毎日弾こうテレキャスター&片道4,100円&街と大都市ツアー・関東3連戦! 出演:QOOLAND/ircle/Large House Satisfaction @千葉LOOK 10/6
- 2014/10/06
- 22:36
昨年のROCK IN JAPAN FES.の一般公募枠「RO JACK」で優勝してフェスのオープニングアクトとして出演し、今年はついに通常のアーティスト枠で出演を勝ち取った4人組ロックバンド、QOOLAND。
それから精力的にリリース&ライブを重ね、今月、今年3枚目のリリースとなるミニアルバム「街と大都市」をリリース。今年リリースした「毎日弾こうテレキャスター」「片道4,100円」とまとめてのリリースツアーである。
対バンはLarge House Satisfactionとircleという、今年の夏フェスでともに鮮烈な印象を残した2組。
トップバッターは、今年7月のMURO FESで、「演奏途中に雷警報が出て中断→ラスト1曲のために再開」という名場面を生み出した、ircle。
すでに10年選手であるが、こちらも先日、キャリア初のフルアルバム「iしかないとか」をリリースしたばかり。
19時ちょうどに4人が登場すると、しょっぱなから、とにかくエモい。それは河内健悟のボーカルとMCもそうだし、演奏もそう。「伝えたい!」んじゃなくて、「絶対に伝えてやる!」という気概に溢れまくっている。
セトリのすべてが「iしかないとか」収録曲という、最新モードでもあり、バンドのベスト的な選曲。
「ネガティブなことでも、なんかしらあんたらに刺さると思いながら演奏して、歌ってます!」
という通り、決して明るく、楽しく、みんなで騒げるというバンドでは決してない。しかし、泥臭いまでのそのエモさは、ロックバンドが好きな人なら何かしら感じるものがあると思う。
今日も最後に演奏された、MURO FESで再開後に演奏されてから、勝手に「魂の1曲」と呼んでいる「本当の事」は本当に名曲。かなり長い間、陽の目を浴びることがなかったバンドだが、フルアルバムもリリースし、ここから一気に状況が変わるような予感に満ちている。
1.ライター
2.ノーリタイア
3.セブンティーン
4.負け犬のホームラン
5.アイロニー
6.失敗作
7.本当の事
ノーリタイア
http://youtu.be/xoHqRt0XfYQ
2番手は、今年の夏はロッキンやラブシャという大型フェスに初出演を果たした、小林兄弟を中心にした、スリーピースロックンロールバンド、Large House Satisfaction。
まさにライブハウス的な「暗室」から、ドス黒いグルーヴを撒き散らし、小林兄弟の弟、要司(ボーカル&ギター)の獣の咆哮のような歌声が響き渡る。
QOOLANDとircleはリリース後だが、こちらはまさにあさって(フラゲ日は明日)、ミニアルバムがリリースというタイミングで、明日は下北沢で購入者限定ライブが行われることを賢司が告知すると、
「明日来ればタダで観れるのにここまで来てるとか頭おかしいでしょ」
と、いつものように不敵なMCをするも、観客が、
「金払ってでも見てーんだよ!」
と返し、そのミニアルバムに収録される「トワイライト」。ラブシャでもすでに披露された、月明かりの下で踊りたくなるダンスナンバー。黒さは控えめで、むしろポップさすら感じる曲。
「千葉LOOKは5年ぶりです。5年前は俺たちの客は1人もいませんでした。0人でした。終わってから怒られました(笑)
それが、今やどーですか!?」
とまたしても賢司が不敵なMCをし、しっかりとこのバンドを見に来た観客から熱い歓声を浴びると、ラストは代表曲「Traffic」から、こちらも新作に収録される「Stand by you」。こちらはロッキンで披露され、すでにPVも公開されているが、このバンドのこれまでの曲と比べると、ビックリするくらいにストレートなロックンロール。
というか、「トワイライト」しかり、この「Stand by you」しかり、ちゃんとたくさんの人に届けたいというバンド側の開いたモードを感じさせる。すでに演奏はカッコいいとしか言えないバンドなだけに、現状を一気に変えてしまうような作品になるかもしれない。
1.暗室
2.POISON
3.Phantom
4.トワイライト
5.Jah
6.Traffic
7.Stand by you
Stand by you
http://youtu.be/YB_-vvGqe5Y
そしてトリはこの日のメインのQOOLAND。菅ひであき(ベース)がマイクを通さずに挨拶しながら登場すると、「街と大都市」からの曲を3曲続けるというスタート。「志士雄」はもちろん「るろうに剣心」のあの「志士雄」だが、映画が公開されているタイミングでCD化したのはあまりにもタイムリー過ぎやしないだろうか。過去曲には「飛天御剣流」という曲もあるが、元ネタを知っているだけに面白いし、同じような物を見たりしてきたというのがわかるので、親近感が湧く。
しかしながら、さすがにリリースからまだ5日しか経っていないので、まだ観客側はしっかり曲が頭にインプットされていない感じ。(自分も含めて)これはツアーを経て、12月のファイナルの頃には変わっているだろうか。
相変わらず菅のマイクを通さない全力MC(これはでかい会場になったらどうするんだろう?)にクスクス笑いが起きると、「白夜行」からは過去曲モードで、バンドのトレードマークとも言える、平井(ボーカル&ギター)と川崎(ギター)のツインタッピングも随所に炸裂。もちろんそれも凄いのだが、それを後ろで支える、というかぶっ放しまくっている菅とタカギのリズム隊が本当に凄まじく力強い。いや、マジでなんでこんなに演奏上手いんだろうか。
「Weezer」の1stアルバムのオマージュそのものの「ブルーアルバム」から、
平井「孤独過ぎる時に20分で作った曲なので、演奏している時は孤独を感じさせないようにしてください(笑)」
と、自虐を含んだお願いをされた「ブギーサウンド」と、バンドの演奏はどんどん熱量を増し、川崎は頭をガンガン振りながら、それでも笑顔で難解なフレーズのギターを弾きまくる。
あっという間のラストの「ドクラマグラ」では、菅がモニターに乗り出してベースを弾きまくり、サビの
「笑って!」のフレーズを、文字通り笑顔で観客に歌わせて終了。
アンコールではまたも菅が全力挨拶をすると、平井の、これからのツアーに向けた意気込みMCに対して他のメンバーが平井のジェスチャーを真似しまくって、真面目な話をしているのにも関わらず、笑いが起きてしまう。
「ツアーファイナル、この世で1番オシャレな街、代官山UNIT。最後はこの世で1番オシャレなこの曲でお別れです」
と言って演奏されたのは、オシャレさが微塵もない、テンション爆発のRO JACKを制した「勝つまでが戦争」。この曲も歌詞が明らかに「ヒカルの碁」であり、ジャンプ世代にはたまらない。そんな曲で、明らかに10代の女の子達が腕を上げて熱狂しているのもまた素晴らしい光景だと思う。
これからバンドは関東をツアーで周り、他にも様々な対バンライブやイベントに出まくる。そしてツアーファイナルは12/6の代官山UNITワンマン。リリースペースがかなり速いため、10曲やっても、もっともっと聴きたいと思える曲がたくさんある。よって、物販でワンマンのチケットを購入。やはりライブがめちゃくちゃカッコいいバンドなだけに、ワンマンを観れるのは本当に楽しみ。
1.志士雄
2.区民
3.反吐と悪口
4.白夜行
5.片道4,100円
6.ブルーアルバム
7.フレンドシップさようなら
8.ブギーサウンド
9.ドクラマグラ
encore
10.勝つまでが戦争
反吐と悪口
http://youtu.be/x7ZH2IaTZIc
この日出演した3バンドは、どれも知名度、セールス、動員力において、まだまだこれからというバンド。(結構歳はいってるけど)
しかし、どれも、いずれこのキャパでは見れなくなるような可能性を充分持っている。おそらく、QOOLANDとLarge House SatisfactionはCDJにも出演するはず。ircleも可能性がないわけではないし、来年の夏は大きなフェスにも出ているかもしれない。ちょっとずつでいいから、どのバンドも大きいとこでライブを観れたらいいな。

それから精力的にリリース&ライブを重ね、今月、今年3枚目のリリースとなるミニアルバム「街と大都市」をリリース。今年リリースした「毎日弾こうテレキャスター」「片道4,100円」とまとめてのリリースツアーである。
対バンはLarge House Satisfactionとircleという、今年の夏フェスでともに鮮烈な印象を残した2組。
トップバッターは、今年7月のMURO FESで、「演奏途中に雷警報が出て中断→ラスト1曲のために再開」という名場面を生み出した、ircle。
すでに10年選手であるが、こちらも先日、キャリア初のフルアルバム「iしかないとか」をリリースしたばかり。
19時ちょうどに4人が登場すると、しょっぱなから、とにかくエモい。それは河内健悟のボーカルとMCもそうだし、演奏もそう。「伝えたい!」んじゃなくて、「絶対に伝えてやる!」という気概に溢れまくっている。
セトリのすべてが「iしかないとか」収録曲という、最新モードでもあり、バンドのベスト的な選曲。
「ネガティブなことでも、なんかしらあんたらに刺さると思いながら演奏して、歌ってます!」
という通り、決して明るく、楽しく、みんなで騒げるというバンドでは決してない。しかし、泥臭いまでのそのエモさは、ロックバンドが好きな人なら何かしら感じるものがあると思う。
今日も最後に演奏された、MURO FESで再開後に演奏されてから、勝手に「魂の1曲」と呼んでいる「本当の事」は本当に名曲。かなり長い間、陽の目を浴びることがなかったバンドだが、フルアルバムもリリースし、ここから一気に状況が変わるような予感に満ちている。
1.ライター
2.ノーリタイア
3.セブンティーン
4.負け犬のホームラン
5.アイロニー
6.失敗作
7.本当の事
ノーリタイア
http://youtu.be/xoHqRt0XfYQ
2番手は、今年の夏はロッキンやラブシャという大型フェスに初出演を果たした、小林兄弟を中心にした、スリーピースロックンロールバンド、Large House Satisfaction。
まさにライブハウス的な「暗室」から、ドス黒いグルーヴを撒き散らし、小林兄弟の弟、要司(ボーカル&ギター)の獣の咆哮のような歌声が響き渡る。
QOOLANDとircleはリリース後だが、こちらはまさにあさって(フラゲ日は明日)、ミニアルバムがリリースというタイミングで、明日は下北沢で購入者限定ライブが行われることを賢司が告知すると、
「明日来ればタダで観れるのにここまで来てるとか頭おかしいでしょ」
と、いつものように不敵なMCをするも、観客が、
「金払ってでも見てーんだよ!」
と返し、そのミニアルバムに収録される「トワイライト」。ラブシャでもすでに披露された、月明かりの下で踊りたくなるダンスナンバー。黒さは控えめで、むしろポップさすら感じる曲。
「千葉LOOKは5年ぶりです。5年前は俺たちの客は1人もいませんでした。0人でした。終わってから怒られました(笑)
それが、今やどーですか!?」
とまたしても賢司が不敵なMCをし、しっかりとこのバンドを見に来た観客から熱い歓声を浴びると、ラストは代表曲「Traffic」から、こちらも新作に収録される「Stand by you」。こちらはロッキンで披露され、すでにPVも公開されているが、このバンドのこれまでの曲と比べると、ビックリするくらいにストレートなロックンロール。
というか、「トワイライト」しかり、この「Stand by you」しかり、ちゃんとたくさんの人に届けたいというバンド側の開いたモードを感じさせる。すでに演奏はカッコいいとしか言えないバンドなだけに、現状を一気に変えてしまうような作品になるかもしれない。
1.暗室
2.POISON
3.Phantom
4.トワイライト
5.Jah
6.Traffic
7.Stand by you
Stand by you
http://youtu.be/YB_-vvGqe5Y
そしてトリはこの日のメインのQOOLAND。菅ひであき(ベース)がマイクを通さずに挨拶しながら登場すると、「街と大都市」からの曲を3曲続けるというスタート。「志士雄」はもちろん「るろうに剣心」のあの「志士雄」だが、映画が公開されているタイミングでCD化したのはあまりにもタイムリー過ぎやしないだろうか。過去曲には「飛天御剣流」という曲もあるが、元ネタを知っているだけに面白いし、同じような物を見たりしてきたというのがわかるので、親近感が湧く。
しかしながら、さすがにリリースからまだ5日しか経っていないので、まだ観客側はしっかり曲が頭にインプットされていない感じ。(自分も含めて)これはツアーを経て、12月のファイナルの頃には変わっているだろうか。
相変わらず菅のマイクを通さない全力MC(これはでかい会場になったらどうするんだろう?)にクスクス笑いが起きると、「白夜行」からは過去曲モードで、バンドのトレードマークとも言える、平井(ボーカル&ギター)と川崎(ギター)のツインタッピングも随所に炸裂。もちろんそれも凄いのだが、それを後ろで支える、というかぶっ放しまくっている菅とタカギのリズム隊が本当に凄まじく力強い。いや、マジでなんでこんなに演奏上手いんだろうか。
「Weezer」の1stアルバムのオマージュそのものの「ブルーアルバム」から、
平井「孤独過ぎる時に20分で作った曲なので、演奏している時は孤独を感じさせないようにしてください(笑)」
と、自虐を含んだお願いをされた「ブギーサウンド」と、バンドの演奏はどんどん熱量を増し、川崎は頭をガンガン振りながら、それでも笑顔で難解なフレーズのギターを弾きまくる。
あっという間のラストの「ドクラマグラ」では、菅がモニターに乗り出してベースを弾きまくり、サビの
「笑って!」のフレーズを、文字通り笑顔で観客に歌わせて終了。
アンコールではまたも菅が全力挨拶をすると、平井の、これからのツアーに向けた意気込みMCに対して他のメンバーが平井のジェスチャーを真似しまくって、真面目な話をしているのにも関わらず、笑いが起きてしまう。
「ツアーファイナル、この世で1番オシャレな街、代官山UNIT。最後はこの世で1番オシャレなこの曲でお別れです」
と言って演奏されたのは、オシャレさが微塵もない、テンション爆発のRO JACKを制した「勝つまでが戦争」。この曲も歌詞が明らかに「ヒカルの碁」であり、ジャンプ世代にはたまらない。そんな曲で、明らかに10代の女の子達が腕を上げて熱狂しているのもまた素晴らしい光景だと思う。
これからバンドは関東をツアーで周り、他にも様々な対バンライブやイベントに出まくる。そしてツアーファイナルは12/6の代官山UNITワンマン。リリースペースがかなり速いため、10曲やっても、もっともっと聴きたいと思える曲がたくさんある。よって、物販でワンマンのチケットを購入。やはりライブがめちゃくちゃカッコいいバンドなだけに、ワンマンを観れるのは本当に楽しみ。
1.志士雄
2.区民
3.反吐と悪口
4.白夜行
5.片道4,100円
6.ブルーアルバム
7.フレンドシップさようなら
8.ブギーサウンド
9.ドクラマグラ
encore
10.勝つまでが戦争
反吐と悪口
http://youtu.be/x7ZH2IaTZIc
この日出演した3バンドは、どれも知名度、セールス、動員力において、まだまだこれからというバンド。(結構歳はいってるけど)
しかし、どれも、いずれこのキャパでは見れなくなるような可能性を充分持っている。おそらく、QOOLANDとLarge House SatisfactionはCDJにも出演するはず。ircleも可能性がないわけではないし、来年の夏は大きなフェスにも出ているかもしれない。ちょっとずつでいいから、どのバンドも大きいとこでライブを観れたらいいな。

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