日本大学芸術学部芸術祭 "日芸ROCKS2014" 出演:a flood of circle @日本大学芸術学部江古田校舎大ホール 11/2
- 2014/11/03
- 00:02
この土日と翌日の祝日の月曜は至るところで学祭ライブが行われているが、a flood of circleの佐々木亮介にとっては凱旋ライブになるのが、かつて通っていたこの日本大学芸術学部の学祭ライブである。
今回のライブは無料ライブということで、開演時間のかなり前からファンが列を作る中、ドラムの渡邉一丘は普通に校内をウロウロしているというリラックスぶり。その校内には芸術学部らしく、写真展の展示や、様々な映像作品が流れるなど、ここが芸術学部のキャンパスであることを感じさせる。
ちょっと押して17時40分頃に開場し、中に入ると、さすがに大ホールというだけあって、かなりの広さ。赤坂BLITZよりは広い。もしかしたらZeppくらいはあるかもしれない。
普段からこうしたライブや発表会などもよく行われているだろうと感じさせるのが、壁に無数に設置されたスピーカーと、およそ普通の学校の施設とは思えないくらいの天井の照明。
開場が少し押したにもかかわらず、18時ちょうどに場内が暗転すると、メンバーが登場。なんと言ってもこの日の注目は、この日の観客の多くにとっては初お披露目となる、新ギタリストのDuranの存在である。どこかRIZEのkenkenにも似た、ワイルドかつ濃い顔のビジュアルは、今日見るのが初めてとは思えないくらいに見た目的には違和感がない。
ライブはサッカーのタイアップにもなった、疾走感あふれる「GO」からスタートすると、「Blood Red Shoes」と畳み掛ける。しかしながら、Duranお披露目とともにもう一つの目玉はここから。この日のライブは、リリースを翌週に控えたニューアルバム「GOLDEN TIME」の収録曲を全曲披露するライブである。ちなみに冒頭の「GO」もアルバムには収録される。
すでにPVが公開されている、疾走感のあるストレートなギターロック「STARS」、踊れる「Rodeo Drive」、文字通りタバコについて歌われる跳ねるリズムの「Cigarettes Roll」、亮介がギターを弾かずにハンドマイクで歌うアダルトなブルースロック「Black Eyes Blues」、亮介のボーカルとDuranのコーラスが力強さを感じさせる「スカイウォーカー」と、幅広いというよりは、このバンドらしい曲ばかりなのだが、どこかこれまでと一味違うのは間違いなくDuranのギターによるもの。早くもギターソロではステージ前まで出てきて超絶テクニックを見せつけるのだが、ギターロック感の強かった前任サポートギターの曽根巧と比べると、Duranはどこかハードロックの要素を感じる。そこがこれまでの作品との違いを感じる部分だと思う。
「俺がこの校舎に通っていた時は改修中だったから、なんか全然帰ってきた感じがしない(笑)」
と、かつて通っていた学校に凱旋したものの、微妙な感想を語り、所沢校舎と所沢航空公園でインディーズ時代のアー写を撮影したこと、ベースHISAYOがかつて所沢校舎での授業に呼ばれてベースを弾いた時の先生が亮介の恩師だったという、この場所でライブをやっているからこそのエピソードを話すも、実際にこの日の客席には在校生は数えるほどしかいなかったという事態(笑)
「ここからはダンスタイムだ!」
と言っての「KIDS」からは文字通りダンスタイムに。ステージ上のミラーボールも回り出し、アルバムタイトル曲の「Golden Time」は、PVが公開されているとは言え、まだ発売前とは思えないほどの盛り上がりを見せる。
数少ない既存曲となった「Dancing Zombiez」では、Duranが口に含んだ水を客席に向かって吹き、アウトロを「Human License」のごとき濃厚セッションで、これまでよりはるかに伸ばす。
まさに「帰ってきた」という優しさに包まれる「アカネ」から、タイトルとは裏腹にそこまではっちゃけた感じではない「Party!!!」で、無料ライブというのもあってか、あっという間に本編は終了。
しかしながら確実にアンコールがあると確信していたのは、全曲披露と予告されていたニューアルバムからまだ演奏されていない曲があるから。
その曲を演奏するために、まず亮介が登場すると、Duranのみを招き、最初の出会いはアコースティックライブだったこと、酔いつぶれたDuranを亮介が介抱したことを語ると、2人だけで「ホットチョコレート」を演奏。毎作アルバムにはアコースティックの曲が収録されているが、この曲はその中でもトップクラスに優しさを感じさせる曲。「月に吠える」や「コインランドリーブルース」という名曲とは全く感触が違う。
そして、
「俺たちの明日に捧げる!」
と、大合唱を巻き起こした「シーガル」がラスト。ステージ前に柵がなく、スタッフが柵替わりとなって観客を支えていただけに、最後にそれなりの数のダイバーが出現したのは、スタッフはかなり大変そうであった。
終了後はスタッフの仕切りによる、客席をバックに写真撮影。この写真はアルバムをこの日会場で予約するとデータが貰えるらしいが、ちょっと今までの作品の会場予約特典と比べると見劣りせざるを得ない。
しかしながらメンバーはこの日は終始笑顔のままライブを終えた。それは亮介の言った、
「俺のヒーローは常に4人組だった。ようやく4人組に戻れて本当に嬉しい」
という気持ちをメンバーが全員が共有しているからこそという感じもするが、個人的にはまだアルバムに関しての手応えはわからない。前作は「ロックンロールバンド」「The Future Is Mine」というリードトラックは一聴しただけでわかるくらいの名曲ぶりだったが、まだそこまで感じる曲はない気がする。ただ、じっくり聴いたらその印象は変わるかもしれないし、聴き込んだら味が出るアルバムかもしれないだけに、すでに発表されてるツアーが対バンライブなので、追加公演で是非ワンマンをやってもらって、また収録曲全てを、ちゃんと頭に入った状態でライブで体験したいところだ。
1.GO
2.Blood Red Shoes
3.STARS
4.Rodeo Drive
5.Cigarette Roll
6.Black Eye Blues
7.スカイウォーカー
8.KIDS
9.Golden Time
10.Dancing Zombiez
11.アカネ
12.Party!!!
encore
13.ホットチョコレート
14.シーガル
Golden Time
http://youtu.be/BXn6cEXs-Gs
STARS
http://youtu.be/gyKjSYwzp0o
今回のライブは無料ライブということで、開演時間のかなり前からファンが列を作る中、ドラムの渡邉一丘は普通に校内をウロウロしているというリラックスぶり。その校内には芸術学部らしく、写真展の展示や、様々な映像作品が流れるなど、ここが芸術学部のキャンパスであることを感じさせる。
ちょっと押して17時40分頃に開場し、中に入ると、さすがに大ホールというだけあって、かなりの広さ。赤坂BLITZよりは広い。もしかしたらZeppくらいはあるかもしれない。
普段からこうしたライブや発表会などもよく行われているだろうと感じさせるのが、壁に無数に設置されたスピーカーと、およそ普通の学校の施設とは思えないくらいの天井の照明。
開場が少し押したにもかかわらず、18時ちょうどに場内が暗転すると、メンバーが登場。なんと言ってもこの日の注目は、この日の観客の多くにとっては初お披露目となる、新ギタリストのDuranの存在である。どこかRIZEのkenkenにも似た、ワイルドかつ濃い顔のビジュアルは、今日見るのが初めてとは思えないくらいに見た目的には違和感がない。
ライブはサッカーのタイアップにもなった、疾走感あふれる「GO」からスタートすると、「Blood Red Shoes」と畳み掛ける。しかしながら、Duranお披露目とともにもう一つの目玉はここから。この日のライブは、リリースを翌週に控えたニューアルバム「GOLDEN TIME」の収録曲を全曲披露するライブである。ちなみに冒頭の「GO」もアルバムには収録される。
すでにPVが公開されている、疾走感のあるストレートなギターロック「STARS」、踊れる「Rodeo Drive」、文字通りタバコについて歌われる跳ねるリズムの「Cigarettes Roll」、亮介がギターを弾かずにハンドマイクで歌うアダルトなブルースロック「Black Eyes Blues」、亮介のボーカルとDuranのコーラスが力強さを感じさせる「スカイウォーカー」と、幅広いというよりは、このバンドらしい曲ばかりなのだが、どこかこれまでと一味違うのは間違いなくDuranのギターによるもの。早くもギターソロではステージ前まで出てきて超絶テクニックを見せつけるのだが、ギターロック感の強かった前任サポートギターの曽根巧と比べると、Duranはどこかハードロックの要素を感じる。そこがこれまでの作品との違いを感じる部分だと思う。
「俺がこの校舎に通っていた時は改修中だったから、なんか全然帰ってきた感じがしない(笑)」
と、かつて通っていた学校に凱旋したものの、微妙な感想を語り、所沢校舎と所沢航空公園でインディーズ時代のアー写を撮影したこと、ベースHISAYOがかつて所沢校舎での授業に呼ばれてベースを弾いた時の先生が亮介の恩師だったという、この場所でライブをやっているからこそのエピソードを話すも、実際にこの日の客席には在校生は数えるほどしかいなかったという事態(笑)
「ここからはダンスタイムだ!」
と言っての「KIDS」からは文字通りダンスタイムに。ステージ上のミラーボールも回り出し、アルバムタイトル曲の「Golden Time」は、PVが公開されているとは言え、まだ発売前とは思えないほどの盛り上がりを見せる。
数少ない既存曲となった「Dancing Zombiez」では、Duranが口に含んだ水を客席に向かって吹き、アウトロを「Human License」のごとき濃厚セッションで、これまでよりはるかに伸ばす。
まさに「帰ってきた」という優しさに包まれる「アカネ」から、タイトルとは裏腹にそこまではっちゃけた感じではない「Party!!!」で、無料ライブというのもあってか、あっという間に本編は終了。
しかしながら確実にアンコールがあると確信していたのは、全曲披露と予告されていたニューアルバムからまだ演奏されていない曲があるから。
その曲を演奏するために、まず亮介が登場すると、Duranのみを招き、最初の出会いはアコースティックライブだったこと、酔いつぶれたDuranを亮介が介抱したことを語ると、2人だけで「ホットチョコレート」を演奏。毎作アルバムにはアコースティックの曲が収録されているが、この曲はその中でもトップクラスに優しさを感じさせる曲。「月に吠える」や「コインランドリーブルース」という名曲とは全く感触が違う。
そして、
「俺たちの明日に捧げる!」
と、大合唱を巻き起こした「シーガル」がラスト。ステージ前に柵がなく、スタッフが柵替わりとなって観客を支えていただけに、最後にそれなりの数のダイバーが出現したのは、スタッフはかなり大変そうであった。
終了後はスタッフの仕切りによる、客席をバックに写真撮影。この写真はアルバムをこの日会場で予約するとデータが貰えるらしいが、ちょっと今までの作品の会場予約特典と比べると見劣りせざるを得ない。
しかしながらメンバーはこの日は終始笑顔のままライブを終えた。それは亮介の言った、
「俺のヒーローは常に4人組だった。ようやく4人組に戻れて本当に嬉しい」
という気持ちをメンバーが全員が共有しているからこそという感じもするが、個人的にはまだアルバムに関しての手応えはわからない。前作は「ロックンロールバンド」「The Future Is Mine」というリードトラックは一聴しただけでわかるくらいの名曲ぶりだったが、まだそこまで感じる曲はない気がする。ただ、じっくり聴いたらその印象は変わるかもしれないし、聴き込んだら味が出るアルバムかもしれないだけに、すでに発表されてるツアーが対バンライブなので、追加公演で是非ワンマンをやってもらって、また収録曲全てを、ちゃんと頭に入った状態でライブで体験したいところだ。
1.GO
2.Blood Red Shoes
3.STARS
4.Rodeo Drive
5.Cigarette Roll
6.Black Eye Blues
7.スカイウォーカー
8.KIDS
9.Golden Time
10.Dancing Zombiez
11.アカネ
12.Party!!!
encore
13.ホットチョコレート
14.シーガル
Golden Time
http://youtu.be/BXn6cEXs-Gs
STARS
http://youtu.be/gyKjSYwzp0o
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