[Champagne] We Don't Learn Anything Tour 2013-2014 @日本武道館 3/28
- 2014/03/29
- 01:20
昨年アルバム「Me No Do Karate.」をリリースし、11月から長いツアーを行ってきた[Champagne]。その間にはニューシングル「Run Away / Oblivion」のリリースもあったが、そのリリースよりかなり前から発表されていた、初の日本武道館ワンマン。
しかもすでに騒がれている通り、このタイミングでバンド名を改名(フランスのシャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会から変更を迫られたため)することを発表。この日が[Champagne]としては最初で最後の武道館ワンマンとなる。
開演のちょっと前に着くとこの日限定の武道館グッズはすでに全部売り切れ。まぁ今日が[Champagne]の名前が入っているグッズが買える最後の機会になるかもしれないので、これは薄々そうなるだろうと思っていた。
武道館に入ると、チケット即完ということですでに満員。自分は2階のステージ真横の席(西側)だったのだが、ステージ全然見えないんじゃないのか?と心配になるくらいの位置にまで席が設けられている。その席の前にはモニター付き。
Oasisの「The Hindu Times」がBGMとして延々と流れる中、このバンドのライブではおなじみの面白影アナ。
「武道館は武道の聖地ですが、空手だけは絶対におやめ下さい」
など、他のアーティストではまず流れないような注意事項がガンガン流れる。
そして19時過ぎに会場が暗転すると、ツアー中と同様に「Me No Do Karate.」のオープニングナンバー「Rise」のSEが流れ、メンバーが登場。川上は今日も黒のスーツがビシッと決まっている。楽器を構えるとそのままSEから生演奏の「Rise」へという流れは年末のフェスでもやっていたのでもはやお馴染み。この曲ではハンドマイクの川上は早くもステージの右から左まで行き来しながら歌う。
すると次はアルバムリリース前まではライブのオープニングを担っていたインスト曲「Burger Queen」。ここまでが今日のオープニングといった感じ。
川上が、
「武道館ー!」
と叫ぶと、「Stimulator」からは一転してレーザー光線が飛び交い、椅子がある会場にも関わらずたくさんの観客が踊っているのがよく見える。
サトヤスの力強いドラムから始まる「Waitress,Waitress!」「Yeah Yeah Yeah」などの過去の曲を挟みながらも、中心になるのはやはり「Me No Do Karate.」の曲たち。全ての曲が、この日この場所で鳴らされるために作られたかのように響いていたが、やはりこのアルバムの曲が1番そう思わせる。
「言え」で武道館に大合唱が轟くと、ベース磯部のMC。
「まだ狭いね。人が壁みたいになってるけど、もっと壁が奥に見えるところでやりたいね」
と、大口と言えば川上、みたいなイメージもあるが、磯部もここが終着点ではなく、あくまで通過点だとばかりにさらなる高みへの思いを口にする。
「そういう空気の曲じゃないけど」
と言うと、「涙がこぼれそう」、ヴァイオリン奏者を加えての「Travel」と聴かせる流れから、サトヤスにピンスポットが当たると、
「えー、武道館。ピンスポットがまぶし過ぎてみなさんの顔がよく見えないですが、想いは伝わっております。その想いをしばらくの間、独り占めさせていただきます」
と言い、凄まじいドラムソロを展開。
終盤には川上がギターで乗っかり、白井と磯部もそのあとに加わると、「tokyo2pm36floor」からインスト曲の3連発。ノンストップでアウトロとイントロを繋げて演奏したので、3曲で1つの組曲のようになっていた。
後半からは徐々に定番曲が中心に。演奏もどんどん熱を帯びて行くが、「cat2」では川上が歌詞を間違えるという珍しい場面も。ちなみに今日は「磯部が反応しない」という歌詞のバージョン。
川上が
「初めての試みをしてみたいと思います!」
と言うと、これまでにMCを一度もしたことがないギターの白井(今日は気合いが入り過ぎているのか、コーラスがところどころシャウト気味になっていた)によるMC。
「数年前に楽屋で、まーくんはMCしないの?って言われて。俺がやるとしたら武道館クラスかな~って言ったんで、今こうしてMCをすることになったんですけど、その時の発言を後悔しております(笑)
遡ること13年くらい前、高校生の時に僕と川上は後夜祭で初めてライブして。後夜祭は全校生徒の前でやるから、500人くらいの前でライブやって。そうそう高校生がそんな人数の前でライブ出来ることなんてないから、終わったあとに、ライブ最高だ!って思ってギターで生きていこうって決めたんですけど、その時に磯部もいて、サトヤスも対バンのバンドにいたんですよ。その4人がこうして武道館に立っている。僕は運命というものを信じているんですが、これは間違いなく運命です。みんながこうして今日ここに来てるのも運命なんですよ」
と昔の話から今につながる。
そこからは
「暴れちゃって下さい!」
と「Kick & Spin」から「Run Away」「Oblivion」と最新シングル収録曲を連発し、コール&レスポンスを交えた、バンドを一段階上に引き上げた「Starrrrrr」とキラーチューンを連発し、
「武道館、愛してるぜー!今日は来てくれてありがとう!
そして…この名前にも感謝を。今までありがとう!」
と、メンバーの後ろに映し出されたバンドロゴとバンド名に感謝を告げ、
「次で最後の曲です。[Champagne]としての最後の曲です」
と言い、オーケストラも登場しての「Plus Altra」。オーケストラが入ったことでより壮大になり、なによりもその前の川上の発言により、本当に感動的に響いた。この曲、あまり好きな曲ではなかったのだが、この日聴いて一気に好きな曲になってしまった。
演奏を終えると、白井と磯部が先にステージを去り、川上とサトヤスはそれぞれの手法でバンドロゴに向かって最後の別れの挨拶をしてからステージを去っていった。今までずっとこの名前でやってきて、この名前だからこそここまで来たんだもんなぁと思うと、2人のその仕草がたまらなく愛おしく思えた。
するとアンコールで再び響く「Burger Queen」のSE。そこにメンバーが登場し、本日2回目、生演奏での「Burger Queen」へ。
そしていよいよ新しいバンド名の発表。バンド名は、
[Alexandros] (アレキサンドロス)
に決定。よって、いつもの
「We are [Champagne]!」
も、
「We are [Alexandros]!」
に。そしていきなりの[Alexandros]最初の新曲。これがBPMかなり速めで、いきなり盛り上がりを見せる、一言で言うなら強い曲。
「For Freedom」からの「Forever Young」というアンセム2連発では、「Forever Young」の最後に「You're So Sweet & I Love You」のフレーズを挟み、コール&レスポンスも行う。
「バンド名が[Champagne]だったからかもしれないけど、俺はようぺいんて呼ばれてて。この呼び方を最初につけてくれたのはBIGMAMAっていうバンドのボーカルの金井ってやつで。もう[Champagne]ではないけど、大切な仲間がつけてくれた呼び方だから、これからもそう呼んでやって下さい」
と、ようぺいんの由来について話し、
「最後は武道館にふさわしい爽やかな曲で!」
と爽やかなのはイントロだけの「Don't Fuck With Yoohei Kawakami」で白井が凄まじいギターソロを炸裂させて終了。
しかしそれでもまだバンドを求める声は止まず、ダブルアンコールでの「Untitled」で終了。
本当に奇跡の一夜だった。こんなにも時代と武道館に選ばれたバンドがこれまでいただろうかと思うくらいに全ての曲がこの日、この場所のために作られたかのように鳴っていた。
そして今までありがとう[Champagne]!これから末長くよろしく[Alexandros]!
1.Rise
2.Burger Queen
3.Stimulator
4.Waitress,Waitress!
5.Yeah Yeah Yeah
6.Ho!
7.言え
8.涙がこぼれそう
9.Travel
10.tokyo2pm36floor
11.The
12.Busy Dragon Playing
13.Wanna Get Out
14.city
15.cat2
16.Kick & Spin
17.Run Away
18.Oblivion
19.Starrrrrr
20.Plus Altra
encore1
21.Burger Queen
22.新曲
23.For Freedom
24.Forever Young
25.Don't Fuck With Yoohei Kawakami
encore2
26.Untitled
しかもすでに騒がれている通り、このタイミングでバンド名を改名(フランスのシャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会から変更を迫られたため)することを発表。この日が[Champagne]としては最初で最後の武道館ワンマンとなる。
開演のちょっと前に着くとこの日限定の武道館グッズはすでに全部売り切れ。まぁ今日が[Champagne]の名前が入っているグッズが買える最後の機会になるかもしれないので、これは薄々そうなるだろうと思っていた。
武道館に入ると、チケット即完ということですでに満員。自分は2階のステージ真横の席(西側)だったのだが、ステージ全然見えないんじゃないのか?と心配になるくらいの位置にまで席が設けられている。その席の前にはモニター付き。
Oasisの「The Hindu Times」がBGMとして延々と流れる中、このバンドのライブではおなじみの面白影アナ。
「武道館は武道の聖地ですが、空手だけは絶対におやめ下さい」
など、他のアーティストではまず流れないような注意事項がガンガン流れる。
そして19時過ぎに会場が暗転すると、ツアー中と同様に「Me No Do Karate.」のオープニングナンバー「Rise」のSEが流れ、メンバーが登場。川上は今日も黒のスーツがビシッと決まっている。楽器を構えるとそのままSEから生演奏の「Rise」へという流れは年末のフェスでもやっていたのでもはやお馴染み。この曲ではハンドマイクの川上は早くもステージの右から左まで行き来しながら歌う。
すると次はアルバムリリース前まではライブのオープニングを担っていたインスト曲「Burger Queen」。ここまでが今日のオープニングといった感じ。
川上が、
「武道館ー!」
と叫ぶと、「Stimulator」からは一転してレーザー光線が飛び交い、椅子がある会場にも関わらずたくさんの観客が踊っているのがよく見える。
サトヤスの力強いドラムから始まる「Waitress,Waitress!」「Yeah Yeah Yeah」などの過去の曲を挟みながらも、中心になるのはやはり「Me No Do Karate.」の曲たち。全ての曲が、この日この場所で鳴らされるために作られたかのように響いていたが、やはりこのアルバムの曲が1番そう思わせる。
「言え」で武道館に大合唱が轟くと、ベース磯部のMC。
「まだ狭いね。人が壁みたいになってるけど、もっと壁が奥に見えるところでやりたいね」
と、大口と言えば川上、みたいなイメージもあるが、磯部もここが終着点ではなく、あくまで通過点だとばかりにさらなる高みへの思いを口にする。
「そういう空気の曲じゃないけど」
と言うと、「涙がこぼれそう」、ヴァイオリン奏者を加えての「Travel」と聴かせる流れから、サトヤスにピンスポットが当たると、
「えー、武道館。ピンスポットがまぶし過ぎてみなさんの顔がよく見えないですが、想いは伝わっております。その想いをしばらくの間、独り占めさせていただきます」
と言い、凄まじいドラムソロを展開。
終盤には川上がギターで乗っかり、白井と磯部もそのあとに加わると、「tokyo2pm36floor」からインスト曲の3連発。ノンストップでアウトロとイントロを繋げて演奏したので、3曲で1つの組曲のようになっていた。
後半からは徐々に定番曲が中心に。演奏もどんどん熱を帯びて行くが、「cat2」では川上が歌詞を間違えるという珍しい場面も。ちなみに今日は「磯部が反応しない」という歌詞のバージョン。
川上が
「初めての試みをしてみたいと思います!」
と言うと、これまでにMCを一度もしたことがないギターの白井(今日は気合いが入り過ぎているのか、コーラスがところどころシャウト気味になっていた)によるMC。
「数年前に楽屋で、まーくんはMCしないの?って言われて。俺がやるとしたら武道館クラスかな~って言ったんで、今こうしてMCをすることになったんですけど、その時の発言を後悔しております(笑)
遡ること13年くらい前、高校生の時に僕と川上は後夜祭で初めてライブして。後夜祭は全校生徒の前でやるから、500人くらいの前でライブやって。そうそう高校生がそんな人数の前でライブ出来ることなんてないから、終わったあとに、ライブ最高だ!って思ってギターで生きていこうって決めたんですけど、その時に磯部もいて、サトヤスも対バンのバンドにいたんですよ。その4人がこうして武道館に立っている。僕は運命というものを信じているんですが、これは間違いなく運命です。みんながこうして今日ここに来てるのも運命なんですよ」
と昔の話から今につながる。
そこからは
「暴れちゃって下さい!」
と「Kick & Spin」から「Run Away」「Oblivion」と最新シングル収録曲を連発し、コール&レスポンスを交えた、バンドを一段階上に引き上げた「Starrrrrr」とキラーチューンを連発し、
「武道館、愛してるぜー!今日は来てくれてありがとう!
そして…この名前にも感謝を。今までありがとう!」
と、メンバーの後ろに映し出されたバンドロゴとバンド名に感謝を告げ、
「次で最後の曲です。[Champagne]としての最後の曲です」
と言い、オーケストラも登場しての「Plus Altra」。オーケストラが入ったことでより壮大になり、なによりもその前の川上の発言により、本当に感動的に響いた。この曲、あまり好きな曲ではなかったのだが、この日聴いて一気に好きな曲になってしまった。
演奏を終えると、白井と磯部が先にステージを去り、川上とサトヤスはそれぞれの手法でバンドロゴに向かって最後の別れの挨拶をしてからステージを去っていった。今までずっとこの名前でやってきて、この名前だからこそここまで来たんだもんなぁと思うと、2人のその仕草がたまらなく愛おしく思えた。
するとアンコールで再び響く「Burger Queen」のSE。そこにメンバーが登場し、本日2回目、生演奏での「Burger Queen」へ。
そしていよいよ新しいバンド名の発表。バンド名は、
[Alexandros] (アレキサンドロス)
に決定。よって、いつもの
「We are [Champagne]!」
も、
「We are [Alexandros]!」
に。そしていきなりの[Alexandros]最初の新曲。これがBPMかなり速めで、いきなり盛り上がりを見せる、一言で言うなら強い曲。
「For Freedom」からの「Forever Young」というアンセム2連発では、「Forever Young」の最後に「You're So Sweet & I Love You」のフレーズを挟み、コール&レスポンスも行う。
「バンド名が[Champagne]だったからかもしれないけど、俺はようぺいんて呼ばれてて。この呼び方を最初につけてくれたのはBIGMAMAっていうバンドのボーカルの金井ってやつで。もう[Champagne]ではないけど、大切な仲間がつけてくれた呼び方だから、これからもそう呼んでやって下さい」
と、ようぺいんの由来について話し、
「最後は武道館にふさわしい爽やかな曲で!」
と爽やかなのはイントロだけの「Don't Fuck With Yoohei Kawakami」で白井が凄まじいギターソロを炸裂させて終了。
しかしそれでもまだバンドを求める声は止まず、ダブルアンコールでの「Untitled」で終了。
本当に奇跡の一夜だった。こんなにも時代と武道館に選ばれたバンドがこれまでいただろうかと思うくらいに全ての曲がこの日、この場所のために作られたかのように鳴っていた。
そして今までありがとう[Champagne]!これから末長くよろしく[Alexandros]!
1.Rise
2.Burger Queen
3.Stimulator
4.Waitress,Waitress!
5.Yeah Yeah Yeah
6.Ho!
7.言え
8.涙がこぼれそう
9.Travel
10.tokyo2pm36floor
11.The
12.Busy Dragon Playing
13.Wanna Get Out
14.city
15.cat2
16.Kick & Spin
17.Run Away
18.Oblivion
19.Starrrrrr
20.Plus Altra
encore1
21.Burger Queen
22.新曲
23.For Freedom
24.Forever Young
25.Don't Fuck With Yoohei Kawakami
encore2
26.Untitled
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