである。(ちなみにFACTの残り3人による新バンド、Joy Oppositesも前日にこのステージのオープニングアクトで出演)
ベースとドラムを含めた5人編成、しかしHiroはボーカルのみなので、各楽器は一つずつという、FACTに比べたらかなりスッキリした編成。しかしながら音はやはり非常にラウド、というか様々な音楽の要素を取り入れたFACTよりも、ラウド・パンク要素がかなり強くなっており、音も非常に重い。
だがギター2人とボーカルというFACTのメロディを担っていたメンバーによるバンドなので、サビのメロディは実にキャッチーなのはFACTと変わらず嬉しいところ。
今週新作EP「Progress」をリリースしたばかりということで、その収録曲も演奏されたのだが、さらなる新曲「April(仮タイトル)」がFACTの「in the blink of an eye」期を彷彿とさせるキャッチーな曲で、早くもリリースを期待したくなる。
「BEK」では激しいサークルを発生させたりとライブでの客席の激しさはFACTから変わらないが、Hiroの
「次はオープニングアクトじゃなくて、メインアクトとして帰ってきて、ラインアップにSHADOWSのロゴを載せてやる!」
という宣言からの「Progress」はこのバンドのこれからのど真ん中に位置する曲になるであろうストレートさ。かつてサマソニを代表する日本のバンドだったメンバーが、新たな姿でこのステージに帰ってきた。
2009年、この日と同じようにMOUNTAIN STAGEのオープニングアクトとして出演したのが、セルフタイトルアルバム「FACT」をリリースしたばかりのFACTだった。当時の同ステージのオープニングアクトの最多動員記録を塗り替えるという熱狂を巻き起こしたバンドは、メンバーが増えてメインステージにも立ち、何よりSiMやFear,and Loathing in Las Vegasなど、後続のラウドバンドの大きな指針になった。そんな、ある意味ではシーンを変えた存在と言っていい彼らがこれからこのバンドでどういう道程を歩いていくことになるのだろうか。
BEK
https://youtu.be/gZiWIQv9uKI
11:00~ ゴールデンボンバー [RAINBOW STAGE]
邦楽バンドが中心に出演するRAINBOW STAGEのトップバッターはゴールデンボンバー。朝からいきなりの飛び道具である。
しかしながらこの時間にライブ始まる前から入場規制かかるくらいに満員なのはさすが。お茶の間にも浸透しているし、もはやいろんなフェスでもおなじみの存在になりつつある。
黒いスーツを着たメンバーがステージに登場すると、鬼龍院翔の
「最初は夏っぽい曲でいきましょう!」
と言って始まったのはまさかのT.M.Revolution「HOT LIMIT」で、鬼龍院、喜矢武、歌広場の3人が次々に西川貴教のような黒紐の衣装に。ほとんどビニールテープで作られたようなものだったが。そして最後に脱いだ樽美酒はほぼ全裸に近い出で立ちに。しかし、鬼龍院はこの曲を普通に歌えるくらいに歌が上手い。なんやかんやでちゃんとしたスキルを持っている。
振り付けなどが多々ある曲たちで初見の人もわかりやすく楽しめるライブを展開すると、「抱きしめてシュバルツ」では喜矢武がトウモロコシの早食いを始めるも、2本目を口に含んだ瞬間に吹き出してしまい、ステージがコーンまみれに。
「和田アキ子さんとかこの後このステージに出るんだから!」
ということで速やかに掃除が行なわれるが、食べ終わったトウモロコシを客席に投げ入れると、
「ロックインジャパンでは物が投げられません!(笑)」
と言って笑わせる。そんな中、「父親が特等席でライブを見ている」と言っていた樽美酒のドラムセットの裏側、つまり樽美酒の股間の目の前という確かに特等席に樽美酒の実の父親が座っているのがスクリーンに映し出されて爆笑が起こる。
このバンドはエアーバンドなので演奏は一切しないバンドなのだが、ソロパートでは一応それぞれが前に出てきて弾くような素振りも前半は見せていたのだが、後半はそれすらも完全に放棄して好き勝手なことをしまくる。(喜矢武は歯に挟まったトウモロコシのカスを取ろうとしたり)
V系バンドのライブでの観客の振り付けを1曲に凝縮した「毒グモ女」、「まさしー!」とメンバーはもちろん観客にも叫ばせながらも最終的には「まさしって誰だ!?」とセルフツッコミを入れる「まさし」と曲をやりつつも笑わせまくりながら、
「今年の年末は紅白に出れる気がしません!みんなでPERFECT HUMANを応援しましょう!(笑)
ファンじゃない方々、お待たせしました!」
と自虐して、最後の「女々しくて」で満員の観客を飛び跳ねさせまくって35分とは思えぬネタを詰め込みまくったライブは幕を閉じた。
このエンターテイメント性はやはりさすがの一言だし、初めて見る人でも間違いなく楽しめるが、音楽的には「女々しくて」以外にキラーチューンがないとそろそろキツいような時期に差し掛かりつつある。すべての作詞作曲に演奏までをも一手に引き受けるバンドのブレーン、鬼龍院は新たなバンドの代表曲を生み出すことができるだろうか。
1.HOT LIMIT(T.M.Rカバー)
2.Dance My Generation
3.欲望の歌
4.抱きしめてシュヴァルツ
5.毒グモ女
6.まさし
7.女々しくて
女々しくて
https://youtu.be/vvepe04Dbh4
12:00~ Dizzy Sunfist [PARK STAGE]
マリンとシーサイドビレッジの間に作られた、レッドブルが協賛しているステージ、PARK STAGE。勢いのある若手パンクバンドが多数出演するが、真昼間の非常に暑い時間帯に登場するのは、Dizzy Sunfist。今年は様々なフェスに引っ張りだこになっている、女性ボーカルのスリーピース・メロディックパンクバンド。
DEAD POP FESTiVALでもライブを見ているが、やはりこのバンドの1番の武器はメロディ。シンプル極まりないアレンジだが、だからこそそのメロディの良さが生きる。パンクの中でもUSパンクの要素が強く、かつあやぺた(ボーカル&ギター)の前のめりなキャラもこの暑さと青空に実に映えている。
客席にはそこそこスペースに余裕があるので常にダイバー続出、というふうにはならないが、曲によっては最前の柵前から無理矢理ダイブしたり、曲によってはスカパンクな曲もあるので、観客が一斉に踊りだす。
「高校2年生の時にいやま(ベース)と一緒にアヴリル・ラヴィーンを見にサマソニに来て。それからバンドを始めて、いつかアヴリルと同じステージに立つっていう目標にちょっと近づきました!」
とこのフェスが一つの夢だったことを語ったが、いずれこのバンドがそうやってこのフェスにたどり着いたように、今10代でこのバンドの音楽が好きな女子たちがきっとこのバンドを目標にしてこういうデカいステージを目指すようになるはず。そう思わせてくれるくらいに良い曲を書いているし、ライブを見てると30歳を過ぎてもモッシュやダイブの渦に突っ込んでいきたいと思わせてくれる。
何より、もはや全くいない女性ボーカルのメロディックパンクバンドというスタイルなだけに、バンドの編成自体がオリジナリティを放っている。そして何より可愛いではなく、カッコいいと思えるバンド。だからこそこのバンドには夢を感じる。
「海外のバンドがこれだけたくさん出ている中で私たちを見に来てくれて、本当にありがとう!日本にもカッコいいバンドがいるって海外のバンドに教えてやりたい!」
というMCは本当にその通りなんだよなぁと思えて胸が熱くなったし、
「次は、大阪のBUZZ THE BEARS!」
とずっと一緒に戦ってきた仲間にバトンを渡す演奏後の一言も、これからそうした仲間たちの力を借りて、さらに大きな存在になりそうな予感に満ちている。
1.Dizzy Beat
2.Someday
3.SULLY
4.Joking
5.SUPER HERO
6.Piece Of Cake
7.New world
8.Tonight,Tonight,Tonight
9.SHOOTING STAR
Dizzy Beat
https://youtu.be/wQbIEeUCUqA
13:15~ [Alexandros] [MARINE STAGE]
国内組ではサマソニ常連バンドの1組だが、出演していない年でもメンバーが会場にライブを見に来るという、根っからのサマソニっ子である、[Alexandros]。ついにスタジアム進出。
いつものように「Burger Queen」のSEで登場すると、いきなりのセッションのような壮大な演奏から「Run Away」へ。曲前の演奏もそうだったが、かなり浮遊感を増したようなアレンジで、曲の新たな一面を引き出している。
「Boo!」から「Girl A」は打ち込みも使いながら、サウンドの自由さを見せ、磯部がイントロで「オイ!オイ!」というコールを煽りまくる「Waitress,Waitress!」で4人のバンドサウンドが爆発。その軸を担うドラムのサトヤスはSLAYERのTシャツを着ている。
リリースまであと数日に迫った新曲「Swan」をスタジアムに相応しいスケールの曲と演奏で響かせると、「Kick&Spin」では川上がハンドマイクで左右に動いて煽りまくりながら歌う。バンドの演奏もすごいが、やはりこの男のカリスマ性はすごい。この日もロッキン同様に様々な場所にあるカメラに目線を向けるとその模様がスクリーンに映し出されていたが、それを見てしまうともうこの男のことばかり見てしまう。男である自分がそう思うということは、決して顔だけじゃない、人を惹きつけるオーラがあるということ。
「ついにスタジアムまで来れました。次にここに立つ時にはもっと客席を埋め尽くしたいですね。今日はこのあとも最高なラインアップなんで、俺もそっち行って楽しみます。見かけても気にしないでください(笑)」
と川上は最後に言ったが、言葉通りにいきなりスタジアムを満員にすることはできなかった。すでに国内組だけのフェスではメインステージのトリをやるようになっているが、それでもまだまだフェスという場でも目標や目指すべき場所がこのバンドにはある。
客席で川上を見かけて気にするなというのは絶対に無理な話だが。
そんなMCの後に演奏された「Dracula La」と「ワタリドリ」はこのスケールで鳴らされるのが当然という感じに響いたし、このラストの2曲での演奏の爆発力は、やはりこのバンドのライブがどれだけ豪華な面々と同じになっていたとしても見に行ったら一切の後悔はない、と思わせてくれる。
すでにワンマンでは幕張メッセすらもソールドアウトさせているバンド。こうしてスタジアムでワンマンを見れるようになるのはそんなに遠い未来の話ではないはず。
1.Run Away
2.Boo!
3.Girl A
4.Waitress,Waitress!
5.Swan
6.Kick&Spin
7.Dracula La
8.ワタリドリ
Swan
https://youtu.be/ATZC7tJPGdQ
14:15~ 米津玄師 [RAINBOW STAGE]
去年、様々なフェスに初出演を果たした米津玄師。見た目からは全く想像できないが、本人が夏が好きと公言していることもあってか、今年も様々なフェスに出演するが、サマソニは初出演。海外のアーティストと同じステージに立つのも初めてだし、本人は2年前にArctic Monkeysらを見るために観客としてこのフェスに参加しているため、本人も待ち望んだ出演であるはず。
去年からすでにフェスに出れば超満員という感じだったが(どのフェスでも小さめのステージだったということもあるが)、この日はそこまで満員というわけではなく(同じステージに出たゴールデンボンバーが凄まじい動員だっただけに)、他のフェスとの客層の違いを実感する。(普段この人のライブに行く人にとってはいろんな意味でこのフェスはハードルが高いのかもしれない)
黒い衣装を着たおなじみのサポートメンバーが先にステージに登場すると、そのあとに米津玄師が登場。背が高いというのもあるが、やはり独特のオーラがある。その米津玄師が
「米津玄師です!よろしくお願いします!」
と挨拶すると、クネクネと体を揺らして踊りながら、中島(ギター)と須藤(ベース)もシンセを演奏する「アンビリーバーズ」からスタート。サビ前とアウトロでは米津玄師がフロアタムを連打するこの曲はサウンドだけでなく見た目からしても実に楽しい。
「1,2,3!」と米津玄師が叫んでからスタートするアッパーな「ゴーゴー幽霊船」、不穏なシンセのサウンドとシュールな歌詞の「メランコリーキッチン」と、ここまでは幅広い時期からの選曲。米津玄師の声の調子も良さそう。
「昨日の大阪は37,8°くらいあって、暑すぎて死にかけた(笑)
今日は涼しいからいいね」
と笑わせたりしながら、ライブならではの神聖なイントロが追加されている「アイネクライネ」では客席前方からは悲鳴のような歓声が上がり、真ん中以降からは「この曲知ってる!」という空気が満ちていく。いざ曲が始まるとその誰もがうっとりと聴き入ってしまうのはやはり名曲の証。
すると
「新曲をやろうと思うんですけど、俺は去年からこうしてフェスに出るようになったんだけど、それまではフェスには縁がない人間だと思っていて。こういうフェスのステージに立ってる人は勝ち組の人間だと思ってたし。実際にキラキラしてて華やかな人ばっかりだし。でもそうじゃない、俺みたいな負け組の人間だから歌える曲があるんじゃないかと思って」
と言って演奏されたのは、すでに両A面シングルとしてリリースされるのが決定している「LOSER」。ダークなエレクトロサウンドの中、米津玄師の言葉数の多いボーカルと、クネクネというよりはもはやロボットダンスというような動きが印象的な曲。やはりタイトル通りに歌詞の内容もけっして明るいものではないが、これだけの言葉数の多さだと歌詞をじっくり見ながら聴きたくなる。
「I'm a loser」
というフレーズがサビに入るのは歴代の「LOSER」というタイトルの曲の通りで予想通りとも言えるが。
しかし、今やアルバムはオリコン1位、ツアーをやれば全公演即完と、とても「負け組」とは思えないような人生を歩んでいるとしか思えないこの男がこうした曲を歌うということは、人生において拭いきれない劣等感や後ろめたさが未だにこの男の脳内にあるということなのだろうか。
そしてボカロ曲のセルフカバー「パンダヒーロー」「ドーナツホール」とアッパーな曲を連打し、さらに進化したバンドサウンドの力強さを見せつけて、初のサマソニのステージを終えた。
この後、米津玄師はファンであるという、The1975のマシューと一緒に写真を撮ったりと、このフェスを満喫していた様子。洋楽ファンが多いこのフェスでも、この男のメロディの素晴らしさは必ず響くはず。言語も国籍すらも超えて、もっと大きなステージで「負け組」の曲を鳴らして欲しい。
1.アンビリーバーズ
2.ゴーゴー幽霊船
3.メランコリーキッチン
4.アイネクライネ
5.LOSER
6.パンダヒーロー
7.ドーナツホール
アンビリーバーズ
https://youtu.be/naJcqMBbAn4
15:50~ THE YELLOW MONKEY [MARINE STAGE]
前週のロッキンに続いて、再結成後にサマソニにも出演を果たす、THE YELLOW MONKEY。トリだったロッキンとは異なり、まだ日が高い、暑い時間での出演。やや曇ってきているのがちょっと気になるところだが。
しかしながらいきなり始まったのは、まさかの由紀さおりとのデュエットとなる「夜明けのスキャット」。正直、世代ではないので曲もわからなければ由紀さおりもあまりよく知らないが、イエモンが歌謡曲とグラムロックの融合を試みてきたこと、吉井和哉のルーツそのものが実によくわかるコラボ。初っ端からこんなことやるのか!とあっけにとられてしまったが。
するとロッキンではやらなかった「BURN」からはやはり大ヒット曲連発。かつて活動休止前には同じ海外組メインのフェスであるフジロックでかなり痛い目にあったこともあるが、このサマソニでは超満員の観客にしっかりと受け入れられている。それは無理に海外のバンドと張り合おうとせず、自分たちの最大の持ち味を大ヒット曲たちを演奏することによって最大限にアピールしているから。その中にしっかり再結成後の新曲「ALRIGHT」も入っているのが実に頼もしい。
ロッキンでもそうだったが、吉井和哉の歌唱の素晴らしさはもちろん、メンバーの演奏も現役感しか感じないし、何よりもメンバー全員が本当に楽しそうに演奏している。吉井和哉はソロでこのステージに立ったことはあるが、やはりバンドで立つとまた景色が違うのであろう。
「自分のワガママで解散したんだけど、解散後にローリングストーンズがハイドパークでやった結成50周年ライブを見に行って。それを見た後にメンバー一人一人に「また一緒にバンドをやってくれませんか?」ってメールをして。約1名を除いては快くやりますって言ってくれて(笑)
それは冗談だけど、ここでも言わせてもらいますが、もうこのバンドは解散しません!みなさん、これからももしよければ、我々とまたバラ色の日々を送ってください!」
と、ツアーやロッキンに続いてここでも吉井和哉が頼もしい宣言をすると、「バラ色の日々」以降はもはや大合唱大会。
これだけたくさんの人が歌えるスタジアムアンセムを20年以上も前から生み出し、しかもそれを2016年になってもスタジアムアンセムとして鳴り響く強度を持ったライブを見せている。本当にすごいバンドだったんだな、と思うし、今になっても本当にすごいバンドだと思う。
そして再結成後にサポートキーボーディストとしてこのバンドのサウンドに彩りと現代性を与えている鶴谷崇の音色が切なく響く中、最後にこのスタジアムに鳴り響いたのは「JAM」。この瞬間は紛れもなくこの日のハイライトのひとつだった。演奏後には完全に汗だく状態になっていた吉井和哉が懸念したような雨は最後まで降らなかった。もうイエモンは雨バンド(かつてフジロックとロッキンでライブ中に台風直撃)ではなくなっていた。昔とは違う、THE YELLOW MONKEY SUPERになったのだ。
1.夜明けのスキャット with由紀さおり
2.BURN
3.ROCK STAR
4.ALRIGHT
5.SPARK
6.楽園
7.バラ色の日々
8.パール
9.LOVE LOVE SHOW
10.JAM
ALRIGHT
https://youtu.be/jlQLTVVHEYs
17:20~ サカナクション [MARINE STAGE]
これまではSONIC MANIAなど、室内ステージのトリ的な位置でこのフェスに出演してきたサカナクション、ついにスタジアムに進出。このメインのトリ前という位置は、トリであるRADIOHEADの逆指名があったらしい。
「ナイトフィッシングイズグッド」のリミックスのSEでメンバーが登場すると、まずは5人がサングラスをかけてラップトップ横並びになる「ミュージック」からスタート。曲後半ではいつものようにバンド編成に切り替わるのだが、まだ明るい時間帯ということで、普段は真っ暗になって切り替わるところが見えないようにしているところも全て丸見え。こういう部分が見れるのは野外かつ夜ではないこの日ならでは。
バンドサウンドになると「アルクアラウンド」「Aoi」とアッパーな曲を連発し、一転して「蓮の花」ではゆったりとしたリズムで横に揺らし、「さよならはエモーション」では岩寺の歪んだギターに乗せて、タイトル通りにエモーションを炸裂させる。
「蓮の花」も「さよならはエモーション」もどちらかというと最近のシングル曲になるのだが、あまりフェスで毎回セットリストに並ぶというような曲ではなかった。しかし、この日はその2曲が本当に素晴らしかった。それはサウンドだけではなく、山口一郎の歌唱が本当に素晴らしかったから。だからこそこの日のサカナクションは、いつものようなレーザーや照明などの演出はなくとも、ステージから発せられる音だけでスタジアムを掌握していた。
山口一郎の合図で両手を広げて自由に観客が踊る、というゾーンに突入したので、「SAKANATRIBE」になだれ込むのかと思いきや、これは「ホーリーダンス」のイントロになるアレンジであった。しかし、リリース当時はカップリング曲だったこの曲も超満員のスタジアムの観客のほとんどが知っているというのはとんでもないことであるし、サカナクションがどれだけ音楽が好きな人たちに浸透しているのかというのがよくわかる。
「夜の踊り子」では恒例の踊り子2人が登場すると、ステージに無数に並べられた和太鼓の前にサカナクションのワンマンではおなじみの和太鼓パフォーマンス集団、GOKOOの面々が登場し、岩寺と草刈も和太鼓を叩き、「SAKANATRIBE」でスタジアムでの一大レイヴパーティーに。
そのままイントロにつながるように「アイデンティティ」、さらにアウトロとイントロをつなげるように「ルーキー」に突入すると、山口の挨拶的なMCが軽く挟まれ、ラストは「新宝島」。待望の新曲の披露はこの日もなかったが、もはやサカナクションのシングル曲たちは完全に全曲フェスアンセムになっていることを証明したライブだった。
客席はアリーナはもちろんスタンドも外野まで埋まり切っていた。邦ロック好きな若い人からインディーおたくっぽい人、年上の方からギャルまでがほとんど曲を知っていて、みんな踊っている。それを海外組メインのフェスで日本のバンドがやっている。なんて最高なことだろうか。
もはや個人的にもサカナクションはフェスのみならず、ワンマンも数え切れないくらいに見まくってきているし、そのたびに「最高」を更新してきたが、またしてもこの日サカナクションはこれまでの「最高」を更新してみせた。日本にこんなにもすごいバンドがいて、そのバンドをずっと見てこれたということが心から誇らしくなった。文句なしのこの日のダントツベストアクト。
1.ミュージック
2.アルクアラウンド
3.Aoi
4.蓮の花
5.さよならはエモーション
6.ネイティヴダンサー
7.ホーリーダンス
8.夜の踊り子
9.SAKANATRIBE
10.アイデンティティ
11.ルーキー
12.新宝島
新宝島
https://youtu.be/LIlZCmETvsY
18:55~ SUEDE [SONIC STAGE]
この時間、メインのMARINE STAGEではRADIOHEADのライブが始まる直前。という状況もあってか、SONIC STAGEはガラガラの状態に。朝イチの「出れんの!?サマソニ」から出演権を勝ち取ったバンドのライブかと思うくらいの人しかいない。
そんな中に登場するのは、UKロックの裏番長こと、SUEDE。再結成後、早くも2回目のサマソニ出演となる。
メンバーが登場すると、再結成後のアルバム「ブラッドスポーツ」のアートワークがステージ背面に映し出される中、演奏が始まってから最後にボーカルのブレット・アンダーソンがステージに。冒頭からツヤのあるボーカルを聴かせてくれるが、イヤモニの不調によって、出てきた瞬間にまた袖に下がっていってしまう。それでも歌うのをやめないプロフェッショナル精神は本当にすごい。ボーカルがステージにいないのに歌が聴こえてくるのは実にシュールだが。
そのブレットは序盤から自ら照明を移動させたり、ステージに倒れこみながら歌ったりと、着ているシャツが汗で濡れていくのが見ていてすぐわかるくらいの全身全霊でのパフォーマンス。「Trash」「Animal Nitrate」というアンセムも序盤に投下されると、ブレットはステージを降りて客席の柵に立ち、「歌え!」と煽ると合唱が起こる。前述のように、観客の数自体は決して多くはないが、この状況でRADIOHEADを見ないでここにいるということは心の底からこのバンドのライブを見たいと思っている人しかいないということであり、人数の少なさを感じさせない大合唱に。量より質の観客たちである。
様々な時代の曲、ノイジーなギターの曲からピアノを中心としたバラードまで、幅広い曲をMCもほとんど全くなく演奏していくのだが、憂いを帯びた、決して明るくない(むしろ暗いと言っていい)が曲自体はキャッチーという音楽性から、自分がUKロックという言葉から真っ先に思い浮かぶのはこのバンドとOasisである。
そしてこのサウンドをギター、キーボードと楽器を変えながら支えるニール・コドリングの貢献度は実に大きい。メンバーの中で最も演奏している姿は淡々としているが。
後半にはブレットが
「ここは特別な場所。また戻ってこれて本当に嬉しい」
とここに集まった観客とこの場所でライブをできていることに感謝を告げると、名曲「So Young」(THE YELLOW MONKEYにも同名タイトルの名曲がある。そっちもいつかライブで聴いてみたい)、そしてラストは「Beautiful Ones」でこの日最後にして最大の大合唱を響かせ、どんな曲であろうと100%の力を振り絞って歌いながらも全く声に疲労は見えないというブレットのボーカルの強さ、そして集まってくれた観客に全てを伝えようとする真摯さを最後まで変わらずに見せた。いい夜だったと思いながら、そのあとのThe1975をちょっと見て会場を後にした。また帰ってきてくれてありがとう。何度でも日本に来てくれ、SUEDE!
1.Sabotage
2.Killing Flashboy
3.Trash
4.Animal Nitrate
5.We Are The Pigs
6.Heroine
7.Pantomime Horse
8.Drowners
9.To The Birds
10.Can't Get Enough
11.Starts & Ends
12.Next Life
13.Sleeping Pills
14.Everything Flow
15.So Young
16.Metal Mickey
17.Beautiful Ones
Beautiful Ones
https://youtu.be/xqovGKdgAXY
しかしこうして2年ぶりにサマソニに参加し、通算では6回ほど参加しているが、やはり自分はサマソニというフェス自体は好きじゃない。
もちろんライブ自体はどれも素晴らしかったし、なかなか見れない海外アーティストのライブを見れるというのは貴重な機会だが、参加するたびにやはり運営側には猜疑心というか、不信感を感じるところが多々ある。
例えば冒頭にも書いたが、メッセのステージに出演するアーティストの物販は全て同じ列、どんだけ物販に並ぶアーティストも全く並ばないアーティストも、というのは本来ならそこまで並ばなくても買えるはずのアーティストの物販が欲しい側としては超人気アーティストの物販と同じ列に並ばなくてはならないため、たまったもんじゃない。2年前はそうして並んだがゆえにオープニングアクトが見れなかった。
今年は大阪会場でもシャトルバスの運営が杜撰で終電に間に合わない人が続出したり、プラチナチケットの待遇が東京に比べると全く意味のないようなものだったり(サマソニ大阪で検索するとめちゃいっぱい出てくる)と、かなり炎上していた。
そこで思うのは、「サマソニの運営側は自分が参加者だったらこれをどう思うか?」というのを考えないのだろうか?ということである。フェスをやる上で運営側にとって1番大事なのはここだと自分は思っている。そこに対して想像力がないから、スタッフもなんもわかってないんじゃないかというレベルの人がたくさんいるし、そのスタッフがわかってないからマナーが悪い(ゴミのポイ捨ては全国の大型フェスで間違いなくワースト)参加者になんにも注意も呼びかけもしない。そうしてどんどんフェス自体が愛せないものになっていく。
それがまだライブと関係ないところならまだ許せるが、そうした運営側の手際の悪さや怠慢によってライブが見れない(以前ソニマニに行った時、開場時間すぐに入場したのにクロークがあまりに小さすぎるかつ手際が悪いためにPerfumeが見れなかったということもあった)ということになったら、なんのために高いチケット代を払ってライブを見に来たのかわからなくなってしまう。
もう何年間もこのまんまだからきっと改善されたりはしないだろうけど、そうやって見に来た人たちのことをちゃんと考えない限りは、どんなに豪華な出演者が揃っていようが、毎年必ず行く、とは絶対言えない。
自分が住んでいる千葉県で行われている最大の夏フェスなだけに、本当ならば千葉でこのフェスが行われていることを誇りたい。だが、今のままでは到底そうは思えないどころか、フェスがなくなったところで何も思わない。
ツイッターで「#サマソニ」っていうタグがついてる運営に対する意見も絶対目にしてるはずなんだから、ちょっとでも多くの人が不快な思いをしないで心から来て良かったと思えるようなフェスにする努力をして欲しい。
Next→ 8/26~28 SWEET LOVE SHOWER @山中湖交流プラザきらら

ステージは
MARINE STAGE
MOUNTAIN STAGE
SONIC STAGE
RAINBOW STAGE
BEACH STAGE
GARDEN STAGE
PARK STAGE
ISLAND STAGE
と、野外と室内を合わせた全8ステージ。
早く着いたので幕張メッセの中を回ってみたら、相も変わらずに物販が全アーティスト同じ列に並んでから売り場へ、という効率の悪さを発揮していて、1%も物販に並ぶ気にならない。
10:20~ SHADOWS [MOUNTAIN STAGE]
この日のMOUNTAIN STAGEのオープニングアクトは、SHADOWS。元FACTのHiro(ボーカル)、Kazuki(ギター)、Takahiro(ギター)による新バンドである。(ちなみにFACTの残り3人による新バンド、Joy Oppositesも前日にこのステージのオープニングアクトで出演)
ベースとドラムを含めた5人編成、しかしHiroはボーカルのみなので、各楽器は一つずつという、FACTに比べたらかなりスッキリした編成。しかしながら音はやはり非常にラウド、というか様々な音楽の要素を取り入れたFACTよりも、ラウド・パンク要素がかなり強くなっており、音も非常に重い。
だがギター2人とボーカルというFACTのメロディを担っていたメンバーによるバンドなので、サビのメロディは実にキャッチーなのはFACTと変わらず嬉しいところ。
今週新作EP「Progress」をリリースしたばかりということで、その収録曲も演奏されたのだが、さらなる新曲「April(仮タイトル)」がFACTの「in the blink of an eye」期を彷彿とさせるキャッチーな曲で、早くもリリースを期待したくなる。
「BEK」では激しいサークルを発生させたりとライブでの客席の激しさはFACTから変わらないが、Hiroの
「次はオープニングアクトじゃなくて、メインアクトとして帰ってきて、ラインアップにSHADOWSのロゴを載せてやる!」
という宣言からの「Progress」はこのバンドのこれからのど真ん中に位置する曲になるであろうストレートさ。かつてサマソニを代表する日本のバンドだったメンバーが、新たな姿でこのステージに帰ってきた。
2009年、この日と同じようにMOUNTAIN STAGEのオープニングアクトとして出演したのが、セルフタイトルアルバム「FACT」をリリースしたばかりのFACTだった。当時の同ステージのオープニングアクトの最多動員記録を塗り替えるという熱狂を巻き起こしたバンドは、メンバーが増えてメインステージにも立ち、何よりSiMやFear,and Loathing in Las Vegasなど、後続のラウドバンドの大きな指針になった。そんな、ある意味ではシーンを変えた存在と言っていい彼らがこれからこのバンドでどういう道程を歩いていくことになるのだろうか。
BEK
https://youtu.be/gZiWIQv9uKI
11:00~ ゴールデンボンバー [RAINBOW STAGE]
邦楽バンドが中心に出演するRAINBOW STAGEのトップバッターはゴールデンボンバー。朝からいきなりの飛び道具である。
しかしながらこの時間にライブ始まる前から入場規制かかるくらいに満員なのはさすが。お茶の間にも浸透しているし、もはやいろんなフェスでもおなじみの存在になりつつある。
黒いスーツを着たメンバーがステージに登場すると、鬼龍院翔の
「最初は夏っぽい曲でいきましょう!」
と言って始まったのはまさかのT.M.Revolution「HOT LIMIT」で、鬼龍院、喜矢武、歌広場の3人が次々に西川貴教のような黒紐の衣装に。ほとんどビニールテープで作られたようなものだったが。そして最後に脱いだ樽美酒はほぼ全裸に近い出で立ちに。しかし、鬼龍院はこの曲を普通に歌えるくらいに歌が上手い。なんやかんやでちゃんとしたスキルを持っている。
振り付けなどが多々ある曲たちで初見の人もわかりやすく楽しめるライブを展開すると、「抱きしめてシュバルツ」では喜矢武がトウモロコシの早食いを始めるも、2本目を口に含んだ瞬間に吹き出してしまい、ステージがコーンまみれに。
「和田アキ子さんとかこの後このステージに出るんだから!」
ということで速やかに掃除が行なわれるが、食べ終わったトウモロコシを客席に投げ入れると、
「ロックインジャパンでは物が投げられません!(笑)」
と言って笑わせる。そんな中、「父親が特等席でライブを見ている」と言っていた樽美酒のドラムセットの裏側、つまり樽美酒の股間の目の前という確かに特等席に樽美酒の実の父親が座っているのがスクリーンに映し出されて爆笑が起こる。
このバンドはエアーバンドなので演奏は一切しないバンドなのだが、ソロパートでは一応それぞれが前に出てきて弾くような素振りも前半は見せていたのだが、後半はそれすらも完全に放棄して好き勝手なことをしまくる。(喜矢武は歯に挟まったトウモロコシのカスを取ろうとしたり)
V系バンドのライブでの観客の振り付けを1曲に凝縮した「毒グモ女」、「まさしー!」とメンバーはもちろん観客にも叫ばせながらも最終的には「まさしって誰だ!?」とセルフツッコミを入れる「まさし」と曲をやりつつも笑わせまくりながら、
「今年の年末は紅白に出れる気がしません!みんなでPERFECT HUMANを応援しましょう!(笑)
ファンじゃない方々、お待たせしました!」
と自虐して、最後の「女々しくて」で満員の観客を飛び跳ねさせまくって35分とは思えぬネタを詰め込みまくったライブは幕を閉じた。
このエンターテイメント性はやはりさすがの一言だし、初めて見る人でも間違いなく楽しめるが、音楽的には「女々しくて」以外にキラーチューンがないとそろそろキツいような時期に差し掛かりつつある。すべての作詞作曲に演奏までをも一手に引き受けるバンドのブレーン、鬼龍院は新たなバンドの代表曲を生み出すことができるだろうか。
1.HOT LIMIT(T.M.Rカバー)
2.Dance My Generation
3.欲望の歌
4.抱きしめてシュヴァルツ
5.毒グモ女
6.まさし
7.女々しくて
女々しくて
https://youtu.be/vvepe04Dbh4
12:00~ Dizzy Sunfist [PARK STAGE]
マリンとシーサイドビレッジの間に作られた、レッドブルが協賛しているステージ、PARK STAGE。勢いのある若手パンクバンドが多数出演するが、真昼間の非常に暑い時間帯に登場するのは、Dizzy Sunfist。今年は様々なフェスに引っ張りだこになっている、女性ボーカルのスリーピース・メロディックパンクバンド。
DEAD POP FESTiVALでもライブを見ているが、やはりこのバンドの1番の武器はメロディ。シンプル極まりないアレンジだが、だからこそそのメロディの良さが生きる。パンクの中でもUSパンクの要素が強く、かつあやぺた(ボーカル&ギター)の前のめりなキャラもこの暑さと青空に実に映えている。
客席にはそこそこスペースに余裕があるので常にダイバー続出、というふうにはならないが、曲によっては最前の柵前から無理矢理ダイブしたり、曲によってはスカパンクな曲もあるので、観客が一斉に踊りだす。
「高校2年生の時にいやま(ベース)と一緒にアヴリル・ラヴィーンを見にサマソニに来て。それからバンドを始めて、いつかアヴリルと同じステージに立つっていう目標にちょっと近づきました!」
とこのフェスが一つの夢だったことを語ったが、いずれこのバンドがそうやってこのフェスにたどり着いたように、今10代でこのバンドの音楽が好きな女子たちがきっとこのバンドを目標にしてこういうデカいステージを目指すようになるはず。そう思わせてくれるくらいに良い曲を書いているし、ライブを見てると30歳を過ぎてもモッシュやダイブの渦に突っ込んでいきたいと思わせてくれる。
何より、もはや全くいない女性ボーカルのメロディックパンクバンドというスタイルなだけに、バンドの編成自体がオリジナリティを放っている。そして何より可愛いではなく、カッコいいと思えるバンド。だからこそこのバンドには夢を感じる。
「海外のバンドがこれだけたくさん出ている中で私たちを見に来てくれて、本当にありがとう!日本にもカッコいいバンドがいるって海外のバンドに教えてやりたい!」
というMCは本当にその通りなんだよなぁと思えて胸が熱くなったし、
「次は、大阪のBUZZ THE BEARS!」
とずっと一緒に戦ってきた仲間にバトンを渡す演奏後の一言も、これからそうした仲間たちの力を借りて、さらに大きな存在になりそうな予感に満ちている。
1.Dizzy Beat
2.Someday
3.SULLY
4.Joking
5.SUPER HERO
6.Piece Of Cake
7.New world
8.Tonight,Tonight,Tonight
9.SHOOTING STAR
Dizzy Beat
https://youtu.be/wQbIEeUCUqA
13:15~ [Alexandros] [MARINE STAGE]
国内組ではサマソニ常連バンドの1組だが、出演していない年でもメンバーが会場にライブを見に来るという、根っからのサマソニっ子である、[Alexandros]。ついにスタジアム進出。
いつものように「Burger Queen」のSEで登場すると、いきなりのセッションのような壮大な演奏から「Run Away」へ。曲前の演奏もそうだったが、かなり浮遊感を増したようなアレンジで、曲の新たな一面を引き出している。
「Boo!」から「Girl A」は打ち込みも使いながら、サウンドの自由さを見せ、磯部がイントロで「オイ!オイ!」というコールを煽りまくる「Waitress,Waitress!」で4人のバンドサウンドが爆発。その軸を担うドラムのサトヤスはSLAYERのTシャツを着ている。
リリースまであと数日に迫った新曲「Swan」をスタジアムに相応しいスケールの曲と演奏で響かせると、「Kick&Spin」では川上がハンドマイクで左右に動いて煽りまくりながら歌う。バンドの演奏もすごいが、やはりこの男のカリスマ性はすごい。この日もロッキン同様に様々な場所にあるカメラに目線を向けるとその模様がスクリーンに映し出されていたが、それを見てしまうともうこの男のことばかり見てしまう。男である自分がそう思うということは、決して顔だけじゃない、人を惹きつけるオーラがあるということ。
「ついにスタジアムまで来れました。次にここに立つ時にはもっと客席を埋め尽くしたいですね。今日はこのあとも最高なラインアップなんで、俺もそっち行って楽しみます。見かけても気にしないでください(笑)」
と川上は最後に言ったが、言葉通りにいきなりスタジアムを満員にすることはできなかった。すでに国内組だけのフェスではメインステージのトリをやるようになっているが、それでもまだまだフェスという場でも目標や目指すべき場所がこのバンドにはある。
客席で川上を見かけて気にするなというのは絶対に無理な話だが。
そんなMCの後に演奏された「Dracula La」と「ワタリドリ」はこのスケールで鳴らされるのが当然という感じに響いたし、このラストの2曲での演奏の爆発力は、やはりこのバンドのライブがどれだけ豪華な面々と同じになっていたとしても見に行ったら一切の後悔はない、と思わせてくれる。
すでにワンマンでは幕張メッセすらもソールドアウトさせているバンド。こうしてスタジアムでワンマンを見れるようになるのはそんなに遠い未来の話ではないはず。
1.Run Away
2.Boo!
3.Girl A
4.Waitress,Waitress!
5.Swan
6.Kick&Spin
7.Dracula La
8.ワタリドリ
Swan
https://youtu.be/ATZC7tJPGdQ
14:15~ 米津玄師 [RAINBOW STAGE]
去年、様々なフェスに初出演を果たした米津玄師。見た目からは全く想像できないが、本人が夏が好きと公言していることもあってか、今年も様々なフェスに出演するが、サマソニは初出演。海外のアーティストと同じステージに立つのも初めてだし、本人は2年前にArctic Monkeysらを見るために観客としてこのフェスに参加しているため、本人も待ち望んだ出演であるはず。
去年からすでにフェスに出れば超満員という感じだったが(どのフェスでも小さめのステージだったということもあるが)、この日はそこまで満員というわけではなく(同じステージに出たゴールデンボンバーが凄まじい動員だっただけに)、他のフェスとの客層の違いを実感する。(普段この人のライブに行く人にとってはいろんな意味でこのフェスはハードルが高いのかもしれない)
黒い衣装を着たおなじみのサポートメンバーが先にステージに登場すると、そのあとに米津玄師が登場。背が高いというのもあるが、やはり独特のオーラがある。その米津玄師が
「米津玄師です!よろしくお願いします!」
と挨拶すると、クネクネと体を揺らして踊りながら、中島(ギター)と須藤(ベース)もシンセを演奏する「アンビリーバーズ」からスタート。サビ前とアウトロでは米津玄師がフロアタムを連打するこの曲はサウンドだけでなく見た目からしても実に楽しい。
「1,2,3!」と米津玄師が叫んでからスタートするアッパーな「ゴーゴー幽霊船」、不穏なシンセのサウンドとシュールな歌詞の「メランコリーキッチン」と、ここまでは幅広い時期からの選曲。米津玄師の声の調子も良さそう。
「昨日の大阪は37,8°くらいあって、暑すぎて死にかけた(笑)
今日は涼しいからいいね」
と笑わせたりしながら、ライブならではの神聖なイントロが追加されている「アイネクライネ」では客席前方からは悲鳴のような歓声が上がり、真ん中以降からは「この曲知ってる!」という空気が満ちていく。いざ曲が始まるとその誰もがうっとりと聴き入ってしまうのはやはり名曲の証。
すると
「新曲をやろうと思うんですけど、俺は去年からこうしてフェスに出るようになったんだけど、それまではフェスには縁がない人間だと思っていて。こういうフェスのステージに立ってる人は勝ち組の人間だと思ってたし。実際にキラキラしてて華やかな人ばっかりだし。でもそうじゃない、俺みたいな負け組の人間だから歌える曲があるんじゃないかと思って」
と言って演奏されたのは、すでに両A面シングルとしてリリースされるのが決定している「LOSER」。ダークなエレクトロサウンドの中、米津玄師の言葉数の多いボーカルと、クネクネというよりはもはやロボットダンスというような動きが印象的な曲。やはりタイトル通りに歌詞の内容もけっして明るいものではないが、これだけの言葉数の多さだと歌詞をじっくり見ながら聴きたくなる。
「I'm a loser」
というフレーズがサビに入るのは歴代の「LOSER」というタイトルの曲の通りで予想通りとも言えるが。
しかし、今やアルバムはオリコン1位、ツアーをやれば全公演即完と、とても「負け組」とは思えないような人生を歩んでいるとしか思えないこの男がこうした曲を歌うということは、人生において拭いきれない劣等感や後ろめたさが未だにこの男の脳内にあるということなのだろうか。
そしてボカロ曲のセルフカバー「パンダヒーロー」「ドーナツホール」とアッパーな曲を連打し、さらに進化したバンドサウンドの力強さを見せつけて、初のサマソニのステージを終えた。
この後、米津玄師はファンであるという、The1975のマシューと一緒に写真を撮ったりと、このフェスを満喫していた様子。洋楽ファンが多いこのフェスでも、この男のメロディの素晴らしさは必ず響くはず。言語も国籍すらも超えて、もっと大きなステージで「負け組」の曲を鳴らして欲しい。
1.アンビリーバーズ
2.ゴーゴー幽霊船
3.メランコリーキッチン
4.アイネクライネ
5.LOSER
6.パンダヒーロー
7.ドーナツホール
アンビリーバーズ
https://youtu.be/naJcqMBbAn4
15:50~ THE YELLOW MONKEY [MARINE STAGE]
前週のロッキンに続いて、再結成後にサマソニにも出演を果たす、THE YELLOW MONKEY。トリだったロッキンとは異なり、まだ日が高い、暑い時間での出演。やや曇ってきているのがちょっと気になるところだが。
しかしながらいきなり始まったのは、まさかの由紀さおりとのデュエットとなる「夜明けのスキャット」。正直、世代ではないので曲もわからなければ由紀さおりもあまりよく知らないが、イエモンが歌謡曲とグラムロックの融合を試みてきたこと、吉井和哉のルーツそのものが実によくわかるコラボ。初っ端からこんなことやるのか!とあっけにとられてしまったが。
するとロッキンではやらなかった「BURN」からはやはり大ヒット曲連発。かつて活動休止前には同じ海外組メインのフェスであるフジロックでかなり痛い目にあったこともあるが、このサマソニでは超満員の観客にしっかりと受け入れられている。それは無理に海外のバンドと張り合おうとせず、自分たちの最大の持ち味を大ヒット曲たちを演奏することによって最大限にアピールしているから。その中にしっかり再結成後の新曲「ALRIGHT」も入っているのが実に頼もしい。
ロッキンでもそうだったが、吉井和哉の歌唱の素晴らしさはもちろん、メンバーの演奏も現役感しか感じないし、何よりもメンバー全員が本当に楽しそうに演奏している。吉井和哉はソロでこのステージに立ったことはあるが、やはりバンドで立つとまた景色が違うのであろう。
「自分のワガママで解散したんだけど、解散後にローリングストーンズがハイドパークでやった結成50周年ライブを見に行って。それを見た後にメンバー一人一人に「また一緒にバンドをやってくれませんか?」ってメールをして。約1名を除いては快くやりますって言ってくれて(笑)
それは冗談だけど、ここでも言わせてもらいますが、もうこのバンドは解散しません!みなさん、これからももしよければ、我々とまたバラ色の日々を送ってください!」
と、ツアーやロッキンに続いてここでも吉井和哉が頼もしい宣言をすると、「バラ色の日々」以降はもはや大合唱大会。
これだけたくさんの人が歌えるスタジアムアンセムを20年以上も前から生み出し、しかもそれを2016年になってもスタジアムアンセムとして鳴り響く強度を持ったライブを見せている。本当にすごいバンドだったんだな、と思うし、今になっても本当にすごいバンドだと思う。
そして再結成後にサポートキーボーディストとしてこのバンドのサウンドに彩りと現代性を与えている鶴谷崇の音色が切なく響く中、最後にこのスタジアムに鳴り響いたのは「JAM」。この瞬間は紛れもなくこの日のハイライトのひとつだった。演奏後には完全に汗だく状態になっていた吉井和哉が懸念したような雨は最後まで降らなかった。もうイエモンは雨バンド(かつてフジロックとロッキンでライブ中に台風直撃)ではなくなっていた。昔とは違う、THE YELLOW MONKEY SUPERになったのだ。
1.夜明けのスキャット with由紀さおり
2.BURN
3.ROCK STAR
4.ALRIGHT
5.SPARK
6.楽園
7.バラ色の日々
8.パール
9.LOVE LOVE SHOW
10.JAM
ALRIGHT
https://youtu.be/jlQLTVVHEYs
17:20~ サカナクション [MARINE STAGE]
これまではSONIC MANIAなど、室内ステージのトリ的な位置でこのフェスに出演してきたサカナクション、ついにスタジアムに進出。このメインのトリ前という位置は、トリであるRADIOHEADの逆指名があったらしい。
「ナイトフィッシングイズグッド」のリミックスのSEでメンバーが登場すると、まずは5人がサングラスをかけてラップトップ横並びになる「ミュージック」からスタート。曲後半ではいつものようにバンド編成に切り替わるのだが、まだ明るい時間帯ということで、普段は真っ暗になって切り替わるところが見えないようにしているところも全て丸見え。こういう部分が見れるのは野外かつ夜ではないこの日ならでは。
バンドサウンドになると「アルクアラウンド」「Aoi」とアッパーな曲を連発し、一転して「蓮の花」ではゆったりとしたリズムで横に揺らし、「さよならはエモーション」では岩寺の歪んだギターに乗せて、タイトル通りにエモーションを炸裂させる。
「蓮の花」も「さよならはエモーション」もどちらかというと最近のシングル曲になるのだが、あまりフェスで毎回セットリストに並ぶというような曲ではなかった。しかし、この日はその2曲が本当に素晴らしかった。それはサウンドだけではなく、山口一郎の歌唱が本当に素晴らしかったから。だからこそこの日のサカナクションは、いつものようなレーザーや照明などの演出はなくとも、ステージから発せられる音だけでスタジアムを掌握していた。
山口一郎の合図で両手を広げて自由に観客が踊る、というゾーンに突入したので、「SAKANATRIBE」になだれ込むのかと思いきや、これは「ホーリーダンス」のイントロになるアレンジであった。しかし、リリース当時はカップリング曲だったこの曲も超満員のスタジアムの観客のほとんどが知っているというのはとんでもないことであるし、サカナクションがどれだけ音楽が好きな人たちに浸透しているのかというのがよくわかる。
「夜の踊り子」では恒例の踊り子2人が登場すると、ステージに無数に並べられた和太鼓の前にサカナクションのワンマンではおなじみの和太鼓パフォーマンス集団、GOKOOの面々が登場し、岩寺と草刈も和太鼓を叩き、「SAKANATRIBE」でスタジアムでの一大レイヴパーティーに。
そのままイントロにつながるように「アイデンティティ」、さらにアウトロとイントロをつなげるように「ルーキー」に突入すると、山口の挨拶的なMCが軽く挟まれ、ラストは「新宝島」。待望の新曲の披露はこの日もなかったが、もはやサカナクションのシングル曲たちは完全に全曲フェスアンセムになっていることを証明したライブだった。
客席はアリーナはもちろんスタンドも外野まで埋まり切っていた。邦ロック好きな若い人からインディーおたくっぽい人、年上の方からギャルまでがほとんど曲を知っていて、みんな踊っている。それを海外組メインのフェスで日本のバンドがやっている。なんて最高なことだろうか。
もはや個人的にもサカナクションはフェスのみならず、ワンマンも数え切れないくらいに見まくってきているし、そのたびに「最高」を更新してきたが、またしてもこの日サカナクションはこれまでの「最高」を更新してみせた。日本にこんなにもすごいバンドがいて、そのバンドをずっと見てこれたということが心から誇らしくなった。文句なしのこの日のダントツベストアクト。
1.ミュージック
2.アルクアラウンド
3.Aoi
4.蓮の花
5.さよならはエモーション
6.ネイティヴダンサー
7.ホーリーダンス
8.夜の踊り子
9.SAKANATRIBE
10.アイデンティティ
11.ルーキー
12.新宝島
新宝島
https://youtu.be/LIlZCmETvsY
18:55~ SUEDE [SONIC STAGE]
この時間、メインのMARINE STAGEではRADIOHEADのライブが始まる直前。という状況もあってか、SONIC STAGEはガラガラの状態に。朝イチの「出れんの!?サマソニ」から出演権を勝ち取ったバンドのライブかと思うくらいの人しかいない。
そんな中に登場するのは、UKロックの裏番長こと、SUEDE。再結成後、早くも2回目のサマソニ出演となる。
メンバーが登場すると、再結成後のアルバム「ブラッドスポーツ」のアートワークがステージ背面に映し出される中、演奏が始まってから最後にボーカルのブレット・アンダーソンがステージに。冒頭からツヤのあるボーカルを聴かせてくれるが、イヤモニの不調によって、出てきた瞬間にまた袖に下がっていってしまう。それでも歌うのをやめないプロフェッショナル精神は本当にすごい。ボーカルがステージにいないのに歌が聴こえてくるのは実にシュールだが。
そのブレットは序盤から自ら照明を移動させたり、ステージに倒れこみながら歌ったりと、着ているシャツが汗で濡れていくのが見ていてすぐわかるくらいの全身全霊でのパフォーマンス。「Trash」「Animal Nitrate」というアンセムも序盤に投下されると、ブレットはステージを降りて客席の柵に立ち、「歌え!」と煽ると合唱が起こる。前述のように、観客の数自体は決して多くはないが、この状況でRADIOHEADを見ないでここにいるということは心の底からこのバンドのライブを見たいと思っている人しかいないということであり、人数の少なさを感じさせない大合唱に。量より質の観客たちである。
様々な時代の曲、ノイジーなギターの曲からピアノを中心としたバラードまで、幅広い曲をMCもほとんど全くなく演奏していくのだが、憂いを帯びた、決して明るくない(むしろ暗いと言っていい)が曲自体はキャッチーという音楽性から、自分がUKロックという言葉から真っ先に思い浮かぶのはこのバンドとOasisである。
そしてこのサウンドをギター、キーボードと楽器を変えながら支えるニール・コドリングの貢献度は実に大きい。メンバーの中で最も演奏している姿は淡々としているが。
後半にはブレットが
「ここは特別な場所。また戻ってこれて本当に嬉しい」
とここに集まった観客とこの場所でライブをできていることに感謝を告げると、名曲「So Young」(THE YELLOW MONKEYにも同名タイトルの名曲がある。そっちもいつかライブで聴いてみたい)、そしてラストは「Beautiful Ones」でこの日最後にして最大の大合唱を響かせ、どんな曲であろうと100%の力を振り絞って歌いながらも全く声に疲労は見えないというブレットのボーカルの強さ、そして集まってくれた観客に全てを伝えようとする真摯さを最後まで変わらずに見せた。いい夜だったと思いながら、そのあとのThe1975をちょっと見て会場を後にした。また帰ってきてくれてありがとう。何度でも日本に来てくれ、SUEDE!
1.Sabotage
2.Killing Flashboy
3.Trash
4.Animal Nitrate
5.We Are The Pigs
6.Heroine
7.Pantomime Horse
8.Drowners
9.To The Birds
10.Can't Get Enough
11.Starts & Ends
12.Next Life
13.Sleeping Pills
14.Everything Flow
15.So Young
16.Metal Mickey
17.Beautiful Ones
Beautiful Ones
https://youtu.be/xqovGKdgAXY
しかしこうして2年ぶりにサマソニに参加し、通算では6回ほど参加しているが、やはり自分はサマソニというフェス自体は好きじゃない。
もちろんライブ自体はどれも素晴らしかったし、なかなか見れない海外アーティストのライブを見れるというのは貴重な機会だが、参加するたびにやはり運営側には猜疑心というか、不信感を感じるところが多々ある。
例えば冒頭にも書いたが、メッセのステージに出演するアーティストの物販は全て同じ列、どんだけ物販に並ぶアーティストも全く並ばないアーティストも、というのは本来ならそこまで並ばなくても買えるはずのアーティストの物販が欲しい側としては超人気アーティストの物販と同じ列に並ばなくてはならないため、たまったもんじゃない。2年前はそうして並んだがゆえにオープニングアクトが見れなかった。
今年は大阪会場でもシャトルバスの運営が杜撰で終電に間に合わない人が続出したり、プラチナチケットの待遇が東京に比べると全く意味のないようなものだったり(サマソニ大阪で検索するとめちゃいっぱい出てくる)と、かなり炎上していた。
そこで思うのは、「サマソニの運営側は自分が参加者だったらこれをどう思うか?」というのを考えないのだろうか?ということである。フェスをやる上で運営側にとって1番大事なのはここだと自分は思っている。そこに対して想像力がないから、スタッフもなんもわかってないんじゃないかというレベルの人がたくさんいるし、そのスタッフがわかってないからマナーが悪い(ゴミのポイ捨ては全国の大型フェスで間違いなくワースト)参加者になんにも注意も呼びかけもしない。そうしてどんどんフェス自体が愛せないものになっていく。
それがまだライブと関係ないところならまだ許せるが、そうした運営側の手際の悪さや怠慢によってライブが見れない(以前ソニマニに行った時、開場時間すぐに入場したのにクロークがあまりに小さすぎるかつ手際が悪いためにPerfumeが見れなかったということもあった)ということになったら、なんのために高いチケット代を払ってライブを見に来たのかわからなくなってしまう。
もう何年間もこのまんまだからきっと改善されたりはしないだろうけど、そうやって見に来た人たちのことをちゃんと考えない限りは、どんなに豪華な出演者が揃っていようが、毎年必ず行く、とは絶対言えない。
自分が住んでいる千葉県で行われている最大の夏フェスなだけに、本当ならば千葉でこのフェスが行われていることを誇りたい。だが、今のままでは到底そうは思えないどころか、フェスがなくなったところで何も思わない。
ツイッターで「#サマソニ」っていうタグがついてる運営に対する意見も絶対目にしてるはずなんだから、ちょっとでも多くの人が不快な思いをしないで心から来て良かったと思えるようなフェスにする努力をして欲しい。
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