9mm Parabellum Bullet カオスの百年TOUR 2015 [対バン] the band apart Opening Act:9mm Parabellum Bullet (Acoustic Set) @Zepp Tokyo 10/24
- 2015/10/25
- 20:20
前日に続いての9mm Parabellum Bulletの対バンツアーのZepp Tokyo2daysの2日目。この日の対バンはthe band apartで、前日同様にオープニングアクトは9mmのアコースティックセット。
・9mm Parabellum Bullet (Acoustic Set)
前日に続き、今回のツアーのオープニングアクトを務める9mmのアコースティックセット。
前日同様にSEなしでメンバーが登場すると、例によって全員が椅子に座り、卓郎の挨拶からあのギターリフがアコースティックで奏でられる「Discommunication」からスタート。卓郎は歌の符割を変えて歌っており、普段は聞き慣れているこの曲も全く違うように聞こえてくる。
大学の時に卓郎と滝がバンアパの曲をコピーしており、周りにもコピーをしていた人がたくさんいた、というバンアパとの出会いから、それまでもフェスではよく一緒になっていたが、震災後にひなっち(ストレイテナー、Nothing's Carved In Stone etc.)が立ち上げた、HINATABOCCOという楽団に卓郎と和彦が参加し、そこにバンアパの荒井も参加していたことによりグッと距離が縮まった、ということを語る。
「前にMTVアンプラグドというライブをやって、DVDとCDが出ているんだが、次はその中には入ってない曲、昨日もやってない曲をやります。(お~!という歓声に対し)当たり前じゃん」
とセトリを変える、新しいアレンジを施すのはお手の物、といった感じで卓郎が自信満々に語って演奏されたのは、「シベリアンバード」のアコースティックバージョン。滝は昨日のカズーに続き、ピアニカを吹くという多芸っぷりを見せつける。
「次で最後の曲です。(え~!?という声に対し)いやいや、みんなウズウズしてるじゃないか」
と言ってあっという間のラストは、前日は本編で演奏された「カモメ」をスケール大きく響かせて終了。
やはりこのバンドはメロディが良いからこそここまで大きくなれたんだな、というのが実によくわかる2日間のアコースティックセットでのライブだった。今度は通常編成とアコースティックセットでの2部構成とかでも見てみたい。
1.Discommunication
2.シベリアンバード
3.カモメ
・the band apart
この日のゲストは9mmの先輩にあたるthe band apart。
SEもなしにふらっとメンバーがステージに登場すると、木暮(ドラム)が軽快なリズムを刻み始め、「higher」からスタート。続いて最新アルバム「謎のオープンワールド」からの「禁断の宮殿」までは曲に浸るようなタイプの曲なため、前日のスカパラに比べると若干アウェー感を感じざるを得ない。
しかしながら4人の演奏のアンサンブルがぶつかり合うような「Game,Mum,Erase,Fuck,Sleep」を終えると、どこか痩せたような感じがする荒井(ボーカル&ギター)が口を開き、
「さっき卓郎君も話してたけど、震災後にひなっちがやってるHINATABOCCOで卓郎君とカズ君と一緒になって。現地の高校生のバンドと一緒にやるっていうライブがあったんだけど、その時に高校生のバンドに9mmのコピバンがいて。そしたらそのコピバンのベースの子がインフルエンザで来れないってなって。カズ君が「代わりにやりますよ」って言って一緒にやったんだけど、1人だけ普段のあのテンションで演奏するもんだから、ギターの子がガタガタ震えてて(笑)
しかもボーカルが女の子だったんだけど、1番が終わったとこで後ろから卓郎君が出てきて肩組んで歌い出して。モノマネ王座決定戦のご本人登場、みたいな(笑)」
という9mmとのエピソードで爆笑を巻き起こすと、一気に観客との距離が縮まり、「I love you wasted Junks & Greens」では再び4つの楽器が激しくぶつかり合いながらもしっかりとアンサンブルという形での調和を見せ、「ピルグリム」「夜の向こうへ」と日本語曲でロマンチックさを増していく。
「早いもので我々あと1曲です。えー!?ってまたまた。ウズウズしてるくせに(笑)」
と卓郎同様のMCで荒井が笑わせると、ここまではひたすら楽しそうにベースを弾いていた巨漢・原が口を開き、
「前に後輩が1年くらい姿をくらましまして。戻ってきたと思ったら、水を売りつけてきやがって。お前マルチ商法にハマってるんじゃねぇの?って言ったら、いやマルチ商法じゃなくてネットビジネスです、って言ってて。
「原さん、この水の何が信用できるかって言ったら、この水の説明会をZepp Tokyoを貸し切りにしてやったんですよ!」
って言ってて。そんな怪しい団体が貸し切りにしていたZepp Tokyoに立てるとは思いませんでした、ありがとうございます(笑)」
という実に原らしいZeppへの思い出を語るMCで爆笑させると、最後は
「卓郎君と滝君がコピーしていてくれた曲」
と言って、「Eric.W」で「Yeah Yeah Yeah」の合唱とともに客席も飛び跳ねまくって終了。時間こそ短かったが、それだけにまた早くワンマンでもっとたくさんの曲を聴きたくなった。
1.higher
2.禁断の宮殿
3.Game,Mum,Erase,Fuck,Sleep
4.I love you wasted Junks & Greens
5.ピルグリム
6.夜の向こうへ
7.Eric.W
夜の向こうへ
http://youtu.be/1mRchZDuDTI
・9mm Parabellum Bullet
そして9mm。おなじみATARI TEENAGE RIOTの「Digital Hardcore」のSEでメンバーが登場。
「いってもクアトロAサイドシングルが軸なのら昨日と変わらないだろうから、合間の曲が変わるって感じだろうな」
と予想していたので、この日も「反逆のマーチ」から始まると思っていたら、いきなりの爆裂ナンバー「The Lightning」「Answer and Answer」という、前日とは全く違う序盤の選曲にビックリさせられる。卓郎は早くも「Zepp Tokyo」などこの日ならではの歌詞に変えながら歌うが、「Answer and Answer」では間奏で卓郎と滝のギターがズレて顔を見合わせるという珍しい場面もあったが。
そんな前日とは全く違う選曲なので、流れ自体も全く異なり、前日はクアトロAサイドシングルの中では最後に演奏された、かみじょうが手がけた「Mad Pierrot」がこの日は先陣を切って披露され、同じく前日には終盤で演奏された「The Revolutionary」までもこの段階で演奏されると、序盤ながらも早くもクライマックスのような空気に。
卓郎の挨拶的なMCから、前日はアコースティックセットで演奏された「Black Market Blues」で踊らせると、和彦が手がけたクアトロAサイドシングル「ダークホース」がまっすぐに突き刺さる。
「みんなだいぶバンアパで揺らされていたな」
とバンアパのことを語りつつ、クアトロAサイドシングルの告知もし、続いてもクアトロAサイドシングルの「誰も知らない」へ。
最新の曲が続いたと思いきや、一転してインディーズ期の「Caucasus」、メジャーデビュー時の「The World」と、懐かしもあり嬉しくもある曲が続く。
「俺たちと同世代の人はわかると思うけど、俺も滝もそうだったけど、みんなバンアパのコピーやってたし、ライブハウスにもバンアパみたいなバンドがいっぱいいた。
でも、バンアパみたいなバンドって、バンアパみたいにカッコ良くなかったんだよね。同じようにミッシェル・ガン・エレファントみたいなバンドもいっぱいいたし、Blanky Jet Cityみたいなバンドもいっぱいいたけど、ミッシェルやブランキーよりカッコ良くなかった。
だからカッコイイものの真似をしてもカッコ良くはないんだよね。真似でしかないから。だから俺たちもバンアパみたいなカッコよさを感じさせられるバンドになっていきたいです」
と卓郎はバンアパに対する最大限の賛辞を送っていたが、9mmは間違いなくもうすでに真似できないカッコよさを感じるバンドになっている。その証拠に、9mmのフォロワーみたいなバンドは全然シーンに浮上してきていない。
また、10年くらい前に、当時BEAT CRUSADERSをやっていたヒダカトオル(現THE STARBEMS)が、インタビューで「最近のインディーズバンドはどうですか?」と聞かれた際、
「バンアパが出てきてから、バンアパみたいなバンドばっかりになっちゃった」
と、卓郎のMCを裏付けるような発言をしていたが、バンアパの影響力の強さを改めて感じさせられる。
そのあとの滝のギターのイントロがまさに9mmな「反逆のマーチ」からはクライマックスへ。「Living Dying Message」では滝がギターをブンブン振り回した挙句にマイクスタンドにぶつかるという、去年ライブ中に怪我した人とは思えない暴れっぷりを見せる。まぁ滝がおとなしく演奏しているだけの姿というのは今の所全く想像できないものであるが。
そしてイントロの3・3・7拍子に合わせて「オイ!」コールが起き、作曲者の和彦もデスボイスで「オイ!」とシャウトする「Cold Edge」から、昨日はやらなかった「生命のワルツ」でこの日は本編は最後まで爆発し続けながら終了し、卓郎が丁寧に観客に手を振ったりしながらステージを去って行った。
アンコールでは卓郎が、
「言おうと思ってたのにすっかり忘れてた。俺たち、メンバー全員で渋谷AXにバンアパのライブを見に行ったことがあって。bloodthirsty butchersと、アメリカの+/-ってバンドと、バンアパと、Mock Orangeが出てて。Mock Orangeがバンアパのレーベルからリリースした時だったかな?(2005年12月の時だと思われる。)
昨日のスカパラもそうだけど、そんなバンアパとこうして一緒に出来て本当に幸せです!」
と本編で言い忘れたバンアパへの思いを語り、お台場で9mmと言えばこの曲(Zepp Tokyoの横には観覧車がある)な「Termination」のコーラス部分で大合唱を巻き起こすと、卓郎がマラカスを手にとって振りまくり、「1,2,3,4!」のコールとともに狂乱のダンスフロアと化した「talking machine」でメンバーも客席も完全燃焼させて終了。
本編同様に最後まで丁寧に観客に向き合う卓郎もそうだが、かみじょうが去り際に面白いポーズを取りながら帰っていくのが9mmのライブが良かったかどうかがわかりやすく判別できるポイントだと思っているので、思わず笑わずにはいられないポーズで帰って行ったこの2日間のライブはどちらも本当に9mmのカッコよさ、唯一無二さを実感させてくれるものだった。
そして前日と半分くらいの曲を変え、曲順も大幅に変えてくると、こうして2daysのライブに毎回両方行きたくなる。そんなバンドって実はなかなかいない。
1.The Lightning
2.Answer and Answer
3.Mad Pierrot
4.The Revolutionary
5.Scream For The Future
6.Black Market Blues
7.ダークホース
8.誰も知らない
9.Caucasus
10.The World
11.反逆のマーチ
12.新しい光
13.Living Dying Message
14.Cold Edge
15.生命のワルツ
encore
16.Termination
17.talking machine
talking machine
http://youtu.be/DeZnVkRQ5Vg
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・9mm Parabellum Bullet (Acoustic Set)
前日に続き、今回のツアーのオープニングアクトを務める9mmのアコースティックセット。
前日同様にSEなしでメンバーが登場すると、例によって全員が椅子に座り、卓郎の挨拶からあのギターリフがアコースティックで奏でられる「Discommunication」からスタート。卓郎は歌の符割を変えて歌っており、普段は聞き慣れているこの曲も全く違うように聞こえてくる。
大学の時に卓郎と滝がバンアパの曲をコピーしており、周りにもコピーをしていた人がたくさんいた、というバンアパとの出会いから、それまでもフェスではよく一緒になっていたが、震災後にひなっち(ストレイテナー、Nothing's Carved In Stone etc.)が立ち上げた、HINATABOCCOという楽団に卓郎と和彦が参加し、そこにバンアパの荒井も参加していたことによりグッと距離が縮まった、ということを語る。
「前にMTVアンプラグドというライブをやって、DVDとCDが出ているんだが、次はその中には入ってない曲、昨日もやってない曲をやります。(お~!という歓声に対し)当たり前じゃん」
とセトリを変える、新しいアレンジを施すのはお手の物、といった感じで卓郎が自信満々に語って演奏されたのは、「シベリアンバード」のアコースティックバージョン。滝は昨日のカズーに続き、ピアニカを吹くという多芸っぷりを見せつける。
「次で最後の曲です。(え~!?という声に対し)いやいや、みんなウズウズしてるじゃないか」
と言ってあっという間のラストは、前日は本編で演奏された「カモメ」をスケール大きく響かせて終了。
やはりこのバンドはメロディが良いからこそここまで大きくなれたんだな、というのが実によくわかる2日間のアコースティックセットでのライブだった。今度は通常編成とアコースティックセットでの2部構成とかでも見てみたい。
1.Discommunication
2.シベリアンバード
3.カモメ
・the band apart
この日のゲストは9mmの先輩にあたるthe band apart。
SEもなしにふらっとメンバーがステージに登場すると、木暮(ドラム)が軽快なリズムを刻み始め、「higher」からスタート。続いて最新アルバム「謎のオープンワールド」からの「禁断の宮殿」までは曲に浸るようなタイプの曲なため、前日のスカパラに比べると若干アウェー感を感じざるを得ない。
しかしながら4人の演奏のアンサンブルがぶつかり合うような「Game,Mum,Erase,Fuck,Sleep」を終えると、どこか痩せたような感じがする荒井(ボーカル&ギター)が口を開き、
「さっき卓郎君も話してたけど、震災後にひなっちがやってるHINATABOCCOで卓郎君とカズ君と一緒になって。現地の高校生のバンドと一緒にやるっていうライブがあったんだけど、その時に高校生のバンドに9mmのコピバンがいて。そしたらそのコピバンのベースの子がインフルエンザで来れないってなって。カズ君が「代わりにやりますよ」って言って一緒にやったんだけど、1人だけ普段のあのテンションで演奏するもんだから、ギターの子がガタガタ震えてて(笑)
しかもボーカルが女の子だったんだけど、1番が終わったとこで後ろから卓郎君が出てきて肩組んで歌い出して。モノマネ王座決定戦のご本人登場、みたいな(笑)」
という9mmとのエピソードで爆笑を巻き起こすと、一気に観客との距離が縮まり、「I love you wasted Junks & Greens」では再び4つの楽器が激しくぶつかり合いながらもしっかりとアンサンブルという形での調和を見せ、「ピルグリム」「夜の向こうへ」と日本語曲でロマンチックさを増していく。
「早いもので我々あと1曲です。えー!?ってまたまた。ウズウズしてるくせに(笑)」
と卓郎同様のMCで荒井が笑わせると、ここまではひたすら楽しそうにベースを弾いていた巨漢・原が口を開き、
「前に後輩が1年くらい姿をくらましまして。戻ってきたと思ったら、水を売りつけてきやがって。お前マルチ商法にハマってるんじゃねぇの?って言ったら、いやマルチ商法じゃなくてネットビジネスです、って言ってて。
「原さん、この水の何が信用できるかって言ったら、この水の説明会をZepp Tokyoを貸し切りにしてやったんですよ!」
って言ってて。そんな怪しい団体が貸し切りにしていたZepp Tokyoに立てるとは思いませんでした、ありがとうございます(笑)」
という実に原らしいZeppへの思い出を語るMCで爆笑させると、最後は
「卓郎君と滝君がコピーしていてくれた曲」
と言って、「Eric.W」で「Yeah Yeah Yeah」の合唱とともに客席も飛び跳ねまくって終了。時間こそ短かったが、それだけにまた早くワンマンでもっとたくさんの曲を聴きたくなった。
1.higher
2.禁断の宮殿
3.Game,Mum,Erase,Fuck,Sleep
4.I love you wasted Junks & Greens
5.ピルグリム
6.夜の向こうへ
7.Eric.W
夜の向こうへ
http://youtu.be/1mRchZDuDTI
・9mm Parabellum Bullet
そして9mm。おなじみATARI TEENAGE RIOTの「Digital Hardcore」のSEでメンバーが登場。
「いってもクアトロAサイドシングルが軸なのら昨日と変わらないだろうから、合間の曲が変わるって感じだろうな」
と予想していたので、この日も「反逆のマーチ」から始まると思っていたら、いきなりの爆裂ナンバー「The Lightning」「Answer and Answer」という、前日とは全く違う序盤の選曲にビックリさせられる。卓郎は早くも「Zepp Tokyo」などこの日ならではの歌詞に変えながら歌うが、「Answer and Answer」では間奏で卓郎と滝のギターがズレて顔を見合わせるという珍しい場面もあったが。
そんな前日とは全く違う選曲なので、流れ自体も全く異なり、前日はクアトロAサイドシングルの中では最後に演奏された、かみじょうが手がけた「Mad Pierrot」がこの日は先陣を切って披露され、同じく前日には終盤で演奏された「The Revolutionary」までもこの段階で演奏されると、序盤ながらも早くもクライマックスのような空気に。
卓郎の挨拶的なMCから、前日はアコースティックセットで演奏された「Black Market Blues」で踊らせると、和彦が手がけたクアトロAサイドシングル「ダークホース」がまっすぐに突き刺さる。
「みんなだいぶバンアパで揺らされていたな」
とバンアパのことを語りつつ、クアトロAサイドシングルの告知もし、続いてもクアトロAサイドシングルの「誰も知らない」へ。
最新の曲が続いたと思いきや、一転してインディーズ期の「Caucasus」、メジャーデビュー時の「The World」と、懐かしもあり嬉しくもある曲が続く。
「俺たちと同世代の人はわかると思うけど、俺も滝もそうだったけど、みんなバンアパのコピーやってたし、ライブハウスにもバンアパみたいなバンドがいっぱいいた。
でも、バンアパみたいなバンドって、バンアパみたいにカッコ良くなかったんだよね。同じようにミッシェル・ガン・エレファントみたいなバンドもいっぱいいたし、Blanky Jet Cityみたいなバンドもいっぱいいたけど、ミッシェルやブランキーよりカッコ良くなかった。
だからカッコイイものの真似をしてもカッコ良くはないんだよね。真似でしかないから。だから俺たちもバンアパみたいなカッコよさを感じさせられるバンドになっていきたいです」
と卓郎はバンアパに対する最大限の賛辞を送っていたが、9mmは間違いなくもうすでに真似できないカッコよさを感じるバンドになっている。その証拠に、9mmのフォロワーみたいなバンドは全然シーンに浮上してきていない。
また、10年くらい前に、当時BEAT CRUSADERSをやっていたヒダカトオル(現THE STARBEMS)が、インタビューで「最近のインディーズバンドはどうですか?」と聞かれた際、
「バンアパが出てきてから、バンアパみたいなバンドばっかりになっちゃった」
と、卓郎のMCを裏付けるような発言をしていたが、バンアパの影響力の強さを改めて感じさせられる。
そのあとの滝のギターのイントロがまさに9mmな「反逆のマーチ」からはクライマックスへ。「Living Dying Message」では滝がギターをブンブン振り回した挙句にマイクスタンドにぶつかるという、去年ライブ中に怪我した人とは思えない暴れっぷりを見せる。まぁ滝がおとなしく演奏しているだけの姿というのは今の所全く想像できないものであるが。
そしてイントロの3・3・7拍子に合わせて「オイ!」コールが起き、作曲者の和彦もデスボイスで「オイ!」とシャウトする「Cold Edge」から、昨日はやらなかった「生命のワルツ」でこの日は本編は最後まで爆発し続けながら終了し、卓郎が丁寧に観客に手を振ったりしながらステージを去って行った。
アンコールでは卓郎が、
「言おうと思ってたのにすっかり忘れてた。俺たち、メンバー全員で渋谷AXにバンアパのライブを見に行ったことがあって。bloodthirsty butchersと、アメリカの+/-ってバンドと、バンアパと、Mock Orangeが出てて。Mock Orangeがバンアパのレーベルからリリースした時だったかな?(2005年12月の時だと思われる。)
昨日のスカパラもそうだけど、そんなバンアパとこうして一緒に出来て本当に幸せです!」
と本編で言い忘れたバンアパへの思いを語り、お台場で9mmと言えばこの曲(Zepp Tokyoの横には観覧車がある)な「Termination」のコーラス部分で大合唱を巻き起こすと、卓郎がマラカスを手にとって振りまくり、「1,2,3,4!」のコールとともに狂乱のダンスフロアと化した「talking machine」でメンバーも客席も完全燃焼させて終了。
本編同様に最後まで丁寧に観客に向き合う卓郎もそうだが、かみじょうが去り際に面白いポーズを取りながら帰っていくのが9mmのライブが良かったかどうかがわかりやすく判別できるポイントだと思っているので、思わず笑わずにはいられないポーズで帰って行ったこの2日間のライブはどちらも本当に9mmのカッコよさ、唯一無二さを実感させてくれるものだった。
そして前日と半分くらいの曲を変え、曲順も大幅に変えてくると、こうして2daysのライブに毎回両方行きたくなる。そんなバンドって実はなかなかいない。
1.The Lightning
2.Answer and Answer
3.Mad Pierrot
4.The Revolutionary
5.Scream For The Future
6.Black Market Blues
7.ダークホース
8.誰も知らない
9.Caucasus
10.The World
11.反逆のマーチ
12.新しい光
13.Living Dying Message
14.Cold Edge
15.生命のワルツ
encore
16.Termination
17.talking machine
talking machine
http://youtu.be/DeZnVkRQ5Vg
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