METROCK 2015 @新木場・若洲公園 5/24
- 2015/05/25
- 20:51
2日目。雨という予報もあったが、蓋を開けてみれば、初日と遜色ないくらいの晴れっぷり。さすがMETROCKである。
12:00~ KANA-BOON [WINDMILL FIELD]
3年連続出演にして、NEW BEAT SQUARE→SEASIDE PARK、そして今年はメインのWINDMILL FIELDにたどり着いたKANA-BOONがこの日のトップバッター。
SEもなしに登場し、「タイムアウト」から「ウォーリーヒーロー」という流れはここ最近の定番。しかしながら、すごい人の数。すでに去年の段階でメインでもおかしくなかっただけに、堂々たる初メインである。ちなみに、METROCKは今年で3年目だが、1番小さいステージから一段ごとにステージがでかくなってメインにたどり着いたのは、KANA-BOONが最初とのこと。
「来年はどうなるんでしょうね?初心に帰れってことで、また1番小さいステージになるのか、向こうのリストバンド交換所のとこでアコースティックでやる感じになるのか(笑)
まぁこのステージでトリがやりたいですね」
と、新たなバンドの夢を語ると、飯田が
「昨日、元カノからめちゃ久しぶりにメールが来て。キュウソネコカミって仲良い?セイヤさんのサインもらってきてほしいんだけどって書いてあった(笑)」
というMCで笑わせる。
野外なのでたっぷりとアネッサの宣伝もした「なんでもねだり」からの「ないものねだり」というコンボを炸裂させると、ラストはキラーチューンシングルを連発。
このまま行けば、本当に来年以降はこのステージのトリになるかもしれない。
1.タイムアウト
2.ウォーリーヒーロー
3.結晶星
4.なんでもねだり
5.ないものねだり
6.盛者必衰の理、お断り
7.フルドライブ
8.シルエット
なんでもねだり
http://youtu.be/2Vjm3EUKb_4
12:50~ パスピエ [SEASIDE PARK]
このフェス初出演のパスピエ。主にボーカルの大胡田なつきがあまり野外に強そうなイメージではないが、
「メトロポリタンとかの単語がすごく好き」
というその大胡田が意外にもこの野外フェスのステージで煽りまくる。
「MATATABISTEP」で冒頭から踊らせまくると、大胡田の煽りに呼応してバンドの演奏も熱を帯び、三澤(ギター)と露崎(ベース)もガンガン前に出てきて弾き倒す。もちろん首謀者成田(キーボード)と、4月は入院していてライブができなかったやお(ドラム)の2人も安定感抜群。
最新シングル「トキノワ」、配信限定シングル「贅沢ないいわけ」も披露されたこともあり、ついに「チャイナタウン」などのキラーチューンがセトリから外れてしまったが、もはやこの曲数では演奏しきれないほどにキラーチューンが増えたバンドになった。
そして、昼間の野外のステージにももうアウェー感はない。年末の武道館ワンマン前にはアルバムなりなんなりが出そうだが。
1.MATATABISTEP
2.YES / NO
3.フィーバー
4.トキノワ
5.S.S
6.贅沢ないいわけ
トキノワ
http://youtu.be/JodIjt0Oq-o
13:30~ THE BAWDIES [WINDMILL FIELD]
今年はあらゆるフェスに出まくっているTHE BAWDIESがこのフェスにも出演。
もはやおなじみのウィルソン・ピケット「ダンス天国」のSEで登場すると、「ROCK ME BABY」から飛ばしまくり。
とりわけ「IT'S TOO LATE」では曲終わりのROYのシャウトが凄まじい長さ。ゆうに1分はシャウトし続けていただろう。武道館ワンマンでもそうだったが、これは見る度に体が震える。
おなじみの「HOT DOG」の曲入りの小芝居はこの日はJIMが鼻の大きいシンデレラ、TAXMANが意地悪な義母、MARCYが胃腸の弱い王子様という設定。これはこれまでにも何回かやっているパターンである。
おなじみのフェス仕様の曲をMCをほとんど挟まずに連発していったが、「KEEP YOU HAPPY」は最近ではワンマンでしか聴けなくなっているだけにフェスでは珍しい選曲。
BAWDIESはMCも実に面白いバンドだが、この日はひたすら曲を多くやっていこう、という意識だったように思える。なので、「SING YOUR SONG」のコール&レスポンスもいつもより短めで、終わったあとのTAXMANのわっしょいもなし。それは来月の中野サンプラザでのワンマンでまた、というところか。
1.ROCK ME BABY
2.NO WAY
3.IT'S TOO LATE
4.HOT DOG
5.KICKS!
6.LEMONADE
7.KEEP YOU HAPPY
8.SING YOUR SONG
9.JUST BE COOL
KEEP YOU HAPPY
http://youtu.be/xZ0bpOGqi4M
14:10~ MOROHA [NEW BEAT SQUARE]
2日目にして、今年初のNEW BEAT SQUARE。このステージに登場したのは、MCアフロと、ギターのUKという最小編成の2人組、MOROHA。
UKのギターの上にアフロのラップを乗せるというスタイルなのだが、アフロのリリックが凄まじい。負け続けてきた人生そのものをラップしたようなリリックで、矢継ぎ早に繰り出される言葉の単語1つ1つの強度も実に強く、全く聴き流すことが出来ない。
楽しいという感情が1番重視されがちなフェスという場において、真剣で斬り合いしてるかのよう。
「お前も俺のことを知らない。あんたも、あいつも、俺のことを知らない。…大好物でございます!」
とアウェーである環境に真っ向から立ち向かい、
「METROCKに出演できた」
という歌詞を曲中にいとも容易く挟んで見せる。
「こういうフェスだと、いろんな音楽を好きな人が集まるから、ついつい客層に合わせようとしてしまう。俺は弱い人間だから。
でも、ここにいる人は全員、普段頑張ってお金を稼いで、土日にここに来てる。そう考えたら、客層も何もない、みんな同じだなって。
このあと、いろんなアーティスト見て、楽しむと思う。だから、このライブが終わったら、俺たちのことなんか忘れてくれ。でも、月曜日になった時、俺たちの曲がみんなの頭の中に流れていることを願ってる。
だから俺が何度だって言ってやる!頑張れ!頑張れ!頑張れ!頑張れ!頑張れ!」
普段、ただ単に「頑張れ」と言われても、なんの感情も湧かないが、これだけの人生そのもののような曲と言葉を叩きつけられたら、頑張ろうと思わざるを得ない。
客入り自体はやはり厳しい結果だったが、客席には泣いている人もいた。関係者席ではアルカラやキュウソネコカミのメンバーもじっとステージを見つめていた。
月曜日から、自分の中にこの2人の曲が流れていたら、この時間、このステージを選んだ価値は間違いなくあった。
1.奮い立つCDショップにて
2.革命
3.アポロ11
4.俺のがヤバイ
5.三文銭
三文銭
http://youtu.be/9Ul1fGwiFd0
15:00~ MONGOL800 [WINDMILL FIELD]
モンパチ、このフェスに初出演。いきなりの
「夢で会えたらどこへ行こうか?あなたといれば…メトロックでいいんじゃない?」
と歌詞を変えた「あなたに」「DON'T WORRY BE HAPPY」で大合唱を巻き起こすあたりはさすが。
さらに中盤で「小さな恋のうた」と、日本を代表するアンセムを投下すれば、何万人もの大合唱が響き渡る。サビだけを合唱できるバンドはたくさんいるが、何万人もが1曲まるまる大合唱できるような曲を持つバンドが他にいるだろうか。実際、キヨサクはマイクを客席に委ね、自身は歌わない、という場面も多い。もはや曲がバンドのものではなく、みんなの歌になっている。
「飛行機が飛んでるね。今日はドローンは飛んでないの?(笑)こっち(沖縄)はオスプレイ飛んでるんだからな!(会場笑い&大拍手)
もうそろそろ県外来るぞ。落ちたらこうやって笑ってられんぞ」
と沖縄県民だからできるMCをすると、
「戦後70年経っても、未だに平和の来ない沖縄に歌った新曲」
という「ひめゆり」。ザ・モンパチなストレートなパンクサウンドはかつてと変わらないが、歌詞のメッセージはさらに強くなってきている。本州に住んでいるとわからないこと。それを歌詞にして歌ってくれることで、沖縄に行ったことがない自分のような人間も、沖縄の問題に関心を持てる。それに、この歌詞は誰でも書ける、思いつく、歌えるものではなく、このバンドだから歌えるもの。
「テレビ的に大丈夫かって?大丈夫、なんか言われたら後で俺が謝ればいいんだから(笑)」
とキヨサクは言ったが、謝らなければならないことは何もない。
1.あなたに
2.DON'T WORRY BE HAPPY
3.PARTY
4.小さな恋のうた
5.OKINAMA CALLING
6.ひめゆり
7.LOVE SONG
8.face to face
小さな恋のうた
http://youtu.be/0Com7F2TvpU
15:50~ アルカラ [SEASIDE PARK]
リハの段階でキュウソネコカミをいじりまくっていた、稲村率いるロック界の奇行士、アルカラ。
ダースベイダーのテーマが流れる中、バンドのマスコットキャラ、くだけねこのオスとメスが両方登場すると、稲村は騎馬状態に担がれて登場。
いきなりの「キャッチーを科学する」から、キラーチューン連発。だが、いつものように芸人顔負けのMCは全くなしで、ひたすら曲を続けまくる。これは短い持ち時間をフルに活かそうという姿勢だろうか。
途切れることが全くないので、バンドの演奏が激しさを増していくと、稲村の歌唱もどんどんエモさを増していく。このあたりは面白さだけではないライブバンドとしての本領発揮といったところ。
結局、全くしゃべらずに終えると、演奏を終えたメンバーば揃って前に出てきて、肩を組む。するとオープニング同様にくだけねこが2匹登場したのだが、オスのほうが頭を外すと、中に入っていたのは、まさかのグッドモーニングアメリカのたなしんという予想外のオチ。出演が前日だったとはいえ、このためだけに来たわけではないだろうが、これはアルカラの人徳あってこそだろう。
1.キャッチーを科学する
2.チクショー
3.愚痴ばっかりのローレロレロ
4.ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト
5.アブノーマルが足りない
6.半径30cmの中を知らない
半径30cmの中を知らない
http://youtu.be/DsiV5Ov7_JY
17:20~ キュウソネコカミ [SEASIDE PARK]
開始20分前からメンバーが登場してサウンドチェックを始めると、セイヤは真っ白な衣装を着て登場。頭には長い角のようなものが伸びているが、
「メインステージへようこそー!自らが風車になることによって、メインステージであるかのように演出しています!」
とのこと。ちなみに楽屋でこの衣装を見たたなしんは、「これやれば良かったー!」と悔しがっていたらしい(笑)
そのまま本気のリハで、普段は定番曲である「GALAXY」、そしてCM曲である新曲までも演奏。後で発表されたのだが、この新曲2曲はシングルに収録されるらしい。
本編はミュージックステーションの曲をSEにして登場すると、
「去年出てから今年このステージに出るまで、ミュージックステーションに出れなかったー!」
と叫ぶと、「ビビった」からスタート。
「この前、ゲスの極み乙女。のライブ見に行って、感想ツイートをしたら10位以内に入ったから、景品もらえるはずなのに、全然なんも送られて来ないぞー!楽屋にいるから聞こえてるやろー!ゲスの極み乙女。、ヤマサキセイヤにトートバッグよこせやー!
あと、飯田の元カノ、サイン欲しいんなら自分で貰いに来いやー!ちょっと有名になるとすぐ友達とか親戚を頼ってサイン貰うやつが増えやがってー!」
と、セイヤの放言ぶりもいつにも増して激しめ。
「それから、今日はサークルのタイミングがちゃんと合ってるから、今の所気分がいいです!これはサークルを仕切ってる奴らが俺らのファンになって、ちゃんと曲を知ってるからやろうな!」
と言いながら、この日は「スベテヨシゼンカナヤバジュモン」「OS」と、フェスではあまりやらない曲も演奏。
「俺らの地元の西宮のドン・キホーテが閉店するらしいぞー!DQNがいなくなる前にドン・キホーテがなくなってしまったー!」
と、曲の発想元になったドン・キホーテがなくなることを嘆きながら、「DQNなりたい~」ではセイヤが客席に突入。しかしながら、支え切ることができず、倒れてしまう。
「大丈夫かー!?俺はもうここから動かないからなー!ちゃんと起きろよ!怪我だけはするなよ!悲しい思い出になるようなことにだけはなるなよ!」
と、ファンのことを考えすぎなくらいに考えるセイヤの優しさが炸裂しまくる。
結局、ウォールオブデスもなく平和に曲を終えると、終わっていく休日の夕方に聴くには切なすぎる「何もない休日」で締めるという、意外性のあるセトリとなった。
客席は人で埋まりきっており、規模的には来年はメインステージに出ても全くおかしくないが、怪我させないように配慮しながらこのむちゃくちゃな楽しさをでかい規模でも維持できるだろうか?
リハ1.GALAXY
リハ2.メガシェイクイット
リハ3.ハッピーポンコツ
1.ビビった
2.良いDJ
3.ファントムバイブレーション
4.サブカル女子
5.スベテヨシゼンカナヤバジュモン
6.OS
7.DQNなりたい、40代で死にたい
8.何もない休日
OS
http://youtu.be/4H75OeJYUcs
18:10~ ユニコーン [WINDMILL FIELD]
徐々に暗くなりはじめ、涼しくなってきたメインステージのトリ前に、ユニコーンが登場。
揃いのツナギ姿で5人が登場すると、いきなり奥田民生、ABEDON、手島いさむのトリプルギターによる「ロック!クロック!オクロック!」からスタート。しかしやはり演奏技術は桁違い。手島の実に簡単そうに弾く早弾きは何度見ても圧巻。
すると早くも「大迷惑」で、奥田民生がマイクを客に向けると、「大迷惑!」の大合唱。
手島ボーカルの「おっさんマーチ」、ABEDONボーカルの「WAO!」と、短い時間の中でもメンバーそれぞれの魅力を見ることができるセトリ。
「そんな、矢継ぎ早にやらないですよ(笑)
これからは限りある才能とパワーを小出しにしていかないと(笑)
でも、出るんなら涼しい時間にしてくれと。でもトリはやりたくないと(笑)」
と、この時間に出演することになった理由を明かす。
ABEDONボーカルの「SAMURAI 5」では、ABEDONと奥田民生と手島同様に、観客がオリジナルグッズを手にしてサビのリズムに合わせて振る。
「またどこかで涼しい時間にお会いしましょう(笑)」
と言うと、ラストは手島のあのギターのイントロが響いた、「すばらしい日々」。
サービス精神旺盛なセトリと、さすがと言える演奏を見せた、大満足の50分だったが、まさかの客席はこの日最も人が少ないという状態だった。SEASIDE PARKのキュウソネコカミ→ゲスの極み乙女。という流れのほうに集中していた人が多かったんだろうか。
1.ロック!クロック!オクロック!
2.大迷惑
3.おっさんマーチ
4.WAO!
5.はいYES!
6.HELLO
7.SAMURAI 5
8.Feel So Moon
9.すばらしい日々
すばらしい日々
http://youtu.be/UA33zQ-DY1w
19:00~ BLUE ENCOUNT [NEW BEAT SQUARE]
NEW BEAT SQUAREの大トリを飾るのは、BLUE ENCOUNT。
「俺たちのことを全然知らなかったり、次のバンドまでの時間つなぎにしてる人もいっぱいいるだろうけど、ここにいるからには、今、この時間、このステージを選んだことを絶対後悔させないから!」
と田邊が叫ぶと、エモさの極みのようなライブを展開。
田邊は熊本から上京してきて初めて見に来たフェスがこのフェスだったらしく、ずっとこのフェスに出演したかったこと、それを口にしたら周りに「お前らが出れるわけないだろ」って言われまくっていたことを話す。
現状でのベスト的な選曲で、初見の人を掴もうとする姿勢が伺えるなか、「NEVER ENDING STORY」で大合唱を巻き起こすと、あっという間のラストは、
「俺たちのことはバカにできても、この曲のことだけはバカにさせないから!」
とこのバンド最大のキラーチューンである「もっと光を」。満員の観客がステージから一切目を逸らさずに手を挙げていた。
来月のZepp DiverCityでのワンマンもソールドアウトし、7月にはニューアルバムの発売も決定。今年の夏、最も高く飛躍するバンドの一つになりそうな予感。
1.JUST AWAKE
2.DAY×DAY
3.HANDS
4.ロストジンクス
5.NEVER ENDING STORY
6.もっと光を
もっと光を
http://youtu.be/soIveYMAZwM
20:00~ the telephones [WINDMILL FIELD]
ついにやってきた、2日間の大トリは、3年連続出演のthe telephones。3日前に武道館ワンマンを終えてから初ライブである。
これまで同様に「Happiness,Happiness,Happiness」のSEでメンバーが登場すると、
「METROCKのM、ミュージックステーションのM、そして俺たちにもMから始まる曲があるぜー!」
と言うと、ミュージックステーションで披露した、「Monkey Discooooooo」からスタートし、石毛はおなじみのブリッジギターソロを決める。
先日の武道館がオールリクエストの人気投票順ライブだったこともあり、そこで上位だった曲を並べた、まさにベスト的な選曲。
この日も動きまくり&カメラアピールしまくりのノブがダンス指南をする「Don't Stop The Move,Keep On Dancing!!!」を演奏すると、
「こんな、俺たちみたいなオリコン1位を取ったりしてないバンドを大トリにしてくれて、本当にありがとう!
フェスで最後までいるのって、終電だったり混んだりいろんなことがある中で、みんなも最後まで残ってくれてありがとう!」
という石毛の言葉には思わず胸が熱くなる。
後半はディスコシリーズを3連発すると、
「俺たち、3日前に武道館ワンマンやったんだけど、普通は武道館やった3日後にフェス出ないでしょ。でも俺たちはずっとこのフェスに出させてもらって、このフェスのプロデューサーの山本たかおさんが大好きだから、オファーが来てすぐに出る!って言って。それで大トリまでやらせてもらって本当に嬉しいです」
と言うと、最後に演奏されたのは、「Odoru ~朝が来ても~」。スクリーンにはメンバーとともに歌ったり、涙を浮かべているファンの姿が映り、これには胸が熱くならざるを得なかった。
アンコールで再びメンバーが登場すると、全員フェスTシャツに着替えている。
そして最後は、武道館での人気投票で第1位になった、愛とディスコを歌う「Love & DISCO」。武道館でも、活動休止を発表した年末のワンマンでも、それまでとは異なり、心から楽しむことができなかったこの曲をようやくこの日は心から楽しめるようになった。ライブとしてはもちろん武道館の時のほうが間違いなく良かったが、この日も、この場所でしか味わえない良さが間違いなくあった。
演奏が終わると、メンバーが大好きだというプロデューサー、山本たかおを招くと、ゴールデン唇サングラスをかけて一緒に記念撮影をして、2015年のMETROCKは幕を閉じた。
METROCK皆勤賞、ROCKS TOKYOから含めると、6年連続でこの会場に立った、the telephones。大雨の日もあったりしたが、来年は恐らくラインアップの中にはいない。でも石毛が
「METROCKが100年続きますように」
と言っていただけに、またいつか、必ずこの場所で。
1.Monkey Discoooooo
2.D.E.N.W.A.
3.Yeah Yeah Yeah
4.Say Disco
5.Don't Stop The Move,Keep On Dancing!!!
6.kiss me,love me,kiss me
7.I Hate DISCOOOOOOO!!!
8.urban disco
9.Keep Your DISCO!!!
10.Odoru ~朝が来ても~
encore
11.Love & DISCO
Odoru ~朝が来ても~
http://youtu.be/M5iOamR1Ns4
今はJAPAN JAMやVIVA LA ROCKも同じ月にあるし、出演者も被っている人が多い。それでも、やっぱり開催されたら、毎年ここに来たくなる。この場所には、そういう何かと、たくさんの思い出がある。だから、メトロック、また来年!
Next→ 5/28 アルカラ / ヒトリエ / QOOLAND @恵比寿LIQUIDROOM
12:00~ KANA-BOON [WINDMILL FIELD]
3年連続出演にして、NEW BEAT SQUARE→SEASIDE PARK、そして今年はメインのWINDMILL FIELDにたどり着いたKANA-BOONがこの日のトップバッター。
SEもなしに登場し、「タイムアウト」から「ウォーリーヒーロー」という流れはここ最近の定番。しかしながら、すごい人の数。すでに去年の段階でメインでもおかしくなかっただけに、堂々たる初メインである。ちなみに、METROCKは今年で3年目だが、1番小さいステージから一段ごとにステージがでかくなってメインにたどり着いたのは、KANA-BOONが最初とのこと。
「来年はどうなるんでしょうね?初心に帰れってことで、また1番小さいステージになるのか、向こうのリストバンド交換所のとこでアコースティックでやる感じになるのか(笑)
まぁこのステージでトリがやりたいですね」
と、新たなバンドの夢を語ると、飯田が
「昨日、元カノからめちゃ久しぶりにメールが来て。キュウソネコカミって仲良い?セイヤさんのサインもらってきてほしいんだけどって書いてあった(笑)」
というMCで笑わせる。
野外なのでたっぷりとアネッサの宣伝もした「なんでもねだり」からの「ないものねだり」というコンボを炸裂させると、ラストはキラーチューンシングルを連発。
このまま行けば、本当に来年以降はこのステージのトリになるかもしれない。
1.タイムアウト
2.ウォーリーヒーロー
3.結晶星
4.なんでもねだり
5.ないものねだり
6.盛者必衰の理、お断り
7.フルドライブ
8.シルエット
なんでもねだり
http://youtu.be/2Vjm3EUKb_4
12:50~ パスピエ [SEASIDE PARK]
このフェス初出演のパスピエ。主にボーカルの大胡田なつきがあまり野外に強そうなイメージではないが、
「メトロポリタンとかの単語がすごく好き」
というその大胡田が意外にもこの野外フェスのステージで煽りまくる。
「MATATABISTEP」で冒頭から踊らせまくると、大胡田の煽りに呼応してバンドの演奏も熱を帯び、三澤(ギター)と露崎(ベース)もガンガン前に出てきて弾き倒す。もちろん首謀者成田(キーボード)と、4月は入院していてライブができなかったやお(ドラム)の2人も安定感抜群。
最新シングル「トキノワ」、配信限定シングル「贅沢ないいわけ」も披露されたこともあり、ついに「チャイナタウン」などのキラーチューンがセトリから外れてしまったが、もはやこの曲数では演奏しきれないほどにキラーチューンが増えたバンドになった。
そして、昼間の野外のステージにももうアウェー感はない。年末の武道館ワンマン前にはアルバムなりなんなりが出そうだが。
1.MATATABISTEP
2.YES / NO
3.フィーバー
4.トキノワ
5.S.S
6.贅沢ないいわけ
トキノワ
http://youtu.be/JodIjt0Oq-o
13:30~ THE BAWDIES [WINDMILL FIELD]
今年はあらゆるフェスに出まくっているTHE BAWDIESがこのフェスにも出演。
もはやおなじみのウィルソン・ピケット「ダンス天国」のSEで登場すると、「ROCK ME BABY」から飛ばしまくり。
とりわけ「IT'S TOO LATE」では曲終わりのROYのシャウトが凄まじい長さ。ゆうに1分はシャウトし続けていただろう。武道館ワンマンでもそうだったが、これは見る度に体が震える。
おなじみの「HOT DOG」の曲入りの小芝居はこの日はJIMが鼻の大きいシンデレラ、TAXMANが意地悪な義母、MARCYが胃腸の弱い王子様という設定。これはこれまでにも何回かやっているパターンである。
おなじみのフェス仕様の曲をMCをほとんど挟まずに連発していったが、「KEEP YOU HAPPY」は最近ではワンマンでしか聴けなくなっているだけにフェスでは珍しい選曲。
BAWDIESはMCも実に面白いバンドだが、この日はひたすら曲を多くやっていこう、という意識だったように思える。なので、「SING YOUR SONG」のコール&レスポンスもいつもより短めで、終わったあとのTAXMANのわっしょいもなし。それは来月の中野サンプラザでのワンマンでまた、というところか。
1.ROCK ME BABY
2.NO WAY
3.IT'S TOO LATE
4.HOT DOG
5.KICKS!
6.LEMONADE
7.KEEP YOU HAPPY
8.SING YOUR SONG
9.JUST BE COOL
KEEP YOU HAPPY
http://youtu.be/xZ0bpOGqi4M
14:10~ MOROHA [NEW BEAT SQUARE]
2日目にして、今年初のNEW BEAT SQUARE。このステージに登場したのは、MCアフロと、ギターのUKという最小編成の2人組、MOROHA。
UKのギターの上にアフロのラップを乗せるというスタイルなのだが、アフロのリリックが凄まじい。負け続けてきた人生そのものをラップしたようなリリックで、矢継ぎ早に繰り出される言葉の単語1つ1つの強度も実に強く、全く聴き流すことが出来ない。
楽しいという感情が1番重視されがちなフェスという場において、真剣で斬り合いしてるかのよう。
「お前も俺のことを知らない。あんたも、あいつも、俺のことを知らない。…大好物でございます!」
とアウェーである環境に真っ向から立ち向かい、
「METROCKに出演できた」
という歌詞を曲中にいとも容易く挟んで見せる。
「こういうフェスだと、いろんな音楽を好きな人が集まるから、ついつい客層に合わせようとしてしまう。俺は弱い人間だから。
でも、ここにいる人は全員、普段頑張ってお金を稼いで、土日にここに来てる。そう考えたら、客層も何もない、みんな同じだなって。
このあと、いろんなアーティスト見て、楽しむと思う。だから、このライブが終わったら、俺たちのことなんか忘れてくれ。でも、月曜日になった時、俺たちの曲がみんなの頭の中に流れていることを願ってる。
だから俺が何度だって言ってやる!頑張れ!頑張れ!頑張れ!頑張れ!頑張れ!」
普段、ただ単に「頑張れ」と言われても、なんの感情も湧かないが、これだけの人生そのもののような曲と言葉を叩きつけられたら、頑張ろうと思わざるを得ない。
客入り自体はやはり厳しい結果だったが、客席には泣いている人もいた。関係者席ではアルカラやキュウソネコカミのメンバーもじっとステージを見つめていた。
月曜日から、自分の中にこの2人の曲が流れていたら、この時間、このステージを選んだ価値は間違いなくあった。
1.奮い立つCDショップにて
2.革命
3.アポロ11
4.俺のがヤバイ
5.三文銭
三文銭
http://youtu.be/9Ul1fGwiFd0
15:00~ MONGOL800 [WINDMILL FIELD]
モンパチ、このフェスに初出演。いきなりの
「夢で会えたらどこへ行こうか?あなたといれば…メトロックでいいんじゃない?」
と歌詞を変えた「あなたに」「DON'T WORRY BE HAPPY」で大合唱を巻き起こすあたりはさすが。
さらに中盤で「小さな恋のうた」と、日本を代表するアンセムを投下すれば、何万人もの大合唱が響き渡る。サビだけを合唱できるバンドはたくさんいるが、何万人もが1曲まるまる大合唱できるような曲を持つバンドが他にいるだろうか。実際、キヨサクはマイクを客席に委ね、自身は歌わない、という場面も多い。もはや曲がバンドのものではなく、みんなの歌になっている。
「飛行機が飛んでるね。今日はドローンは飛んでないの?(笑)こっち(沖縄)はオスプレイ飛んでるんだからな!(会場笑い&大拍手)
もうそろそろ県外来るぞ。落ちたらこうやって笑ってられんぞ」
と沖縄県民だからできるMCをすると、
「戦後70年経っても、未だに平和の来ない沖縄に歌った新曲」
という「ひめゆり」。ザ・モンパチなストレートなパンクサウンドはかつてと変わらないが、歌詞のメッセージはさらに強くなってきている。本州に住んでいるとわからないこと。それを歌詞にして歌ってくれることで、沖縄に行ったことがない自分のような人間も、沖縄の問題に関心を持てる。それに、この歌詞は誰でも書ける、思いつく、歌えるものではなく、このバンドだから歌えるもの。
「テレビ的に大丈夫かって?大丈夫、なんか言われたら後で俺が謝ればいいんだから(笑)」
とキヨサクは言ったが、謝らなければならないことは何もない。
1.あなたに
2.DON'T WORRY BE HAPPY
3.PARTY
4.小さな恋のうた
5.OKINAMA CALLING
6.ひめゆり
7.LOVE SONG
8.face to face
小さな恋のうた
http://youtu.be/0Com7F2TvpU
15:50~ アルカラ [SEASIDE PARK]
リハの段階でキュウソネコカミをいじりまくっていた、稲村率いるロック界の奇行士、アルカラ。
ダースベイダーのテーマが流れる中、バンドのマスコットキャラ、くだけねこのオスとメスが両方登場すると、稲村は騎馬状態に担がれて登場。
いきなりの「キャッチーを科学する」から、キラーチューン連発。だが、いつものように芸人顔負けのMCは全くなしで、ひたすら曲を続けまくる。これは短い持ち時間をフルに活かそうという姿勢だろうか。
途切れることが全くないので、バンドの演奏が激しさを増していくと、稲村の歌唱もどんどんエモさを増していく。このあたりは面白さだけではないライブバンドとしての本領発揮といったところ。
結局、全くしゃべらずに終えると、演奏を終えたメンバーば揃って前に出てきて、肩を組む。するとオープニング同様にくだけねこが2匹登場したのだが、オスのほうが頭を外すと、中に入っていたのは、まさかのグッドモーニングアメリカのたなしんという予想外のオチ。出演が前日だったとはいえ、このためだけに来たわけではないだろうが、これはアルカラの人徳あってこそだろう。
1.キャッチーを科学する
2.チクショー
3.愚痴ばっかりのローレロレロ
4.ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト
5.アブノーマルが足りない
6.半径30cmの中を知らない
半径30cmの中を知らない
http://youtu.be/DsiV5Ov7_JY
17:20~ キュウソネコカミ [SEASIDE PARK]
開始20分前からメンバーが登場してサウンドチェックを始めると、セイヤは真っ白な衣装を着て登場。頭には長い角のようなものが伸びているが、
「メインステージへようこそー!自らが風車になることによって、メインステージであるかのように演出しています!」
とのこと。ちなみに楽屋でこの衣装を見たたなしんは、「これやれば良かったー!」と悔しがっていたらしい(笑)
そのまま本気のリハで、普段は定番曲である「GALAXY」、そしてCM曲である新曲までも演奏。後で発表されたのだが、この新曲2曲はシングルに収録されるらしい。
本編はミュージックステーションの曲をSEにして登場すると、
「去年出てから今年このステージに出るまで、ミュージックステーションに出れなかったー!」
と叫ぶと、「ビビった」からスタート。
「この前、ゲスの極み乙女。のライブ見に行って、感想ツイートをしたら10位以内に入ったから、景品もらえるはずなのに、全然なんも送られて来ないぞー!楽屋にいるから聞こえてるやろー!ゲスの極み乙女。、ヤマサキセイヤにトートバッグよこせやー!
あと、飯田の元カノ、サイン欲しいんなら自分で貰いに来いやー!ちょっと有名になるとすぐ友達とか親戚を頼ってサイン貰うやつが増えやがってー!」
と、セイヤの放言ぶりもいつにも増して激しめ。
「それから、今日はサークルのタイミングがちゃんと合ってるから、今の所気分がいいです!これはサークルを仕切ってる奴らが俺らのファンになって、ちゃんと曲を知ってるからやろうな!」
と言いながら、この日は「スベテヨシゼンカナヤバジュモン」「OS」と、フェスではあまりやらない曲も演奏。
「俺らの地元の西宮のドン・キホーテが閉店するらしいぞー!DQNがいなくなる前にドン・キホーテがなくなってしまったー!」
と、曲の発想元になったドン・キホーテがなくなることを嘆きながら、「DQNなりたい~」ではセイヤが客席に突入。しかしながら、支え切ることができず、倒れてしまう。
「大丈夫かー!?俺はもうここから動かないからなー!ちゃんと起きろよ!怪我だけはするなよ!悲しい思い出になるようなことにだけはなるなよ!」
と、ファンのことを考えすぎなくらいに考えるセイヤの優しさが炸裂しまくる。
結局、ウォールオブデスもなく平和に曲を終えると、終わっていく休日の夕方に聴くには切なすぎる「何もない休日」で締めるという、意外性のあるセトリとなった。
客席は人で埋まりきっており、規模的には来年はメインステージに出ても全くおかしくないが、怪我させないように配慮しながらこのむちゃくちゃな楽しさをでかい規模でも維持できるだろうか?
リハ1.GALAXY
リハ2.メガシェイクイット
リハ3.ハッピーポンコツ
1.ビビった
2.良いDJ
3.ファントムバイブレーション
4.サブカル女子
5.スベテヨシゼンカナヤバジュモン
6.OS
7.DQNなりたい、40代で死にたい
8.何もない休日
OS
http://youtu.be/4H75OeJYUcs
18:10~ ユニコーン [WINDMILL FIELD]
徐々に暗くなりはじめ、涼しくなってきたメインステージのトリ前に、ユニコーンが登場。
揃いのツナギ姿で5人が登場すると、いきなり奥田民生、ABEDON、手島いさむのトリプルギターによる「ロック!クロック!オクロック!」からスタート。しかしやはり演奏技術は桁違い。手島の実に簡単そうに弾く早弾きは何度見ても圧巻。
すると早くも「大迷惑」で、奥田民生がマイクを客に向けると、「大迷惑!」の大合唱。
手島ボーカルの「おっさんマーチ」、ABEDONボーカルの「WAO!」と、短い時間の中でもメンバーそれぞれの魅力を見ることができるセトリ。
「そんな、矢継ぎ早にやらないですよ(笑)
これからは限りある才能とパワーを小出しにしていかないと(笑)
でも、出るんなら涼しい時間にしてくれと。でもトリはやりたくないと(笑)」
と、この時間に出演することになった理由を明かす。
ABEDONボーカルの「SAMURAI 5」では、ABEDONと奥田民生と手島同様に、観客がオリジナルグッズを手にしてサビのリズムに合わせて振る。
「またどこかで涼しい時間にお会いしましょう(笑)」
と言うと、ラストは手島のあのギターのイントロが響いた、「すばらしい日々」。
サービス精神旺盛なセトリと、さすがと言える演奏を見せた、大満足の50分だったが、まさかの客席はこの日最も人が少ないという状態だった。SEASIDE PARKのキュウソネコカミ→ゲスの極み乙女。という流れのほうに集中していた人が多かったんだろうか。
1.ロック!クロック!オクロック!
2.大迷惑
3.おっさんマーチ
4.WAO!
5.はいYES!
6.HELLO
7.SAMURAI 5
8.Feel So Moon
9.すばらしい日々
すばらしい日々
http://youtu.be/UA33zQ-DY1w
19:00~ BLUE ENCOUNT [NEW BEAT SQUARE]
NEW BEAT SQUAREの大トリを飾るのは、BLUE ENCOUNT。
「俺たちのことを全然知らなかったり、次のバンドまでの時間つなぎにしてる人もいっぱいいるだろうけど、ここにいるからには、今、この時間、このステージを選んだことを絶対後悔させないから!」
と田邊が叫ぶと、エモさの極みのようなライブを展開。
田邊は熊本から上京してきて初めて見に来たフェスがこのフェスだったらしく、ずっとこのフェスに出演したかったこと、それを口にしたら周りに「お前らが出れるわけないだろ」って言われまくっていたことを話す。
現状でのベスト的な選曲で、初見の人を掴もうとする姿勢が伺えるなか、「NEVER ENDING STORY」で大合唱を巻き起こすと、あっという間のラストは、
「俺たちのことはバカにできても、この曲のことだけはバカにさせないから!」
とこのバンド最大のキラーチューンである「もっと光を」。満員の観客がステージから一切目を逸らさずに手を挙げていた。
来月のZepp DiverCityでのワンマンもソールドアウトし、7月にはニューアルバムの発売も決定。今年の夏、最も高く飛躍するバンドの一つになりそうな予感。
1.JUST AWAKE
2.DAY×DAY
3.HANDS
4.ロストジンクス
5.NEVER ENDING STORY
6.もっと光を
もっと光を
http://youtu.be/soIveYMAZwM
20:00~ the telephones [WINDMILL FIELD]
ついにやってきた、2日間の大トリは、3年連続出演のthe telephones。3日前に武道館ワンマンを終えてから初ライブである。
これまで同様に「Happiness,Happiness,Happiness」のSEでメンバーが登場すると、
「METROCKのM、ミュージックステーションのM、そして俺たちにもMから始まる曲があるぜー!」
と言うと、ミュージックステーションで披露した、「Monkey Discooooooo」からスタートし、石毛はおなじみのブリッジギターソロを決める。
先日の武道館がオールリクエストの人気投票順ライブだったこともあり、そこで上位だった曲を並べた、まさにベスト的な選曲。
この日も動きまくり&カメラアピールしまくりのノブがダンス指南をする「Don't Stop The Move,Keep On Dancing!!!」を演奏すると、
「こんな、俺たちみたいなオリコン1位を取ったりしてないバンドを大トリにしてくれて、本当にありがとう!
フェスで最後までいるのって、終電だったり混んだりいろんなことがある中で、みんなも最後まで残ってくれてありがとう!」
という石毛の言葉には思わず胸が熱くなる。
後半はディスコシリーズを3連発すると、
「俺たち、3日前に武道館ワンマンやったんだけど、普通は武道館やった3日後にフェス出ないでしょ。でも俺たちはずっとこのフェスに出させてもらって、このフェスのプロデューサーの山本たかおさんが大好きだから、オファーが来てすぐに出る!って言って。それで大トリまでやらせてもらって本当に嬉しいです」
と言うと、最後に演奏されたのは、「Odoru ~朝が来ても~」。スクリーンにはメンバーとともに歌ったり、涙を浮かべているファンの姿が映り、これには胸が熱くならざるを得なかった。
アンコールで再びメンバーが登場すると、全員フェスTシャツに着替えている。
そして最後は、武道館での人気投票で第1位になった、愛とディスコを歌う「Love & DISCO」。武道館でも、活動休止を発表した年末のワンマンでも、それまでとは異なり、心から楽しむことができなかったこの曲をようやくこの日は心から楽しめるようになった。ライブとしてはもちろん武道館の時のほうが間違いなく良かったが、この日も、この場所でしか味わえない良さが間違いなくあった。
演奏が終わると、メンバーが大好きだというプロデューサー、山本たかおを招くと、ゴールデン唇サングラスをかけて一緒に記念撮影をして、2015年のMETROCKは幕を閉じた。
METROCK皆勤賞、ROCKS TOKYOから含めると、6年連続でこの会場に立った、the telephones。大雨の日もあったりしたが、来年は恐らくラインアップの中にはいない。でも石毛が
「METROCKが100年続きますように」
と言っていただけに、またいつか、必ずこの場所で。
1.Monkey Discoooooo
2.D.E.N.W.A.
3.Yeah Yeah Yeah
4.Say Disco
5.Don't Stop The Move,Keep On Dancing!!!
6.kiss me,love me,kiss me
7.I Hate DISCOOOOOOO!!!
8.urban disco
9.Keep Your DISCO!!!
10.Odoru ~朝が来ても~
encore
11.Love & DISCO
Odoru ~朝が来ても~
http://youtu.be/M5iOamR1Ns4
今はJAPAN JAMやVIVA LA ROCKも同じ月にあるし、出演者も被っている人が多い。それでも、やっぱり開催されたら、毎年ここに来たくなる。この場所には、そういう何かと、たくさんの思い出がある。だから、メトロック、また来年!
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