MASH A&R presents MASHROOM 2015 THE ORAL CIGARETTES / フレデリック / LAMP IN TERREN @LIQUIDROOM 1/16
- 2015/01/17
- 00:26
VIVA LA ROCKなどを主催する音楽雑誌MUSICA、ONE OK ROCKやflumpoolなどが所属するA-Sketch、去年25周年を迎えたCSの音楽チャンネルSPACE SHOWER TV、サカナクションなどが所属するHIP LAND MUSICの4社が合同で開催しているオーディション、MASH A&R。
3年目を迎えたそのオーディションだが、かつてそのオーディションからチャンスを掴んだ3組のバンドがリキッドルームに集結。その3組とは、
THE ORAL CIGARETTES
フレデリック
LAMP IN TERREN
開演前、4社の代表がステージに立ち、このイベントの趣旨を説明してから、最初のバンドへ。
・LAMP IN TERREN
トップバッターは、2日前にメジャーデビューアルバム「silver lining」をリリースし、この日がメジャーデビュー後、初ライブとなるLAMP IN TERREN。
メンバー3人が登場すると、松本(ボーカル&ギター)が、
「リキッド、遊ぼうぜ!」
と言い、中原(ベース)と川口(ドラム)が腕を高く挙げるのに呼応して観客も高く腕を挙げると、「L-R」からスタート。リリースされたばかりの「silver lining」に収録されている曲だが、ずっとライブで演奏されてきただけに、もはや定番曲と言える。
このバンドはMASH A&Rでグランプリを取ったためにこのイベントに出演しているが、ロッキンオンのRO JACKでも優勝しており、CDJ 13/14にその枠で出演している。
その時にライブを見て、そのあとに去年の夏フェスでも何度か見ているのだが、その頃は松本の「儚さ」を孕んだ声の印象が強かったのだが、そうした大舞台のフェスなど、様々なライブ経験を積んだからか、儚さに力強さも加わっている。夏の段階ではまだオープニングアクト的な立ち位置での出演が多くて、遠慮気味な感じがしたのだが、
「リキッドルーム、液状化した部屋ってことで、音楽で溺れましょう」
と、気の利いたMCもできるようになり、余裕が出てきたように感じる。
前半は「silver lining」収録曲を、リリース後初ライブということでお披露目的に演奏し、後半はインディーズでのミニアルバムからの曲を続ける。
松本の歌も力強さを増しているが、中原と川口の演奏も間違いなく同じように力強さを増している。この2人の、マイクを通していないのに、本気で歌いながら演奏している姿は見ていて本当に胸が熱くなる。
「自分1人では微かな光かもしれない、僕ら3人だけでも微かな光かもしれない、でもみんながいてくれたら、大きな光になると思ってます」
と言って最後に演奏された「緑閃光」。この曲もライブではずっと演奏されてきた曲だが、聴くたびに説得力を増している。そしてこの曲は、この時期に白い息を吐きながら歩いている時に聴きたくなる曲だと思っている。
最後、松本は
「これからもよろしく!」
と言ってステージを去った。これから、どこまで行くだろうか。
1.L-R
2.クライベイベ
3.ゴールドルーズ
4.portrait
5.ランデブー
6.緑閃光
緑閃光
http://youtu.be/d1239V3xkY4
・フレデリック
2番手、メンバーがサウンドチェックを行い、そのままSE「パパマーチ」が流れ、手拍子をしながら、
「2015年、踊るMASHROOMを知っていますか!?」
「新年早々、とんでもないやつらが踊らせに来ましたよ!」
「もうあとは好きに踊るだけ!」
と、健司と康司の三原兄弟(似てないけど双子)が交互に煽り、
「死んだサカナのような
目をしたサカナのような
生き方はしない」
という、シュール極まりない歌詞の「SPAM生活」からスタート。LAMP IN TERRENの聴き入っていた空気から、一気にダンスフロアに会場の空気が変わる。
「ふしだらフラミンゴ」では歌詞の「フラミンゴ」を、
「フレミンゴ」
「テレミンゴ」
「オラミンゴ」
と、自分たちも含め、この出演者バージョンに歌詞を変えて歌う。ギターの赤頭は「オラミンゴ」の時に、THE ORAL CIGARETTESのあきらかにあきらのように高く左足を上げてギターを弾き、さらには
「マシュミンゴ」
と、イベントタイトルまでも使い、大きな歓声を浴びる。
「峠の幽霊」でゆったり踊らせると、
「新年になると新しいことをしたくなるじゃないですか!僕らも新しいことに挑戦してみようと思いまして、新曲を持ってきました!」
と言って、新曲を演奏。その前に演奏された2曲とは異なる、高速テンポの、待ってました、と言えるようなダンスナンバー。サビで繰り返される「迷惑」というフレーズが実に印象的で、また新たな中毒ソングの誕生を予感させる。
「プロレスごっこのフラフープ」では健司が間奏で煽りまくり、フロアが沸騰しまくった状態で、
「踊ってない夜が気に入らないやつは踊れー!」
と、ラストの必殺「オドループ」へ。赤頭はギターソロに入る際に思いっきり助走をつけてステージ前まで走り込んで弾きまくる。「ダンス」がテーマのこのバンドで最も観客を踊らせているのは、康司のベースでもあり、この赤頭の、曲によってカッティングもリフも変幻自在のギタープレイでもあると思う。
フロアではPVの美人モデルがやっていたダンスを真似する若い女子も出現し、端から端まで踊らせまくった。
現状を考えると、これだけハマりまくっている「オドループ」を超えるような曲を作れるかどうかが重要なところだが、もはやこのキャパでも余裕でワンマンできるレベルだと思う。が、ワンマンやるにはまだ曲が足りないか。この覚醒状態のまま、初のフルアルバムを期待したいところ。
1.SPAM生活
2.ディスコプール
3.ふしだらフラミンゴ
4.峠の幽霊
5.うわさのケムリの女の子
6.新曲
7.プロレスごっこのフラフープ
8.オドループ
オドループ
http://youtu.be/PCp2iXA1uLE
・THE ORAL CIGARETTES
トリのオーラル。こちらもサウンドチェックをメンバーで行い、そのまま本番へ。山中(ボーカル&ギター)のおなじみの前口上から、いきなりの「Mr.ファントム」でスタートし、鈴木(ギター)は長い髪を振り乱しながら演奏。
この日の出演者は3組とも同じ事務所(MASH A&R)に所属しているのだが、その同じ事務所の2組には絶対負けられない、とばかりに、序盤からテンション振り切りまくり。
「みんな、好きな人いるやろ?俺もおるねん。菜々緒さんて人なんやけど(笑)
昨日、ツイッターで40個限定でリプ祭りする、って言ったから、1分で、僕らのCD聴いてください、ってリプして。それから7時間待ちました。40個に選ばれませんでした(笑)
勝手にフられたみたいな気分になってて(笑)、好きすぎて嫌い、みたいな気持ちを歌った曲です」
と、昨年リリースの1stフルアルバム「The BKW Show!!」の1曲目収録の「嫌い」へ。
続く「N.I.R.A」ではあきらかにあきら(ベース)のスラップベースで踊らせまくり、ハンドマイクでの山中の煽りで飛び跳ねさせまくる。
「瓢箪山の駅員さん」と、この日はかなり初期曲多めの中、
「今はまだMASH A&Rに所属してるバンドは今日出てる3組だけなんやけど、これから毎年オーディションで優勝したバンドが入ってくるやろうし。このイベントも何回も続いて行くやろうし。
その時に、ここにいるみんなが、第一回のMASHROOM来てたんだぞ、って自慢したくなるように、俺たちも頑張るから!
でも、我々、MASH A&Rの第一回グランプリとして、LAMP IN TERRENとフレデリックには絶対負けられません。格の違いを見せつけてやります!」
と、決意を語るとともに負けず嫌いさもフルに発揮してから、フルアルバムのリードトラック「STARGET」では、間奏でいったん演奏を止め、
「まだまだ行けるだろリキッドー!」
と煽ってから、ラストのサビに突入し、
「LAMPがおとといメジャーデビューして。その前にフレデリックがメジャーデビューして。最後は俺たちのメジャーデビューシングル!」
と、「起死回生STORY」で合唱まで巻き起こして終了。まさに圧倒的としか言えないような凄まじいライブ。もう今すぐ武道館あたりでワンマンやってほしいほどに。
アンコールでは、メンバーが登場すると山中が、
「3バンドでメドレーやります!まずはLAMP!しかもベースとドラムはオーラルのセッティングのままです!ベースは肩かけ、ドラムはシンバル高いまんま(笑)どんだけオーラルのセッティングがやりづらいか(笑)」
と言ってLAMP IN TERRENを呼び込み、中原があきらのベース、川口が中西のドラムセットを使うも、川口が手間取り、始めるタイミングを逃した松本。準備が出来ると「Sleep Heroism」を演奏。ラストのサビ前でオーラルのように演奏をいったん止めると、松本が感謝を告げるMCをしてから、ラストのサビに突入した。
LAMPが終えると、入れ替わりでフレデリックが登場。入れ替わりの最中はオーラル中西がタムを叩いて場を繋ぐ。
「まさやん(中西)ありがとー!さぁ、LAMPがあんなにいいライブとMCをして、オーラルが盛り上げまくったあと、我々フレデリックがいいライブをしないわけがありません!」
と健司が言い、オーラルのセットなので、ギターとベースの立ち位置がいつもの逆、という実にレアな状態での「スキマにはいれば怖くない」。立ち位置が逆でやりづらそうな感じもしたが、赤頭も康司もむしろその状態を楽しんでいるかのように、再び観客を踊らせまくった。
そして入れ替わりで再びオーラル。場繋ぎはLAMPの川口だったのだが、途中で松本と中原も加わり、3人でタムを連打し、手拍子を促すと、
「最後にでっかい大魔王を参上させたいんやけど、松本と健司がどうしてもあれを言いたい、って言うから、もう全員呼ぼうか!」
と、山中がLAMPとフレデリックのメンバー全員を呼び込み、松本と健司が
「大魔王参上 大魔王参上 大魔王参上」
のコール&レスポンスをしてから演奏へ。
山中にその2人を加え、トリプルボーカル状態で、あきらかにあきらは代名詞とも言える、左足を高く上げながらベースを弾き、ステージ上でLAMPとフレデリックのメンバーが踊りまくる中、観客にも
「大魔王参上」
のフレーズを歌わせ、一夜限りのお祭りコラボを見せた。
最後には観客をバックに写真撮影をして終了。
こうして今でこそ期待を寄せているオーラルもフレデリックも、オーディションで優勝して、デビューして最初にCD聴いた時はピンと来なかった。でもそのあとすぐライブで見て、一気に変わった。それはMASH A&Rの最終審査がライブハウスで観客を入れてのライブであり、ライブがいいバンドじゃなくちゃ優勝できないからだろうな、と思っている。
そして山中が言っていたように、このイベントの第二回以降はあるのだろうか。もし第二回以降をやる日が来たら、その時にはもはやこのキャパではこの3組は絶対見れないようになっているだろう。
1.Mr.ファントム
2.mist…
3.出会い街
4.嫌い
5.N.I.R.A
6.瓢箪山の駅員さん
7.STARGET
8.起死回生STORY
encore
9.Sleep Heroism (LAMP IN TERREN)
10.スキマにはいれば怖くない (フレデリック)
11.大魔王参上
STARGET
http://youtu.be/ohxz68Fcrcc
終演後、やっぱり「踊ってない夜が気に入らない」ので、4月のフレデリックのクアトロのライブのチケットを購入。新曲もやっているし、その頃には何らかの新しい動きがあるんじゃないだろうか。
Next→1/20 黒木渚、片平里菜 @LIQUID ROOM


3年目を迎えたそのオーディションだが、かつてそのオーディションからチャンスを掴んだ3組のバンドがリキッドルームに集結。その3組とは、
THE ORAL CIGARETTES
フレデリック
LAMP IN TERREN
開演前、4社の代表がステージに立ち、このイベントの趣旨を説明してから、最初のバンドへ。
・LAMP IN TERREN
トップバッターは、2日前にメジャーデビューアルバム「silver lining」をリリースし、この日がメジャーデビュー後、初ライブとなるLAMP IN TERREN。
メンバー3人が登場すると、松本(ボーカル&ギター)が、
「リキッド、遊ぼうぜ!」
と言い、中原(ベース)と川口(ドラム)が腕を高く挙げるのに呼応して観客も高く腕を挙げると、「L-R」からスタート。リリースされたばかりの「silver lining」に収録されている曲だが、ずっとライブで演奏されてきただけに、もはや定番曲と言える。
このバンドはMASH A&Rでグランプリを取ったためにこのイベントに出演しているが、ロッキンオンのRO JACKでも優勝しており、CDJ 13/14にその枠で出演している。
その時にライブを見て、そのあとに去年の夏フェスでも何度か見ているのだが、その頃は松本の「儚さ」を孕んだ声の印象が強かったのだが、そうした大舞台のフェスなど、様々なライブ経験を積んだからか、儚さに力強さも加わっている。夏の段階ではまだオープニングアクト的な立ち位置での出演が多くて、遠慮気味な感じがしたのだが、
「リキッドルーム、液状化した部屋ってことで、音楽で溺れましょう」
と、気の利いたMCもできるようになり、余裕が出てきたように感じる。
前半は「silver lining」収録曲を、リリース後初ライブということでお披露目的に演奏し、後半はインディーズでのミニアルバムからの曲を続ける。
松本の歌も力強さを増しているが、中原と川口の演奏も間違いなく同じように力強さを増している。この2人の、マイクを通していないのに、本気で歌いながら演奏している姿は見ていて本当に胸が熱くなる。
「自分1人では微かな光かもしれない、僕ら3人だけでも微かな光かもしれない、でもみんながいてくれたら、大きな光になると思ってます」
と言って最後に演奏された「緑閃光」。この曲もライブではずっと演奏されてきた曲だが、聴くたびに説得力を増している。そしてこの曲は、この時期に白い息を吐きながら歩いている時に聴きたくなる曲だと思っている。
最後、松本は
「これからもよろしく!」
と言ってステージを去った。これから、どこまで行くだろうか。
1.L-R
2.クライベイベ
3.ゴールドルーズ
4.portrait
5.ランデブー
6.緑閃光
緑閃光
http://youtu.be/d1239V3xkY4
・フレデリック
2番手、メンバーがサウンドチェックを行い、そのままSE「パパマーチ」が流れ、手拍子をしながら、
「2015年、踊るMASHROOMを知っていますか!?」
「新年早々、とんでもないやつらが踊らせに来ましたよ!」
「もうあとは好きに踊るだけ!」
と、健司と康司の三原兄弟(似てないけど双子)が交互に煽り、
「死んだサカナのような
目をしたサカナのような
生き方はしない」
という、シュール極まりない歌詞の「SPAM生活」からスタート。LAMP IN TERRENの聴き入っていた空気から、一気にダンスフロアに会場の空気が変わる。
「ふしだらフラミンゴ」では歌詞の「フラミンゴ」を、
「フレミンゴ」
「テレミンゴ」
「オラミンゴ」
と、自分たちも含め、この出演者バージョンに歌詞を変えて歌う。ギターの赤頭は「オラミンゴ」の時に、THE ORAL CIGARETTESのあきらかにあきらのように高く左足を上げてギターを弾き、さらには
「マシュミンゴ」
と、イベントタイトルまでも使い、大きな歓声を浴びる。
「峠の幽霊」でゆったり踊らせると、
「新年になると新しいことをしたくなるじゃないですか!僕らも新しいことに挑戦してみようと思いまして、新曲を持ってきました!」
と言って、新曲を演奏。その前に演奏された2曲とは異なる、高速テンポの、待ってました、と言えるようなダンスナンバー。サビで繰り返される「迷惑」というフレーズが実に印象的で、また新たな中毒ソングの誕生を予感させる。
「プロレスごっこのフラフープ」では健司が間奏で煽りまくり、フロアが沸騰しまくった状態で、
「踊ってない夜が気に入らないやつは踊れー!」
と、ラストの必殺「オドループ」へ。赤頭はギターソロに入る際に思いっきり助走をつけてステージ前まで走り込んで弾きまくる。「ダンス」がテーマのこのバンドで最も観客を踊らせているのは、康司のベースでもあり、この赤頭の、曲によってカッティングもリフも変幻自在のギタープレイでもあると思う。
フロアではPVの美人モデルがやっていたダンスを真似する若い女子も出現し、端から端まで踊らせまくった。
現状を考えると、これだけハマりまくっている「オドループ」を超えるような曲を作れるかどうかが重要なところだが、もはやこのキャパでも余裕でワンマンできるレベルだと思う。が、ワンマンやるにはまだ曲が足りないか。この覚醒状態のまま、初のフルアルバムを期待したいところ。
1.SPAM生活
2.ディスコプール
3.ふしだらフラミンゴ
4.峠の幽霊
5.うわさのケムリの女の子
6.新曲
7.プロレスごっこのフラフープ
8.オドループ
オドループ
http://youtu.be/PCp2iXA1uLE
・THE ORAL CIGARETTES
トリのオーラル。こちらもサウンドチェックをメンバーで行い、そのまま本番へ。山中(ボーカル&ギター)のおなじみの前口上から、いきなりの「Mr.ファントム」でスタートし、鈴木(ギター)は長い髪を振り乱しながら演奏。
この日の出演者は3組とも同じ事務所(MASH A&R)に所属しているのだが、その同じ事務所の2組には絶対負けられない、とばかりに、序盤からテンション振り切りまくり。
「みんな、好きな人いるやろ?俺もおるねん。菜々緒さんて人なんやけど(笑)
昨日、ツイッターで40個限定でリプ祭りする、って言ったから、1分で、僕らのCD聴いてください、ってリプして。それから7時間待ちました。40個に選ばれませんでした(笑)
勝手にフられたみたいな気分になってて(笑)、好きすぎて嫌い、みたいな気持ちを歌った曲です」
と、昨年リリースの1stフルアルバム「The BKW Show!!」の1曲目収録の「嫌い」へ。
続く「N.I.R.A」ではあきらかにあきら(ベース)のスラップベースで踊らせまくり、ハンドマイクでの山中の煽りで飛び跳ねさせまくる。
「瓢箪山の駅員さん」と、この日はかなり初期曲多めの中、
「今はまだMASH A&Rに所属してるバンドは今日出てる3組だけなんやけど、これから毎年オーディションで優勝したバンドが入ってくるやろうし。このイベントも何回も続いて行くやろうし。
その時に、ここにいるみんなが、第一回のMASHROOM来てたんだぞ、って自慢したくなるように、俺たちも頑張るから!
でも、我々、MASH A&Rの第一回グランプリとして、LAMP IN TERRENとフレデリックには絶対負けられません。格の違いを見せつけてやります!」
と、決意を語るとともに負けず嫌いさもフルに発揮してから、フルアルバムのリードトラック「STARGET」では、間奏でいったん演奏を止め、
「まだまだ行けるだろリキッドー!」
と煽ってから、ラストのサビに突入し、
「LAMPがおとといメジャーデビューして。その前にフレデリックがメジャーデビューして。最後は俺たちのメジャーデビューシングル!」
と、「起死回生STORY」で合唱まで巻き起こして終了。まさに圧倒的としか言えないような凄まじいライブ。もう今すぐ武道館あたりでワンマンやってほしいほどに。
アンコールでは、メンバーが登場すると山中が、
「3バンドでメドレーやります!まずはLAMP!しかもベースとドラムはオーラルのセッティングのままです!ベースは肩かけ、ドラムはシンバル高いまんま(笑)どんだけオーラルのセッティングがやりづらいか(笑)」
と言ってLAMP IN TERRENを呼び込み、中原があきらのベース、川口が中西のドラムセットを使うも、川口が手間取り、始めるタイミングを逃した松本。準備が出来ると「Sleep Heroism」を演奏。ラストのサビ前でオーラルのように演奏をいったん止めると、松本が感謝を告げるMCをしてから、ラストのサビに突入した。
LAMPが終えると、入れ替わりでフレデリックが登場。入れ替わりの最中はオーラル中西がタムを叩いて場を繋ぐ。
「まさやん(中西)ありがとー!さぁ、LAMPがあんなにいいライブとMCをして、オーラルが盛り上げまくったあと、我々フレデリックがいいライブをしないわけがありません!」
と健司が言い、オーラルのセットなので、ギターとベースの立ち位置がいつもの逆、という実にレアな状態での「スキマにはいれば怖くない」。立ち位置が逆でやりづらそうな感じもしたが、赤頭も康司もむしろその状態を楽しんでいるかのように、再び観客を踊らせまくった。
そして入れ替わりで再びオーラル。場繋ぎはLAMPの川口だったのだが、途中で松本と中原も加わり、3人でタムを連打し、手拍子を促すと、
「最後にでっかい大魔王を参上させたいんやけど、松本と健司がどうしてもあれを言いたい、って言うから、もう全員呼ぼうか!」
と、山中がLAMPとフレデリックのメンバー全員を呼び込み、松本と健司が
「大魔王参上 大魔王参上 大魔王参上」
のコール&レスポンスをしてから演奏へ。
山中にその2人を加え、トリプルボーカル状態で、あきらかにあきらは代名詞とも言える、左足を高く上げながらベースを弾き、ステージ上でLAMPとフレデリックのメンバーが踊りまくる中、観客にも
「大魔王参上」
のフレーズを歌わせ、一夜限りのお祭りコラボを見せた。
最後には観客をバックに写真撮影をして終了。
こうして今でこそ期待を寄せているオーラルもフレデリックも、オーディションで優勝して、デビューして最初にCD聴いた時はピンと来なかった。でもそのあとすぐライブで見て、一気に変わった。それはMASH A&Rの最終審査がライブハウスで観客を入れてのライブであり、ライブがいいバンドじゃなくちゃ優勝できないからだろうな、と思っている。
そして山中が言っていたように、このイベントの第二回以降はあるのだろうか。もし第二回以降をやる日が来たら、その時にはもはやこのキャパではこの3組は絶対見れないようになっているだろう。
1.Mr.ファントム
2.mist…
3.出会い街
4.嫌い
5.N.I.R.A
6.瓢箪山の駅員さん
7.STARGET
8.起死回生STORY
encore
9.Sleep Heroism (LAMP IN TERREN)
10.スキマにはいれば怖くない (フレデリック)
11.大魔王参上
STARGET
http://youtu.be/ohxz68Fcrcc
終演後、やっぱり「踊ってない夜が気に入らない」ので、4月のフレデリックのクアトロのライブのチケットを購入。新曲もやっているし、その頃には何らかの新しい動きがあるんじゃないだろうか。
Next→1/20 黒木渚、片平里菜 @LIQUID ROOM


