9mm Parabellum Bullet 「20220214」 @新宿BLAZE 2/14
- 2022/02/14
- 22:27
すでに菅原卓郎(ボーカル&ギター)と滝善充(ギター)はキツネツキで年明けにライブを行っているが、本隊である9mm Parabellum Bulletもここから2022年本格始動。
一発目のライブとなるのは、かつてTHE BAWDIESと男性限定ライブを行った会場である新宿BLAZEでの、FC会員限定ライブ。公式からはフロアライブと新アー写の撮影、さらには発売予定のアルバムからの新曲の披露もアナウンスされているのか、果たしてどんな流れのどんなライブになるのかは全く検討がつかない。
検温と消毒を経て周囲の治安がめちゃくちゃ悪いでおなじみの新宿BLAZEの中に入ると、すでに客席ど真ん中にアンプやドラムセットなどの機材がセッティングされており、通常ならステージとして使用している部分も含めて観客が360°取り囲むという形であるのだが、開演ギリギリに来場した人間の末路というべきか、特に1番入口手前側にセッティングされたドラムセットが全く見えないくらいに客席の立ち位置は埋まり切っている。
そんな中で19時を少し過ぎたあたりで場内が暗転すると、おなじみの「Digital Hardcore」がSEとして流れ、普段のライブだったら普通に観客の客席への入場口として使われている扉からメンバーが登場する。交換用の楽器などの機材もその扉の近くにおいてあるのだが、ステージ側の上手に卓郎、下手に滝、PA側というか入口側というかの上手に中村和彦(ベース)、上手にかみじょうちひろ(ドラム)という立ち位置で、それぞれが向かい合うかのような形に。ギターを肩にかけた卓郎が
「9mm Parabellum Bulletです」
とおなじみの挨拶をした瞬間に鳴らされる、こちらもおなじみの爆音。滝も和彦も楽器を掲げているというのっけからの爆裂っぷりもいつもと変わることはないが、メンバーの頭上にもカメラが設置され、卓郎と滝の間にも定点カメラ、さらには常にカメラマンがメンバーの周囲にいるというのは、このライブが本当に撮影をメインにしたものであるというのがこの段階でわかる。
爆音を鳴らしてそのまま繋がるように演奏されたのは9mmなりのインスト曲と言える「Blazing Souls」であるが、これはまず間違いなく演奏されるだろうと思っていたのはこの会場がBLAZEというタイトルに因んでいるとも言える場所であるからであるが、そのカメラがメンバーを映している様子を見ていると、これはもし早めに来てメンバーの近くにいたら映り込んでしまう可能性があるし、もしそうなってしまったらその写真や映像はまず使われないだろうということを考えると、後ろの方にいて良かったんじゃないかという妙な安堵感に包まれる。
そんな安堵感とは裏腹に、メンバーの演奏はいつも通りに、というよりもいつもよりも圧倒的に観客側との距離が近いからこその迫力で「Black Market Blues」をいつものように
「新宿BLAZEに辿り着いたぜー!」
と歌詞を変えながら演奏し、滝はステージの方に寄って行ったりしながらギターを弾きまくっているのだが、この日のポイントの一つはサポートメンバーなしでの4人だけでの演奏ということである。それはサポートがいなくても成立できるくらいに滝がかつてライブに参加できなくなってしまった原因である腕の不調から回復してきているという実にポジティブな傾向である。(近年も持ち時間が短いライブなどでは4人だけで出演する時もあるとはいえ)
今回のこのライブはFC会員限定ライブであるということは、イントロを聴いただけで、それが仮にライブアレンジのものだとしても一瞬で何の曲かわかるような剛の者ばかりが集結しているということで、「Discommunication」のライブでのイントロで手拍子が起こるタイミングの一体感も完全に最高レベルの一致っぷりであるのだが、このフロアライブの音作りなどが普段のライブとは全く違うものなんだろうな、と思うのはイントロではアンプ横の台の上に立ってギターを弾いていた、近年は喉の調子が良いライブが実に多くなっている卓郎の発声がここ最近の中では少しキツそうな気もしたのだが、それはこのメンバーの爆音が至近距離で当たってくるという今回の形式ゆえだろうか。滝も和彦も自身の立ち位置、つまりはステージ中央近くに置かれた台の上に乗って、撮影どうのという要素を全く考慮していないだろうというくらいにいつも通りの演奏の爆裂っぷりを見せてくれているだけに。
すると卓郎が観客に挨拶しながら、予告していた新曲を2曲続けて演奏することを告げ、ある意味この日のメインの一つでもある新曲が披露されるのだが、最初に演奏された新曲は昨年の9月9日にすでに披露されていた、滝のスカのように刻むギターが印象的な、9mmらしいダンスナンバー。しかしながら昨年披露した時とは歌詞が変わっており、しかもすでにその歌詞が変わったバージョンでレコーディングも終わっているという。ということはアルバム発売よりもさらに近いうちに何らかの形で音源として聴くことができるんじゃないかと思われる。歌詞をちゃんと聴き取れないのは去年聴いた時と変わらないので、どこがどう変わったのかはわからないけれど、特にサビではリズムに合わせてよりリズミカルな歌詞になっているような印象である。
で、もう1曲の方はサウンド的には歌モノサイドの9mmと言えるような曲なのだが、
「別れの季節」「桜」
というフレーズがしっかり聞こえてくるからこそ、「DEEP BLUE」収録の「君は桜」を、どこかサウンドにも歌詞にも蒼さを感じさせるのも含めて、あらゆる方向から彷彿とさせる曲である。もちろんこちらの曲もこれから変わる可能性はあるが、現状では9mmの持つ両極端な面を示している2曲だと言えるだろう。その新曲を演奏している時だけは和彦が長く伸び過ぎている髪を結いていたのが印象的だったのだが、それはやはりまだ演奏慣れしていない曲だからなのか、それともこの新曲演奏時の写真や映像が使われるとわかっていてのことなのか。それは実際に完成したものを見てみないとわからないけれど。
そもそも4人編成であることから長い時間のライブにはならないということは察知していたが、卓郎は早くもここからラストスパートに突入することを告げて、
「また今年もいろんなライブで会いましょう!」
と言って、再会を約束する曲である「名もなきヒーロー」を演奏するのだが、何度聴いても今のこの世の中の状況の中で聴く
「勝ち目が見当たらなくたって
逃げたくないから笑ってんだろ
くじけそうな 心をふるいたたせて」
というフレーズの強さたるや。この曲、このフレーズを聴くことによってまさに己の心が奮い立つのを感じるたびに、音楽は、ライブは不要不急なものなんかじゃないって思える。むしろこの状況の世界の中で生きていくために最も必要なものであるとさえ思えるというか。
そのまま間をおかずに卓郎は「新しい光」を歌い始めるのだが、こうしてメンバーの360°を観客が取り囲んでいるということは、観客の中には正対するような位置の人たちもいるということであり、だからこそ正面の人たち(自分から見るとステージに立っている人たち)がどれだけ盛り上がっているのかというのが、普段なら絶対に見ることができない位置から見ることができる。この曲でのイントロでの頭を振りまくるような姿などは特に、「こんなに激しいのか…(笑)」と思ってしまうレベル。それは和彦がキメでベースを掲げる姿を背後から見れるということよりも貴重なものであるように感じる。
そして卓郎がイントロでマラカスを持って振りまくるのはおなじみの「talking machine」で、卓郎はマラカスを振り終わるとリズムに合わせて観客を跳び上がらせる仕草を見せるのだが、ここにいた人たちはその仕草が全くなくても跳び上がっていただろうな、というくらいにこの曲のイントロアレンジがきっと体内に染み付いているのだろうし、染み付いているからこそ、
「1,2,3,4!」
のカウントでついつい声を出してしまいそうになってしまう。それは当然ながら9mmが身も心も燃え上がらせてくれるようなライブを見せてくれているからだ。特に滝はもう完全復活と言っていいんじゃないかというくらいに台の上に立って、この曲のキャッチーなギターを弾きまくっている。
その滝がゆったりとしたイントロから一気に激しくギターをかき鳴らしていくのは、もはやおなじみの終焉ソング「Punishment」であるが、最後のサビ前に最近は毎回口にしている「オイ!オイ!オイ!オイ!」という煽りがなかったのも、サポートメンバーがいないからこそ、ギターに集中しなければならないという状況ゆえであろう。
しかしながら最後にその滝と和彦が楽器をぶん回すパフォーマンスの、いつも以上に至近距離で見れているからこその迫力。それは9mmがどれだけ普段から自分たちの精神を解放して、一切の遠慮がないライブをやっているかということの証明でもあった。
演奏後にいつもとは違う方向にまで、でもいつものように丁寧にあらゆる方向にいる観客に手を振ってからステージを去っていく卓郎と和彦の姿を見て、このメンバー4人が向かい合って演奏するの、当時主流のSNSだったmixiの9mmコミュニティに一晩にして3000件以上の「かっけぇ!」「最高!」というコメントが寄せられていた、ミュージックステーションで「Revolutionary」を演奏して、お茶の間に衝撃を与えた時もこういう形で演奏してたな、ということを思い出していた。
メンバーが去っていってもアンコールを求める手拍子がずっと鳴り止まずに響いていたのだが、
「えー、本日のライブは以上で終了になります」
というアナウンスをする、聴き馴染みがありすぎる声の主は卓郎であり、しかもPAブースの中からアナウンスをしていた。
「メンバーはまだ見てないけど、良い映像が撮れたと思います」
と本人が口にしているのを見て、ああ、この日のライブはやっぱりファンクラブ限定の、ファン感謝祭的なものだったんだなと思っていた。
撮影だろうが収録だろうが9mmは変わらない。それはそれこそ前述のミュージックステーションなどをはじめとしたテレビ番組などでも示してきたことであるが、4人が揃って楽器を持てばもう収録だろうと配信だろうと何だろうと「9mmのライブ」になる。きっともうそのスイッチみたいなものが備わっているのだろう。短い時間であったが、そのこの4人での9mmの持つ魔法のようなものが確かに感じられた時間だった。
すでに結成日と言われている、恒例の3月17日のワンマンの開催も発表されているが、今年もそんな、この4人が9mmになる瞬間をたくさん見れるような世の中でありますように。
1.Blazing Souls
2.Black Market Blues
3.Discommunication
4.新曲
5.新曲
6.名もなきヒーロー
7.新しい光
8.talking machine
9.Punishment
一発目のライブとなるのは、かつてTHE BAWDIESと男性限定ライブを行った会場である新宿BLAZEでの、FC会員限定ライブ。公式からはフロアライブと新アー写の撮影、さらには発売予定のアルバムからの新曲の披露もアナウンスされているのか、果たしてどんな流れのどんなライブになるのかは全く検討がつかない。
検温と消毒を経て周囲の治安がめちゃくちゃ悪いでおなじみの新宿BLAZEの中に入ると、すでに客席ど真ん中にアンプやドラムセットなどの機材がセッティングされており、通常ならステージとして使用している部分も含めて観客が360°取り囲むという形であるのだが、開演ギリギリに来場した人間の末路というべきか、特に1番入口手前側にセッティングされたドラムセットが全く見えないくらいに客席の立ち位置は埋まり切っている。
そんな中で19時を少し過ぎたあたりで場内が暗転すると、おなじみの「Digital Hardcore」がSEとして流れ、普段のライブだったら普通に観客の客席への入場口として使われている扉からメンバーが登場する。交換用の楽器などの機材もその扉の近くにおいてあるのだが、ステージ側の上手に卓郎、下手に滝、PA側というか入口側というかの上手に中村和彦(ベース)、上手にかみじょうちひろ(ドラム)という立ち位置で、それぞれが向かい合うかのような形に。ギターを肩にかけた卓郎が
「9mm Parabellum Bulletです」
とおなじみの挨拶をした瞬間に鳴らされる、こちらもおなじみの爆音。滝も和彦も楽器を掲げているというのっけからの爆裂っぷりもいつもと変わることはないが、メンバーの頭上にもカメラが設置され、卓郎と滝の間にも定点カメラ、さらには常にカメラマンがメンバーの周囲にいるというのは、このライブが本当に撮影をメインにしたものであるというのがこの段階でわかる。
爆音を鳴らしてそのまま繋がるように演奏されたのは9mmなりのインスト曲と言える「Blazing Souls」であるが、これはまず間違いなく演奏されるだろうと思っていたのはこの会場がBLAZEというタイトルに因んでいるとも言える場所であるからであるが、そのカメラがメンバーを映している様子を見ていると、これはもし早めに来てメンバーの近くにいたら映り込んでしまう可能性があるし、もしそうなってしまったらその写真や映像はまず使われないだろうということを考えると、後ろの方にいて良かったんじゃないかという妙な安堵感に包まれる。
そんな安堵感とは裏腹に、メンバーの演奏はいつも通りに、というよりもいつもよりも圧倒的に観客側との距離が近いからこその迫力で「Black Market Blues」をいつものように
「新宿BLAZEに辿り着いたぜー!」
と歌詞を変えながら演奏し、滝はステージの方に寄って行ったりしながらギターを弾きまくっているのだが、この日のポイントの一つはサポートメンバーなしでの4人だけでの演奏ということである。それはサポートがいなくても成立できるくらいに滝がかつてライブに参加できなくなってしまった原因である腕の不調から回復してきているという実にポジティブな傾向である。(近年も持ち時間が短いライブなどでは4人だけで出演する時もあるとはいえ)
今回のこのライブはFC会員限定ライブであるということは、イントロを聴いただけで、それが仮にライブアレンジのものだとしても一瞬で何の曲かわかるような剛の者ばかりが集結しているということで、「Discommunication」のライブでのイントロで手拍子が起こるタイミングの一体感も完全に最高レベルの一致っぷりであるのだが、このフロアライブの音作りなどが普段のライブとは全く違うものなんだろうな、と思うのはイントロではアンプ横の台の上に立ってギターを弾いていた、近年は喉の調子が良いライブが実に多くなっている卓郎の発声がここ最近の中では少しキツそうな気もしたのだが、それはこのメンバーの爆音が至近距離で当たってくるという今回の形式ゆえだろうか。滝も和彦も自身の立ち位置、つまりはステージ中央近くに置かれた台の上に乗って、撮影どうのという要素を全く考慮していないだろうというくらいにいつも通りの演奏の爆裂っぷりを見せてくれているだけに。
すると卓郎が観客に挨拶しながら、予告していた新曲を2曲続けて演奏することを告げ、ある意味この日のメインの一つでもある新曲が披露されるのだが、最初に演奏された新曲は昨年の9月9日にすでに披露されていた、滝のスカのように刻むギターが印象的な、9mmらしいダンスナンバー。しかしながら昨年披露した時とは歌詞が変わっており、しかもすでにその歌詞が変わったバージョンでレコーディングも終わっているという。ということはアルバム発売よりもさらに近いうちに何らかの形で音源として聴くことができるんじゃないかと思われる。歌詞をちゃんと聴き取れないのは去年聴いた時と変わらないので、どこがどう変わったのかはわからないけれど、特にサビではリズムに合わせてよりリズミカルな歌詞になっているような印象である。
で、もう1曲の方はサウンド的には歌モノサイドの9mmと言えるような曲なのだが、
「別れの季節」「桜」
というフレーズがしっかり聞こえてくるからこそ、「DEEP BLUE」収録の「君は桜」を、どこかサウンドにも歌詞にも蒼さを感じさせるのも含めて、あらゆる方向から彷彿とさせる曲である。もちろんこちらの曲もこれから変わる可能性はあるが、現状では9mmの持つ両極端な面を示している2曲だと言えるだろう。その新曲を演奏している時だけは和彦が長く伸び過ぎている髪を結いていたのが印象的だったのだが、それはやはりまだ演奏慣れしていない曲だからなのか、それともこの新曲演奏時の写真や映像が使われるとわかっていてのことなのか。それは実際に完成したものを見てみないとわからないけれど。
そもそも4人編成であることから長い時間のライブにはならないということは察知していたが、卓郎は早くもここからラストスパートに突入することを告げて、
「また今年もいろんなライブで会いましょう!」
と言って、再会を約束する曲である「名もなきヒーロー」を演奏するのだが、何度聴いても今のこの世の中の状況の中で聴く
「勝ち目が見当たらなくたって
逃げたくないから笑ってんだろ
くじけそうな 心をふるいたたせて」
というフレーズの強さたるや。この曲、このフレーズを聴くことによってまさに己の心が奮い立つのを感じるたびに、音楽は、ライブは不要不急なものなんかじゃないって思える。むしろこの状況の世界の中で生きていくために最も必要なものであるとさえ思えるというか。
そのまま間をおかずに卓郎は「新しい光」を歌い始めるのだが、こうしてメンバーの360°を観客が取り囲んでいるということは、観客の中には正対するような位置の人たちもいるということであり、だからこそ正面の人たち(自分から見るとステージに立っている人たち)がどれだけ盛り上がっているのかというのが、普段なら絶対に見ることができない位置から見ることができる。この曲でのイントロでの頭を振りまくるような姿などは特に、「こんなに激しいのか…(笑)」と思ってしまうレベル。それは和彦がキメでベースを掲げる姿を背後から見れるということよりも貴重なものであるように感じる。
そして卓郎がイントロでマラカスを持って振りまくるのはおなじみの「talking machine」で、卓郎はマラカスを振り終わるとリズムに合わせて観客を跳び上がらせる仕草を見せるのだが、ここにいた人たちはその仕草が全くなくても跳び上がっていただろうな、というくらいにこの曲のイントロアレンジがきっと体内に染み付いているのだろうし、染み付いているからこそ、
「1,2,3,4!」
のカウントでついつい声を出してしまいそうになってしまう。それは当然ながら9mmが身も心も燃え上がらせてくれるようなライブを見せてくれているからだ。特に滝はもう完全復活と言っていいんじゃないかというくらいに台の上に立って、この曲のキャッチーなギターを弾きまくっている。
その滝がゆったりとしたイントロから一気に激しくギターをかき鳴らしていくのは、もはやおなじみの終焉ソング「Punishment」であるが、最後のサビ前に最近は毎回口にしている「オイ!オイ!オイ!オイ!」という煽りがなかったのも、サポートメンバーがいないからこそ、ギターに集中しなければならないという状況ゆえであろう。
しかしながら最後にその滝と和彦が楽器をぶん回すパフォーマンスの、いつも以上に至近距離で見れているからこその迫力。それは9mmがどれだけ普段から自分たちの精神を解放して、一切の遠慮がないライブをやっているかということの証明でもあった。
演奏後にいつもとは違う方向にまで、でもいつものように丁寧にあらゆる方向にいる観客に手を振ってからステージを去っていく卓郎と和彦の姿を見て、このメンバー4人が向かい合って演奏するの、当時主流のSNSだったmixiの9mmコミュニティに一晩にして3000件以上の「かっけぇ!」「最高!」というコメントが寄せられていた、ミュージックステーションで「Revolutionary」を演奏して、お茶の間に衝撃を与えた時もこういう形で演奏してたな、ということを思い出していた。
メンバーが去っていってもアンコールを求める手拍子がずっと鳴り止まずに響いていたのだが、
「えー、本日のライブは以上で終了になります」
というアナウンスをする、聴き馴染みがありすぎる声の主は卓郎であり、しかもPAブースの中からアナウンスをしていた。
「メンバーはまだ見てないけど、良い映像が撮れたと思います」
と本人が口にしているのを見て、ああ、この日のライブはやっぱりファンクラブ限定の、ファン感謝祭的なものだったんだなと思っていた。
撮影だろうが収録だろうが9mmは変わらない。それはそれこそ前述のミュージックステーションなどをはじめとしたテレビ番組などでも示してきたことであるが、4人が揃って楽器を持てばもう収録だろうと配信だろうと何だろうと「9mmのライブ」になる。きっともうそのスイッチみたいなものが備わっているのだろう。短い時間であったが、そのこの4人での9mmの持つ魔法のようなものが確かに感じられた時間だった。
すでに結成日と言われている、恒例の3月17日のワンマンの開催も発表されているが、今年もそんな、この4人が9mmになる瞬間をたくさん見れるような世の中でありますように。
1.Blazing Souls
2.Black Market Blues
3.Discommunication
4.新曲
5.新曲
6.名もなきヒーロー
7.新しい光
8.talking machine
9.Punishment
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