”The Deep Blue Night -AFOC VS 佐々木亮介” 出演:a flood of circle / 佐々木亮介 @新宿LOFT 3/4
- 2016/03/05
- 01:36
まるで「POLYSICSとDJハヤシ」、「Koji NakamuraとNYANTORA」のような、バンドとボーカルのソロの対バンという、2マンでありながらギャラが一切発生しない組み合わせである。
先日キャリア初のベスト盤をリリースした、a flood of circleのリリース記念ライブの対バン相手は、まさかのバンドのボーカルである佐々木亮介の弾き語り。亮介は弾き語りでもツアーを行っているが、この上なくa flood of circleと佐々木亮介の濃い部分を体現できる一夜である。場所はバンドのホームというべき、曲の歌詞にも登場する新宿LOFT。
・佐々木亮介
完全に超満員の中、まずは佐々木亮介の弾き語り。いつものように革ジャン姿でフラッとステージに現れると、椅子に座り、
「ホストやキャバクラはスルー」
「ルースターズ 怒髪天 ニューロティカ アナーキー」
など、弾き語りツアーではご当地に合わせて歌詞を変えていたブルースを、この新宿LOFTならではの歌詞バージョンで歌う。手拍子を促すと大きな手拍子が客席で鳴るという、弾き語りツアーの時よりも客席のノリはかなり良いのはこの後にバンド本体のライブが控えているからだろう。
「DJ OZMAと氣志團みたいに別人っていう設定でやったほうがいいのか、まだキャラが定まっていない(笑)」
と、曲間に必ずと言っていいくらいにしゃべるのは弾き語りならでは。
「めちゃ季節外れだけど」
という「オーロラソング」、
「このライブのリクエストを募ってて。やっぱりあんまり普段やらない曲にみんな投票するのかと思ってたけど、この曲結構やってるんだけどなぁ」
という「月に吠える」は弾き語りが実によく似合う曲。歌い方自体はバンドバージョンと変えているところも多々あるけれど。
「ピロウズ先輩のライブにこの前お呼ばれして。たくさん後輩いる中でなんで俺なんですか?って聞いたら、日本でロックンロールやってるって言ったらお前が浮かんだ、って言われてめちゃくちゃ嬉しくて」
とピロウズ先輩へのリスペクトを込めて、ピロウズの「レディオテレグラフィー」をカバー。バンドでは「Blues Drive Monster」をカバーしているが、弾き語りでもやるというところに、亮介のピロウズに対する愛の深さを感じる。
するとこの日はここまで水しか飲んでない亮介に対し、観客が鬼ごろしのパックをステージ上に差し入れるという、実にアットホームな、いい意味でステージと客席の距離の近さを実感させてくれると、
「こういうことするからフラッドのライブは若いやつが来ないんだよな…(笑)
この前、UNISON SQUARE GARDENの田淵さんと飲んで。俺の数少ない友達なんだけど(笑)
そしたら田淵さんに、「佐々木はもうちょっと同年代の友達を作ったほうがいい」って言われて。あの人も同年代の友達あんまりいないと思うんだけど(笑)」
と笑わせ、「理由なき反抗 -The Rebel Age-」でバンドバージョンと変わらぬ「ざけんじゃねぇ!」の大合唱を起こし、最後は弾き語りのリクエストで1位だったという「Blues Man」へ。
最後のサビ前では椅子から立ち上がり、ギターを弾かずにアカペラ歌唱。豊洲PITなどの大会場でもアカペラで届くくらいの声量なだけに、当然このキャパで響かないわけもなかった。弾き語りでしかやらなくなってしまうにはもったいないくらいの名曲。
MCで観客に「弾き語りで47都道府県ツアーやって!」と言われていたが、さすがにそれは無理にしても、また定期的に弾き語りワンマンもやっていただきたい、と思うくらいに、この男の弾き語りはただバンドのボーカルがバンドの曲をアコースティックでやってます、という感じでは全くない。
1.新宿LOFTのブルース
2.スカイウォーカー
3.オーロラソング
4.月に吠える
5.レディオテレグラフィー (ピロウズのカバー)
6.理由なき反抗 -The Rebel Age-
7.Blues Man
・a flood of circle
実にスムーズな転換だったのも当たり前で、弾き語りの時からすでにバンドのセッティングがされていたからである。
亮介のみならず、メンバー全員が黒を基調とした衣装(衣装と言っても亮介とキョウスケは革ジャンだが)で登場すると、
「おはようございます、a flood of circleです」
と亮介がおなじみの挨拶をし、「ブラックバード」からスタート。10年、一貫して過去を振り返ることなく(全曲演奏ライブとかの企画はあったけど)、ただひたすらに「未来」だけを見据えてきたバンドのテーマソングと言える曲。間奏でのHISAYOのベースは実に重く、力強い。
ダイバーが出るほどの熱狂に包まれ、バンドの演奏も一気に疾走感溢れる「泥水のメロディー」は、このライブでのリクエストで見事1位になったという曲。さらに「ロシナンテ」と、ベスト盤リリース直後にもかかわらず、ベスト盤未収録のインディーズ曲の連発だが、10年前、まだ何も失くしてなかった、4人組バンドだった頃(強いて失くしたものがあったとしたら、安定した生活だろうか)に書かれた
「何かを失くしながらそれでも行かなくちゃ」
というフレーズがバンドの10年目にこれだけ説得力を持って響くとは。もはやこういう道を歩むようになることを予期していたような感すらある。
「昔の曲もやるけど、新しい曲もやるよ」
と言うと、懐かしいインディーズ曲から一変して、ベスト盤収録の最新曲「青く塗れ」。軽快なリズムと言葉数の多いメロから、サビでは跳ねるリズムになると同時に観客も飛び跳ね「青く塗れ」というタイトルが連呼される。ライブで聴くのは初めてだが、CDで聴くよりも、ライブのほうがはるかに楽しいというのが一発でわかる。
「新宿東口」など、まさにこの場所が舞台であり、実際に「新宿LOFT」と歌詞を変えて歌われた「I LOVE YOU」から、
「春だね」
と亮介がボソッと言ってから始まったのはもちろん、このバンドの春ソング「春の嵐」。キョウスケの弾く、この曲のリフは、かつてこのバンドで弾いていた中では最も曽根巧に近いものを感じるくらいのスピード感を見せてくれる。むしろ年齢が若い分、こういったギターロック寄りな、BPMが速い曲はキョウスケのほうが似合うかも、と思うくらいに、見た目だけではなく、プレイ自体もこのバンドにバッチリハマっている。
MCでは何故かやたらとHISAYOを呼びかける歓声が多く(もちろんほとんど男性)、それに気を良くしたHISAYOが「うちわでも作ろうかな」と言うくらい。亮介はHISAYOに
「オープニングの彼はどうでしたか?(笑)」
と聞き、
「まぁまぁ良かったけど、10分も押してたね(笑)」
と厳しいダメだしを食らいながらも、
「1位はさっきやった「泥水のメロディー」だったんだけど、1人1票じゃなくて、1人何回でも投票できるようにしたから、明らかに何回も同じ曲に入れてるな、っていうやつがいて(笑)」
とリクエストの結果に触れ、2位として演奏されたのは「Paradox」。これは実に意外に感じる結果なだけに、いっそのこと20曲オールリクエストライブでもやって、どんな曲が並ぶのかを見てみたい。
「次の曲はなんでしょう?なんでしょう?…問題です」
と言って始まったのは、もちろん「Quiz Show」だが、カップリング曲であるこの曲までも演奏されるとは全く予想していなかった。「10,9,8,7,…」というカウントダウンには観客も掲げた指の数で合わせてカウントダウン。しかし、やはりこの濃い対バンライブに来るだけあり、観客みんながこのバンドの持ち曲を全て完璧に把握している。
その「Quiz Show」の収録シングルである「Human License」ではアウトロで白熱のセッションを展開。近年は「Dancing Zombiez」のアウトロでこのセッションが披露されることが多いだけに、どことなく久々な感じ。バンドの演奏的にはこのあたりは勢いで押し切る、というような感じ。
終盤は近年は大合唱と激しいモッシュ&ダイブが繰り広げられる「シーガル」から、ベスト盤にようやく正式録音バージョンが収録された「プシケ」(でもやっぱりライブでのメンバー紹介を含めたアレンジが最高)、「大切な曲」と言って、震えるような声で亮介が歌い、最後の
「生きていて」
の叫びがなんとも切実に響いた「感光」(来週で3.11になるから演奏されたのだろうか)、そして最後はやはり「花」。リリース自体は去年だったが、今年、フラッドの10周年のライブの最後に演奏されるのは間違いなくこの曲だろう。それだけこの曲にはこの10年の思いが詰まっている。
アンコールでは、特にMCのネタを持っていない渡邉の物販紹介コーナー(本人いわく「渡邉の面白コーナー」)を挟み、
「今日はこれが本当に最後の曲。また新木場で会おうぜ」
と言って、手拍子が鳴り響く「ベストライド」でこの日も自己記録を更新してステージを去って行った。
弾き語りとバンドという、このバンドのファンであれば絶対行きたいとしか思えない内容のライブは、やはりライブタイトル通りにかなり濃いものになった。
亮介が「こんなセトリは今日だけだぞ!」と言ったように、ベスト盤リリース直後にもかかわらず、ベスト盤収録曲はほとんど演奏しないというセトリ。しかし来月から始まるツアーはベスト的なセトリになるだろうし、ロンドンで録音したという新曲も披露されるはず。フラッドの10周年イヤーの始まりである。
前日の9mmとこの日のフラッド。自分が好きになる音楽って「カッコいい」という実に漠然とした、己にしかわからないような都合のいい感覚のもの。だから歌や演奏が上手いとか、オシャレとかっていうのは、全然なくてもいい。で、世の中には色んな音楽の形態がある中で、自分が1番カッコいいと思うのはやっぱりロックバンドなのである。どんなに時代にそぐわなくても、効率が悪くても。
だから、歌ってくれロックンロールバンド。
1.ブラックバード
2.泥水のメロディー
3.ロシナンテ
4.青く塗れ
5.I LOVE YOU
6.春の嵐
7.Paradox
8.Quiz Show
9.Human License
10.シーガル
11.プシケ
12.感光
13.花
encore
14.ベストライド
青く塗れ
http://youtu.be/QnY0bQY5RCg
Next→ 3/6 amazarashi @中野サンプラザ
先日キャリア初のベスト盤をリリースした、a flood of circleのリリース記念ライブの対バン相手は、まさかのバンドのボーカルである佐々木亮介の弾き語り。亮介は弾き語りでもツアーを行っているが、この上なくa flood of circleと佐々木亮介の濃い部分を体現できる一夜である。場所はバンドのホームというべき、曲の歌詞にも登場する新宿LOFT。
・佐々木亮介
完全に超満員の中、まずは佐々木亮介の弾き語り。いつものように革ジャン姿でフラッとステージに現れると、椅子に座り、
「ホストやキャバクラはスルー」
「ルースターズ 怒髪天 ニューロティカ アナーキー」
など、弾き語りツアーではご当地に合わせて歌詞を変えていたブルースを、この新宿LOFTならではの歌詞バージョンで歌う。手拍子を促すと大きな手拍子が客席で鳴るという、弾き語りツアーの時よりも客席のノリはかなり良いのはこの後にバンド本体のライブが控えているからだろう。
「DJ OZMAと氣志團みたいに別人っていう設定でやったほうがいいのか、まだキャラが定まっていない(笑)」
と、曲間に必ずと言っていいくらいにしゃべるのは弾き語りならでは。
「めちゃ季節外れだけど」
という「オーロラソング」、
「このライブのリクエストを募ってて。やっぱりあんまり普段やらない曲にみんな投票するのかと思ってたけど、この曲結構やってるんだけどなぁ」
という「月に吠える」は弾き語りが実によく似合う曲。歌い方自体はバンドバージョンと変えているところも多々あるけれど。
「ピロウズ先輩のライブにこの前お呼ばれして。たくさん後輩いる中でなんで俺なんですか?って聞いたら、日本でロックンロールやってるって言ったらお前が浮かんだ、って言われてめちゃくちゃ嬉しくて」
とピロウズ先輩へのリスペクトを込めて、ピロウズの「レディオテレグラフィー」をカバー。バンドでは「Blues Drive Monster」をカバーしているが、弾き語りでもやるというところに、亮介のピロウズに対する愛の深さを感じる。
するとこの日はここまで水しか飲んでない亮介に対し、観客が鬼ごろしのパックをステージ上に差し入れるという、実にアットホームな、いい意味でステージと客席の距離の近さを実感させてくれると、
「こういうことするからフラッドのライブは若いやつが来ないんだよな…(笑)
この前、UNISON SQUARE GARDENの田淵さんと飲んで。俺の数少ない友達なんだけど(笑)
そしたら田淵さんに、「佐々木はもうちょっと同年代の友達を作ったほうがいい」って言われて。あの人も同年代の友達あんまりいないと思うんだけど(笑)」
と笑わせ、「理由なき反抗 -The Rebel Age-」でバンドバージョンと変わらぬ「ざけんじゃねぇ!」の大合唱を起こし、最後は弾き語りのリクエストで1位だったという「Blues Man」へ。
最後のサビ前では椅子から立ち上がり、ギターを弾かずにアカペラ歌唱。豊洲PITなどの大会場でもアカペラで届くくらいの声量なだけに、当然このキャパで響かないわけもなかった。弾き語りでしかやらなくなってしまうにはもったいないくらいの名曲。
MCで観客に「弾き語りで47都道府県ツアーやって!」と言われていたが、さすがにそれは無理にしても、また定期的に弾き語りワンマンもやっていただきたい、と思うくらいに、この男の弾き語りはただバンドのボーカルがバンドの曲をアコースティックでやってます、という感じでは全くない。
1.新宿LOFTのブルース
2.スカイウォーカー
3.オーロラソング
4.月に吠える
5.レディオテレグラフィー (ピロウズのカバー)
6.理由なき反抗 -The Rebel Age-
7.Blues Man
・a flood of circle
実にスムーズな転換だったのも当たり前で、弾き語りの時からすでにバンドのセッティングがされていたからである。
亮介のみならず、メンバー全員が黒を基調とした衣装(衣装と言っても亮介とキョウスケは革ジャンだが)で登場すると、
「おはようございます、a flood of circleです」
と亮介がおなじみの挨拶をし、「ブラックバード」からスタート。10年、一貫して過去を振り返ることなく(全曲演奏ライブとかの企画はあったけど)、ただひたすらに「未来」だけを見据えてきたバンドのテーマソングと言える曲。間奏でのHISAYOのベースは実に重く、力強い。
ダイバーが出るほどの熱狂に包まれ、バンドの演奏も一気に疾走感溢れる「泥水のメロディー」は、このライブでのリクエストで見事1位になったという曲。さらに「ロシナンテ」と、ベスト盤リリース直後にもかかわらず、ベスト盤未収録のインディーズ曲の連発だが、10年前、まだ何も失くしてなかった、4人組バンドだった頃(強いて失くしたものがあったとしたら、安定した生活だろうか)に書かれた
「何かを失くしながらそれでも行かなくちゃ」
というフレーズがバンドの10年目にこれだけ説得力を持って響くとは。もはやこういう道を歩むようになることを予期していたような感すらある。
「昔の曲もやるけど、新しい曲もやるよ」
と言うと、懐かしいインディーズ曲から一変して、ベスト盤収録の最新曲「青く塗れ」。軽快なリズムと言葉数の多いメロから、サビでは跳ねるリズムになると同時に観客も飛び跳ね「青く塗れ」というタイトルが連呼される。ライブで聴くのは初めてだが、CDで聴くよりも、ライブのほうがはるかに楽しいというのが一発でわかる。
「新宿東口」など、まさにこの場所が舞台であり、実際に「新宿LOFT」と歌詞を変えて歌われた「I LOVE YOU」から、
「春だね」
と亮介がボソッと言ってから始まったのはもちろん、このバンドの春ソング「春の嵐」。キョウスケの弾く、この曲のリフは、かつてこのバンドで弾いていた中では最も曽根巧に近いものを感じるくらいのスピード感を見せてくれる。むしろ年齢が若い分、こういったギターロック寄りな、BPMが速い曲はキョウスケのほうが似合うかも、と思うくらいに、見た目だけではなく、プレイ自体もこのバンドにバッチリハマっている。
MCでは何故かやたらとHISAYOを呼びかける歓声が多く(もちろんほとんど男性)、それに気を良くしたHISAYOが「うちわでも作ろうかな」と言うくらい。亮介はHISAYOに
「オープニングの彼はどうでしたか?(笑)」
と聞き、
「まぁまぁ良かったけど、10分も押してたね(笑)」
と厳しいダメだしを食らいながらも、
「1位はさっきやった「泥水のメロディー」だったんだけど、1人1票じゃなくて、1人何回でも投票できるようにしたから、明らかに何回も同じ曲に入れてるな、っていうやつがいて(笑)」
とリクエストの結果に触れ、2位として演奏されたのは「Paradox」。これは実に意外に感じる結果なだけに、いっそのこと20曲オールリクエストライブでもやって、どんな曲が並ぶのかを見てみたい。
「次の曲はなんでしょう?なんでしょう?…問題です」
と言って始まったのは、もちろん「Quiz Show」だが、カップリング曲であるこの曲までも演奏されるとは全く予想していなかった。「10,9,8,7,…」というカウントダウンには観客も掲げた指の数で合わせてカウントダウン。しかし、やはりこの濃い対バンライブに来るだけあり、観客みんながこのバンドの持ち曲を全て完璧に把握している。
その「Quiz Show」の収録シングルである「Human License」ではアウトロで白熱のセッションを展開。近年は「Dancing Zombiez」のアウトロでこのセッションが披露されることが多いだけに、どことなく久々な感じ。バンドの演奏的にはこのあたりは勢いで押し切る、というような感じ。
終盤は近年は大合唱と激しいモッシュ&ダイブが繰り広げられる「シーガル」から、ベスト盤にようやく正式録音バージョンが収録された「プシケ」(でもやっぱりライブでのメンバー紹介を含めたアレンジが最高)、「大切な曲」と言って、震えるような声で亮介が歌い、最後の
「生きていて」
の叫びがなんとも切実に響いた「感光」(来週で3.11になるから演奏されたのだろうか)、そして最後はやはり「花」。リリース自体は去年だったが、今年、フラッドの10周年のライブの最後に演奏されるのは間違いなくこの曲だろう。それだけこの曲にはこの10年の思いが詰まっている。
アンコールでは、特にMCのネタを持っていない渡邉の物販紹介コーナー(本人いわく「渡邉の面白コーナー」)を挟み、
「今日はこれが本当に最後の曲。また新木場で会おうぜ」
と言って、手拍子が鳴り響く「ベストライド」でこの日も自己記録を更新してステージを去って行った。
弾き語りとバンドという、このバンドのファンであれば絶対行きたいとしか思えない内容のライブは、やはりライブタイトル通りにかなり濃いものになった。
亮介が「こんなセトリは今日だけだぞ!」と言ったように、ベスト盤リリース直後にもかかわらず、ベスト盤収録曲はほとんど演奏しないというセトリ。しかし来月から始まるツアーはベスト的なセトリになるだろうし、ロンドンで録音したという新曲も披露されるはず。フラッドの10周年イヤーの始まりである。
前日の9mmとこの日のフラッド。自分が好きになる音楽って「カッコいい」という実に漠然とした、己にしかわからないような都合のいい感覚のもの。だから歌や演奏が上手いとか、オシャレとかっていうのは、全然なくてもいい。で、世の中には色んな音楽の形態がある中で、自分が1番カッコいいと思うのはやっぱりロックバンドなのである。どんなに時代にそぐわなくても、効率が悪くても。
だから、歌ってくれロックンロールバンド。
1.ブラックバード
2.泥水のメロディー
3.ロシナンテ
4.青く塗れ
5.I LOVE YOU
6.春の嵐
7.Paradox
8.Quiz Show
9.Human License
10.シーガル
11.プシケ
12.感光
13.花
encore
14.ベストライド
青く塗れ
http://youtu.be/QnY0bQY5RCg
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