第54回東邦祭 ARTIST LIVE 2015 出演:9mm Parabellum Bullet × HERE @東邦大学習志野キャンパススポーツアリーナ2F 11/8
- 2015/11/09
- 00:00
先週の母校でのパスピエのワンマンに続き、学祭シーズンも続く中、今週は千葉の習志野にある東邦大学の学祭。
出演は9mm Parabellum BulletとHERE。9mmのファンからしたら、「確実に実行委員のブッキング担当は9mmのファンだな」というのがすぐわかる。
しかしながら、雨が降っていたのでギリギリの時間に到着するように向かったところ、学校の入り口がどこだかわからずに敷地の周りを一周してしまい、開演時刻の17:30を20分ほど過ぎてしまうという大失態をやらかしてしまい、会場に入った頃にはすでに先攻のHEREが中盤のMCに入ったところだった。
会場の東邦大学の習志野キャンパススポーツアリーナは大学というよりも、中学校や高校の体育館のように幕のある表彰台がある。かなり新しめの会場には椅子がたくさん並べてあり、入ってからこの日のライブが席指定であったことを知る。
・HERE
会場に入ると、ボーカルの尾形回帰が
「僕は最終学歴が高校なんで、キャンパスライフがうらやましいんですよ。なので、学祭の雰囲気を味わいたかったんですけど、外に出れなかったんで、終わったあとに学食だけでも食べたいんですけど、学食やってますかね?」
というMCを展開している。
HEREは尾形、武田将幸(ギター)、三橋隼人(ギター)、宮野大介(ドラム)の4人組バンドで、サポートベースとして壱が加わった5人編成。
昨年の年末に滝が怪我をした際、武田がサポートギターとして参加していたという縁があるバンドである。
なので9mmにも通じる、轟音ロックバンドだが、それぞれかなり奇抜な衣装を見に纏い、尾形に関しては化粧まで施していて、さらに前述のような、かなりしゃべるのが得意であろうMCをするので、9mmがもっとコミック要素が強かったらこうなっていたかもしれない、とすら思う。
11月4日にリリースされたばかりのシングル「はっきよい .ep」からは「はっきよい」「くらいやがれ」の2曲も披露されたのだが、轟音サウンドの随所に一回聴いただけで覚えられるくらい簡単なコール&レスポンスも挟まれるため、会場にいたほぼすべての人が初めて聴くような曲にもかかわらず、実に客席のリアクションは良い。
でかいホールということで、かなり音響やサウンドのバランスはライブハウスに比べると歪で、2本のギターの音が大きすぎてボーカルがあまりはっきりと聞こえないというのはちょっと厳しかったが、それだけに演奏の巧さとカッコよさが実によくわかる。
びっくりするくらいにストレートなラブソング「死ぬくらい大好き愛してるバカみたい」からの「ゾッコンROCK ON」では武田、三橋、壱の3人がイントロ、間奏、アウトロと何回もステージの前に出てきて揃って演奏し、武田は壱のスキンヘッドを撫で回し、三橋は途中でギターを置いておどりくるい、尾形に
「おーっと!ギタリストがギターを置いたー!どうするつもりだー!」
と、古舘伊知郎のような実況をされる。
ラストの「感情超常現象」まで、耳が痛くなるような轟音に会場が包まれたが、見た目だけではなく、音楽自体もインパクト抜群。9mm目当てに来たファンは好きになる可能性が実に高いバンドだと思う。
来月からは、尾形、宮野、武田の3人がHEREの前にやっていた、インビシブルマンズデスベッドも活動を再開し、来年2月には9mmも出演するイベントに出演する。HEREとの活動は並行していくのか、どうなるのか。
1.PASSION
2.CHAOTIC SYMPATHY
3.はっきよい
4.くらいやがれ
5.死ぬくらい大好き愛してるバカみたい
6.ゾッコンROCK ON
7.感情超常現象
死ぬくらい大好き愛してるバカみたい
http://youtu.be/cq8C_sUbjoU
・9mm Parabellum Bullet
Zepp Tokyoでの2daysを含め、最近ライブを見まくっている気がする、9mm。
いつものように「Digital Hardcore」でメンバーが登場すると、卓郎の
「9mm Parabellum Bulletです」
という挨拶から、いきなりハンドクラップが客席に発生する「Discommunication」からスタート。やはりHEREの時と同様に、ギターの音が実に大きく、サウンドのバランスは決して良いとは言えない。
「218秒かけて 東邦大学にたどり着いたぜー!」
といつものようにご当地バージョンに歌詞を変えた「Black Market Blues」では、客席にこの大学の在校生が多いのか、大歓声があがって、腕がたくさん上がる。
「今日は寒いから、みんなでもっと熱くなろうぜ」
と、半袖姿の卓郎と滝が言うと違和感を感じずにはいられない「ハートに火をつけて」で高速ダンスを巻き起こすと、9月にリリースしたクアトロA面シングルから、卓郎が手がけた「誰も知らない」を披露。40分くらいのセットでこの曲が入ってくるのはやや意外。
メジャーデビュー期の「The World」からまたもクアトロA面シングルの滝が手がけた「反逆のマーチ」という最新系に飛ぶが、全く曲が並んでも違和感がないのは9mmが貫いてきたものが変わってないのがよくわかる。
「HEREの武田君は去年の年末に滝が怪我をした時にサポートしてくれた、我々の命の恩人で。
俺たちもHEREも普段はライブハウスに住んでいて。いや、実際に住んでいるわけじゃないんだけど、主に生息しているって意味で。
でもこの中にはライブハウスに行ったことない人もいるかもしれないけど、そういう人とも次はライブハウスで会いたいですね」
と卓郎が言うと、「地獄の三・三・七拍子」こと「Cold Edge」で和彦が叫びまくり、かみじょうのツーバスが響き渡る「Answer and Answer」、そして滝の精悍なギターのイントロから一気に轟音サウンドに切り替わる「生命のワルツ」というクライマックス。演奏が終わると、いつものように卓郎が丁寧にあらゆる方位の観客にお辞儀をしてステージを去って行った。
アンコールに促されて再びメンバーが登場すると、
「まだまだ寒いからもっとあったまろうぜ!」
と言って、この日まだ演奏されていなかった「新しい光」では、間違いなくこの日1番の大歓声が巻き起こると、てっきり「The Revolutionary」で終わるのかと思いきや、卓郎がマラカスを振りまくるダンスナンバー「talking machine」で踊らせまくり、揺らしまくりで終了。まさか学園祭でこの曲をやるとは思っていなかっただけに、これは嬉しいサプライズであった。
曲が終わると汗だくの滝はすぐさまステージを去り、かみじょうは変なポーズをしながら、和彦と卓郎は丁寧に観客に感謝を込め、卓郎が再びあらゆる方位の観客にお辞儀をしてステージを去って行った。
普段からライブハウスなどでしょっちゅうライブを見ているバンドなだけに、音響やバランス、椅子があることなど、いつものライブよりは違和感を感じずにはいられないが、ステージ上の4人は、場所がどこであれ、どんな状況であれ、全く普段と変わらない。そこが9mmがライブバンドたる理由であると思う。
最後にメンバーが去る際、東邦大学の在学生と思われる、自分たちもバンドをやっていそうな男子たちが何人もステージに向かって「ありがとうー!」と叫んでいた。
その姿を見て、かつて自分の母校に9mmが来てくれたことを思い出した。あの時、本当に嬉しかったから。
1.Discommunication
2.Black Market Blues
3.ハートに火をつけて
4.誰も知らない
5.The World
6.反逆のマーチ
7.Cold Edge
8.Answer and Answer
9.生命のワルツ
encore
10.新しい光
11.talking machine
生命のワルツ
http://youtu.be/rVqgv3LzAuc
Next→ 11/11 チャットモンチー @日本武道館
出演は9mm Parabellum BulletとHERE。9mmのファンからしたら、「確実に実行委員のブッキング担当は9mmのファンだな」というのがすぐわかる。
しかしながら、雨が降っていたのでギリギリの時間に到着するように向かったところ、学校の入り口がどこだかわからずに敷地の周りを一周してしまい、開演時刻の17:30を20分ほど過ぎてしまうという大失態をやらかしてしまい、会場に入った頃にはすでに先攻のHEREが中盤のMCに入ったところだった。
会場の東邦大学の習志野キャンパススポーツアリーナは大学というよりも、中学校や高校の体育館のように幕のある表彰台がある。かなり新しめの会場には椅子がたくさん並べてあり、入ってからこの日のライブが席指定であったことを知る。
・HERE
会場に入ると、ボーカルの尾形回帰が
「僕は最終学歴が高校なんで、キャンパスライフがうらやましいんですよ。なので、学祭の雰囲気を味わいたかったんですけど、外に出れなかったんで、終わったあとに学食だけでも食べたいんですけど、学食やってますかね?」
というMCを展開している。
HEREは尾形、武田将幸(ギター)、三橋隼人(ギター)、宮野大介(ドラム)の4人組バンドで、サポートベースとして壱が加わった5人編成。
昨年の年末に滝が怪我をした際、武田がサポートギターとして参加していたという縁があるバンドである。
なので9mmにも通じる、轟音ロックバンドだが、それぞれかなり奇抜な衣装を見に纏い、尾形に関しては化粧まで施していて、さらに前述のような、かなりしゃべるのが得意であろうMCをするので、9mmがもっとコミック要素が強かったらこうなっていたかもしれない、とすら思う。
11月4日にリリースされたばかりのシングル「はっきよい .ep」からは「はっきよい」「くらいやがれ」の2曲も披露されたのだが、轟音サウンドの随所に一回聴いただけで覚えられるくらい簡単なコール&レスポンスも挟まれるため、会場にいたほぼすべての人が初めて聴くような曲にもかかわらず、実に客席のリアクションは良い。
でかいホールということで、かなり音響やサウンドのバランスはライブハウスに比べると歪で、2本のギターの音が大きすぎてボーカルがあまりはっきりと聞こえないというのはちょっと厳しかったが、それだけに演奏の巧さとカッコよさが実によくわかる。
びっくりするくらいにストレートなラブソング「死ぬくらい大好き愛してるバカみたい」からの「ゾッコンROCK ON」では武田、三橋、壱の3人がイントロ、間奏、アウトロと何回もステージの前に出てきて揃って演奏し、武田は壱のスキンヘッドを撫で回し、三橋は途中でギターを置いておどりくるい、尾形に
「おーっと!ギタリストがギターを置いたー!どうするつもりだー!」
と、古舘伊知郎のような実況をされる。
ラストの「感情超常現象」まで、耳が痛くなるような轟音に会場が包まれたが、見た目だけではなく、音楽自体もインパクト抜群。9mm目当てに来たファンは好きになる可能性が実に高いバンドだと思う。
来月からは、尾形、宮野、武田の3人がHEREの前にやっていた、インビシブルマンズデスベッドも活動を再開し、来年2月には9mmも出演するイベントに出演する。HEREとの活動は並行していくのか、どうなるのか。
1.PASSION
2.CHAOTIC SYMPATHY
3.はっきよい
4.くらいやがれ
5.死ぬくらい大好き愛してるバカみたい
6.ゾッコンROCK ON
7.感情超常現象
死ぬくらい大好き愛してるバカみたい
http://youtu.be/cq8C_sUbjoU
・9mm Parabellum Bullet
Zepp Tokyoでの2daysを含め、最近ライブを見まくっている気がする、9mm。
いつものように「Digital Hardcore」でメンバーが登場すると、卓郎の
「9mm Parabellum Bulletです」
という挨拶から、いきなりハンドクラップが客席に発生する「Discommunication」からスタート。やはりHEREの時と同様に、ギターの音が実に大きく、サウンドのバランスは決して良いとは言えない。
「218秒かけて 東邦大学にたどり着いたぜー!」
といつものようにご当地バージョンに歌詞を変えた「Black Market Blues」では、客席にこの大学の在校生が多いのか、大歓声があがって、腕がたくさん上がる。
「今日は寒いから、みんなでもっと熱くなろうぜ」
と、半袖姿の卓郎と滝が言うと違和感を感じずにはいられない「ハートに火をつけて」で高速ダンスを巻き起こすと、9月にリリースしたクアトロA面シングルから、卓郎が手がけた「誰も知らない」を披露。40分くらいのセットでこの曲が入ってくるのはやや意外。
メジャーデビュー期の「The World」からまたもクアトロA面シングルの滝が手がけた「反逆のマーチ」という最新系に飛ぶが、全く曲が並んでも違和感がないのは9mmが貫いてきたものが変わってないのがよくわかる。
「HEREの武田君は去年の年末に滝が怪我をした時にサポートしてくれた、我々の命の恩人で。
俺たちもHEREも普段はライブハウスに住んでいて。いや、実際に住んでいるわけじゃないんだけど、主に生息しているって意味で。
でもこの中にはライブハウスに行ったことない人もいるかもしれないけど、そういう人とも次はライブハウスで会いたいですね」
と卓郎が言うと、「地獄の三・三・七拍子」こと「Cold Edge」で和彦が叫びまくり、かみじょうのツーバスが響き渡る「Answer and Answer」、そして滝の精悍なギターのイントロから一気に轟音サウンドに切り替わる「生命のワルツ」というクライマックス。演奏が終わると、いつものように卓郎が丁寧にあらゆる方位の観客にお辞儀をしてステージを去って行った。
アンコールに促されて再びメンバーが登場すると、
「まだまだ寒いからもっとあったまろうぜ!」
と言って、この日まだ演奏されていなかった「新しい光」では、間違いなくこの日1番の大歓声が巻き起こると、てっきり「The Revolutionary」で終わるのかと思いきや、卓郎がマラカスを振りまくるダンスナンバー「talking machine」で踊らせまくり、揺らしまくりで終了。まさか学園祭でこの曲をやるとは思っていなかっただけに、これは嬉しいサプライズであった。
曲が終わると汗だくの滝はすぐさまステージを去り、かみじょうは変なポーズをしながら、和彦と卓郎は丁寧に観客に感謝を込め、卓郎が再びあらゆる方位の観客にお辞儀をしてステージを去って行った。
普段からライブハウスなどでしょっちゅうライブを見ているバンドなだけに、音響やバランス、椅子があることなど、いつものライブよりは違和感を感じずにはいられないが、ステージ上の4人は、場所がどこであれ、どんな状況であれ、全く普段と変わらない。そこが9mmがライブバンドたる理由であると思う。
最後にメンバーが去る際、東邦大学の在学生と思われる、自分たちもバンドをやっていそうな男子たちが何人もステージに向かって「ありがとうー!」と叫んでいた。
その姿を見て、かつて自分の母校に9mmが来てくれたことを思い出した。あの時、本当に嬉しかったから。
1.Discommunication
2.Black Market Blues
3.ハートに火をつけて
4.誰も知らない
5.The World
6.反逆のマーチ
7.Cold Edge
8.Answer and Answer
9.生命のワルツ
encore
10.新しい光
11.talking machine
生命のワルツ
http://youtu.be/rVqgv3LzAuc
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