NO NUKES 2014 出演:ACIDMAN,BRAHMAN @Zepp Divercity 10/1
- 2014/10/02
- 09:02
昨日、一昨日に続いてのZepp DiverCityでのNO NUKESもいよいよ最終日。この日はACIDMANとBRAHMANという、これまで人間の本質を音楽にしてきた、このイベントではおなじみの2組。
開演前、BRAHMANの物販が3日間で最長の列を生み出している(最後尾は2階席まで伸びてる)中、この日も様々な脱原発のアクションを起こしているブースが並んでいる。
この日の先攻は、まさかのBRAHMAN。(アンコールないから先なのか?)スクリーンに
「NO WAR,NO NUKES,HARDCORE SOUL」
などの文字が並ぶ映像が流れる中、先にMAKOTO、KOHKI、RONZIの3人が登場し、「超克」のラストに収録されている「虚空ヲ掴ム」の演奏が始まると、まさにハードコアパンクスというようなモヒカンヘアーになったTOSHI-LOWが登場し、「ウォー」という勇壮なコーラスを響かせる。
「失くし続けてこそ手に入るものがある。国はなんにもしてくれねぇ。自分で目覚めるしかねぇ。それでも、楽しく。BRAHMAN、始めます!」
とのTOSHI-LOWの前口上から、次々と曲を連発。TOSHI-LOWはいつものようにステージ上を暴れまわりながら歌い、マイクスタンドを放り投げると、MAKOTOもマイクスタンドを蹴り倒すが、本当にメンバー4人の演奏や、意思そのものが渾然一体となって響いてくる。(ややサウンドにノイズが混じってた気もするが)
このイベントはロッキンオンが企画しているライブだが、ダイブ禁止ではないので、当然ながらダイバーが続出。しかし、新曲の「汀に咲く」と「FAR FROM…」は一転して聴かせる展開。TOSHI-LOWの歌詞(特に日本語歌詞)はどれも詩的で素晴らしいが、その素晴らしい歌詞を噛み締めながら聴くことができる。
再びラウドに振り切った「遠国」を終えると、「警醒」でいつものようにTOSHI-LOWが客席に飛び込む。いつもよりもかなり流され気味(あまりにダイバーが多すぎて支えきれなかったせいか)で、時折姿が見えなくなったりする中、曲が終わると、客席がちょっと荒れ気味。TOSHI-LOWも思わず、
「喧嘩すんなって」
と諌めながら、客の上ではなく、柵にもたれてのMC。
「楽しいNO NUKESの中、坂本龍一と難波章浩が水に流されて亡くなって、御愁傷様でした(笑)黙祷!…死んでないの?しぶといねぇ(笑)」
「ここに来るまでに、みんなにわかりやすく科学的な原発の説明をしようと思って、勉強してきたんだけど、来るまでに全部忘れてしまったので、明治薬科大学で放射線について学んだACIDMANの大木が、頭の中の放射線に対する豊かな知識と、帽子の中の決して多くはない髪の毛で説明してくれます(笑)」
と、仲が良い仲間だからこそ言える掴みから、
「ボランティアに行くと、やれ偽善者だって言われるけど、正しいか正しくないか、善か悪かなんて、その時の権力者によっていくらでも変わっちまう。俺の今の基準は、楽しいか楽しくないか。だから、今年の夏の楽しかった話をしようかな」
と言うと、福島第一原発から20km離れてないところで行われた騎馬武者フェスで、友達みんなと離れ離れになった高校生が、「大学出たらこの街に戻ってきます」と話してくれたこと。
震災後に仮設住宅で弾き語りをやったら、終わったあとにおばあちゃん達がサインを待ってならんでくれたこと。その時に妊婦さんのお腹を撫でたら、生まれた子供を連れてライブに来てくれたこと。
福島第一原発で午前中に作業をしてきた作業員の人たちとみんなで盆踊りを踊ったこと。
と、今年の夏に被災地で出会った人たちとの楽しかった思い出を話し、
「事故を起こした原発、楽しくねぇ。なんもしない国や電力会社、楽しくねぇ。楽しいか、楽しくないかは自分で決めろ」
と言って、この日もスクリーンに福島第一原発で作業する作業員の人たちの映像が映った、「鼎の問」へ。このイベントで聴くこの曲はやはり特別。考えること、いろいろ多いけど、この映像を見ると、やはり自分は原発の再稼働を認めるわけにはいかないと思う。
そしてラストは再びダイバー続出の「初期衝動」で終了。BRAHMANの震災後のライブがこんなにも人間として考えさせられるのは、メンバーが実際に被災地に行ったり、そこに住む人たちと話したり、一緒に活動したりしているからこそ。ゴッチもそうだけど、そういう人の言葉にはこれ以上ない説得力がある。でも、誰にもできることでもない。もともと、言葉の人であるTOSHI-LOWだからこそ。
「こんなイベント、とっととなくなっちまえばいいんだ」
と言っていたが、このイベントがなくなるまでは、またこうしてこのイベントでこのバンドのライブを見ていたい。
1.虚空ヲ掴ム
2.THE ONLY WAY
3.賽の河原
4.THE VOID
5.DOUBLE-BLINE DOCUMENTS
6.SPECULATION
7.露命
8.BEYOND THE MOUNTAIN
9.SEE OFF
10.BASIS
11.汀に咲く
12.FAR FROM…
13.遠国
14.警醒
15.鼎の問
16.初期衝動
鼎の問 (Live at Peace On Earth)
http://youtu.be/PoTtRK63t6M
そして、この三日間を締めくくるトリは、このイベントに毎回出演しているACIDMAN。
いつものSEで手拍子に導かれてメンバーが登場すると、大木がギターを弾きながらの
「何を手に入れた?」
というリフレインによる、「リピート」からスタート。
「失くしてまた繰り返して」
という曲中のフレーズは図らずも、BRAHMANのTOSHI-LOWの前口上と同じ内容である。ちなみにサトマのキャップはこの曲の途中で早くも吹っ飛ぶ。
「ACIDMANです。最高の一日にしましょう。盛り上がって行くぞ!」
と大木が言うと、「造花が笑う」「アイソトープ」と、アッパーな曲が続いてのキャッチーかつダンサブルな「FREE STAR」と、ACIDMANのど真ん中と言えるような選曲。
熾烈とも言えるBRAHMANのライブのあとの順番というのはどんなミュージシャンにとっても非常にやりにくいものだと思うが、この日はそれを心からわかっているというか、むしろバトンをしっかり受け取っているかのようなテンションの高さとアンサンブルの凄まじさ。普段はステージ上ではあまり口を開かないサトマも、
「今日、みんなが来てくれて本当に嬉しいよ!」
と叫べば、大木も、
「さっきの人が余計なこと言ったから喋りづらくなっちゃったね(笑)
楽屋でTOSHI-LOWさんに、明治薬科大学なの?って言われて、そうですよ、って言って。放射線とか勉強したの?って言われたから、詳しくはないですけど、一応授業は受けました、って言ったら、めちゃくちゃ放射線に詳しいってことにされて(笑)
あと、俺ハゲてないからね(笑)まぁいつかはハゲるけど、まだハゲてはいない。ハゲたら帽子被るのやめるから(笑)」
とTOSHI-LOWのMCに対するアンサーを返し、
「俺も詳しいことはわからないし、インディーズの時から世話になってる人が福島で避難しているから、その人のところに行って線量計で測ったりすることくらいしかしてないけど…。やっぱり原発は怖い。
経済が大事なのはわかる。お金は大事だからね。でもそのお金を作るのは人間。で、その人間が住める場所がなくなっていくなんてのは本末転倒で。こういうのを綺麗事だ、って言う人もいるんだろうけど、ミュージシャンが綺麗事言わねーで誰が言うんだよ!」
と、自身の原発に対するスタンスを改めて示し、
「そのインディーズ時代から世話になってる人と一緒に作った曲です」
と「赤燈」へ。さらに「アルケミスト」と、ACIDMANならではの、3人だけで奏でる壮大な曲が続く。
大木「なんか、さっきのMCで硬くなっちゃった?別に構える必要ないからね。政治的な集まりでもないし。ただ、NO NUKES!って言いたいだけだから」
サトマ「終わったあとに今日は硬かったって言われるのもなんかねぇ」
イチゴ「尊敬する、大先輩であるBRAHMANのあとにライブできて…楽しい。
これ、TOSHI-LOWさんの言い方の真似(笑)」
大木「ICHI-LOWさん?(笑)」
と、シリアスなMCもしたが、あくまでも楽しいライブにしようとするメンバーの気遣いが伝わる。
そして、
「太陽光発電で録音した曲があるんですが、本当に音が良いんです。ミュージシャンだからわかるっていうレベルじゃない」
と紹介された「EVERLIGHT」、さらに「Stay in my hand」と近年のシングル曲を続け、ラストはやはり「ある証明」で終了。
アンコールでは再び大木の真摯なMC(自分で「ごめん、長くなっちゃった」と言っていたが)から、壮大な曲が多いACIDMANの中でも最も壮大な「ALMA」を、今こうしてここで生きていることを祝福するかのように鳴らして終了。
本当に気合いが漲った、素晴らしいライブだった。最初はBRAHMANで締めるものかと思っていたけど、ACIDMANがトリで本当に良かった。シリアスなMCも多かったけど、こうしてライブを見るとやっぱり、楽しかったって思える。出たばかりのシングル曲「世界が終わる夜」をやらなかったのは意外だったけど。
1.リピート
2.造花が笑う
3.アイソトープ
4.FREE STAR
5.赤燈
6.アルケミスト
7.EVERLIGHT
8.Stay in my hand
9.ある証明
encore
10.ALMA
EVERLIGHT
http://youtu.be/8ugTtLCNNHE
今年、1番印象的だったのは、斉藤和義、細美さん、ゴッチ、TOSHI-LOWなど、みんなが「楽しく」と口にしていたこと。確かに、ロックファン、音楽ファンとしての戦い方はそれなのかもしれない。現に、デモ行った時は楽しくなかったけど、この三日間は楽しかった。
でも、やっぱり「NO NUKES」と口にすることに逡巡が全くないわけではない。でも、自分の人生を支え続けてきた人たちの音楽や言葉、そして自分と同じような思いを持ってこのイベントに集まった人たちの存在が、自分の背中を押して、引っ張ってくれる。死ぬまで、諦めてたまるか。
開演前、BRAHMANの物販が3日間で最長の列を生み出している(最後尾は2階席まで伸びてる)中、この日も様々な脱原発のアクションを起こしているブースが並んでいる。
この日の先攻は、まさかのBRAHMAN。(アンコールないから先なのか?)スクリーンに
「NO WAR,NO NUKES,HARDCORE SOUL」
などの文字が並ぶ映像が流れる中、先にMAKOTO、KOHKI、RONZIの3人が登場し、「超克」のラストに収録されている「虚空ヲ掴ム」の演奏が始まると、まさにハードコアパンクスというようなモヒカンヘアーになったTOSHI-LOWが登場し、「ウォー」という勇壮なコーラスを響かせる。
「失くし続けてこそ手に入るものがある。国はなんにもしてくれねぇ。自分で目覚めるしかねぇ。それでも、楽しく。BRAHMAN、始めます!」
とのTOSHI-LOWの前口上から、次々と曲を連発。TOSHI-LOWはいつものようにステージ上を暴れまわりながら歌い、マイクスタンドを放り投げると、MAKOTOもマイクスタンドを蹴り倒すが、本当にメンバー4人の演奏や、意思そのものが渾然一体となって響いてくる。(ややサウンドにノイズが混じってた気もするが)
このイベントはロッキンオンが企画しているライブだが、ダイブ禁止ではないので、当然ながらダイバーが続出。しかし、新曲の「汀に咲く」と「FAR FROM…」は一転して聴かせる展開。TOSHI-LOWの歌詞(特に日本語歌詞)はどれも詩的で素晴らしいが、その素晴らしい歌詞を噛み締めながら聴くことができる。
再びラウドに振り切った「遠国」を終えると、「警醒」でいつものようにTOSHI-LOWが客席に飛び込む。いつもよりもかなり流され気味(あまりにダイバーが多すぎて支えきれなかったせいか)で、時折姿が見えなくなったりする中、曲が終わると、客席がちょっと荒れ気味。TOSHI-LOWも思わず、
「喧嘩すんなって」
と諌めながら、客の上ではなく、柵にもたれてのMC。
「楽しいNO NUKESの中、坂本龍一と難波章浩が水に流されて亡くなって、御愁傷様でした(笑)黙祷!…死んでないの?しぶといねぇ(笑)」
「ここに来るまでに、みんなにわかりやすく科学的な原発の説明をしようと思って、勉強してきたんだけど、来るまでに全部忘れてしまったので、明治薬科大学で放射線について学んだACIDMANの大木が、頭の中の放射線に対する豊かな知識と、帽子の中の決して多くはない髪の毛で説明してくれます(笑)」
と、仲が良い仲間だからこそ言える掴みから、
「ボランティアに行くと、やれ偽善者だって言われるけど、正しいか正しくないか、善か悪かなんて、その時の権力者によっていくらでも変わっちまう。俺の今の基準は、楽しいか楽しくないか。だから、今年の夏の楽しかった話をしようかな」
と言うと、福島第一原発から20km離れてないところで行われた騎馬武者フェスで、友達みんなと離れ離れになった高校生が、「大学出たらこの街に戻ってきます」と話してくれたこと。
震災後に仮設住宅で弾き語りをやったら、終わったあとにおばあちゃん達がサインを待ってならんでくれたこと。その時に妊婦さんのお腹を撫でたら、生まれた子供を連れてライブに来てくれたこと。
福島第一原発で午前中に作業をしてきた作業員の人たちとみんなで盆踊りを踊ったこと。
と、今年の夏に被災地で出会った人たちとの楽しかった思い出を話し、
「事故を起こした原発、楽しくねぇ。なんもしない国や電力会社、楽しくねぇ。楽しいか、楽しくないかは自分で決めろ」
と言って、この日もスクリーンに福島第一原発で作業する作業員の人たちの映像が映った、「鼎の問」へ。このイベントで聴くこの曲はやはり特別。考えること、いろいろ多いけど、この映像を見ると、やはり自分は原発の再稼働を認めるわけにはいかないと思う。
そしてラストは再びダイバー続出の「初期衝動」で終了。BRAHMANの震災後のライブがこんなにも人間として考えさせられるのは、メンバーが実際に被災地に行ったり、そこに住む人たちと話したり、一緒に活動したりしているからこそ。ゴッチもそうだけど、そういう人の言葉にはこれ以上ない説得力がある。でも、誰にもできることでもない。もともと、言葉の人であるTOSHI-LOWだからこそ。
「こんなイベント、とっととなくなっちまえばいいんだ」
と言っていたが、このイベントがなくなるまでは、またこうしてこのイベントでこのバンドのライブを見ていたい。
1.虚空ヲ掴ム
2.THE ONLY WAY
3.賽の河原
4.THE VOID
5.DOUBLE-BLINE DOCUMENTS
6.SPECULATION
7.露命
8.BEYOND THE MOUNTAIN
9.SEE OFF
10.BASIS
11.汀に咲く
12.FAR FROM…
13.遠国
14.警醒
15.鼎の問
16.初期衝動
鼎の問 (Live at Peace On Earth)
http://youtu.be/PoTtRK63t6M
そして、この三日間を締めくくるトリは、このイベントに毎回出演しているACIDMAN。
いつものSEで手拍子に導かれてメンバーが登場すると、大木がギターを弾きながらの
「何を手に入れた?」
というリフレインによる、「リピート」からスタート。
「失くしてまた繰り返して」
という曲中のフレーズは図らずも、BRAHMANのTOSHI-LOWの前口上と同じ内容である。ちなみにサトマのキャップはこの曲の途中で早くも吹っ飛ぶ。
「ACIDMANです。最高の一日にしましょう。盛り上がって行くぞ!」
と大木が言うと、「造花が笑う」「アイソトープ」と、アッパーな曲が続いてのキャッチーかつダンサブルな「FREE STAR」と、ACIDMANのど真ん中と言えるような選曲。
熾烈とも言えるBRAHMANのライブのあとの順番というのはどんなミュージシャンにとっても非常にやりにくいものだと思うが、この日はそれを心からわかっているというか、むしろバトンをしっかり受け取っているかのようなテンションの高さとアンサンブルの凄まじさ。普段はステージ上ではあまり口を開かないサトマも、
「今日、みんなが来てくれて本当に嬉しいよ!」
と叫べば、大木も、
「さっきの人が余計なこと言ったから喋りづらくなっちゃったね(笑)
楽屋でTOSHI-LOWさんに、明治薬科大学なの?って言われて、そうですよ、って言って。放射線とか勉強したの?って言われたから、詳しくはないですけど、一応授業は受けました、って言ったら、めちゃくちゃ放射線に詳しいってことにされて(笑)
あと、俺ハゲてないからね(笑)まぁいつかはハゲるけど、まだハゲてはいない。ハゲたら帽子被るのやめるから(笑)」
とTOSHI-LOWのMCに対するアンサーを返し、
「俺も詳しいことはわからないし、インディーズの時から世話になってる人が福島で避難しているから、その人のところに行って線量計で測ったりすることくらいしかしてないけど…。やっぱり原発は怖い。
経済が大事なのはわかる。お金は大事だからね。でもそのお金を作るのは人間。で、その人間が住める場所がなくなっていくなんてのは本末転倒で。こういうのを綺麗事だ、って言う人もいるんだろうけど、ミュージシャンが綺麗事言わねーで誰が言うんだよ!」
と、自身の原発に対するスタンスを改めて示し、
「そのインディーズ時代から世話になってる人と一緒に作った曲です」
と「赤燈」へ。さらに「アルケミスト」と、ACIDMANならではの、3人だけで奏でる壮大な曲が続く。
大木「なんか、さっきのMCで硬くなっちゃった?別に構える必要ないからね。政治的な集まりでもないし。ただ、NO NUKES!って言いたいだけだから」
サトマ「終わったあとに今日は硬かったって言われるのもなんかねぇ」
イチゴ「尊敬する、大先輩であるBRAHMANのあとにライブできて…楽しい。
これ、TOSHI-LOWさんの言い方の真似(笑)」
大木「ICHI-LOWさん?(笑)」
と、シリアスなMCもしたが、あくまでも楽しいライブにしようとするメンバーの気遣いが伝わる。
そして、
「太陽光発電で録音した曲があるんですが、本当に音が良いんです。ミュージシャンだからわかるっていうレベルじゃない」
と紹介された「EVERLIGHT」、さらに「Stay in my hand」と近年のシングル曲を続け、ラストはやはり「ある証明」で終了。
アンコールでは再び大木の真摯なMC(自分で「ごめん、長くなっちゃった」と言っていたが)から、壮大な曲が多いACIDMANの中でも最も壮大な「ALMA」を、今こうしてここで生きていることを祝福するかのように鳴らして終了。
本当に気合いが漲った、素晴らしいライブだった。最初はBRAHMANで締めるものかと思っていたけど、ACIDMANがトリで本当に良かった。シリアスなMCも多かったけど、こうしてライブを見るとやっぱり、楽しかったって思える。出たばかりのシングル曲「世界が終わる夜」をやらなかったのは意外だったけど。
1.リピート
2.造花が笑う
3.アイソトープ
4.FREE STAR
5.赤燈
6.アルケミスト
7.EVERLIGHT
8.Stay in my hand
9.ある証明
encore
10.ALMA
EVERLIGHT
http://youtu.be/8ugTtLCNNHE
今年、1番印象的だったのは、斉藤和義、細美さん、ゴッチ、TOSHI-LOWなど、みんなが「楽しく」と口にしていたこと。確かに、ロックファン、音楽ファンとしての戦い方はそれなのかもしれない。現に、デモ行った時は楽しくなかったけど、この三日間は楽しかった。
でも、やっぱり「NO NUKES」と口にすることに逡巡が全くないわけではない。でも、自分の人生を支え続けてきた人たちの音楽や言葉、そして自分と同じような思いを持ってこのイベントに集まった人たちの存在が、自分の背中を押して、引っ張ってくれる。死ぬまで、諦めてたまるか。
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