OverTheDogs 限定シングル第2弾 「チーズヘッドフォンデュ」発売記念ワンマンライブ! "雛祭りだよ、ほぼ全員集合!ヘッドフォンデュのヘッドバンキング!オバ犬ワンマンライブ!" @TSUTAYA O-WEST 3/3
- 2014/03/03
- 22:51
昨年11月に続く、OverTheDogsのライブ会場限定シングル販売ライブ。前回の「SECRET DIVE」に続く第二弾は、ガラッとタイトルのイメージが変わり、「チーズヘッドフォンデュ」。なかなかどんな曲か楽しみなライブである。
前回同様にOPEN18:30、START19:30という遅めのスタート設定(このキャパでオープンからスタートまで1時間取る意味あるんだろうか)。O-WEST内は即完でぎゅうぎゅう詰めだった前回よりは若干余裕がある。ライブ前に物販でしっかり限定シングルもゲット。
自分は男なので、ライブタイトルにある、3/3が雛祭りであるということに全くリアリティを感じていなかったのだが、開演前のBGMでひたすら「雛祭り」の曲が流れるというシュールな展開の中、徐々に音量が大きくなると同時に照明が落ちていき、メンバーが登場。今日もおなじみの比田井修(ドラム)らサポートを含む6人編成。前回のライブ同様に常吉(ボーカル)の金髪が非常に鮮やか。
いきなりダンサブルな前作シングル「SECRET DIVE」でスタートし、早くも客席はタオルが回る。続いては早くも「チーズヘッドフォンデュ」収録の新曲「ことなかれ」。これがまさかのツービートの、パンクと言っても差し支えないようなアッパーな曲。タイトルだけしか確認できていなかったので、これはかなり意外。ということでメンバーの演奏もいきなり熱が入る。
そこからはライブ定番の中でもポップでキャッチーな曲が続く。常吉がタイトルをコールすると大きな歓声が起こった「みぎてひだりて」では前回のライブ同様に三四郎(ギター)、佐藤ダイキ(ベース)、星(キーボード)のメンバーが全員でサビをコーラスし、バンド感が劇的に上がっている。
「ミスレル」「カフカ」では、それまではステージ上を舞うようにして歌っていた常吉がギターを弾きながら歌い、MCでは今日がひな祭りであることを告げてから、自身のガラケーを取り出して、ウィキペディアでひな祭りのことを調べ始める。結果、みんなが覚えたのは、ひな祭りは「ひーな遊び」とも呼ぶということだけ。
「さかさまミルク」「儚々な」というバラードをじっくり聴き入らせると、手拍子を促しての「宙、2秒」では曲間で「メンバーそれぞれの中二病なところ」を発表。
ダイキ「やればできると自分で思っているが何もやらない」
三四郎「夢に出てきた女優さんが気になりすぎてしょうがない(新垣結衣とグループで花火デートした夢を見たらしい)」
星「コンビニで対応が悪い店員がいるとすぐキレる(おにぎりを投げつけたことがあるとか)」
常吉「可愛い女の子が出てくる漫画やアニメを見ると、その女の子が好きになってしまうのだが、好きになっても実在しないし…というモラトリアムに陥る(いちご100%が特にお気に入りらしい)」
という、いつも笑顔な星の意外な一面には驚きの声が上がる。
するとここでいきなり、忌野清志郎バージョン、つまり日本語カバーの「Day Dream Believer」を演奏。このバンドのカバーを聞くのは始めてだが、この曲に関しては実にシンプルでほぼ原曲とおり。常吉はサビの途中から観客にマイクを向けて歌わせていた。
するとここで前回のワンマンでも披露された、ダイキのソロコーナーへ。と言ってもベースソロではなく、自身がボーカルを務めるカップリング曲。前回は1人だけだったが、今回は星と三四郎を両サイドに従え、三四郎の演歌歌手の歌う前のような前口上から、新作収録の「桃色ダイキ吐息」を披露。歌詞が
「背脂チャチャチャ」
など、巨漢のダイキそのもののような笑えるフレーズの応酬なのだが、2番で一部の歌詞が飛んでしまい、鼻歌になるというもったいない展開に。ちなみに三四郎と星はコーラスを担当。
さらに前作収録の「一人戦隊ダイキマン」も続けて披露され、このパートは微笑ましい時間を生み出す、いい意味で箸休め的だった。
メンバー全員が再び揃うと、そこからは終盤戦。アカペラのコーラスをメンバーが歌い、観客にも歌わせてから始まった代表曲の一つである「普遍ソング」から始まり、「ロックンロールは簡単だ」では三四郎がアグレッシブなギターソロを展開するなど、ここにきてさらに熱くなっていく。
「つきもの」では常吉が拡声器を手にして歌い、「夢」をテーマにしたMCから、「マインストール」、そしてラストの最新作「チーズヘッドフォンデュ」へ。「SECRET DIVE」の流れを汲むような四つ打ちのダンサブルな曲だが、「SECRET DIVE」よりもさらにキラキラしたポップな曲。このポップさこそがこのバンドの持ち味であると思っているので、この曲は当分は定番になりそう。
アンコールではダイキが自身のデザインした限定Tシャツ(即完したらしい)に、常吉は新作Tシャツの上にバンドのパーカーという姿に着替えて登場し、メンバー全員で笑顔でサビを歌う「うた」を演奏。
終えると、かねてから告知されていた重大発表の時間に。常吉の口から、6月にミニアルバムがリリースされることが発表される。「SECRET DIVE」も「チーズヘッドフォンデュ」も入らないということで、ミニアルバムではあるが、ボーナストラック含めて7曲全部新曲。しかし、タイトルがまさかの
「冷やし中華以外始めました」
という衝撃的なタイトル。最初はみんな「ネタだろ?」と感じていたっぽいが、マジでこのタイトルらしい。
そしてそのミニアルバムに収録される新曲を初披露。ダンサブルだった限定シングル曲とは異なり、どちらかというとギターロックサイドのアプローチ。既発曲は1曲も入らないので、アルバムの他の曲をこの曲だけで占うのは難しいが、バンドがどんどん肉体性を増しているだけに、過去最高にライブ感溢れるアルバムになるであろうことは間違いない。
このバンドのライブを見ると毎回思うのは、本当にいい曲を作り、いい歌詞を書き、いい演奏をする、いいバンドだということ。
だが本当にそう思っているだけに、このキャパが適正のような感じになっているのがもったいなくてしょうがない。かつては赤坂BLITZでワンマンをやったこともあるが、それよりもさらに大きなキャパで、多くの人の前で鳴らされるべき曲たちだと思っている。ミニアルバムからまたガンガン打って出ていって欲しい。
1.SECRET DIVE
2.ことなかれ
3.おとぎ話
4.みぎてひだりて
5.ミスレル
6.カフカ
7.さかさまミルク
8.儚々な
9.宙、2秒
10.Day Dream Believer
11.桃色ダイキ吐息
12.一人戦隊ダイキマン
13.普遍ソング
14.ロックンロールは簡単だ
15.どこぞの果て
16.神様になれますように
17.つきもの
18.マインストール
19.チーズヘッドフォンデュ
encore
20.うた
21.ココロデウス (新曲)
前回同様にOPEN18:30、START19:30という遅めのスタート設定(このキャパでオープンからスタートまで1時間取る意味あるんだろうか)。O-WEST内は即完でぎゅうぎゅう詰めだった前回よりは若干余裕がある。ライブ前に物販でしっかり限定シングルもゲット。
自分は男なので、ライブタイトルにある、3/3が雛祭りであるということに全くリアリティを感じていなかったのだが、開演前のBGMでひたすら「雛祭り」の曲が流れるというシュールな展開の中、徐々に音量が大きくなると同時に照明が落ちていき、メンバーが登場。今日もおなじみの比田井修(ドラム)らサポートを含む6人編成。前回のライブ同様に常吉(ボーカル)の金髪が非常に鮮やか。
いきなりダンサブルな前作シングル「SECRET DIVE」でスタートし、早くも客席はタオルが回る。続いては早くも「チーズヘッドフォンデュ」収録の新曲「ことなかれ」。これがまさかのツービートの、パンクと言っても差し支えないようなアッパーな曲。タイトルだけしか確認できていなかったので、これはかなり意外。ということでメンバーの演奏もいきなり熱が入る。
そこからはライブ定番の中でもポップでキャッチーな曲が続く。常吉がタイトルをコールすると大きな歓声が起こった「みぎてひだりて」では前回のライブ同様に三四郎(ギター)、佐藤ダイキ(ベース)、星(キーボード)のメンバーが全員でサビをコーラスし、バンド感が劇的に上がっている。
「ミスレル」「カフカ」では、それまではステージ上を舞うようにして歌っていた常吉がギターを弾きながら歌い、MCでは今日がひな祭りであることを告げてから、自身のガラケーを取り出して、ウィキペディアでひな祭りのことを調べ始める。結果、みんなが覚えたのは、ひな祭りは「ひーな遊び」とも呼ぶということだけ。
「さかさまミルク」「儚々な」というバラードをじっくり聴き入らせると、手拍子を促しての「宙、2秒」では曲間で「メンバーそれぞれの中二病なところ」を発表。
ダイキ「やればできると自分で思っているが何もやらない」
三四郎「夢に出てきた女優さんが気になりすぎてしょうがない(新垣結衣とグループで花火デートした夢を見たらしい)」
星「コンビニで対応が悪い店員がいるとすぐキレる(おにぎりを投げつけたことがあるとか)」
常吉「可愛い女の子が出てくる漫画やアニメを見ると、その女の子が好きになってしまうのだが、好きになっても実在しないし…というモラトリアムに陥る(いちご100%が特にお気に入りらしい)」
という、いつも笑顔な星の意外な一面には驚きの声が上がる。
するとここでいきなり、忌野清志郎バージョン、つまり日本語カバーの「Day Dream Believer」を演奏。このバンドのカバーを聞くのは始めてだが、この曲に関しては実にシンプルでほぼ原曲とおり。常吉はサビの途中から観客にマイクを向けて歌わせていた。
するとここで前回のワンマンでも披露された、ダイキのソロコーナーへ。と言ってもベースソロではなく、自身がボーカルを務めるカップリング曲。前回は1人だけだったが、今回は星と三四郎を両サイドに従え、三四郎の演歌歌手の歌う前のような前口上から、新作収録の「桃色ダイキ吐息」を披露。歌詞が
「背脂チャチャチャ」
など、巨漢のダイキそのもののような笑えるフレーズの応酬なのだが、2番で一部の歌詞が飛んでしまい、鼻歌になるというもったいない展開に。ちなみに三四郎と星はコーラスを担当。
さらに前作収録の「一人戦隊ダイキマン」も続けて披露され、このパートは微笑ましい時間を生み出す、いい意味で箸休め的だった。
メンバー全員が再び揃うと、そこからは終盤戦。アカペラのコーラスをメンバーが歌い、観客にも歌わせてから始まった代表曲の一つである「普遍ソング」から始まり、「ロックンロールは簡単だ」では三四郎がアグレッシブなギターソロを展開するなど、ここにきてさらに熱くなっていく。
「つきもの」では常吉が拡声器を手にして歌い、「夢」をテーマにしたMCから、「マインストール」、そしてラストの最新作「チーズヘッドフォンデュ」へ。「SECRET DIVE」の流れを汲むような四つ打ちのダンサブルな曲だが、「SECRET DIVE」よりもさらにキラキラしたポップな曲。このポップさこそがこのバンドの持ち味であると思っているので、この曲は当分は定番になりそう。
アンコールではダイキが自身のデザインした限定Tシャツ(即完したらしい)に、常吉は新作Tシャツの上にバンドのパーカーという姿に着替えて登場し、メンバー全員で笑顔でサビを歌う「うた」を演奏。
終えると、かねてから告知されていた重大発表の時間に。常吉の口から、6月にミニアルバムがリリースされることが発表される。「SECRET DIVE」も「チーズヘッドフォンデュ」も入らないということで、ミニアルバムではあるが、ボーナストラック含めて7曲全部新曲。しかし、タイトルがまさかの
「冷やし中華以外始めました」
という衝撃的なタイトル。最初はみんな「ネタだろ?」と感じていたっぽいが、マジでこのタイトルらしい。
そしてそのミニアルバムに収録される新曲を初披露。ダンサブルだった限定シングル曲とは異なり、どちらかというとギターロックサイドのアプローチ。既発曲は1曲も入らないので、アルバムの他の曲をこの曲だけで占うのは難しいが、バンドがどんどん肉体性を増しているだけに、過去最高にライブ感溢れるアルバムになるであろうことは間違いない。
このバンドのライブを見ると毎回思うのは、本当にいい曲を作り、いい歌詞を書き、いい演奏をする、いいバンドだということ。
だが本当にそう思っているだけに、このキャパが適正のような感じになっているのがもったいなくてしょうがない。かつては赤坂BLITZでワンマンをやったこともあるが、それよりもさらに大きなキャパで、多くの人の前で鳴らされるべき曲たちだと思っている。ミニアルバムからまたガンガン打って出ていって欲しい。
1.SECRET DIVE
2.ことなかれ
3.おとぎ話
4.みぎてひだりて
5.ミスレル
6.カフカ
7.さかさまミルク
8.儚々な
9.宙、2秒
10.Day Dream Believer
11.桃色ダイキ吐息
12.一人戦隊ダイキマン
13.普遍ソング
14.ロックンロールは簡単だ
15.どこぞの果て
16.神様になれますように
17.つきもの
18.マインストール
19.チーズヘッドフォンデュ
encore
20.うた
21.ココロデウス (新曲)
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