SAKANAMONのアリが対バンツアー2014 対バン: a flood of circle @恵比寿LIQUIDROOM 12/1
- 2014/12/01
- 22:50
今年、多数の夏フェスに参戦し、ロックシーンの中においてもすっかり存在が定着したSAKANAMON。10月にミニアルバム「ARIKANASHIKA」をリリースし、そのレコ発ツアーはすべて対バン。ファイナルとなるこの日の恵比寿LIQUIDROOMの対バンはa flood of circleという実にありがたい組み合わせ。SAKANAMONは前アルバムリリース時の東京は赤坂BLITZワンマンだっただけに、状況的に考えてもやや控え目なキャパ設定ということで当然チケットはソールドアウト。
・a flood of circle
先攻はゲストのa flood of circle。こちらも最新フルアルバム「Golden Time」リリース直後、しかも絶賛ツアー中という状態なので、「GO」「スカイウォーカー」と新作収録曲からスタート。新ギタリスト、デュランはもはや全く違和感がないくらいにバンドに溶け混んでいるが、ライブ連戦ということからか、亮介はいつもより声が枯れ気味な印象。
「なんで今日俺たちが呼ばれたのかって言うと、俺と森野君が友達だからってことで。スピッツ仲間なんですよ。革ジャン着てますけど、顔濃いですけど、ヒール高いですけど、いい奴らなんでよろしくお願いします」
と、挨拶は初見の人を対象にしたものだったが、それでも「Dancing Zombiez」ではアウェー感を全く感じさせない盛り上がりを見せ、まだツアーに参加できていないのでこのメンバーになってから初めてライブで聴いた「プシケ」では
「ギター、デュラン!」
のメンバー紹介をようやく聞くことができた。
MCではSAKANAMONチームがツアーに持ち込んでいるスーパーファミコンをみんなで遊んだことを話し、
「キム(SAKANAMON木村)がストIIがめちゃくちゃ強くて。こいつ、強過ぎて友達なくすタイプだろうな、って思ってたんだけど、うちのデュランがキムをボコボコに負かしてた(笑)」
と、実にイメージに合わないゲームトーク。デュランは昇竜拳をステージ上で繰り出したりもした。
すると、
「せっかくSAKANAMONと対バンなんで、今日しかやらない曲を」
と言って、まさかの「コインランドリー・ブルース」を演奏。ギターがデュランになったことにより、これまでよりもさらにブルース度が上がったイメージ。
「今日、初めてちゃんと対バンしたんだけど、今度は俺たちのツアーにも呼びたいね」
とSAKANAMONチームと確かな友情を感じさせるMCから自分たちのツアーの告知をし、
「俺たちとあんたらの明日に捧げる!」
とラストは「シーガル」。もう数えきれないくらいライブを見てるバンドだが、2マンでこのバンドが先攻というのは初かもしれない体験だったので、実に新鮮だった。
3月のEX THEATER 2days、もちろん両方参戦。
1.GO
2.スカイウォーカー
3.Blood Red Shoes
4.Dancing Zombiez
5.Golden Time
6.プシケ
7.コインランドリー・ブルース
8.シーガル
Golden Time
http://youtu.be/BXn6cEXs-Gs
・SAKANAMON
後攻のSAKANAMON。いつものようにSUPER BUTTER DOG「コミュニケーション・ブレイクダンス」のSEで3人が登場すると、いきなりの「マジックアワー」でフロアは早くも最高潮の状態に持っていかれ、藤森も曲の最後のフレーズをおなじみのご当地ネタ
「愛してるよ…リキッドー!」
に変え、大きな歓声を浴びる。新作からの「幼気な少女」、1stフルアルバム「na」収録の「便乗鴎の世界」と、序盤はソリッドなギターロック曲を続け、素朴な見た目とは真逆のかっこよさを見せつける。見た目と言えば、藤森が若干太ったような気もするけど。
間奏で藤森が他のアーティストの曲を歌うのが恒例であり、ライブの楽しみにもなっている「空想イマイマシー」では、フラッドの「Dancing Zombiez」を歌うという、対バンへのリスペクト溢れるチョイス。しかし、悪い意味ではなく、やはりフラッドの曲を亮介以外の人が歌うとものすごい違和感を感じる。
「今日はARIKANASHIKAのリリースツアーなんで、収録曲は全部やります!」
という森野の言葉通り、藤森が
「お母さんがいる人はいますか?」
と天然過ぎる問いかけをしてからの「マザーラインナップ」からはヒリヒリした空気でありながら疾走感を感じる「害虫」と新作からの曲が続く。
「ついにこの時間が来てしまいましたー!」
と木村が言うと、森野作曲、木村作詞の新作からの「AGEINST」のコーナー。しかし作詞と言いながらも、歌詞は「ア」「ゲ」の2文字だけということで、
木村「ア!」
観客「ゲ!」
のコール&レスポンスを展開。観客が上がりまくっているのを確認すると、藤森と森野にもレスポンスを強要。普段は「暗い」と言われている森野も木村がビックリするくらい大きな声で「ゲ!」と叫んでいた。
今度は
「閃光のジャスティスロード!」
と叫ぶ「シグナルマン」、藤森のギターのイントロから歓声が上がった「ミュージックプランクトン」と序盤同様にアッパーな曲が続き、「TOWER」では客席の上のミラーボールが回り、藤森が
「男子!」「女子!」「彼氏がいない女子!」「童貞の男子!」「今日でフラッドが大好きになった人!」
と分けてコール&レスポンスを行い、ハンドマイクで歌いながら手を振るのを煽り、観客を踊らせる。
そしてテンポよく展開してきたのであっという間のラストはアルバムのタイトル曲「アリカナシカ」で「TOWER」に続いて踊らせまくって終了。
アンコールでは森野が
「暑い」
と言いながらも、パーカーを着て登場すると、そのパーカーをはじめとする物販紹介。…のはずなのだが、藤森が着ている、ツアー中に高松のBEAMSで買ったという、胸に大きく「TOKYO」と書かれたTシャツの話が膨らみすぎてあわてて森野が話を切る。
そしてまだ新作から演奏されていない「君の○○を××したい」では、CDではKEYTALK小野武正が弾いているギターソロ部分でまさかのフラッド亮介が登場し、ブルース色を含んだギターソロを弾き倒す。
これで終了かな?と思うも、亮介の前にはマイクスタンドが置かれ、
亮介「このいびつな並びの4人。俺、SAKANAMONには入れないわ(笑)
でも森野君、MCしっかりしてるねぇ」
藤森「ていうか佐々木さん、なんでまだいるんですか?」
亮介「早く帰れみたいな雰囲気出すな(笑)練習してきたんだよ!」
森野「僕と佐々木さんの思い出の曲を聴いてください!」
亮介「リキッド、とがってるか!?」
というやり取りから、まさかのスピッツ「トンガリ'95」のカバー。亮介のあの声で歌われると誰の曲なのか全くわからないくらいに亮介の曲になってしまう。そう思うと藤森のほうが雰囲気はスピッツ。草野マサムネのようなハイトーンボイスではないけれど。
亮介がステージから去ると、藤森が上京して1番最初に作ったと紹介された「妄想DRIVER」で締め。ラストには藤森がマスコットキャラのSAKANAMON君のぬいぐるみをギターに見たてて弾き、放り投げて昇竜拳を見事に決め、メンバーが
「対バンがいると本当に楽しい」
と語っていたツアーは、ファイナルで最高の対バンと観客への愛に溢れて終了した。
やっぱり、SAKANAMONの音楽は「アリ」だろ!多分新作聴いた人は全員思ってることだけど。
年内のバンドのライブはあと2本。うち1本、それも年内最後のライブはCDJ。しかも今年はなんと年越しを務める。見たいアーティストが固まりまくってしまった時間帯だが、果たして彼らはどんな形で新年を迎えるのか。
そして森野が言っていたように、来年はもっと大きな場所でのワンマンツアーにも期待。
1.マジックアワー
2.幼気な少女
3.便乗鴎の世界
4.空想イマイマシー
5.マザーラインナップ
6.害虫
7.爆弾魔のアクション ~願い~
8.AGEINST
9.シグナルマン
10.ミュージックプランクトン
11.TOWER
12.アリカナシカ
encore
13.君の○○を××したい
14.トンガリ'95
15.妄想DRIVER
アリカナシカ
http://youtu.be/otHsodTqa5M
NEXT→ 12/4 爆弾ジョニー @Zepp Tokyo (ボーカル・りょーめーの体調不良によりライブ自体は中止になってしまったが、他のメンバーは会場に来るようなので、行くつもり)

・a flood of circle
先攻はゲストのa flood of circle。こちらも最新フルアルバム「Golden Time」リリース直後、しかも絶賛ツアー中という状態なので、「GO」「スカイウォーカー」と新作収録曲からスタート。新ギタリスト、デュランはもはや全く違和感がないくらいにバンドに溶け混んでいるが、ライブ連戦ということからか、亮介はいつもより声が枯れ気味な印象。
「なんで今日俺たちが呼ばれたのかって言うと、俺と森野君が友達だからってことで。スピッツ仲間なんですよ。革ジャン着てますけど、顔濃いですけど、ヒール高いですけど、いい奴らなんでよろしくお願いします」
と、挨拶は初見の人を対象にしたものだったが、それでも「Dancing Zombiez」ではアウェー感を全く感じさせない盛り上がりを見せ、まだツアーに参加できていないのでこのメンバーになってから初めてライブで聴いた「プシケ」では
「ギター、デュラン!」
のメンバー紹介をようやく聞くことができた。
MCではSAKANAMONチームがツアーに持ち込んでいるスーパーファミコンをみんなで遊んだことを話し、
「キム(SAKANAMON木村)がストIIがめちゃくちゃ強くて。こいつ、強過ぎて友達なくすタイプだろうな、って思ってたんだけど、うちのデュランがキムをボコボコに負かしてた(笑)」
と、実にイメージに合わないゲームトーク。デュランは昇竜拳をステージ上で繰り出したりもした。
すると、
「せっかくSAKANAMONと対バンなんで、今日しかやらない曲を」
と言って、まさかの「コインランドリー・ブルース」を演奏。ギターがデュランになったことにより、これまでよりもさらにブルース度が上がったイメージ。
「今日、初めてちゃんと対バンしたんだけど、今度は俺たちのツアーにも呼びたいね」
とSAKANAMONチームと確かな友情を感じさせるMCから自分たちのツアーの告知をし、
「俺たちとあんたらの明日に捧げる!」
とラストは「シーガル」。もう数えきれないくらいライブを見てるバンドだが、2マンでこのバンドが先攻というのは初かもしれない体験だったので、実に新鮮だった。
3月のEX THEATER 2days、もちろん両方参戦。
1.GO
2.スカイウォーカー
3.Blood Red Shoes
4.Dancing Zombiez
5.Golden Time
6.プシケ
7.コインランドリー・ブルース
8.シーガル
Golden Time
http://youtu.be/BXn6cEXs-Gs
・SAKANAMON
後攻のSAKANAMON。いつものようにSUPER BUTTER DOG「コミュニケーション・ブレイクダンス」のSEで3人が登場すると、いきなりの「マジックアワー」でフロアは早くも最高潮の状態に持っていかれ、藤森も曲の最後のフレーズをおなじみのご当地ネタ
「愛してるよ…リキッドー!」
に変え、大きな歓声を浴びる。新作からの「幼気な少女」、1stフルアルバム「na」収録の「便乗鴎の世界」と、序盤はソリッドなギターロック曲を続け、素朴な見た目とは真逆のかっこよさを見せつける。見た目と言えば、藤森が若干太ったような気もするけど。
間奏で藤森が他のアーティストの曲を歌うのが恒例であり、ライブの楽しみにもなっている「空想イマイマシー」では、フラッドの「Dancing Zombiez」を歌うという、対バンへのリスペクト溢れるチョイス。しかし、悪い意味ではなく、やはりフラッドの曲を亮介以外の人が歌うとものすごい違和感を感じる。
「今日はARIKANASHIKAのリリースツアーなんで、収録曲は全部やります!」
という森野の言葉通り、藤森が
「お母さんがいる人はいますか?」
と天然過ぎる問いかけをしてからの「マザーラインナップ」からはヒリヒリした空気でありながら疾走感を感じる「害虫」と新作からの曲が続く。
「ついにこの時間が来てしまいましたー!」
と木村が言うと、森野作曲、木村作詞の新作からの「AGEINST」のコーナー。しかし作詞と言いながらも、歌詞は「ア」「ゲ」の2文字だけということで、
木村「ア!」
観客「ゲ!」
のコール&レスポンスを展開。観客が上がりまくっているのを確認すると、藤森と森野にもレスポンスを強要。普段は「暗い」と言われている森野も木村がビックリするくらい大きな声で「ゲ!」と叫んでいた。
今度は
「閃光のジャスティスロード!」
と叫ぶ「シグナルマン」、藤森のギターのイントロから歓声が上がった「ミュージックプランクトン」と序盤同様にアッパーな曲が続き、「TOWER」では客席の上のミラーボールが回り、藤森が
「男子!」「女子!」「彼氏がいない女子!」「童貞の男子!」「今日でフラッドが大好きになった人!」
と分けてコール&レスポンスを行い、ハンドマイクで歌いながら手を振るのを煽り、観客を踊らせる。
そしてテンポよく展開してきたのであっという間のラストはアルバムのタイトル曲「アリカナシカ」で「TOWER」に続いて踊らせまくって終了。
アンコールでは森野が
「暑い」
と言いながらも、パーカーを着て登場すると、そのパーカーをはじめとする物販紹介。…のはずなのだが、藤森が着ている、ツアー中に高松のBEAMSで買ったという、胸に大きく「TOKYO」と書かれたTシャツの話が膨らみすぎてあわてて森野が話を切る。
そしてまだ新作から演奏されていない「君の○○を××したい」では、CDではKEYTALK小野武正が弾いているギターソロ部分でまさかのフラッド亮介が登場し、ブルース色を含んだギターソロを弾き倒す。
これで終了かな?と思うも、亮介の前にはマイクスタンドが置かれ、
亮介「このいびつな並びの4人。俺、SAKANAMONには入れないわ(笑)
でも森野君、MCしっかりしてるねぇ」
藤森「ていうか佐々木さん、なんでまだいるんですか?」
亮介「早く帰れみたいな雰囲気出すな(笑)練習してきたんだよ!」
森野「僕と佐々木さんの思い出の曲を聴いてください!」
亮介「リキッド、とがってるか!?」
というやり取りから、まさかのスピッツ「トンガリ'95」のカバー。亮介のあの声で歌われると誰の曲なのか全くわからないくらいに亮介の曲になってしまう。そう思うと藤森のほうが雰囲気はスピッツ。草野マサムネのようなハイトーンボイスではないけれど。
亮介がステージから去ると、藤森が上京して1番最初に作ったと紹介された「妄想DRIVER」で締め。ラストには藤森がマスコットキャラのSAKANAMON君のぬいぐるみをギターに見たてて弾き、放り投げて昇竜拳を見事に決め、メンバーが
「対バンがいると本当に楽しい」
と語っていたツアーは、ファイナルで最高の対バンと観客への愛に溢れて終了した。
やっぱり、SAKANAMONの音楽は「アリ」だろ!多分新作聴いた人は全員思ってることだけど。
年内のバンドのライブはあと2本。うち1本、それも年内最後のライブはCDJ。しかも今年はなんと年越しを務める。見たいアーティストが固まりまくってしまった時間帯だが、果たして彼らはどんな形で新年を迎えるのか。
そして森野が言っていたように、来年はもっと大きな場所でのワンマンツアーにも期待。
1.マジックアワー
2.幼気な少女
3.便乗鴎の世界
4.空想イマイマシー
5.マザーラインナップ
6.害虫
7.爆弾魔のアクション ~願い~
8.AGEINST
9.シグナルマン
10.ミュージックプランクトン
11.TOWER
12.アリカナシカ
encore
13.君の○○を××したい
14.トンガリ'95
15.妄想DRIVER
アリカナシカ
http://youtu.be/otHsodTqa5M
NEXT→ 12/4 爆弾ジョニー @Zepp Tokyo (ボーカル・りょーめーの体調不良によりライブ自体は中止になってしまったが、他のメンバーは会場に来るようなので、行くつもり)

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